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システムエンジニアにキャリアパスが必要な理由とは?役立つ資格も紹介
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システムエンジニアにキャリアパスが必要な理由とは?役立つ資格も紹介

アンドエンジニア編集部
2024.10.19
この記事でわかること
システムエンジニアのキャリアパスにはスペシャリストや管理職、コンサルタントなどがある
キャリアアップに必要なステップにスキルアップ、目標設定、人脈形成などが重要である
キャリアプランではキャリアビジョンを明確にし、将来何をしたいのかイメージを描くことが大切

システムエンジニアにはどのようなキャリアパスがある?

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DXの推進やAIなど最先端技術への対応など、企業がデジタル技術を活用した新たな価値を生み出す上で欠かせない職種である、システムエンジニア(SE)の需要が高まっています。システムエンジニアはITシステムの企画から運用まで、幅広い業務を担当します。

その内容は要件定義からシステム構築、テスト、運用までと幅広く、マネジメント力や専門技術を駆使してプロジェクトを推進します。そんなシステムエンジニアのキャリアパスは、専門性を深めるスペシャリスト系と、マネジメントを担うゼネラリスト系など、多岐にわたります。

技術に特化したスペシャリストもいれば、プロジェクトマネージャーとして管理職の道に進む人、ITコンサルタントになる人もいます。またキャリアパスを考える上では、自分の成長や企業への貢献、さらには社会に対する影響力を視野に入れることが重要です。

この記事では、システムエンジニアのキャリアパスやキャリアプランについて、その重要性や考え方、それらを実現させるための方法などについて見ていきます。現役の方や新卒でシステムエンジニアのキャリアパスについて知りたい方はぜひ参考にしてください。

【参考】:デジタル人材の育成|経済産業省

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システムエンジニアにキャリアパスが必要な理由

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システムエンジニアのキャリアパスは、単に仕事を進めるための道しるべというだけでなく、自己成長やキャリアアップ、そして組織への貢献を促進するための重要な要素です。キャリアパスを持つことで、より充実したエンジニア人生を送ることができます。

ここでは、システムエンジニアにキャリアパスが必要な理由について解説します。

自己成長の指針となる

キャリアパスを明確にすることで、具体的な目標を設定し、日々の学習やスキルアップのモチベーションを維持できます。また目標達成のために必要なスキルを洗い出し、学習計画を立てることができるとともに、目標達成に向けて着実に成長していることを実感し、やりがいを見つけられます。

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キャリア選択で迷わないため

自分が目指すキャリアを明確にすることで、様々な選択肢の中から最適な道を選ぶことができます。また、キャリアパスの明確化は転職活動でのアピールポイントになり、より自分に合った企業を見つけることができます。

企業への貢献度を高める

自分のキャリアパスを企業の目標にリンクさせることで、企業への貢献度を高めることができます。さらに、企業側も社員のキャリアパス達成の支援により、人材育成や組織全体の活性化につなげられます。

変化に対応できる

IT業界は常に変化の激しい領域ですが、キャリアパスを持つことによって変化に柔軟に対応し、新たなキャリアを築くことができます。また明確な目標に向かって進むことで、キャリアに対する不安を軽減できます。

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システムエンジニアの年収

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システムエンジニアの平均年収は「マイナビエージェント職種図鑑」によれば、431万円(※2024年9月執筆時点)です。また、経済産業省2017年発表の「IT関連産業の給与等に関する実態調査結果」では、「エンジニア/プログラマ」の平均年収は592万円でした。

国税庁2020年発表の「民間給与実態統計調査」における民間企業平均年収は433万円なので、システムエンジニアの年収は民間企業の平均と大差ないですが、エンジニアの平均年齢が低めであるため、実際には平均を大きく上回っていると思われます。

平均年収データには経験者やベテランエンジニアの年収が含まれており、実際の転職時点の年収は、それらデータより低くなるケースもありますが、経験を積むことで年収アップだけではなく、より専門性の高いポジションへの昇進も期待できます。

【参考】:マイナビエージェント職種図鑑/システムエンジニア ※【平均年収 調査対象者】2020年1月~2020年12月末までの間にマイナビエージェントサービスにご登録頂いた方 【参考】:IT関連産業における給与水準の実態① ~ 職種別(P7) 【参考】:民間給与実態統計調査-国税庁

