プログラマーを目指すならポートフォリオが必要?
転職におけるポートフォリオとは、自分が作った制作物をまとめた資料やサイトを指します。プログラマーに転職したいけど、ポートフォリオを作った方が良いのか分からないという方は多いのではないでしょうか。
Webデザイナーなどのクリエイター職の場合、ポートフォリオの作成はほぼ必須ですが、「エンジニア職の場合はどうなのだろう」と疑問に思う方もいるかも知れません。
プログラマー志望者はポートフォリオを作った方が有利に働く
結論を言うと、プログラマー志望者もポートフォリオを作成することをおすすめします。なぜなら、ポートフォリオがあった方が面接で自分のスキルや経験を分かりやすく伝えられるためです。
例えば、Webアプリを趣味で作成した場合、口頭でWebアプリの仕様などについて説明するよりも、実際の制作物を見せながら説明した方が、採用担当者がイメージしやすいうえに説得力も高まります。
ぜひ『マイナビIT エージェント』をご活用ください!
プログラマーに転職する前に知っておきたいこと
ここでは、プログラマーに転職する前に覚えておきたいことについてまとめました。そもそもプログラマーはどういった仕事なのか、プログラマーの平均年収などについても解説します。
プログラマーとは?
プログラマーはシステム開発を行う際に、実際にプログラミング言語を使ってプログラム構築を行う仕事を担当します。例えばWebプログラマーの場合は、Webアプリを動かすために必要なプログラムを作成したり、作成後のデバッグやテスト作業も担当したりする場合が多いです。
プログラマーの年収
プログラマーの年収は「マイナビエージェント職種図鑑」での平均年収は344万円(※2023年2月執筆時点)、経済産業省2017年発表の「IT関連産業の給与等に関する実態調査結果」から近い職種のエンジニア/プログラマを参考にすると、平均年収592万円と分かりました。
国税庁2020年発表の「民間給与実態統計調査」における民間企業平均年収は433万円なので、マイナビの調査では民間企業平均年収よりもやや低く、経済産業省ではやや高いという結果が出ています。
一口にプログラマーと言っても種類が豊富ですし、プログラマーの定義も曖昧なため、統計方法によってプログラマーの年収が大きく変わるのではないかと予想されます。
【参考】:マイナビエージェント職種図鑑 ※【平均年収 調査対象者】2020年1月~2020年12月末までの間にマイナビエージェントサービスにご登録頂いた方
【参考】:IT関連産業における給与水準の実態① ~ 職種別(P7) 【参考】:民間給与実態統計調査-国税庁
ポートフォリオに掲載する内容
ここでは、ポートフォリオには具体的に何を記載すべきなのかについて解説します。各記載事項をまとめるポイントについても簡単に説明します。
自己紹介・経歴
ポートフォリオには、簡単な自己紹介および学歴・経歴を書く必要があります。経験者の場合は前職での開発経験や開発環境を書く場合が多いですが、未経験者の場合は趣味で運営しているWebサイトや保有しているIT資格などについて記載すると良いでしょう。
保有スキル
自分が学習した経験のあるプログラミング言語について、スキルレベルが分かるようにまとめます。サーバやネットワークなどインフラスキルも保有している場合は、忘れずに記載しましょう。学んだ内容が面接官に伝わるように、保有しているスキルは全て記載することが重要です。
自主制作物
ポートフォリオにはプログラミング学習の成果物をまとめます。例えば開発したスマホアプリや技術ブログのURLなどを掲載し、面接官が確認できるようにしましょう。
自主制作物のURLだけでなく、開発にかかった日数や開発でこだわったところ、得られたスキルなどについてもまとめておくと、より優れた自己アピールになります。
さらに、できれば開発したアプリの収益やユーザー数なども記載すると、開発力だけでなく宣伝力やアイデア力もアピールできます。
プログラマー向けのポートフォリオを作るポイント
プログラマー未経験者の場合、ポートフォリオをどうやって作れば良いのか分からない方も多いでしょう。そこで、ポートフォリオを作る際のポイントをまとめました。
オリジナリティを出す
面接時にポートフォリオを提出する人は多いため、その中でも印象に残るようにオリジナリティを意識することが大切です。フリーデザインをコピーして作ったり、オープンソースのプログラムを改良したアプリを掲載したりするのは、効果的なアピールにはなりません。
基本的には自主制作物は、面接のために作るというよりも、自分が作りたいものを作ることを意識した方がオリジナリティを出しやすくなります。例えば普段仕事をしていて面倒だと感じている作業を効率化できるツールを作成する、といったようにアイデアを出せば、独自性を高めやすくなります。
ソースコードは可読性を意識する
趣味でアプリを作る場合、自分だけがソースコードを読めれば良いため、コードを雑に書いてしまいがちです。ポートフォリオとして提出する場合、ソースコードは読みやすいように改良しましょう。選考ではソースコードの可読性や、その後の改良のしやすさも見られることも多いです。
保有スキルはなるべく全て活用する
自主制作物は、今あるスキルを全て活用して作り混むことを意識しましょう。せっかくスキルを学んだのに面接官に十分に伝わらないのはもったいないです。
例えば掲示板を作成する場合、JavaScriptのスキルも持っているならトップページにアニメーションを付け加えるなどを行い、JavaScriptのスキルもアピールしましょう。
ポートフォリオを作るのが難しい場合は?
