Windows11でスクリーンショットができない?やり方やショートカットを解説
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Windows11でスクリーンショットができない?やり方やショートカットを解説
アンドエンジニア編集部
2024.02.21
この記事でわかること
Windows11のスクリーンショット撮影のショートカットの使い方
Windows11標準のスクリーンショットツール「Snipping Tool」の基本操作の方法
「Snipping Tool」を利用した時間差でのスクリーンショット撮影方法

Windows11でスクリーンショットを撮る

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パソコン上でスクリーンショット(画面のキャプチャ)を撮りたい場面があります。マニュアルの作成、提案書や報告資料の作成、操作手順書の作成、SNS上での画像の共有など目的はさまざまです。

この記事では、Windows11でスクリーンショットを撮る効果的な方法について解説します。

Windows11には大きく分けて5種類のスクリーンショット機能が用意されています。それらの機能を上手に使う方法、コツなどを紹介しますので、ぜひ皆さんの仕事や趣味に生かしてください。

スクリーンショットとは

スクリーンショット(通称:スクショ)は、パソコンやスマホなどのディスプレイに表示されたものを、そのまま画像データとして取り込む操作のこと、取り込まれた画像データ、画像形式のファイルのことです。

スクリーンショット以外にスクリーンキャプチャ、スクリーンダンプなどとも呼ばれています。スクリーンショットは画面の解像度や画像ファイルの形式によっては画質が劣化することがあります。

美しいスクリーンショットにこだわる方は、画面の解像度を上げる、画像ファイルはPNG形式で保存するといった対応が必要です。

Snipping Toolとは

Windows11にはスクリーンショットを撮るための標準ツールとして、Snipping Toolがあります。 

Snipping Toolはマウスやポインティングデバイス(マウスやタッチパネル、タッチパッドなど)を用いて画面上の特定の範囲のスクリーンショットを切り取り、取り込むツールWindows専用のツールです。Windows XP以降に登場し、Windows7やWindows8では標準ツールとして提供されました。

Windows 10では一時期、「切り取り & スケッチ」に置き換わりましたが、Windows11から再び名称がSnippingToolに戻っています。

【参考】:Snipping Tool を使ってスクリーン ショットをキャプチャする|Microsoft

Widows11 スクリーンショット撮影ショートカット5選

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スクリーンショットはできるだけ素早く、簡単に撮りたいものです。それにはショートカットの利用がおすすめです。これから、Windows11でショートカットを利用してスクリーンショットを撮る5種類の方法について紹介します。

1.[PrintScreen]全画面をクリップボードに保存

[PrintScreen]はパソコンのキーボードの右上にあるボタンで、多くのパソコンでは[Prt Sc]と表示されています。このボタンを押すと、モニターに表示されている画面全体がキャプチャされ、クリップボードに記憶されます。

次に、この画像を貼り付けたいアプリ、たとえばPaint、WordやExcel、PowerPointなどを起動し、貼り付けて使用します。[Ctrl]+[V]キーで、スクリーンショットをそれぞれのアプリ画面に貼り付けることができます。[PrintScreen]ではデュアルディスプレイの場合は2台目以降の画面も1度に取り込みます。

また、[PrintScreen]ボタンを押してもスクリーンショットができない場合、ノートパソコンでは、[PrintScreen]のボタンが他のボタンと一緒になっていることがあります。そのような場合には[Fnキー]+[PrintScreen]と押すか、後述のSnipping Tool を使ってみましょう。

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【図】:[PrintScreen]全画面をクリップボードに保存

  1. [Windowsキー]+[PrintScreen]全画面を所定のフォルダー内に保存

[Windowsキー]を押しながら、[Prt Sc]キーを押すと、全画面がキャプチャされ、所定のフォルダに画像ファイル(png形式)で保存されます。保存先は「C:\Users(ユーザ名)ピクチャースクリーンショット」です。

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【図】:[Windowsキー]+[PrintScreen]全画面を所定のフォルダー内に保存

3.[Alt]+[PrintScreen]アクティブウィンドウをクリップボードに保存

全画面ではなく、アクティブウィンドウ(現在操作できる状態のウィンドウ)だけのスクリーンショットを撮りたい時に使います。撮れた画像はクリップボードに保存されているので[Ctrl]+[V]キーで、スクリーンショットをそれぞれのアプリ画面に貼り付け、利用します。

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【図】:[Alt]+[PrintScreen]アクティブウィンドウをクリップボードに保存

4.[Windowsキー]+[Alt]+[PrintScreen]アクティブウィンドウを所定のフォルダー内に保存

[Windowsキー]と[Altキー]を押しながら[Prt Sc]キーを押します。アクティブウィンドウがキャプチャされ、所定のフォルダに画像ファイル(Png形式)で保存されます。

保存先は「C:\Users(ユーザ名)ビデオキャプチャ」です。保存先はログインユーザ名のフォルダの中です。 

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【図】:[Windowsキー]+[Alt]+[PrintScreen]アクティブウィンドウを所定のフォルダー内に保存

5.[Windowsキー]+[Shiftキー]+[S]Snipping Toolを利用する

「Snipping Tool」はWindows11標準のスクリーンショットツールです。簡単にデスクトップ全体、任意の個所を範囲指定してスクリーンショットを撮り、必要に応じて画像ファイルとしても保存できます。

Windows XP時代から使われてきたツールのWindows11版で、長らく愛用している方も少なくないでしょう。また、Widows11版の「Snipping Tool」はダークモードにも対応しています。ショートカットキーを利用する場合は[Windowsキー]+[Shiftキー]+[S]キーと同時に押すことで撮影モードを開始します。

