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システムエンジニアに英語力は必要?英語ができるメリットとは
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システムエンジニアに英語力は必要?英語ができるメリットとは

アンドエンジニア編集部
2024.08.15
この記事でわかること
システムエンジニアに英語力が必要なのは、システム開発に生かしたり、活躍機会を増やしたりするため
グローバルで活躍する企業への就職・転職には、TOEICスコア700点以上を目標としたい
英語力を高めるためには、より実践力を高められるオンライン英会話スクールの利用がおすすめ

システムエンジニアに英語は必要?

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ITエンジニアとして日々業務に精励している方、これからシステムエンジニア(SE)を目指す方は、自身の英語力について考えたことがありますか?「システム開発に英語力なんて必要ない」と考える人も多いかも知れませんが、実はシステムエンジニアにとって英語力は欠かせません。

これからシステムエンジニアとして経験を積むに従って、英語力の必要性を痛感するはずです。なぜなら、IT業界でもグローバル化が加速しているからです。

例えば、「私の仕事はシステムエンジニアです」と英語で自己紹介してみてください。

上記の一般的な解答は、「I work as a system engineer.」です。システムエンジニアの英語表記は「System engineer」で和製英語ではありません。社内システムエンジニアは「In-house system engineer」です。

このような基本的な部分でも、よく知らなかったという方は意外と多いかもしれません。今後ますますグローバル化が進むと予想される中で、システムエンジニアも英語力を見直しておきたいところです。

この記事では、システムエンジニアになぜ英語力が必要なのか、英語力を高めるとどのようなメリットがあるのかを中心に解説します。システムエンジニアを目指す皆さんはぜひ参考にしてください。

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システムエンジニアに英語力が必要な理由

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英語力は、システムエンジニアとして活躍するために重要なスキルと言えます。まだ英語の必要性を感じない方も、仕事の幅が広がるに従って次第に英語力が求められるようになるでしょう。まずは、システムエンジニアに英語力が必要な理由について解説します。

活躍の場を広げるため

以下のような観点から、システムエンジニアが活躍の場を広げるためには英語力が必要になると言えます。英語力を高めることで、キャリアアップやスキルアップ、より条件の良い企業への就職や転職の機会が広がり、海外で活躍できる可能性も高まるでしょう。

▪海外資格の取得

IT分野の資格には、CISCO技術者認定資格のような海外資格もあります。海外の資格はグローバルに通用するものが多く、海外で活躍する上で有効です。こういった資格は英語での受験になることもあるでしょう。

【参考】:シスコ認定試験

▪人気のIT企業への就職

外資系企業や外資系ITコンサル企業など、人気のIT業界での活躍を目標としている方もいるでしょう。海外での活躍機会を得るには英語能力が必要です。実際に、採用条件に「TOEIC700点以上」といった条件を挙げている企業があり、社員の評価基準にTOEICを採用している企業もあるほどです。

▪海外取引への関与

自社の開発業務の一部をオフショア開発として海外に委託する企業も少なくありません。委託先としては、中国を筆頭にベトナム・インド・フィリピンなどがあります。英語力があれば、オフショア開発においても日本側との橋渡し役として、あるいは管理者として活躍できます。

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コミュニケーション力を高めるため

英語力は外国人とのコミュニケーションを円滑にする上で極めて重要です。システムエンジニアにはチームメンバーやクライアントとの効果的なコミュニケーションが求められますが、外国人エンジニアとの共同作業の円滑化、外国人クライアントとの関係強化など英語力が大きな武器となるでしょう。

▪外国人ITエンジニアと働く

最近では日本で働く外国人ITエンジニアが増えています。DXブームもあって、IT人材の不足が問題化していますが、そうした背景もあって、IT系企業の人材は国際化が進んでいます。インド・ベトナム・中国などから多くのエンジニアが就業し、中には社内の公用語を英語にしている企業もあります。

また、システム開発では外国人エンジニアとチームを編成するケースもあります。日常会話程度の日本語が話せる方々もいますが、そうでないエンジニアもいるため、英語でコミュニケーションを取る必要が生じます。

▪外国人クライアントと接する

システムエンジニアは、時には外資系企業のシステム開発を受注し、要件定義の際に外国人経営層に対するヒアリングを行うケースがあります。もちろん通訳を介しても構いませんが、直接クライアントとコミュニケーションを図ることで、より要件定義の精度が上がります。クライアントの信頼も得やすいでしょう。

