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Windows 11を高速化しよう!おすすめポイント10選を解説
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Windows 11を高速化しよう!おすすめポイント10選を解説

アンドエンジニア編集部
2023.01.20
この記事でわかること
日々のメンテナンス方法としてWindows Updateやタスクマネージャを使用して保全します
システム資源の割り当てや、視覚機能などが見直し対象です
難しく考えずに、日々対応できる項目を重点的に調整することがおすすめです

Windows 11の高速化

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Windows 11に限らずPCを長い間使用していると、だんだん動作が遅く感じてきます。これは、本当に遅くなっているのでしょうか。ここでは、高速化のおすすめポイントをお伝えするとともに、遅く感じる場合の対処方法や処理を軽くする方法を学んでいきます。

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Windows 11の高速化に挑戦!おすすめポイント10選

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ここからは、Windows 11を高速化するためのポイントをそれぞれの作業項目に分類して解説します。作業に入る前に、Windowsを最新の状態にしておくことをおすすめします。具体的には「スタート」ボタンを右クリックし、「設定」を選択して設定アプリを起動します。ここで「Windows Update」を選択します。

ここで「最新の状態です」と表示されていることを確認します。右側の「更新プログラムのチェック」をクリックして、手動で最新の状態に更新することもできます。

まずはWindows 11の動作確認

Windows 11の動作確認や実際の遅さの改善状況は、タスクマネージャを利用すると良いでしょう。タスクマネージャは、「スタート」ボタンを右クリックし、「タスクマネージャ」を選択すると起動します。左列のタブから「プロセス」「パフォーマンス」などの表示で効率的にシステム資源が使用されているか確認できます。

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Windows 11の動作モードの変更

システムの動作はバッテリー消費と関係しますので、電源モードの変更でパフォーマンス改善が可能です。具体的には、設定アプリの「システム」「電源とバッテリー」の画面から、「電源モード」の項目を変更します。

電源モードは、「バランス」「トップクラスの電力効率」「最適なパフォーマンス」の3種類があり、デフォルトは「バランス」です。「最適なパフォーマンス」は、プロセッサ性能が最大となります。CPU処理能力が不足している場合は、こちらを選択します。

「最適なパフォーマンス」は、バッテリー消費が増えますので電源の持続時間が低下します。電源に接続している場合などは、バッテリー消費を気にせず使用できます。

Windows 11の不要な機能をオフに

Windows 11ではWindows 10同様に、色々な視覚機能が搭載されています。それらは、アプリ実行には直接関係ないものも多くあり、意外と処理にCPUを使用しています。例えば透明効果は、設定アプリの「個人用設定」「色」の画面で、「透明効果」でオン・オフが変更できます。デフォルトはオンです。

このような機能は、設定アプリのそれぞれの場所に点在しており、設定変更が面倒です。そのためまとめて、パフォーマンスオプションから一括変更することをおすすめします。変更は「システムのプロパティ」から行います。

「システムのプロパティ」の表示は、設定アプリの「システム」「バージョン情報」をクリックし、「システムの詳細設定」を選択します。ここで「システムのプロパティ」の、「パフォーマンス」右側の「設定」をクリックします。

パフォーマンスオプションが開くと、設定変更が可能です。「コンピューターに応じて最適なものを自動的に選択する」「デザインを優先する」「パフォーマンスを優先する」「カスタム」から、「パフォーマンスを優先する」を選択します。デフォルトは、「コンピューターに応じて最適なものを自動的に選択する」です。

「カスタム」の場合は、表示されている複数項目をまとめて手動設定することができます。詳細は、以降で説明していきます。

Windows 11のパフォーマンスオプションを細かく設定

Windows 11のパフォーマンスオプションの詳細項目は、以下の通りです。以下の項目で、システムを軽くする設定の大半がカバーされます。

・Windows内のアニメーション コントロールと要素 ・アイコンの代わりに縮小版を表示する ・ウィンドウの下に影を表示する ・ウィンドウを最大化や最小化するときにアニメーションで表示する ・コンボ ボックスをスライドして開く ・スクリーン フォントの縁を滑らかにする ・タスク バーでアニメーションを表示する ・タスク バーの縮小版のプレビューを保存する(*) ・デスクトップのアイコン名に影を付ける ・ドラッグ中にウィンドウの内容を表示する ・ヒントをフェードまたはスライドで表示する ・プレビューを有効にする ・マウスポインターの下に影を表示する(*) ・メニューをフェードまたはスライドして表示する ・メニュー項目をクリック後にフェード アウトする ・リスト ボックスを滑らかにスクロールする ・半透明の[選択]ツールを表示する

上記の項目は、「システムのプロパティ」の「パフォーマンス」「設定」で設定することができます。

デフォルトの「コンピューターに応じて最適なものを自動的に選択する」は自動選択のため、PCの性能や機能により、選択されている項目に違いがあります。筆者環境の場合、項目右側(*)で表記した項目がオフ、それ以外はオンに設定されています。

なお「デザインを優先する」は全てオン、「パフォーマンスを優先する」は全てオフとなります。

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ハードウェアの部品のアップグレード

Windows11では最小システム要件が高めに設定されていますので、状況によっては部品交換することで性能アップが見込まれます。増強しやすいのはメモリとハードディスクです。タスクマネージャでメモリ不足が見られる場合は、メモリを追加したり高容量モジュールに交換したりします。

