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未経験からプログラマーになれる?転職方法や文系でもなれるのか解説
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未経験からプログラマーになれる?転職方法や文系でもなれるのか解説

アンドエンジニア編集部
2025.01.17
この記事でわかること
プログラマーは文系・理系など関係なく、未経験者でも目指せる職業
未経験でも新卒採用枠、中途採用枠から就職・転職する方法がある
未経験者は選考の前にプログラミングの勉強など、しっかりとした準備が求められる

プログラマーは未経験からでもなれる?

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プログラマー職に憧れ、システムエンジニアを目標にプログラマー職に就きたいと考える人は少なくありません。新卒・第2新卒、あるいは既に社会人でプログラミングを学ぼうとしているなど、さまざまなケースがあります。

未経験者がプログラマーを目指すのは「きつい」「やめとけ」という意見もありますが、昨今IT人材の需要が増しており、プログラマーの需要も高くなっています。未経験から優秀な人材を育てる姿勢の企業が増えてきていることもあり、プログラマーは文系・理系関係なく未経験者でも目指せるでしょう。

ここでは、未経験者がプログラマーになる方法について解説します。

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未経験プログラマーとは

未経験のプログラマーとは、どういったレベルの人を指すのか明確にしておきましょう。大別すると次の3種類に分かれます。

・プログラミングの知識や経験と就業経験の両方がない人 ・プログラムは書けるが、プログラマーやエンジニアとしての就業経験がない人 ・就業経験はあるが、プログラミングの知識や経験がない人

上記の通り、IT知識があったとしても仕事に活かすには不十分なケースがあるため、プログラマーになるにはこれらを補う必要があります。

最近ではリモートワークが定着し、在宅勤務での募集案件が増えています。例えば「未経験者歓迎・在宅勤務・勤務地東京」の条件で、マイナビAGENTで検索すると、かなりの求人数がヒットしました。(2024年12月)この結果だけでも、未経験者歓迎の求人が多いことが分かります。

【参考】:マイナビAGENT(プログラマ・システムエンジニア求人)

プログラマーの需要

プログラマーになりたいと考えても、需要がなければプログラマーを目指すのはハードルが高くなります。では実際にプログラマーの需給関係はどうなのでしょうか?日本ではプログラマーの需要はますます高まっており、その活躍の幅がさらに広がると見られています。

経済産業省は2030年に最大で45万人のITエンジニア(プログラマーを含む)が不足すると試算しています。プログラマーの将来に不安を抱く方もいますが、当分の間はITエンジニアの不足が続くと考えていいでしょう。

【参考】:IT・エンジニアの職業図鑑 プログラマー(マイナビAGENT)

30代・40代でもプログラマーになれる?

30代以降の年齢で未経験からプログラマーを目指すには、まずは戦力となりやすいようなスキルをしっかり磨いておくことが重要です。30代以降は経験者で即戦力となるような人材を求める企業が多く、全くの知識やスキルがない人材は採用が難しい可能性が高いでしょう。

40代になるとさらに採用率は下がり、未経験者のハードルは一層高くなります。30代・40代が未経験でプログラマーになるには、前職の経験が活かせるような職種を見つけることをおすすめします。

例えば、ITと〇〇(不動産など)、近年ではITと既存のビジネスの掛け合わせが増えています。特にマネジメント業務の経験は重宝されるため、積極的にアピールしましょう。

また、実力を証明できるようなポートフォリオや資格などの提示は、30代・40代になると必須の項目と言えるでしょう。その際、転職に強い転職エージェントのサポートも重要な要素となります。

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未経験からプログラマーになるパターン

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未経験からプログラマーになるパターンとしては、大きく分けて新卒採用と中途採用があります。それぞれのパターンごとに留意することなどについて解説します。

新卒枠からプログラマーになる

プログラミング未経験者でも、もっともプログラマーになれる可能性が高いのは新卒枠を利用するケースです。

その理由は、多くの企業が新卒枠を即戦力ではなく、育成によって戦力になる人材を育てる方に力を入れているためです。プログラミングの資格などがあれば有利ですが、それは評価の1つに過ぎず、あくまでも将来性を中心に人物を見ます。

◼︎採用した社員は企業が育てる 社員教育は社員の未来への投資です。採用した社員は均等に教育を受ける機会が与えられます。また、資格取得に向けて補助金や資格手当を支給する企業が増えており、プログラミングの知識や経験は後から補う方針です。

