Windows11の対象外?寿命を迎えるパソコンの活用法を解説!
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Windows11の対象外?寿命を迎えるパソコンの活用法を解説!
アンドエンジニア編集部
2022.05.30
この記事でわかること
Windows11に対応できず、寿命を迎えたパソコンの有効な活用法として、Linuxマシンとしての再利用がある
LinuxOSはオープンソース(無償)だが、軽量なOSであり、しかも豊富なディストリビューション(選択肢)がある
LinuxマシンはWindows環境を残したまま簡単に構築でき、開発マシンや学習マシンとして活用できる

Windows11で寿命を迎えるパソコン

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Windows11がリリースされてから半年余りが経過しました。Windows11の評判は必ずしも良いとは言えません。Windows11が普及しない原因の1つとして、ハードスペック要件がハードルになっているという見方があります。

Windows10ユーザーがWindows11への無償アップグレードを利用するには、マイクロソフトからの通知を待つか、スペック要件を満たしているか否かについて手動で確認する必要があります。

確認法については後ほど紹介しますが、要件を満たさないケースでは、Windows11搭載済のパソコンを新たに購入するという選択をするユーザーが少なくありません。それを裏付けるように、マイクロソフト社のWindows11搭載PC、Surfaceの売上が好調とのニュース※があります。

ではWindows11搭載PCを購入した方は、古いパソコンをどうされるのでしょうか?寿命を迎えたと判断し、廃棄処分とするのか、中古パソコン店に買い取ってもらうのか?その判断はさまざまです。

しかし、それ以外に私たちエンジニアならではの活用法があるのではないでしょうか?

中には、抜け道を見つけ、強引にWindows11に「アップグレードすべきか」と悩む方がいるかもしれませんが、強引なアップグレードには問題が多く、ここでは選択肢には含めません。この記事では、Windows11に対応できず、寿命を迎えたパソコンの有効な活用法について紹介をしてまいります。

【参考】:Microsoft 1~3月期は18%増収、Xbox好調、Windowsは予測を上回る11%増|マイナビニュース

まずはWindows11に対応するかどうかを確認する

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通常、Windows10環境の「Windows Update」から「このPCでWindows11を実行できます」と通知されることで、ユーザーは自分のパソコンがWindows11対応パソコンだと知ることができます。

しかし、Windows11の要件を満たしていても、何らかの理由によって通知が来ない場合があり、また要件を満たさない場合にはその理由を確認しておくことが必要です。先ずは自分のパソコンのスペックを確認し、対応策検討の判断材料にしましょう。

Windows 11に対応するパソコンかどうかを確認する方法

パソコンがWindows11の要件を満たしているかを確認するためには、Microsoftが提供する*PC正常性チェックアプリを利用してみましょう。

新しい Windows 11 OS へのアップグレード | Microsoft「互換性の確認」から「PC 正常性チェック アプリのダウンロード」を選択

[PC正常性チェックアプリ]をダウンロードして表示されたセットアップ画面で「▢ Windows PC 正常性チェックを開く」のチェックボックスにレ点を入れ、次に完了ボタンを押します。「PC 正常性チェック」のアプリが起動したら、[今すぐチェック]をクリックし、診断結果を確認してください。

診断結果が

▪「このPCはWindows11の要件を満たしています」

となっていれば、無償アップグレードを行えます。「Windows Update」からWindows11のインストールを行ってください。

▪「このPCは現在windows11のシステム要件を満たしていません」

と表示されたら残念ながら、Windows11の要件を満たしていません。今利用しているOSをサポート終了まで使い続けるか、Windows11搭載パソコンを新たに購入するかの判断を行います。

ただし、今使用中のパソコンがWindows8.1の方は、サポート期限が2023年1月10日ですので、そのまま使い続けるという選択は現実的ではありません。

【参考】:PC 正常性チェック アプリの使用方法|マイクロソフト公式

Linuxマシンを手に入れる

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自分のパソコンがWindows11に対応しない事を確認し、低いスペックを理由に寿命と判断して廃棄処分や売却を検討される方もいるでしょう。そんなエンジニアの方におすすめしたいのが、Windows以外のOSをインストールして延命し、有効活用する方法です。

Windows以外というのは無償で入手できるLinux系OSです。Linux系にはさまざまな種類があり、またセルフサポートが前提となるため一般ユーザーにはあまりおすすめできませんが、エンジニアの方であれば有効な活用法となります。

この方法では費用を一切かけずにLinuxマシンが手に入り、古いバソコンの有効活用ができます。ぜひ検討してみてください。

Linuxのメリット

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一般のユーザーがLinuxOSを使うことはあまりありませんが、システム開発の世界ではLinuxは非常によく使われています。このLinuxを不要となったパソコンにインストールすることで、パソコンの有効活用が図れますが、まずLinuxのメリットについて確認をしておきましょう。