ハードディスクは容量を増やすほかに、SSDへの置換でアクセス速度が著しく改善します。システム起動時間の高速化や、ディスク上のデータの読み書き頻度が高いアプリの高速化が可能です。

なお、ご利用のPCでメモリやディスクの交換サポートがない場合や交換不可の場合は、改めて機種変更や買い替えなどを検討します。

アプリの設定見直し

通常アプリが単独でシステム資源を占有するのではなく、同時にいくつものアプリが動作しています。このことにより、必要なアプリの処理が妨げられて、性能低下が生じてしまいます。

これは、Windowsに限ったことではありませんが、Windowsの場合バックグラウンドのアプリも多く、システム性能に影響を及ぼす場合があります。

Windows11でこのようなバックグラウンドアプリをオフにするには、設定アプリの「アプリ」をクリックし、「インストールされているアプリ」から対象のアプリを指定します。該当アプリの右側「詳細オプション」を開き、「このアプリをバックグラウンドで実行する」を3つの選択オプションから指定します。

指定可能なオプションは、「常にオン」「電力最適化(推奨)」「常にオフ」です。デフォルトは「電力最適化(推奨)」ですので、無用に動作させない場合は、「常にオフ」を選択します。

合わせて、設定アプリの「アプリ」から「スタートアップ」を確認し、「オン」から「オフ」に変更することで、ログイン時の自動実行を停止することができます。

個別のアプリの詳細設定は、アプリの設定として格納されている場合が多いです。それぞれのアプリを起動し、使用メモリ量の設定やディスク容量の設定がある場合は、アプリ側で見直しすることができます。もちろん、不要なアプリはアンインストールすることがおすすめです。

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ゲームを最適化する

ゲームアプリは、システム資源を多く消費します。実行時には、タスクマネージャで他のアプリを停止させてゲームアプリがシステム資源を専有できるようにして、他の処理を軽くしておきます。

画面表示も、頻繁に発生しますのでリフレッシュレートを最大化するのが良いでしょう。設定方法は、デスクトップを右クリックし、「ディスプレイ設定」を表示します。設定アプリの「ディスプレイ」でも同じ設定が表示されます。

ここで「ディスプレイの詳細設定」から「リフレッシュレートの選択」の候補のリストから最大の値を設定します。

不要サービスの停止

Windowsでは、スタートアップ時に各種サービスが自動的に起動されます。システム操作に慣れている方は、サービスを選択して停止させることもできます。

実行は「スタートメニュー」「すべてのアプリ」から「Windows ツール」の「サービス」を実行します。ここでスタートアップの種類で「自動」で、かつ状態が「実行中」のサービスは、場合により「手動起動」に切り替えて停止させます。

ただし無関係と思っているサービスでも、動作上必要なものもありますので、起動方法の変更には注意が必要です。

アプリの再起動やPCのリブート

システムを長時間起動していると、メモリが徐々に消費される場合があります。ディスクもログやデータなどの書き出しがあります。定期的にアプリを再起動したりPCをリブートしたりすることで、無駄に割り当てられたシステム資源が開放されて動作が軽くなる場合があります。

ログやファイルの削除

設定アプリの「システム」「記憶域」から「一時ファイル」を選択します。システムの一時ファイルの削除が可能ですので、ディスク容量を復活させるには「ファイルの削除」をクリックします。

ディスクの空き容量が増えたら、ドライブの最適化とデフラグを実行します。エクスプローラの「PC」を右クリックし、「プロパティ」を表示します。ここで「全般」タブから「ツール」タブへ移動します。「ドライブの最適化とデフラグ」の「最適化」をクリックすると、必要に応じて最適化の処理が実行されます。

高速化ツールの利用

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これまでに、Windows 11を高速化する方法を学びました。自身で実施することに不安を覚える場合は、市販の高速化ソフトを入手し使用することもできます。レジストリのクリーンアップなどで、システム処理が軽くなります。

高速化ツールはフリーソフトも数多く公開されていますが、ツールの導入前に必ず安全性や評判を調べておくことが重要です。

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マイクロソフト社からも高速化ツールが登場

現段階ではベータ版ですが、マイクロソフト製高速化ツール「Microsoft PC Manager」が公開されています。以下の主要機能がサポートされています。

・ブースト機能 高速化機能として、システムクリーンナップとパフォーマンス改善の設定を簡単に行うことができます。

・ストレージ管理 ドライブ上の散らかったファイルをチェックし、不要なファイルをクリーンアップします。

・ヘルスチェック システムの問題点を探し、修正してくれます。

・アンチウィルス Windowsセキュリティと統合されたアンチウィルスが提供されます。

表示は英語ですが、操作はシンプルですので必要に応じてお試しください。

【参考】:Microsoft PC Manager Beta

Windows 11の高速化は効果の高いポイントから

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Windows 11の高速化は、徐々に遅くなる部分を日々メンテナンスすることから進めると良いでしょう。具体的には、Windowsの更新プログラムの適用や、システムの一時ファイルの削除などは定期的に実行する作業として心がけることです。

さらに必要に応じて詳細に設定を変更すると、負担も増えずに快適性が高まります。

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