ポートフォリオを作りたいものの、そもそもプログラミングなどのスキルが不足しており、自主制作物を用意するのが難しいという場合もあるかもしれません。ここでは、ポートフォリオを作るのが難しい場合の対処方法についてまとめました。
プログラミングスクールで基礎スキルを学ぶ
プログラミングスクールでは、プログラミング言語やアプリ制作の基礎を学ぶことができます。講師の方が分かりやすく教えてくれるため、挫折する心配が少ないのがメリットです。
さらに、ほとんどのスクールではカリキュラム内でポートフォリオを作ることができます。ポートフォリオ制作に関しても、講師がしっかりサポートしてくれます。
研修が手厚い企業に就職する
ポートフォリオを作成しなくても、研修が手厚い企業なら就職できる可能性があります。IT業界の中には、全くの未経験者を1から育てる企業もあります。プログラミングの勉強に苦手意識を感じる場合は、このような企業を選んでみるのも選択肢の1つです。
もちろん、研修が手厚い企業に就職するのは容易ではありません。そこで、IT業界に強いエージェントに登録し、面接練習や書類添削などのサポートを受けることをおすすめします。
エンジニア転職のご相談はぜひ
『マイナビIT エージェント』へ!
ポートフォリオを活かせる転職先を探すなら
本記事ではプログラマー志望者がポートフォリオを作成する時のポイントについて解説しました。ポートフォリオ作成時には何を意識すべきなのかが分かりました。
質の高いポートフォリオを提出することで、自分のスキルレベルや開発に対する意欲を分かりやすく伝えることができ、転職成功率が高まるでしょう。
ただし、ポートフォリオを提出したとしても、必ずしも採用されるとは限りません。なぜなら、ポートフォリオを評価する企業もあれば、評価しない企業もあるからです。未経験からプログラマーを目指す場合は企業選びが重要ですが、IT企業に転職した経験がないとどのような軸で企業選びを行えば良いか分からない方も多いでしょう。
そこで利用を推奨するのがマイナビIT エージェントです。
マイナビIT エージェントは、IT・Webエンジニア向け、無料の転職⽀援サービスです。
IT・Webエンジニアの転職事情に詳しいキャリアアドバイザーが、あなたのご経験やスキルをお伺いし、転職活動のプランをご提案します。
アドバイザーは企業側と直接連携を取れるので、求人票に載っていない情報も確認することができます。こちらで、働き方などをしっかり確認の上、応募企業を選んでいくのが良いでしょう。
未経験からのキャリアチェンジは心身ともに本当に大変だと思います。少しでもご自身の負担を減らすべく、エージェントサービスを活用して、失敗のない転職活動に臨んでいただければ幸いです。
IT業界に精通した専任アドバイザーと豊富な求人で、
あなたの転職活動を丁寧にサポートします。
編集部オススメコンテンツ
アンドエンジニアへの取材依頼、情報提供などはこちらから