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クラウドエンジニアに未経験からなるには資格は不要?適性・スキルも解説!
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クラウドエンジニアに未経験からなるには資格は不要?適性・スキルも解説!

アンドエンジニア編集部
2022.10.28
この記事でわかること
クラウドエンジニアはクラウドのインフラ設計や環境構築、クラウド移行支援、クラウドの保守や運用が主な仕事
未経験者がクラウドエンジニアになるには、クラウド知識、ミドルウェアの知識、プログラミング知識などが必要
クラウドエンジニアになるには適正に加え、スキル証明となる資格の取得、有力な転職エージェントの活用が有効

未経験から目指すクラウドエンジニア

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「クラウドファースト」という言葉を聞く機会が増え、クラウドエンジニアを目指す人も少なくないありません。では、IT業界未経験の方でもクラウドエンジニアになることは可能なのでしょうか?

結論から言えば、可能です。

代表的なクラウドサービスにはAWS・Azure・GCPがあり、ほとんどのクラウドエンジニアはいずれかのサービスに関わっています。また、クラウドエンジニアはこれらのクラウドサービスの急速な普及に伴い、人材不足の傾向が強まっています。その結果、求人は豊富にあり、「未経験者歓迎」の求人もあります。

この記事では、クラウドエンジニアの仕事内容、年収、クラウドエンジニアを目指すために必要な知識、スキル、資格などについて紹介していきます。クラウドエンジニアを目指すIT未経験の方、新卒の方はぜひ参考にしてください。

【参考】:AWS クラウド|アマゾン ウェブ サービス 【参考】:Microsoft Azure 【参考】:GCP クラウド コンピューティング サービス  |  Google Cloud

AWSとは?メリットや何がすごいのか、初心者にもわかりやすく解説
クラウドエンジニアを目指す方必見!Azureを分かりやすく紹介!
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クラウドファーストとは

「クラウドファースト」という言葉を聞く機会が増えていますが、そもそもクラウドファーストとは何なのでしょうか?一言で述べると、ITシステムの開発や運用においてクラウドサービスの利用を前提とする考え方です。

2021年3月に公表された「政府情報システムにおけるクラウドサービスの利用に係る基本方針」によれば、日本政府はコスト削減とリソースの(柔軟な)増減対応の観点から、政府情報システムの方式においてクラウドサービスの利用をデフォルトにするとしており、政府がクラウドに完全に舵を切ったことが分かります。

また「令和4年版情報通信白書」※によると、社内システムをクラウド化した企業は2015年の44.5%から、2019年には64.7%にまで上昇しており、今後もさらにクラウド化が進むと見られています。

【参考】:政府情報システムにおけるクラウドサービスの利用に係る基本方針_20210330 【参考】:総務省『令和4年版情報通信白書』

DXの取組事例に学ぶDX成功のポイントとITエンジニアへの期待

クラウドエンジニアとは

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クラウドエンジニアの主な役割は、クライアントのニーズや要望に基づいて、クラウドのインフラ設計・環境構築・クラウド移行支援・クラウドの保守・運用などを行います。ここでは、クラウドエンジニアの仕事内容と年収について見ていきましょう。

クラウドエンジニアとは?インフラエンジニアとの違いや市場性・年収などを解説!

クラウドエンジニアの主な仕事内容

クラウドエンジニアの主な仕事は、クラウド環境やクラウドを利用したシステムの設計、構築、保守・運用などです。インフラエンジニアの仕事と似ていますが、インフラエンジニアはサーバやネットワークなどインフラ環境の設計や管理を行います。

1.クラウド設計

クラウドエンジニアは、クラウドに関するインフラ環境の設計を行います。クラウドインフラを構築する上で必要な要件を定義し、クラウドサービスの選定を行います。将来的な事業の拡大、縮小を想定し、柔軟性の高いインフラを設計します。

2.クラウド構築

クラウドエンジニアは選定したクラウドサービス上にシステムを構築します。クラウド環境を新規に構築する場合もあれば、すでに稼働中のオンプレミス上のシステムをクラウドに移行する場合もあります。