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最新のIT技術を知るため

日本はIT先進国だと思われがちですが、いつの間にかIT後進国になりつつあります。DXブームが起きたのも、日本の企業がIT面で諸外国に立ち遅れ、日本経済が重大な危機に直面するという政府の危機感からでした。

今の日本では、IT先進国の立場を取り戻すために諸外国の先進技術を学び、最新の技術を積極的に導入することが求められています。

しかし、インターネット上で得られる最先端の情報の大半は英語です。日本語に翻訳されたリリースもありますが、それだけでは完全に理解するのは困難なため、専門用語が溢れる原文を自ら翻訳することが求められます。分からない箇所は海外に直接問い合わせたり、場合によっては現地を訪問したりして、情報を得なければなりません。

中国・台湾・ベトナムなどの非英語圏でも、ITベンダーの多くは必ず英語ができるエンジニアや営業担当がいます。彼らの多くは米国などへの海外留学経験があり、英語を使いこなしているため、彼らとコンタクトを取るには英語を共通語としなければなりません。

このように、世界の最新技術をいち早く掴むためには英語力が必要不可欠です。海外にも支店を持つ企業の場合は、英語力が必須であることが求人に書かれていることもあるため、どの程度の英語力が必要なのか、自身の英語力も踏まえて確認していきましょう。

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そもそもシステムエンジニアとは

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そもそもシステムエンジニアとは、どういった仕事を担当し、英語力以外ではどのようなスキルを必要とされるのでしょうか。ここでは、システムエンジニアの仕事内容や求められるスキル、年収について解説します。

システムエンジニアの仕事内容

システムエンジニアは、システム開発工程のプログラミングを除くほぼ全ての工程を担当します。顧客やユーザの要求に基づいて開発システムの仕様決定・基本設計・詳細設計などを行い、システム開発における上流工程を担当します。

他にも、予算・開発要員の確保・プロジェクトの進捗管理などのマネジメント業務も担っており、ベテランのエンジニアは上流工程を担当し、経験の浅いエンジニアはプログラミングなどの下流工程を担当する場合もあります。

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システムエンジニアに必要なスキル

システムエンジニアに必要なスキルは以下の通りです。

・プログラミングスキル システムエンジニアになるには、まずプログラミングスキルが必須です。実際に実務をこなす場合、単に言語の文法を知っているだけでなく、ソースコードの見やすさにも気を配れたり効率的な書き方ができたりする必要があります。

・システム開発の経験 システムエンジニアは、システム開発の知識・経験が必要です。これまでの開発経験を元に、システム開発の仕様をどうすべきか決める必要がある場合も多く、トラブル時に素早く対応するためにも開発経験が必要です。

・設計書作成のスキル 設計書を元にプログラマーがシステムを開発するため、読みやすい設計書でなくてはいけません。何を設計すべきか正しく伝わらず、予定と異なる機能を開発してしまわないように、システムエンジニアには文章力や説明能力、レイアウト作成能力などが求められます。

・論理的思考力 論理的思考力とは、物事を道筋立てて考える力のことです。ユーザの要望から見出した要件を細分化し、それぞれの要件に対する最適なシステム化案を見出すためには、直感やイメージに頼る「直観的思考」ではなく「論理的思考」が不可欠です。

・ヒューマンスキル 上層部と打ち合わせを行う機会も多いため、社会人としてビジネスマナーを身につけていなくてはいけません。また、打ち合わせを円滑に行うためのコミュニケーション能力も求められます。システムエンジニアには、このようなヒューマンスキルも必要です。

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システムエンジニアの年収

システムエンジニアの年収についてですが、「マイナビエージェント 職種図鑑」でのシステムエンジニアの平均年収は431万円(2024年6月執筆時点)、経済産業省2017年発表の「IT関連産業の給与等に関する実態調査結果」から近い職種のSE・プログラマ(ソフトウェア製品の開発・実装)を参考にすると、平均年収568万円と分かりました。

国税庁2020年発表の「民間給与実態統計調査」における民間企業平均年収は433万円なので、システムエンジニアは一般平均年収と比較して、やや高めの年収を目指せることが分かります。