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スペシャリスト系のキャリアパス

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システムエンジニアのキャリアパス・キャリアプランは、大別して「スペシャリスト系」と「マネジメント系(ゼネラリスト系)」に分かれます。

まずはスペシャリスト系の職種について紹介します。スペシャリスト系では、ネットワークエンジニア、クラウドエンジニア、セキュリティエンジニア、アプリケーションエンジニアと、高い専門性が求められる職種が挙げられます。

それぞれの職種ごとに、キャリアパス実現に役に立つおすすめの資格を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

ネットワークエンジニア

ネットワークは社会の重要インフラであり、ネットワークエンジニアは一般企業でも必要とされています。特にネットワークの設計や構築、運用などに長けたエンジニアは重宝されます。さらに、実務経験に加えて、スキル証明となる資格を有していると有利です。

以下のシスコ技術者認定資格やネットワークスペシャリスト資格は広く通用する資格ですので、取得をおすすめします。

【参考】:CCNP Enterprise 認定とトレーニングプログラム |Cisco」 【参考】:ネットワークスペシャリスト試験 | IPA

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クラウドエンジニア

クラウドファーストと呼ばれるように、企業の情報システムはオンプレミスからクラウドに移行している企業が大半となっています。クラウドエンジニアは、企業や個人が利用するシステムやアプリケーションを、クラウド上で設計・構築・運用する専門家です。

DX推進を目的にクラウドサービスへの移行を進める企業が少なくありませんので、クラウドエンジニアの需要はさらに高まるでしょう。クラウドエンジニアを目指す方は、以下のような、クラウド事業者が運営する認定資格の取得をおすすめします。

【参考】:AWS 認定 – AWS クラウドコンピューティング認定プログラム | AWS 【参考】:Microsoft Certified:Azure Fundamentals - Certifications | Microsoft 【参考】:Google Cloud 認定資格|Google Cloud

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セキュリティエンジニア

セキュリティエンジニアとは、情報システムやネットワークのセキュリティを専門的に担当するエンジニアです。企業や組織のITシステムを守るため、日々、セキュリティ対策の計画、実施、評価を行っています。

これまではシステムエンジニアがセキュリティエンジニアを兼務するケースが少なくありませんでしたが、サイバー攻撃が高度化し、セキュリティに特化したエンジニアの必要性が高まっています。

セキユリティ関係の資格としては、情報セキュリティマネジメント試験と情報処理安全確保支援士試験の取得をおすすめします。

【参考】:情報セキュリティマネジメント試験 | IPA 【参考】:情報処理安全確保支援士試験 | IPA

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アプリケーションエンジニア

アプリケーションエンジニアは、私たちが普段使っているスマートフォンアプリ、Webサービス、企業の業務システムなど、様々なソフトウェアアプリケーションを開発するエンジニアのことです。

アプリケーションエンジニアは、プログラミング言語知識以外に、IT全般知識、ソフトウェアやハードウェア、ネットワークなどの知識や経験が求められます。

おすすめの資格としては、応用情報技術者試験があります。他、大規模プロジェクトリーダーを目指す方には、システムアーキテクチャ試験の取得をおすすめします。

【参考】:応用情報技術者試験 |IPA 【参考】:システムアーキテクト試験 | IPA

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マネジメント系・ゼネラリスト系のキャリアパス

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続いて、システムエンジニアのキャリアパスの中から、マネジメント系・ゼネラリスト系の職種について紹介します。特にシステム開発プロジェクト経験やシステム企画の経験を活かせる職種としては、プロジェクトマネージャーやITコンサルタントが挙げられます。

他には企業の情報システム部門で課長や部長などのマネジメント職を目指すキャリアパスもあります。

プロジェクトマネージャー

プロジェクトマネージャーは、プロジェクトの成功に向けて、計画、実行、管理を行う役割を担います。ITシステム開発、新製品開発、イベント企画など、様々なプロジェクトにおいて、プロジェクトの目標達成に向けてチームを率い、プロジェクトを成功に導くことが求められます。