クラウドの新規構築や移行を通じて、データベース構築・ソフトウェアの導入・ミドルウェアの各種設定・稼働テストなどの作業を実施します。

3.クラウドの保守・運用

構築したクラウドシステムの保守や運用業務です。特に重要な作業は、稼働システムのバージョンアップとイレギュラー時の対応です。運用オプションサービスを利用してクラウドサービス事業者に保守・運用を委託するケースもあります。

クラウドエンジニアの年収

クラウドエンジニアの年収がどの程度なのかについて見ておきましょう。

クラウドエンジニアは比較的新しい職種のため、調査データがほとんど見当たりませんが、「マイナビエージェント 職種図鑑」から、クラウドエンジニアに比較的近しい職種のネットワークエンジニアの年収を参考にすると、20代の平均年収は380万円、30代では427万円です。

経済産業省2017年発表の「IT関連産業の給与等に関する実態調査結果」から、近いと思われる職種の「IT保守(顧客向け情報システムの保守・サポート)」を参考にすると、平均年収592万円と分かりました。

国税庁2020年発表の「民間給与実態統計調査」における民間企業平均年収は433万円なので、クラウドエンジニアは一般平均年収と同程度だと分かります。

クラウドエンジニアは今後さらに需要が高まっていくことも考えられ、専門性を磨いてクラウドコンサルタントなど、キャリアアップを目指すことで、さらなる年収アップを図れるでしょう。

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【参考】:マイナビエージェント 職種図鑑 ※【平均年収 調査対象者】2020年1月から2020年12月の間でマイナビエージェントに登録いただいた方 【参考】:IT関連産業における給与水準の実態① ~ 職種別(P7) 【参考】:民間給与実態統計調査-国税庁

クラウドエンジニアに必要な知識・スキル4選

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ITエンジニアの未経験者がクラウドエンジニアになるには、以下に挙げる知識やスキルの習得が必要です。これらの知識やスキルを身に付けるには、関連資格の取得と実務経験を積むことが求められます。以下、クラウドエンジニアにとって必要な知識について解説します。

クラウドの知識

クラウド技術はサーバ・ストレージ・ネットワーク・データベース・OSなどのインフラを仮想化して利用し、情報システムの開発や運用に利用する技術です。これらの利用にはクラウド全般に関する専門知識・SaaS・PaaS・IaaSなどのクラウド形態に関する知識などが必要です。

またクラウドサービスには、AWS・Azure・GCPなど様々なサービスがありますので、それぞれのサービスの特徴、違いなどを理解しておくとよいでしょう。

IaaSとPaaSの違いを知り、クラウドに強いエンジニアになろう!

ミドルウェアやツールの知識

仮想環境に構築するシステムを動かすためには、様々なミドルウェアや各種ツールを利用します。ミドルウェアとは様々な共通機能を提供するソフトウェアで、OSとアプリケーションソフトウェアの中間に位置します。

代表的なミドルウェアとしてはWebサーバやデータベースサーバ、アプリケーションサーバなどです。

プログラミング知識

クラウドエンジニアにとって、プログラミングスキルは必須ではありませんが、システムの運用や管理を効率化するためには、システム化が必要になるケースがあります。PythonやJavaなどのプログラミング言語を扱えれば自分でアプリケーションを作ることができ、プログラマーに依頼する必要がなくなります。

プログラミング言語を一覧でチェック!種類別・難易度別で紹介

セキュリティの知識

クラウドサービスでは様々なセキュリティオプションが用意されていますが、最終的には自己責任です。ほとんどのクラウドサービスには、自社のシステムにおけるセキュリティは自社で負う「責任共有モデル」というものがあります。そのため、セキュリティエンジニアの手を借りなくとも、これらの課題に対応できるスキルが求められます。

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クラウドエンジニアに向いた人とおすすめの資格

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未経験からクラウドエンジニアを目指すには、クラウドエンジニアとしての適性や資格が求められます。ここではクラウトエンジニアに求められる適性、おすすめの資格について紹介します。

