システムエンジニアの年収を上げるためには?
現職でシステムエンジニアとして働く方の中には、どうやって年収を上げればいいのかわからず悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
日々、目の前の仕事をこなすだけでは昇給できない場合もあるため、システムエンジニアの年収を決める要素や、年収UPの方法について理解し、適切なアクションを取りましょう。
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システムエンジニアの年収を決める要素
まず、年収UPの方法を知る前にシステムエンジニアの年収を決める要素について把握しておきましょう。ここでは、実務経験年数、担当する工程、予算の違いの3つを紹介します。
実務経験年数や年齢別の違い
日本では長年にわたり年功序列や終身雇用の概念があり、実績や能力以上に勤続年数や経験年数の長さが給与に反映される傾向がありました。近年ではその評価基準を改めようとするトレンドがありますが、依然として実務経験の年数が年収に与える影響は少なくありません。
例えば、未経験の新入社員と経験5年目では平均年収に大きく差が出るため、なるべく早い段階からエンジニアとして経験年数を積んでいくことはそれだけで年収UPに繋がると言えます。
担当する工程の違い
システムエンジニアはその名の通りシステムの企画・設計・開発・構築・運用・保守などを包括的に担当する職種です。しかし、1人ですべての工程を担当するわけではなく、スキルや経験に応じて各工程にアサインされます。
年収は運用や保守などの下流工程では低く、企画・設計などの上流工程では高くなる傾向がありますので、高年収を目指す場合は上流工程を目指すことになります。
企業やプロジェクトごとの予算の違い
システムエンジニアの給与は企業がそのシステム・プロジェクトに割ける予算の中で決められています。そのため、予算の多いシステムやプロジェクトでは給与が高くなりやすく、そうでない場合は低くなりやすいと言えます。
また、顧客向けのシステムであればクライアント側の予算が、社内向けのシステムであれば社内の予算が取れている必要があり、予算は費用対効果によって変わります。システムの価値を高めることが予算の増額にも影響するため、可能な限りシステムをより良いものに改善していく努力が必要です。
システムエンジニアの市場価値と平均年収
システムエンジニアは様々な要素が年収に影響しますが、平均年収を知ることは自分の市場価値や目標を見定めるのに重要です。ここでは、経済産業省等の調査データをもとに、システムエンジニアの平均年収のデータと、そこから読み取れることを紹介します。
システムエンジニアの平均年収は「マイナビエージェント職種図鑑」によると、431万円(※2024年9月執筆時点)と算出されています。また、経済産業省2017年発表の「IT関連産業の給与等に関する実態調査結果」における「エンジニア/プログラマ」の平均年収を参考にすると、592万円でした。
国税庁2020年発表の「民間給与実態統計調査」における民間企業平均年収は433万円なので、システムエンジニアは平均以上の年収を得ることができる職種と言えます。
なお、企画やマネジメントなど上流工程のポジションを獲得できればさらに高い年収を得ることも可能です。
【参考】:マイナビエージェント職種図鑑/システムエンジニア ※【平均年収 調査対象者】2020年1月~2020年12月末までの間にマイナビエージェントサービスにご登録頂いた方 【参考】:IT関連産業における給与水準の実態① ~ 職種別(P7) 【参考】:民間給与実態統計調査-国税庁
システムエンジニアが収入を上げる方法
システムエンジニアとして収入を上げるには、大きく分けて3つの方法があります。現在の仕事内容に満足しているか、今後の年収UPの見込みがあるかなどの判断基準によってアクションを検討しましょう。
現職で年収を上げる
現職の仕事内容や待遇に満足している場合は、その会社の中で年収を上げる取り組みをすることになります。社内の給与査定の仕組みをよく確認し、昇給・昇進に繋がるアクションを積極的に取っていきましょう。一般的には作業者よりも管理者、無資格よりも有資格の方が評価が高まる傾向です。
また、副業が許可されている場合は業務外の時間を活用して本業以外の収入の柱を築くことも有効です。資料作成や小規模なアプリケーションの開発など、システムエンジニアの本業と関連のある副業を選ぶと相互に技術や知見を取り入れることができ、相乗効果でスキルアップが見込めます。
転職して年収を上げる
現在の仕事内容や待遇に満足していない場合は、思い切って転職を検討してみるのも有効です。IT業界は人材不足と言われており、求人でも前職以上の給与保証を掲げている企業が少なくありません。
現職で給与交渉をするのはハードルが高いと感じる場合でも、転職時であれば複数の企業に応募し、いくつかの内定を獲得した状態なら給与交渉しやすいというメリットもあります。
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独立して年収を上げる
年収を上げたい場合、フリーランスエンジニアになったり企業して独立したりするという手段もあります。会社員としての年収は、企業が用意できるポジションと、そのポジションに用意できる給与が上限となります。その代わり、利益に関わらず一定の給与が保証されています。
一方、フリーランスエンジニアなどの個人事業では報酬がそのまま自身の収入となるため、年収に上限はありません。その代わり、給与保証はなく、自ら営業して案件を獲得するだけでなくクライアントと信頼関係を構築し、継続して利益を上げる必要があります。
コネクションがなく、営業力にも自信がない場合はフリーランスエンジニア向けの案件を仲介してくれるエージェントサービスを利用できますが、その場合は仲介マージンが発生することに留意しましょう。
高い年収を得られるシステムエンジニアになろう
今回は、システムエンジニアの年収を決める要素や、年収UPのために取れるアクションについて紹介しました。エンジニアという職種は一般的には同じ企業に長く所属しているほど年収を上げるのが難しくなっていき、転職時の立ち回りによって年収が大きく上がる傾向があります。
しかし、転職活動は求人企業のリサーチや自己PR、給与交渉などエンジニアの実務経験とは全く違う能力が求められるため、独学で成功するのは難しいと感じるかもしれません。そのような時は、転職エージェントを利用しましょう。
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