セキュリティエンジニアがきつい理由とその対策・将来性などを探る
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セキュリティエンジニアがきつい理由とその対策・将来性などを探る
アンドエンジニア編集部
2021.01.27
この記事でわかること
セキュリティエンジニアがきついと言われる理由と対策
セキュリティエンジニアになるために必要な資格
セキュリティエンジニアの将来性は高い

セキュリティエンジニアとは?

セキュリティエンジニアはITエンジニアの職種の1つで、主に情報セキュリティに関わるエンジニアのことを指します。インターネット技術の発達により、企業や団体がサイバー攻撃にさらされるリスクが高まっていることから、セキュリティエンジニアに対する期待は高まっています。

セキュリティエンジニアの役割は?

具体的にセキュリティエンジニアは、個人情報や顧客情報のセキュリティ強化、漏洩防止コンピューターウィルスの感染防止といった役割を担います。組織や企業によってセキュリティエンジニアの役割は異なりますが、実際にはセキュリティポリシーの策定や、サーバー監視、ネットワーク監視からシステム監査まで、多岐にわたって活躍しています。

セキュリティエンジニアが担当する仕事は?

ITエンジニアの仕事の多くは細分化されていますが、セキュリティエンジニアはシステムの企画・設計・実装・テスト・運用のフェイズまでと、守備範囲が広いのも特徴です。こうしたことから、SEやサーバーエンジニア、ネットワークエンジニアの領域までカバーすることもあり、多くのスキルが求められるのもセキュリティエンジニアの特徴です。

セキュリティエンジニアの仕事はきつい?

セキュリティエンジニアの仕事はきついと言われていますが、実際のところはどうなのでしょうか?体力面や精神面などから見ていきましょう。

セキュリティエンジニアの仕事がきついと言われる理由

1.     時間を問わず発生するセキュリティ事故 今や、多くの企業のコンピューターシステムは昼夜を問わず稼働しています。しかも、インターネットと接続している機器が多く、企業の業務サーバーがファイヤーウォールを突破してくるサイバー攻撃にさらされるケースが増しています。サイバー攻撃の結果、サーバーダウンによる業務停止を余儀なくされ、場合によっては個人情報や機密情報が盗まれることすらあります。 サイバー攻撃が組織や企業の監視システムで検知されると、時にはダイレクトにセキュリティエンジニアに通報が届き、障害のレベル次第では夜間出動もあります。この辺がセキュリティエンジニアの仕事がきついと言われる理由のひとつです。

2.     責任が重大で精神的プレッシャーが大きい セキュリティ事故は時に、企業活動を停止させたり、あるいは企業のブランドイメージを大きく損なったりすることがあります。自らの失敗が、企業に多大な迷惑を及ぼす可能性があります。このプレッシャーに耐えかねてメンタル面でダメージを受ける人も少なくありません。

3.     人的セキュリティ事故への対応を求められる 情報漏洩事故の多くは、内部関係者の不正によるものが大半です。また人的ミスも原因の1つにあげられます。セキュリティ管理部門が整備されていない企業では、いきなり、セキュリティエンジニアが人的セキュリティの確保に当たるケースがあります。 その一環として、セキュリティ研修の教材作成、学習システム構築、社員教育の講師まで任せられることもあります。さらには、人的セキュリティ事故の原因として、セキュリティシステムの脆弱性を指摘されることもあり、守備範囲の広さが過重労働につながる要因にもなります。 付け加えるなら、セキュリティは成果が見えにくい、計りにくい仕事だということもあるかもしれません。出来て当たり前、トラブルがあれば責任を負わされる…とすれば、仕事や組織への不満もたまるでしょう。この辺は、CIOや経営層からのさらなる理解が必要な部分でしょう。

セキュリティエンジニアの仕事を楽しくするコツ

どんなにきつい仕事でも、人から必要とされ、尊敬され、褒められれば乗り越えていけます。そうはなっておらず、会社や上司が認めてくれない場合、あなたの仕事への取り組み方や姿勢、目標を変えてみると事態は改善するかもしれません。では、そのような場合にはどうすれば良いのでしょうか?解決策として次の2つの策をおすすめします。

1.     セキュリティエキスパートを目指す まずは自己研鑽に励みましょう。セキュリティ関係の資格を取得し、社内におけるセキュリティエキスパートを目指すのです。セキュリティの第一人者だと周囲に認められれば、あなたは引っ張りだこになり、社内のセキュリティの中心人物となるでしょう。 社内でセキュリティ対策会議が開催されると、あなたはオブザーバーとして会議に呼ばれ、あらゆる部門の方から質問や相談を受けます。こうして一目を置かれる存在になると、あなたの意見が尊重されます。 「夜間の障害対応についてはアウトソーシングを利用したい」「最新のセキュリティ対応システムを導入したい」といったあなたの声が必ず採り上げられ、提案が通りやすくなるでしょう。

 2.     自らの存在感を示す セキュリティエンジニアはどうしても裏方的なイメージがあります。しかし自らの力で、表舞台に立つことも可能なのです。セキュリティエンジニアとして、どれだけのサイバー攻撃やセキュリティ事故を防いだか、しっかり報告し、アナウンスするのです。 社内にセキュリティ部門や監査部門があるなら、こうした部署との関係を深め、積極的にアピールするのです。これは社員や経営層に対する啓蒙にも繋がります。これを続けることであなたの存在感は確実に高まり、仕事のやりがいが生まれるでしょう。

セキュリティエンジニアになるのに役立つ資格は?

