Windows 11にアップグレードするべきか?メリット・デメリットを解説
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Windows 11にアップグレードするべきか?メリット・デメリットを解説
基礎知識
アンドエンジニア編集部
2022.06.08
この記事でわかること
Windows 10は、2025年10月にサポート終了となりますのでいずれOS切り替えの検討が必要です
Windows 11のメリットは、バージョンアップ適用で適宜サポート期間が延長されることです
無償アップグレードに対応し、今後も機能追加が予定されています

Windows 11へアップグレードするメリット

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2021年10月にWindows 11が正式リリースされ、ある程度月日が経ったことでアップグレードについてさまざまな意見が見えてきました。ここでは、改めてWindows 11にアップグレードすべきかメリットについて考えてみます。以下が代表的なWindows 11のメリットです。

無償アップグレードに対応 アップグレード要件に合うPCは無償でアップグレード可能です。アップグレードにより最新テクノロジーが実装されたモダンOSを継続使用することができます。

サポート期間の延長 すでにWindows 10をお使いの方は、2025年10月にサポート終了となりますのでOS切り替えの検討が必要です。Windows 11では年に1回のバージョンアップを適用することで適宜サポート期間が延長されます。

操作性の向上 スタート画面・タスクバーのレイアウト変更により、スタンドアロンPCとしてもタブレット端末としても違和感なく操作ができます。

機能追加を予定 近日中にAndroidアプリを動作させることが可能となり、今後も機能追加が予定されています。

【参考】:Microsoft:Windows11

素朴な疑問・何が変わったのか?

Windows 11はWindows 10と比べて何が変わったのでしょうか?ここが大多数の方の興味のポイントかと思います。以下が代表的な変更点です。

スタートメニュー Windowsで代表的な機能であるスタートメニューですが、従来の左下からセンターに配置変更されています。昨今のスマホ・タブレットの操作に近づけて操作感を統一させました。表示されるアプリもピン止めを外して自分仕様にカスタマイズできます。

タスクバー アイコンがデフォルト設定としてセンター配置されます。そのほか登録アプリを見直し、Microsoft Teamsが統合されました。

ウィジェット ウィジェットがスタートメニューから分離され、単独で開きます。スタートメニューの表示が不要の方にはスッキリした表示になります。

エクスプローラー アイコンデザインが変更され、表示されるメニューも調整されています。同様に右クリックしたときの編集項目がアイコン表示に変更となっています。

スナップレイアウト ウィンドウズ画面のサイズと位置を調整するために、ポップアップメニューが表示されレイアウト方法を選択することができます。最大化アイコン上にカーソルを合わせると表示されます。

Androidアプリ 2022年2月リリースで準備中の機能です。Microsoft StoreからAndroidアプリがインストール・実行可能となります。

【参考】:Microsoft:Windowsの比較表

素朴な疑問・無理にアップデートする必要があるのか?

多くのユーザは、様子を見るべきなのかバージョンアップのタイミングを見計らっています。この点は先に述べたメリットを重視するのか、後述するデメリットを優先するのか個々の優先順位と判断によるでしょう。

もちろんPCの寿命により購入を予定されている方は、Windows 11対応の最新機種から選択できますので、迷わずWindows 11を候補とするのが良いでしょう。

無償アップグレード期間はいつまで?

Windows 11への無償アップグレードがいつまでなのかについては、公式に明言されていませんが、Microsoftは「無料アップグレードのサポートをいずれ終了するが、2022年10月5日より前になることはない」としています。つまり無償でアップグレードできる期間の猶予は、2022年10月5日までです。

今後変更される場合も考えられるので、遅くても9月末までには終了させておきましょう。また、定期的に無償アップグレードがいつまでなのかをチェックしておいてください。

【参考】:Microsoft:Windows11

Windows 11は評判が悪い?「アップデートしないほうがいい」の声

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Windows 11へのアップグレードについてはさまざまな声が挙がっています。先ほど挙げたメリットの反面、「アップデートしないほうがいい」と言われるようなデメリットも目立ちます。ここでは、どのようなデメリットがあるのかまとめました。

Windows 11のデメリット

Windows 11は多くのメリットがあるものの、以下の制限をデメリットと考え、総合的に判断するのが良いでしょう。

システム要件 Windows 11は、インストールするための最小システム要件が見直されており、旧世代のPCではサポートされない可能性が高いです。Windows 10をお使いの方は「互換性の確認」から「PC 正常性チェック アプリ」をダウンロードし、実行することでアップグレード対象か確認できます。

【参考】:Windows 11 の仕様、機能、コンピューターの要件を確認する 【参考】:互換性の確認

特にプロセッサの対応世代とTPM2.0搭載は条件として規定されており、旧世代のPCユーザは買い直しとなる場合もあります。

インストール要件 Windows 11 Home Editionでは、インターネット接続とMicrosoftアカウントでサインインする必要があります。従来のオフライン使用やローカルアカウントで設定していた場合は、見直しが求められます。

アプリケーションサポート Windows 10と大きく異ならないものの、アプリの互換性問題は気になるポイントです。登場してからまだサポートされていないアプリケーションやモジュールも見られます。この辺はご利用のパッケージやライブラリの要件を確認しておく必要があります。

ゲーム性能の低下

Windows 11にデフォルトで搭載されているVBS(Virtualization-Based Security)というセキュリティ機能をONにすることでゲーム性能が低下する、との意見が挙がっています。

これにより、PCゲームのパフォーマンスが数十%低下するという見解がありますが、Windows10からWindows11にアップデートした際にはVBSが自動でONになることはないため、新しくPC購入する場合を除いて、あまり心配はいりません。ちなみに、VBSのON/OFFはレジストリとBIOSの設定によって切り替えが可能です。