Linuxはオープンソースで無料のOS

LinuxはUNIX系のOSで、無料で使えるオープンソースであることが特徴です。その結果、世界中の技術者が改良を加え、さまざまなディストリビューション(配布パッケージ)があり、その中から目的にあったものを自由に選択し、無料で使用することができる点は大きなメリットです。

LinuxはさまざまなIT機器、ITプラットフォームで利用できます。そのため、スーパーコンピューターからメインフレーム、サーバー、バソコン、組み込み系などあらゆるハードのOSとして広く活躍しています。ちなみにスマホOSの主流、AndroidもLinuxベースのOSです。

Windowsよりもスペック要件が低い

Linuxは必要な機能に絞った軽量のOSです。中には多機能で重たいディストリビューションもありますが、軽量ディストリビューションを選択すれば、スペックの低い古いPCでもスムーズに動いてくれますので、開発用PCとしては十分期待に応えてくれるでしょう。ちなみに軽量ディストリビューションでは人気の「Xubuntu」と「Windows11」の必要スペックを比較してみました。

                                      Xubuntu                        Windows11

▪CPU :      IntelまたはAMD64ビットプロセッサ      1GHz以上で2コア以上の64bit互換

       (推奨:1.5Ghzデュアルコアプロセッサ)      or ystem on a Chip (SoC)

▪メモリ:              512MB以上(推奨2GB以上)           4GB以上

▪ストレージ:             8GB (推奨20 GB 以上)                                  64GB 以上 

                                  

いかがですか?Windows11のスペック要件と比較すると、「Xubuntu」はかなり低スペックのパソコンでも動くことが分かります。ただし、Linuxディストリビューションでも高スペックを要求するものがありますので、スペック要件はあらかじめ確認してください。

エンジニアとしてスキルアップを図れる

LinuxはサーバーOSとして多く利用されており、インフラエンジニアやデータベースエンジニアを目指す上で必須のOSです。Linux関連資格としてはLinuC※などが知られていますが、Linux資格の勉強をする際に、手許にLinuxマシンがあると学習環境が整います。

【参考】:※LinuC|LPI-JAPAN 公式サイト

Linuxのデメリット

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費用を掛けずに手に入れられるLinuxマシンは魅力的ですが、デメリットもあります。以下のようなデメリットがあることを理解し、納得した上で利用してください。

Windowsのアプリは基本的に使えない

LinuxはWindowsとは全く異なるOSのため互換性が低く、Microsoft OfficeやWindows系のアプリは使えません。その点は割り切る必要がありますが、メインマシンとしてWindows11を利用している場合は、特にこれで不自由することはありません。

Linuxのインストール

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Linuxのインストールに関しては、各ディストリビューションのホームページなどで詳細を把握してから行うことをおすすめします。ここでは、Linuxのインストールに関する基本について触れておきます。

既にインストールされているWindowsは削除する必要がない

Linuxをパソコンにインストールする場合、元からある「Windowsを削除する」という作業は特に必要ではありません。またLinux自体のスペック要件が低いため、ドライブの容量確保なども特に必要はありません。

Windowsを削除したい場合は、Linuxをインストールする先のドライブ全領域を指定してインストールするとWindows領域をすべて上書きしながらインストールされます。

ライブUSB方式を利用する

Linuxのインストールでは、Windows環境を残したまま、Linux環境を作り、「デュアルブート」という方法もありますが、「デュアルブート」ではパソコンの起動時に、その都度OSを選択しなければなりません。そこで、ライブUSBメモリを用いたLinux(Xubuntu)の利用方法をおすすめします。

USBメモリーは32GB程度のものがあれば十分でしょう。ライブUSBの作成手順は以下の通りです。

1.下記のXubuntu公式サイトのMirror downloadsからjapanを選び、「xubuntu-22.04.2-desktop-amd64.iso」ファイルをダウンロードします。

2.ダウンロードしたISOファイルからUSB起動ディスク(ライブUSB)を作成します。

3.USBメモリーを挿した状態でパソコンを起動するとXubuntuのライブ起動が可能になりますが、Windowsが立ち上がってしまった場合にはBIOSの設定を変更し、起動ドライブをHDDやSDDからUSBにする必要があります。

(BIOSの設定については、パソコンメーカーによって異なるため、メーカーのサイトなどで確認してください。)

以上で、USBメモリを挿すだけでLinux(Xubuntu)が使えるようになります。

【参考】:Xubuntuをダウンロード|Xubuntu公式サイト

古いパソコンの有効活用とエンジニアスキルアップの一石二鳥

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この記事では、Windows11に対応できない古いパソコンの有効活用策として、費用が掛からず、簡単に利用できるLinuxマシンとしての活用方法を解説しました。

これによって、古いパソコンが活きるだけではなく、Linuxの勉強や開発マシンとして活用し、エンジニアスキルのアップにもつながることをご理解頂けたと思います。

今、世の中では「持続可能な開発目標」として「SDGs」が注目されていますが、ここで紹介した、古いパソコンの再利用、有効活用もSDGsの一環と言えるのではないでしょうか?エンジニアの皆さんはぜひ試してみてください。

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