クラウドエンジニアに向いている人6選

クラウドエンジニアとして適性がある人、向いている人は以下のようなスキルを有する人です。スキルチェックを行い、不足しているスキルは自ら強化を図るようにしましょう。

■ 知的好奇心が強い人 クラウド技術は日進月歩で進化しています。クラウドサービスは競争が激化し、各社は最先端のサービスを売りにしており移行する、次々と新たなサービスや技術が提供されます。それらの情報を逐次把握し、知識を更新しておくことが求められます。

■ コミュニケーション能力が高い人 クラウドエンジニアは社内のメンバー・関係エンジニア・ITベンダー・クライアントなど、多くの人と連携や折衝をする立場にあり、スムーズに活動を進めるためには高いコミュニケーション能力が求められます。

■ マネジメントが得意な人 仮想環境の構築や移行のプロジェクトにおける工程管理や要員管理、予算管理を行うためのマネジメントスキルが求められます。

■ 論理的思考能力が高い人 クラウドエンジニアは、クラウド環境構築の要件定義・設計・設定・移行・テストなどを行いますが、あらゆる工程で論理的思考能力が求められます。

論理的思考力とは?エンジニアに論理的思考力が必要な理由とその獲得法

■ 業務スキルを有する人 オンプレミスからクラウド環境への移行においては、移行する業務に関する業務知識が必要です。実務担当者が動作テストや検証を行う場合があり、業務に関する専門用語が飛び交うことがあります。特にIT未経験者は業務スキルがアドバンテージとなりますので、積極的に業務スキルを身に付けておくとよいでしょう。

■ 根気強く細かい作業ができる人 華やかなイメージのあるクラウドエンジニアですが、時には深夜作業や休日作業を行うこともあり、また設計作業や設定、テストなどでは細かい作業もあり、SNSなどではきつい仕事だという声もあります。そのため、根気強く細かい作業を苦にしない人が向いています。

取得をおすすめするIT関連資格

IT関係未経験の方がクラウドエンジニアとして転職するには、ITスキルの証明となる資格の取得が近道です。

以下、IT未経験者におすすめのベーシックな国家資格を3つ挙げます。クラウドエンジニアに限らず、以下の国家資格は取得しておくことをおすすめします。

■ ITパスポート試験(IP) 情報技術、情報処理の分野における基礎的な知識を問う試験です。資格取得者は一般企業においては、主にIT推進役としての活躍が期待されます。

【参考】:ITパスポート試験(IP)

ITパスポートとは?詳細や必要性、勉強方法について徹底解説!

■ 基本情報技術者試験(FE) 高度IT人材を目指す上で必要となるITに関する基本知識や技能を問う試験です。ITパスポートの上位視覚となる試験で、ITエンジニアとして主にシステム設計・開発・運用分野での活躍が期待されます。

【参考】:基本情報技術者試験(FE)

基本情報技術者試験とは?資格のメリットや学習方法を解説!

■ 情報セキュリティマネジメント試験(SG) 情報セキュリティを担える人材の育成を目的として誕生した資格試験です。ITパスポートの上位資格に当たる試験で、比較的取得しやすい資格です。

【参考】:情報セキュリティマネジメント試験(SG)

クラウドに関するおすすめの資格

クラウドエンジニアを目指す上で、クラウドサービスに関するスキル証明となる資格の取得は大きなアドバンテージとなります。三大クラウドと呼ばれるAWS・Azure・GCPは、それぞれクラウドサービス利活用に関する認定資格制度がありますので、1つは取得しておくことをおすすめします。

【参考】:AWS認定ソリューションアーキテクト 【参考】:Microsoft Azure Administrator:AZ-104 【参考】:Google Certified Professional – Cloud Architect

AWSのソリューションアーキテクトとは?取得方法やメリットを解説

クラウドエンジニアとしての転職を成功させましょう

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ここまで、クラウドエンジニアの仕事内容と年収、必要な資格やスキルなどについて解説しました。

IT業界未経験の方にとって、クラウドエンジニアへの転職は決してハードルは低くはありませんので、様々な不安があることと思います。

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