そもそもMicrosoftはWindows 11において、「DirectX12 Ultimate」「Auto HDR」「DirectStorage」などのテクノロジーを搭載することで、これまでにないゲーム性能の向上を提供できると銘打っています。VBSをOFFにしていれば、これらの性能を低下させることなく、快適なゲーミングライフを送れるでしょう。

Windowsの歴史

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Windowsが世に出てからもうすぐ40年になろうかというほど歴史は長く、WindowsはクライアントPC(パソコン)を中心に使われ続けています。最初の世代(Windows 1.x〜3.x)ではDOS(ディスクオペレーティングシステム)上で動作するGUIとして利用されていました。

その後Windows NTとしてアーキテクチャを刷新して登場しましたが、Windows 95やWindows 98のブームの下にGUI前提のOSに再編され、後にWindows XPとして統合されていきました。

さらにWindows Vista・Windows 7・Windows 8とバージョンアップを経て、現在のWindows 10やWindows 11へと進化します。Windowsの進化と変化への対応は、PC利用を身近なものにしてくれました。

マイクロソフト概要

マイクロソフトとは、GAFAM(Google・Apple・Facebook・Amazon・Microsoft)と言われるIT業界を代表する企業です。PC用のBASICやDOS(ディスクオペレーティングシステム)から事業を始め、開発言語やオフィス製品に事業を拡大していきました。

現在は、クライアントソフトウェアからサーバーソフトウェアあるいはハードウェア(PC、タブレット)まで手がけており、パブリッククラウドサービス事業を含む総合ITベンダーと位置づけられています。Windowsはその事業を支える土台のような製品です。

事実、Windows 11への投資はWindows 10より多くのリソースをつぎ込んでおり、継続注力している事業領域となります。

Windowsのサポートとバージョンの確認方法

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Windowsのサポートはマイクロソフト社の製品サポートに従っており、固定ライフサイクルポリシーとモダンライフサイクルポリシーに大別されます。詳細は以降でお話しします。

【参考】:ライフサイクルに関する FAQ - Windows

WindowsのOSバージョンの確認方法は、Windows 8.1以降は「Windowsロゴ」+「R」で「ファイル名を指定して実行」がポップアップします。そこで「名前」入力フィールドに「winver」と入力し、「OK」をクリックします。

詳細確認はWindows 10・11では「スタート」「設定」「システム」「バージョン情報」をクリックします。

【参考】:使用中の Windows オペレーティング システムのバージョンを確認する

Windows OSバージョンを確認し、適切なサポートが受けられるよう維持しておきましょう。

Windowsのライフサイクルポリシー

Windowsのライフサイクルポリシーはマイクロソフト社のサポートポリシーにしたがって、以下の様に設定されています。以前は固定ライフサイクルポリシーでしたが、Windows 10からモダンライフサイクルポリシーを採用しています。

固定ライフサイクルポリシー 固定ライフサイクルポリシーは製品発売日を基準としています。少なくとも5年間程度の通常サポートを行い、これをメインストリームサポートと言います。一部の製品は延長サポートという追加期間が設定され、セキュリティパッチ等が提供されます。

例えばWindows 8.1は2013年11月にライフサイクルが開始され、メインストリームサポートが2018年1月まで続きました。現在は延長サポートフェーズとなっており、2023年1月で終了予定です。

モダンライフサイクルポリシー モダンライフサイクルポリシーは、製品発売日を基準とせずに継続的なサービスとサポートが受けられる考え方です。この場合更新条件を満たすソフトウェアアップデートを適用することで更なるサポート期間が提供されます。

例えばWindows 10 Home and Proは、ライフサイクル開始が2015年7月でメインストリームサポート終了は2025年10月を予定しています。Windows 10は定期的にバージョンアップを行っていますので、前バージョンのVersion 20H2は2022年5月に終了予定です。それ以前のバージョンはサポート終了となっています。

Version 21H1は2022年12月終了を予定しております。Version 21H2からは半期チャネルではなく、一般チャネルとして年に1度更新バージョンがリリースされる予定です。

【参考】:Windows 10 リリース情報

Windows 11は、Windows 10同様モダンライフサイクルポリシーに従います。1年に1回のリリースを予定しており、最新バージョンをインストールすることで継続的なサポートを受けることができます。

Windows 8.1からのアップグレード

Windows 8.1は、2023年1月に延長サポートが終了しますので、Windows 8.1に留まるメリットはないと考えます。アプリケーションがWindows 11に対応するのであれば、アップグレードをおすすめします。

しかしながらWindows 8.1のPCの場合は、Windows 11のアップグレード要件に対応できない可能性が高いと想定できます。取り急ぎ可能であれば、サポート延長目的としてWindows 10にアップグレードしておくか、Windows 11対応PCを新規購入するのが無難です。

Windows 10からのアップグレード

Windows 10の場合は、アプリケーション環境含めて現役であるWindows 10を使い続けるメリットもあるでしょう。2025年10月サポート終了まで使い続けて、PC入れ替えのタイミングでWindows 11対応PCを新規調達してもよいでしょう。

また、Windows 10の次の年次アップデートを待ってWindows 11へのバージョンアップを検討するのもおすすめです。

Windows 11の新規機能追加に期待しましょう

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Windows 10は2025年10月までサポート継続されますが、新規機能追加に関しては徐々にWindows 11に限定されることもあり得ます。

一般ユーザの視点ではWindows 10に留まることもありますが、ITエンジニアとしてはWindows 11の新規機能を積極的に試してみることも有効だと考えます。自身のスキルアップをかねてバージョンアップグレードを進めてみてはいかがでしょうか。

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