システムエンジニアはスキルや実績を積むことで、年収が上がりやすい職種です。資格の取得や英語力を上げることで活躍のチャンスが増え、収入アップにつながります。また、システムエンジニアとしての能力・英語力を高めたら、それを活かせる企業へ転職することで、給与や待遇を底上げしやすくなります。

【参考】:マイナビエージェント 職種図鑑 ※【平均年収 調査対象者】2020年1月~2020年12月末までの間にマイナビエージェントサービスにご登録頂いた方 【参考】:IT関連産業における給与水準の実態① ~ 職種別(P7) 【参考】:民間給与実態統計調査-国税庁

システムエンジニアが英語力を鍛えるメリット

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システムエンジニアが英語力を鍛えることで、自身のキャリアを積んでいく上での多くのメリットを得ることができます。実際にどのようなメリットがあるのかについて見ていきましょう。

就職・転職の機会が広がる

社内の公用語を英語にした企業として、楽天やユニクロなどが知られていますが、今や海外への積極展開を図るグローバル企業では英語を話せることが条件となっているケースが増加しています。IT企業も例外ではなく、実際にオフショア開発などで海外企業との取引が増えている企業は英語必須化の動きがあります。

就職・転職を目指す企業がTOEICの点数を採用条件に挙げている場合は、エントリーの時点で門が狭められています。それはつまり、TOEICなどで英語力をアピールできれば就職や転職の機会が広がるということです。

採用条件に英語力に関する項目がなかったとしても、英語力をアピールポイントとして持っていれば、企業からの評価も高まります。

【参考】:システムエンジニアに英語力は必要?転職も有利になる5つのメリット

より多くの情報をいち早く入手できる

システム開発では新しい技術を用いたり、トラブルが生じた際には英文の情報を入手して対応したりすることがあります。プログラミング言語やツールなどを扱う際は、英文で書かれたマニュアルや資料、フォーラムなどから必要な情報を得て理解し、対応する英語力が求められます。

翻訳ソフトや翻訳ツールを用いる人も多いと思いますが、専門用語は誤訳が多いため、最終的には人による翻訳が必要です。英語力があれば、こうした英文の情報に素早くアクセスし、必要な情報を得てタイムリーな対応が可能になります。幅広い対応ができるシステムエンジニアは、現場でも重宝されることでしょう。

人間関係が広がり、仕事がしやすくなる

英語力が高まると海外とのコネクションが強まり、人脈が広がります。彼らから最新の情報を得たり、取引先を紹介してもらったりと、さまざまな場面で海外人脈が生きてきます。

築いた人脈を維持し、それを広げていくには彼らとの定期的なコミュニケーションが不可欠です。電話・メール・SNSなどで積極的につながることが大切です。

また、彼らが来日した際にアテンドができると、彼らとのコネクションが強まるばかりか一目置かれる存在となるでしょう。さらに社内の外国人エンジニアとの仕事もしやすくなり、システム開発などでもリーダーシップを発揮できるかもしれません。

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昇進・昇給の可能性が高まる

企業のグローバル化とともに、社員の昇格や海外派遣の条件にTOEICの高スコアを求める企業が増加しています。たとえば、ソフトバンクはTOEICスコアで900点以上の社員には100万円、800点以上で30万円の報奨金を支給したことがニュースになりました。グローバル企業は国際人材の育成や確保に非常に熱心なことが分かります。

IT企業でも、英語力のある人が昇進・昇給の面で優遇される可能性は高いです。逆に言えば、英語力が低いと昇進・昇給や海外派遣などの配属が思ったようにいかない可能性があります。自身が思い描いた通りのキャリアを歩むためにも、英語力を身に付けておくことをおすすめします。

【参考】:マイナビニュース

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海外での活躍の機会が増える

最近はグローバル企業以外のベンチャー系企業でも、海外企業とのコラボレーションに積極的な企業が増えています。

日常から海外企業とのビデオ会議やチャットを行い、協業を進めるのが当たり前になってきました。これまではこうした会議で、通訳を雇うケースがありましたが、最近は通訳を介さず直接やり取りする企業が増えています。

通訳を介することで、会議に2倍から3倍の時間を要し、さらに通訳のコストも掛かるため、直接やり取りを行う企業が増えたのです。このような海外との会議では、英語力の高い人が圧倒的に有利です。時には先方から派遣、出張要請を受けるなど、海外で活躍する機会が増えます。