セキュリティエンジニアを目指す方には次の3つの資格を取得されることをおすすめします。

情報セキュリティマネジメント試験(SG)

サイバー攻撃などのセキュリティ脅威から組織を守るための基本的なスキルを認定する国家資格です。この資格試験は情報セキュリティスペシャリスというよりは、IT人材全般を対象としており、比較的ベーシックな資格のため、最初に取得しておくことをおすすめします。(合格率50%程度) (公式サイト:情報セキュリティマネジメント試験

情報処理安全確保支援士試験(SC)

サイバー攻撃は年々増加し、その脅威も次第に大きくなってきています。こうしたサイバー攻撃に対して、サイバーセキュリティ対策のスペシャリストを育成、確保するための国家資格の1つが「情報処理安全確保支援士」です。 サイバーセキュリティのリスク分析、情報システムの安全確保、有効なセキュリティ対策の提案スキルが身につきます。セキュリティエンジニアにとって有効な資格ですが、セキュリティコンサルタントにとってもおすすめの資格です。(合格率20%程度) (公式サイト:情報処理安全確保支援士試験

シスコ技術者認定

ネットワーク機器の最大手、シスコ主催の資格制度です。ネットワーク機器やセキュリティ機器ではシスコ製品が有名ですが、その有効活用ができず持て余している企業も少なくありません。シスコ技術者認定は民間企業の資格制度ではありますが、国際的にも通用するベンダー資格として、セキュリティエンジニアにはおすすめの資格です。 (公式サイト:シスコ技術者認定

future

セキュリティエンジニアの将来性は?

皆さんの周りを見回してみても、セキュリティリスクがあちらこちらに蔓延していることが分かります。スパムメールも次第に巧妙化し、うっかり騙されてしまいそうなメールを見かけるようになりました。顧客情報や個人情報の流出騒ぎは珍しいものではありません。

顧客情報の流出は長年培った信用を一気に失う事態で、それによる企業へのダメージの大きさは計り知れません。そんな時代が到来したからこそ、セキュリティエンジニアへの期待や需要は高まっているのです。では、今後はどうでしょうか?以下の理由から、セキュリティエンジニアは大いに将来性があると言えます。

 年々増加するサイバー攻撃

インターネットの発展の裏で、サイバー攻撃の脅威が年々深刻化しています。国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)の調査では、サイバー攻撃関連のパケット数は2018年に約2121億パケット。2009年の約36億パケットと比較して、10年間で約60倍でした。このように不正アクセスやサイバー攻撃は脅威的な勢いで増加しているのです。

ネットワークが4Gから5Gへと移行すると、ネットワークに接続される機器はさらに増え、流れるパケットの数は天文学的な量になることでしょう。それとともにサイバー攻撃も増加していくことが予見されます。そうした中、組織や社内ネットワークの安全を保つサイバーセキュリティの重要性は一層高まり、セキュリティエンジニアは今以上に貴重な人材になるでしょう。 (参考:国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)

 キャッシュレス化社会の到来

日本はキャッシュレス後進国と言われており、経産省を中心にキャッシュレス化率40%の目標が掲げられ、官民一体となってキャッシュレス化に取り組んでいます。そのような中でクレジットセキュリティの強化も叫ばれています。

クレジットセキュリティの国際基準とも言えるPCIDSSはカードを取り扱うすべての事業者にセキュリティ要件への準拠を求めており、セキュリティエンジニアの協力や参画が欠かせなくなっています。

 キャリアアップできる職種が豊富

セキュリティリスクへの対応が官民を問わず重要なテーマとなっている今日、セキュリティ関連の仕事に携わるアナリストやコンサルタントに対する期待やニーズが高まっています。セキュリティエンジニアとしてキャリアアップできる職種も少なからずあり、将来像を描く上で困ることはないでしょう。

具体的なセキュリティエンジニアからのキャリアアップ先としては、ホワイトハッカーやセキュリティアナリスト、セキュリティコンサルタント、ITリスクコンサルタントなどがあります。それぞれの詳細説明は割愛いたしますが、どれもセキュリティエンジニアとしての経験・技能が大きく活かせる職種となっています。それらの職種の仕事や役割について、セキュリティエンジニアを目指される皆さんご自身で調べ、将来設計をされておくことをおすすめいたします。

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