コミュニケーション能力が高く、人をまとめるのが得意な方に適しています。スキル証明となる資格としては、プロジェクトマネージャ試験とPMPがおすすめです。

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ITコンサルタント

ITコンサルタントは、企業の課題をITの力で解決するための専門家です。企業が抱える課題をヒアリングし、最適なITソリューションを提案、導入、運用までをサポートします。

システムエンジニアの様々な分野における経験を活かせる職種です。主な仕事内容としては、課題分析、ソリューション提案、導入、プロジェクト管理と多岐に渡ります。ITコンサルタントのスキル証明となる資格として、応用情報技術者資格及びITストラテジスト資格の取得をおすすめします。

【参考】:応用情報技術者試験 |IPA 【参考】:ITストラテジスト試験 | IPA

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システムエンジニアのキャリアアップを成功させるために

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システムエンジニアのキャリアアップには、まずキャリアビジョンを明確にし、ビジョンに基づくキャリアプランを立てましょう。以下に挙げたステップは多岐に渡りますが、どれもキャリアアップに重要なステップです。自分のキャリアパスを明確に描き、目標に向かって進んでいきましょう。

自己分析と目標設定

自分のスキルや経験を客観的に評価し、強みと弱みを明確にした上で、将来どのようなエンジニアを目指したいのか、具体的な目標を設定します。

次に、目標達成のために必要なスキルや経験を洗い出し、具体的なロードマップを作成します。ロードマップには5年後、10年後といった時間軸を含めるといいでしょう。

システムエンジニアは将来性がある?転職してさらに活躍するためには?

スキルアップ

システムエンジニアの第1歩はプログラミング言語の習得であり、新しい技術の習得や専門知識の吸収に努めることが求められます。また、関連資格を取得することで自分のスキルを客観的に証明し、キャリアアップにつなげられます。

その他、スキルアップのために会社が提供するOJTや研修に積極的に参加し、実践的なスキルを身につけましょう。

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人脈形成

システムエンジニアがキャリアアップを目指す上で、人脈は重要です。業界イベントなどに積極的に参加し、他社の人材と交流を深めるように心がけましょう。また社内では経験豊富なエンジニアをメンターとして、キャリア相談やアドバイスを受けるといいでしょう。

経験を積む

可能な限り様々なプロジェクトに携わり、経験値を積み上げて多様なスキルを身につけることが求められます。また、より大きな責任のあるプロジェクトに挑戦し、成長の機会を増やしていきましょう。失敗を恐れずに挑戦し、そこから学ぶことも大切です。

ポートフォリオの作成

これまでの経験やスキルを具体的に示せるポートフォリオを作成しましょう。ポートフォリオを通じて、自分の強みやスキルを把握し、それをアピールすることが大切です。

【未経験者向け】プログラマーのポートフォリオの作り方を解説

継続的な学習

IT業界は日進月歩で常に変化しているため、AIやDXなどの新しい技術やトレンドを常に把握しておくことが重要です。経験だけには頼っていられないのがIT業界です。そのためには参考書を読んだり、オンライン講座を受講したりして、自主的に学習を続ける習慣を付けましょう。

システムエンジニアに必要な資格は?転職に有利なおすすめの資格6選!

キャリアチェンジを視野に入れる

興味のある分野や新しい技術に挑戦し、キャリアの幅を広げていきましょう。自身のスキルや経験を活かして、独立や起業を目指すのも良いでしょう。

転職エージェントの活用

転職エージェントは求職者と企業の間に入り、転職活動をサポートしてくれるサービスです。単に求人を紹介するだけでなく、企業情報の提供、キャリア相談や面接対策など、多岐にわたるサポートを提供してくれます。

特に転職経験のない方は、転職エージェントを活用することで、キャリアチェンジの成功につなげられます。

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キャリアパスを描き、キャリアアップを実現させよう

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ここまでシステムエンジニアにキャリアパスが必要な理由、キャリアパスの例、キャリアアップを成功させる方法について紹介しました。システムエンジニアは様々なキャリアパスがあり、キャリアアップの可能性を多く秘めた職種であることがわかりました。

一方で、選択肢が多いことからキャリアプランで悩む方、転職のハードルに不安を覚える方も少なくないでしょう。また転職に向けた新たな資格の取得、企業情報の収集、書類選考や面接対策など、行うべきことは山のようにあります。

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