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【図】:[Windowsキー]+[Shiftキー]+[S]Snipping Toolを利用する
Windows11の新機能ダークモードとは?設定方法を図解で解説

5つのスクリーンショット・ショートカットまとめ

ここまで、Windows11で使える5つのスクリーンショット・ショートカットを紹介しました。これらを一覧でまとめたものが以下の表です。ショートカットキーを覚えておくと、素早く目的の動作を実行することができます。

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【図】:5つのスクリーンショット・ショートカットまとめ

「Snipping Tool」ツールの操作

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以上、Windows11のスクリーンショット撮影について5つの方法をお伝えしました。Windows標準のスクリーンショットツール「Snipping Tool」の操作方法について実際にキャプチャを撮りながら紹介していきましょう。

ショートカットで起動するメリット 

スクリーンショットを撮る際の通常「Snipping Tool」アプリの起動手順は、[スタート]>[すべてのアプリ]>(Sまでスクロール)>[Snipping Tool]です。

これをショートカットから起動すると、『[Windows]+[Shift]+[S]キー』の1回の操作で済みます。ショートカットキーを覚えると、瞬時にアプリの起動やWindows操作を行え、仕事の効率アップにもつながります。

ショートカットで「Snipping Tool」ツールを起動する

「Snipping Tool」ツールを起動するために[Windows]+[Shift]+[S]キーを押します。するとデスクトップ画面全体がグレーアウトし、デスクトップ画面の最上部にツールバーが表示されます。

ツールバーには4つのボタンが並んでいますが、左端から[四角形の領域切り取り]・[フリーフォーム領域切り取り]・[ウィンドウの領域切り取り]・[全画面表示の領域切り取り]のボタンが並んでいますので、目的に合うボタンをクリックします。

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【図】:ツールバーには4つのボタン

それでは、フリー画像集のPixabay※から富士山の写真を検索表示し、写真から特定の部分を[四角形の領域切り取り]機能を使って切り取ってみます。

【参考】:※どこでも使える2,600万点以上の驚くべき無料画像-Pixabay

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【図】:Pixabay

検索で表示された富士山の写真の中から、利用したい写真を選んでクリックし、撮影する範囲を選んでキャプチャすると、クリップボードにスクリーンショットがコピーされ、デスクトップの右下に下図の通知バナー(トースト通知)が表示されます。

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【図】:クリップボードにスクリーンショットをコピー

通知バナーをクリックすると下図の「Snipping Tool」の注釈ツールが起動し、取り込んだスクリーンショットに対してペンやマウスを使って自由にコメントを入れたり、トリミングをしたりできます。加工した画像はマウスの右クリックメニューでコピーし、WordやExcel、PowerPointなどに貼り付けて利用します。

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【図】:Snipping Tool

Snipping Toolを使った時間差での撮影

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Snipping Toolにはタイマーを使った時間差でのキャプチャ機能があります。こちらはショートカットを使わず、スタート画面から「Snipping Tool」を探して起動し、ツールバーの[待ち時間なし]から、任意の時間(3秒後、5秒後、10秒後)を指定しておきます。

次に左上の[+新規]をクリックすると、指定した時間が経過した時点で画面が暗転し、Snipping Toolのキャプチャツールボタンが画面上に表示されますので、ボタン選択で撮影方法を指定し、キャプチャ操作を行います。

アプリのメニュー画面などをキャプチャしたい場合、操作途中でSnipping Toolを起動すると、メニューなどが閉じてしまいますが、この時間差撮影の機能を使うと、操作の途中画面をキャプチャすることができます。通常のキャプチャでは撮れない画面を撮りたい時に有効な機能です。

Windows11でスクリーンショットができない時の対策

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これまで紹介した方法でも、Windows11でスクリーンショットが撮影できないことがあります。ここでは、そんなトラブルシューティングについて解決策を紹介します。

ショートカットキーを確認する

Windowsにおけるショートカットキーでは、Windows共通のものと使用するメーカーやソフトによってショートカットキーの名前が異なる場合があります。例えば、「Ctrl+S」などの上書き保存のショートカットキーは共通していますが、スクリーンショットなどは共通していない場合があります。

Windows11でスクリーンショットができない場合は、ショートカットキーをメーカーレベルで確認してみましょう。

特定のキーを同時押ししながらスクショする

PrintScreenを押しても撮影できない場合は、以下の3つのキーを同時押ししながら撮影してみましょう。

  • FNキー
  • Windowsロゴキー
  • Altキー

 

例えば「FNキー」を押しながらプリントスクリーンショットを撮影してみて、それでもできない場合は「Windowsロゴキー」に変更して同時押し撮影を試みる、といった形でトライしてみます。

また、仮にこれでも解決しない場合は、ショートカットキーを無効にしていないかもチェックするなど、そもそもの設定に不備がないかを確認しましょう。「設定」から「アクセシビリティ」を開き、「キーボード」を選択したら、「固定キー機能」をオフにします。

再起動してみる

どうしてもうまくスクリーンショットが撮影できない場合は、Windows11を再起動してみましょう。再起動することでトラブルが解消する場合もあります。また、PCに不具合がある場合も考えられるため、確認のためにも再起動はおすすめです。

Windows11のスクリーンキャプチャツールを活用して表現力アップ

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ここまで、Windows11でスクリーンショットを撮る際の、5つのショートカットについて紹介しました。また、Windows11標準のスクリーンショットツール、Snipping Toolの機能や使い方について解説しました。

提案書や報告書、説明書などは画像を有効に使うことで、表現力や説得力が増します。これまで、うまく画像を活用できていなかった方は、スクリーンショットツールを上手に使って、表現力アップに役立てましょう。

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