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システムエンジニアが目指すべき英語レベル

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外資系の企業や、グローバル企業、社内の公用語を英語にしている企業などへの就職や転職を目指している方は自身の英語力を意識されていることでしょう。しかし、まだ多くのIT系企業では英語力を採用条件には掲げていません。とは言っても、IT系企業でもTOEICを条件に挙げている企業は数パーセント程度はあります。

また、TOEICの点数が高ければ就職に有利に働くことは多いでしょう。さらに、最近は人事情報データベースを整備する企業が多くあり、そのデータベースに資格・特技として社員のTOEICの点数を登録している企業もあります。

では、TOEICで何点ぐらい取ればアピールが可能なのでしょうか。TOEIC700点はネイティブスピーカーの質問を理解でき、意見が言えて一定のコミュニケーションが行えるレベルです。英語検定の2級A〜準1級程度と言われています。

800点以上になると、英語力が高いと見なされ外資系企業への就職のチャンスが広がります。概ねTOEICスコア700点以上が、英語力をアピールできる最低ラインと見て良いでしょう。

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システムエンジニアにおすすめの英語の勉強方法

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英語力を高めるためには、習うより慣れることが大切です。英会話の自習書などを用いた独学だけでは、どうしても英語力アップに限界があります。

とはいえ、既に就業している方は英会話スクールに通って勉強するのも時間的に厳しいでしょう。そこで、ここでは以下の勉強方法をおすすめします。

TOEICを受験する

先ほども述べたように企業によっては採用条件にTOEICの点数を掲げているほか、TOEICなどの試験結果は履歴書に記載できるため、自身のアピールポイントとして使えます。英語力を客観的に測るのにもTOEICは有効です。

参考書などを用いて独学で勉強して受験するのも良いですが、仕事などで忙しい方におすすめなのがTOEIC対策コースを有するオンライン英会話スクールの活用です。

オンライン英会話スクールなら都合の良い時間を予約し、集中的に学ぶことができます。ネイティブ講師とのズームによる会話演習、カウンセラーによるカウンセリングなど、低料金ながら非常に充実したカリキュラムやサポートがあります。

英語のドキュメントや書籍を読む

一般的な英会話スキルを磨くのももちろん大事ですが、システムエンジニアとしてはIT関連の英単語をしっかりと理解しておくことが重要です。英語で書かれているシステム関連のドキュメントやIT関連の書籍にも積極的に目を通しましょう。

日本語版を見ずに元の英語版を読むことができれば知識習得にも非常に役立ちますが、難しいと感じる場合もあるかもしれません。既に日本語で読んだことのあるドキュメントや書籍の原版ならば、英語力がそれほど高くない人でも読み進めやすいです。

いきなり多くの文量を読もうとするのではなく、少しずつでも継続することが大切です。慣れてきて始めから英語で読めるようになると、最新情報をいち早くキャッチアップできるようになります。

IT関連の映像を活用する

IT分野で使える英語力を鍛えるのにもう1つおすすめなのが、IT関連の映像を活用することです。近年ではインターネット上にもさまざまな分野の映像が投稿されており、IT分野も例外ではありません。

音声がついた映像ならばリスニング力も磨けますし、英語字幕を表示させてシャドーイングをすることでスピーキング力の向上にも期待できます。実際に英語でコミュニケーションをとるためには、正しい発音と言いたいことを適切に表現することが大切です。

最近では日本語を含めた多くの言語の字幕が用意されているので、まずは日本語字幕で内容を理解し、次に英語字幕と音声に集中して見直す、といったやり方でも良いでしょう。

英語力のあるシステムエンジニアを目指そう!

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この記事では、システムエンジニアに英語力が必要な理由やメリット、勉強方法などについて紹介しました。システムエンジニアはエンジニアとしてのスキルはもちろん、英語力を高めることで昇進や海外躍進のチャンスが生まれます。

今後グローバルな活躍の機会を増やしたい方は、ぜひ英語に強いシステムエンジニアを目指しましょう。英語力を身につけたら、それを活かせる企業への転職や就職を検討しましょう。しかし、グローバルに活躍する企業は数多くあるものの、その中で自分に合う企業探しは難しいものです。

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