クラウドエンジニアとは?従来型...
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クラウドエンジニアとは?従来型エンジニアとの違いや市場性・年収について解説します!
アンドエンジニア編集部
2021.02.17
この記事でわかること
クラウドエンジニアはクラウドシステムを設計・構築・保守・運用するITエンジニアです
クラウドの適用領域が増え、市場拡大の需要増加が予測されています
クラウド運用の経験を重ねることで、クラウドエンジニアとしてより市場に求められるでしょう

クラウドエンジニアとは?

クラウドエンジニアとはITエンジニアの一種で、クラウドシステムで用いるITインフラ基盤を担当します。従来のITシステムは自社で必要となる機材を調達し、システムを構築して運用していました。これを所有型モデルと言います。一方で現在、多種多様な業務をITで活用するにあたり、初期費用を低減する目的で月額課金モデルを採用することがあります。これを利用型モデルと言い、クラウドシステム代表的な適用例となります。

クラウドエンジニアは、インターネット網を介して提供されるサービスについて構成要素となるネットワークやコンピュータの知識を横断的に活用し、適切に利用できるようにシステム化運用監視を行っていきます。

インフラエンジニアとクラウドエンジニアの違いは?

従来のITシステムにおいて、インフラエンジニアはサーバ技術を主体として設計・構築・保守・運用に関与しました。クラウドエンジニアはコンピュータを資源として取扱い、仮想化技術を用いて資源の割り当てや監視等を行っていきますので、より広範囲な知識が求められます。

ネットワークエンジニアとクラウドエンジニアの違いは?

ネットワークエンジニアは、ネットワーク機器の帯域確保やセキュリティ確保、ネットワーク網の整備を担当します。一方、クラウドエンジニアは仮想化環境で用いるネットワーク設定を含めてコンピュータ資源として割当や監視を行っていきますので、より分野横断的な技術が求められるでしょう。

クラウドエンジニアの仕事の内容は?

クラウドエンジニアはIT技術全般を横断的に担当しますから、より経験が求められるとともに実務戦力として期待されています。そのため、クラウドで利用されるシステムの設計・構築から保守・運用に至るまでの一連のライフサイクルを意識した検討および実装が期待されています。また、近年は代表的なクラウドベンダーのサービスを活用することが増えていますので、利用者側の運用監視の作業比率が増えてきています。

クラウドエンジニアに必要なスキルは?

クラウドエンジニアに必要なスキルは、サーバーやネットワークの知識が横断的に求められます。同様にクラウドで提供されるデータベースの知識も必要とされます。ミドルウェアについては、業務アプリケーションに必要なソフトウエアに加えて、クラウドサービス監視に必要な運用監視ツールや提供サービスの知識が求められます。そのため、クラウド全般の知識としてリソース割当対象となるコンピュータ資源に関して仮想化技術も必要とされます。

クラウドエンジニアに必要な資格は?

ITスキルレベルを客観的に証明するために、情報処理推進機構(IPA)による情報処理技術者試験があります。情報処理技術者試験で対象とされている標準的なITスキルに加えて、クラウドの技能を証明するためには主要なパブリッククラウドの認定試験を取得することがステップアップにつながります。

そのため、対象システムでの利用クラウドサービスに応じてAWS、Windows Azule、Google Cloudの各認定試験取得を目指しましょう。なお、近年のクラウドベンダー採用情報ではパブリッククラウド利用者の過半数がAWSを採用しているという調査結果が出ています。そのため市場性から資格取得の候補を決めていくことも良いでしょう。
参考:AWS 認定資格
参考:Microsoft Azure 認定試験
参考:Google Cloud 認定資格
同様にクラウドのセキュリティ認定としてCertified Cloud Security Professional(CCSP)があります。セキュリティエンジニアとして活動する場合は取得を検討するのが良いでしょう。
参考:Certified Cloud Security Professional(CCSP)

クラウドエンジニアの年収やキャリアパスは?

クラウドサービスの利用用途が拡大するにつれて、クラウトシステムを設計・構築・保守・運用できるエンジニアへの期待が高まっています。クラウドエンジニアはこのようなクラウドへの期待のもと需要が高まるでしょう。ここでは、気になる年収やキャリアパスについて触れていきます。

クラウドエンジニアの年収は?

経済産業省の調査によると、クラウドエンジニアの年収はIT運用・管理のカテゴリーで約608.6万円となります。求人サイトではおよそ400万円から700万円が相場で、平均580万円前後となります。同様にITエンジニアではおよそ400万円から600万円が相場で、平均500万円前後です。そのためクラウドエンジニアの水準はITエンジニアと比べて概ね高めの年収設定となっていることが分かります。
参考:経済産業省 IT関連産業の給与等に関する実態調査結果

クラウドエンジニアのキャリアパスは?

クラウドエンジニアのキャリアパスはITエンジニアとしての経験を高めていくことが求められます。加えてパブリッククラウドの資格取得と並行し、クラウドに関連した実務経験を重ねていくのが良いでしょう。クラウド利用者側の業務では運用監視の比率が高まっていますので、パブリッククラウドの運用監視の経験を積んでいけば将来の選択肢が広がるでしょう。

さらにAWSの他Microsoft AzuleやGoogle Cloud等複数のクラウドサービスの経験がある場合は、マルチクラウド運用や利用方法の最適化に対してアドバイスをするクラウドコンサルタントとしての選択肢も見えてきます。

クラウドエンジニアの市場性は?

クラウドサービスで管理する項目は仮想化されたシステム資源となります。そのため、従来型システムの置換えの際にも、クラウドエンジニアのサポートが必要となります。知識レベルもシステムの構成要素であるコンピュータとネットワークを横断的に検討するスキルが必要とされますので、市場での引合いさらに増えるでしょう。

クラウドエンジニアの将来性は?

クラウド利用のためのアプリケーションは、クラウド動作を最適化するクラウドネイティブ化の対策が求められます。一方、従来型アプリケーションはクラウド対応していないものが多く、クラウド向けシステム移行に向けたクラウドネイティブ化対策の要求が高まります。そのため、クラウドエンジニアが一層クラウド市場に求められる存在になるでしょう。

クラウドエンジニアの適応領域は?

今後も各業務アプリケーションのクラウドサービス化がさらに進んでいくと予測されています。また、ビッグデータ領域もデータ格納先としてクラウドの利用が増えるでしょう。したがって、クラウドサービスの利用拡大に伴い、クラウドエンジニアの活躍の場が広がるでしょう。

クラウドシステムに不可欠な技術を吸収しクラウドエンジニアとしてさらに活躍の場を広げよう

働き方改革によりデジタルトランスフォーメーション(DX)が加速しています。そのためテレワーク対応可能なリモート業務システムの構築に対するニーズが高まってきています。その際のシステム基盤はパブリッククラウドが標準的な扱いになり、クラウドベースの設計・構築や保守・運用の要求が高まるでしょう。

同様に従来型と異なり、監視もリモート対応が主体となりますのでより広域のシステムや複雑なシステムのクラウド監視のニーズが高まるでしょう。クラウドエンジニアとして経験を重ねることにより、実際の需要に応えられるエンジニアとして成長するでしょう。

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