Google Cloudの認定資格とは?資格一覧と活かせる仕事を解説
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Google Cloudの認定資格とは?資格一覧と活かせる仕事を解説
アンドエンジニア編集部
2023.01.08
この記事でわかること
GCP資格はGoogle公式の資格であり、3つのレベルかつ11種類に分かれている
GCP資格はネットワーク関連の職種だけでなくクラウドコンピューティングを活かした開発職にも活かせる
GCP資格の勉強には参考書だけでなく公式のハンズオンのトレーニングプログラムを活用できる

Google Cloudの認定資格はどのような資格か?

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Google Cloud認定資格はGoogle社が主催するGoogle Cloudに関する技術認定を行う資格です。Google Cloudに関わる資格であることまでは分かると思いますが、具体的にどのような内容であるかはご存知でない方も多いのではないでしょうか。

本記事では、GCP資格とも呼ばれる同資格の概要と種類を紹介していくとともに、メリットや勉強方法についても解説していきます

GoogleのGCPについて知り、エンジニアのスキルに生かそう

レベルに応じた資格でIT開発全般に活かせる

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GCP資格は3つのレベルに分かれており、さらに最上位レベルの中で9つの専門領域に分かれています。同資格を取得していけば、Googleが提供するクラウドサービスへの知見や技術を社内外にアピールすることが可能です。

活かせる職種はクラウドエンジニアだけでなく、クラウドコンピューティングを活用したアプリケーション開発、AI開発なども含まれます。GCP資格を歓迎要件として挙げている求人も少なくないため、クラウド関連に限らず就きたいと思っている職種への転職に有利に働くこともあるでしょう。

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GCP資格とは

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まずはGCP資格についてその概要を説明していきます。資格の受験方法についても解説します。

資格の概要

Google Cloud認定資格はGoogleが公式に認定しているクラウド技術に関する資格です。その名の通りGoogle Cloudに関する知識やスキルを評価するものですが、クラウドを利用したアプリケーション開発やAI開発に関する分野もカバーしています。

本資格は合計11種類の資格に分かれており、プロフェッショナルレベルにおいては専門領域ごとに資格が用意されています。基本的にはGoogle Cloudが持つ機能をいかに使いこなせるかを示す資格と考えてよいでしょう

【参考】:Google Cloud 認定資格の概要

GCP資格の一覧

前述の通りGCP資格は大きく分けて3つのレベルがあり、その中で複数の資格に分かれています。

■「基礎的な認定資格」 ・Cloud Digital Leader

■アソシエイト認定資格 ・Cloud Engineer

■プロフェッショナル認定資格 ・Cloud Architect ・Cloud Database Engineer ・Cloud Developer ・Data Engineer ・Cloud DevOps Engineer ・Cloud Security Engineer ・Cloud Network Engineer ・Google Workspace Administrator ・Machine Learning Engineer プロフェッショナル認定資格には、専門領域ごとに9つの資格があります。

【参考】:ご自身に適した Google Cloud 認定資格を選ぶ

受験方法

GCP資格は他の資格試験と同様にCBT方式で受験することになります。CBT方式とは、PCの画面上で試験を行う方法で1か所の試験会場に集まらずとも遠隔地から受験を行うことができます。

GCP試験ではテストセンターにて受験をすることができますが、自宅からでも受験することもできます。ただ、自宅からの場合には不正がないことを試験官に証明する必要があり、環境を整えるのに少々手間がかかります。

受験料については資格ごとに異なりますが、約100ドルから約200ドルの間です。

【参考】:GCP資格を自宅から受験する方法

GCP資格取得者の年収

GCP資格を取得したエンジニアはどの程度の年収を期待できるのでしょうか。クラウド技術を活用するネットワークエンジニアを例に挙げてみます。

ネットワークエンジニアの年収は「マイナビエージェント 職種図鑑」での平均年収は380万円、経済産業省2017年発表の「IT関連産業の給与等に関する実態調査結果」から近い職種のIT技術スペシャリスト(特定技術(DB・NW・セキュリティ等))を参考にすると、平均年収758万円と分かりました。

国税庁2020年発表の「民間給与実態統計調査」における民間企業平均年収は433万円なので、ネットワークエンジニアは一般平均年収よりも、やや低めであることが分かります。

ネットワークエンジニアといっても様々な仕事があり、IT技術のスペシャリストとしてクラウド技術を使いこなせれば、より高収入な職場への転職も可能です

【参考】:マイナビエージェント職種図鑑 ※【平均年収 調査対象者】2020年1月~2020年12月末までの間にマイナビエージェントサービスにご登録頂いた方 【参考】:IT関連産業における給与水準の実態① ~ 職種別(P7) 【参考】:民間給与実態統計調査-国税庁

GCP資格取得のメリット

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GCP資格の概要が分かったところで、次に取得にはどのようなメリットがあるかを解説していきます。

クラウド技術を習得できる

メリットの1つはGCP資格の取得を通じてクラウド技術を習得できることです。Google Cloudのみならず何かを学ぶ際には、モチベーションを維持する要素が必要です。

GCP資格を取得するという目標を立てれば、合格に向けてモチベーションが高まり、単なる独学よりも効率よく学習ができます。GCP資格は3つのレベルといくつかの専門領域に分かれているため、段階的に学習を進めることができます。

スキルをアピールできる

GoogleのクラウドプラットフォームはAmazonのAWSに劣らず、様々な企業で使用されています。したがって、Google Cloudを使いこなせる人材はIT業界で需要があります。

実際、ネットワークエンジニアの歓迎要因にGCP資格を挙げている求人も多く見られます。加えてGoogle Cloudがクラウドコンピューティングとしての役割も持っていることから、システム開発やアプリケーション開発、AI開発に対しても活用することができ、システムエンジニアやプログラマーなどの職種にも活かすことができます

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Google Cloud Certified コミュニティに参加できる

GCP資格特有のメリットの1つにGoogle Cloud Certifiedコミュニティに入会できることが挙げられます。アソシエイト以上の資格が必要ですが、参加することができれば、世界中のGCP資格保有者とつながることができます。

Google公式によれば、クラウド活用のアイデアや疑問点の共有だけでなく、社外にコネクションを作り、スカウトされるチャンスもあるとのことです。必然的に英語力が必要となってきますが、世界中のエンジニアとやりとりをしていけば、自身のスキルアップにもつながるでしょう

【参考】:Google Cloud Certified コミュニティについて

GCP資格取得のロードマップ

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GCP資格にメリットがあることは分かりましたが、取得のためにどのように勉強していけばよいのでしょうか。ロードマップとして、資格の選び方から勉強方法を紹介していきます。

受験する資格の選び方

エンジニア未経験であった場合はどの資格からスタートすればよいのでしょうか。未経験であれば最も初歩的な「Cloud Digital Leader」から始めるとよいでしょう。技術的な前提条件もなく、深い知識も求められないので最初の1歩としてベストです。

エンジニアとしての経験があるならばアソシエイト資格の「Cloud Engineer」から受験することをおすすめします。Cloud Engineerには、前提としてGoogle Cloudの基礎を理解していることやクラウド活用経験がありますが、エンジニア経験があれば比較的難易度は易しめです。

参考書を使った勉強

具体的な勉強方法の1つとして、参考書を使った勉強方法が挙げられます。書籍はその1冊に膨大な知識が集約されており、内容を全て理解できればかなりの知識を身に付けることができるでしょう。また、書籍を1冊読破したということは初心者にとっては大きな自信につながります。

GCP資格の入門者向けには図が多く掲載された「図解即戦力 Google Cloudのしくみと技術がこれ1冊でしっかりわかる教科書」がおすすめです。

■図解即戦力 Google Cloudのしくみと技術がこれ1冊でしっかりわかる教科書 ▪著者:株式会社grasys、西岡典生、田丸司 ▪ページ数:288ページ ▪出版社:技術評論社 ▪発売日:2021/9/3 【参考】:図解即戦力 Google Cloudのしくみと技術がこれ1冊でしっかりわかる教科書

Google Cloud トレーニング

GCP資格特有の勉強方法に「Google Cloud トレーニング」があります。Google公式が提供しているGoogle Cloudを学ぶためのサービスであり、資格に沿った学習プログラムが用意されているため、最も効率が良い勉強法でもあります。実際に操作しながら学ぶハンズオンのトレーニングも用意されており、未経験の方でもおすすめできます。

このトレーニングサービス自体はサブスクリプション形式の有料ですが、最初の12日間は無料でトライすることができます。

【参考】:Google Cloud トレーニング

GCP資格を取得して活かせる仕事を探そう

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本記事ではGCP資格について、その概要や資格の種類を説明するとともにメリットや勉強法を紹介しました。ネットワークエンジニアに興味がある方だけでなく、クラウド技術を活用した開発でも活かせるため、プログラマーやシステムエンジニアを目指したい方にとっても役立つ資格と言えるでしょう

仮に資格を取得したとして、次にどのようにして活かせる仕事を探せばよいでしょうか。数ある求人の中からGCP資格を活かせる自分に合った企業を探すことは非常に困難です。

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