◼︎プログラマー不足でも人気企業は狭き門 有名かつ人気の企業に新卒入社を希望する人は多くいます。そういった企業は競争率が高く、また優秀な学生が集まるため、入社の難易度が上がります。入念に企業研究を行い、身の丈に合った企業を選びましょう。

◼︎文系・理系は関係ない IT企業の文系出身者の採用が増えており、採用枠の3〜4割程度は文系が占めている企業が多くあります。それは、システムエンジニアやプログラマーに求められる資質の1つにコミュニケーション能力があるため、文系のエンジニアも一定数の需要があるためです。

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転職してプログラマーになる

これまでの中途採用では経験者採用が中心であり、「中間採用は即戦力」という考え方が一般的であったため未経験者の採用は少数でした。

しかし、近年プログラマーやIT人材の不足が深刻化し、求人情報には「未経験者歓迎」の文字が多くなりました。とはいえ、戦力として不足していると採用は難しいでしょう。未経験でも中途採用で入社するには、以下のように何かアピールできるものが必要です。

◼︎第2新卒である 一般的に第2新卒とは「新卒で入社して3年以内程度」の人物を指し、企業側としても第2新卒の採用を増やす傾向が強まっています。第2新卒は社会人としての基礎ができているため教育コストを抑えられます。また、社会人経験が少ない分柔軟性があり、組織に馴染みやすいメリットがあります。

◼︎ITスキルがある プログラミングの経験はなくとも、ITパスポートや基本情報技術者試験に合格しているなど、訴求できるITスキルなどがあると有利です。

◼︎アピールできることがある 基本的なビジネススキルがあると、採用率がアップします。たとえば、営業SEとして一般的なITスキルを有している、部門のシステムアドミニストレーター(システム推進担当)をしていた、などの実績をアピールできると有利です。

【未経験者向け】プログラマーのポートフォリオの作り方を解説

◼︎プログラミング言語を扱える 実務経験がなくとも、プログラム言語を扱える人は少なくありません。そうした方は中途採用でも有利ですが、プログラムを組めても実力を証明するのが難しいため、スキル証明となる資格を有していると、有利になるでしょう。

プログラマーへの転職を検討している人は、Python、PHP、Java、Rubyなどのどれか1つでも資格を取得しておくことをおすすめします。

プログラマ・システムエンジニア(オープン・WEB)の転職・求人情報を見る >

アルバイトからプログラマーになる

正社員でプログラマーになるのは決して簡単ではないため、アルバイトから正社員を目指す方法もあります。しかし、アルバイトやインターンはあくまでも「非正規社員」であるため、安定雇用が保証されているわけではありません。

社員への登用をアピールしている求人でも、必ずしもその保証があるわけではないことを留意しておきましょう。こういった転職における不安要素や失敗をなくすには、転職エージェントを活用することで希望に沿った求人を見つけやすくなります。

まずはマイナビIT エージェントに無料登録いただいて、キャリアアドバイザーにキャリアや転職に関する相談をしてみてはいかがでしょうか。

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プログラマーの仕事や役割

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プログラマーを目指すなら、まずはプログラマーという職種に対する理解が欠かせません。ここでは、プログラマーの仕事や役割、年収について解説します。

プログラマーとシステムエンジニアの違い

プログラマーもシステムエンジニアも、同じITエンジニアですが、仕事の内容や役割は大きく異なります。システムエンジニアはクライアントやユーザの要求をヒアリングし、その要件を確定して、それらをシステムでどう具現化するのかについて考え、設計・開発を行います。

プログラマーは、システムエンジニアがまとめたシステム仕様書に従い、プログラミング言語を用いてプログラムを作成し、システムに実装するのが仕事です。

システムエンジニアは設計・開発を担当し、その中身を作るのがプログラマーという役割に分かれます。

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プログラマーの種類

プログラマーと言っても、専門分野によって種類が異なります。大きく分けると、Web系プログラマー、アプリを作るアプリケーションプログラマー、ゲームアプリを作るゲームプログラマーなどがあります。漠然とプログラマーを目指すのではなく、どういった分野のプログラマーを目指すのか、目標を定めておくことが重要です。

プログラマーに求められるスキルや資質

優れたプログラマーになるには、求められるスキルを有している必要があります。ここでは、プログラマーに求められるスキルや資質について確認しておきましょう。多くのスキルは努力によって身に付くため、不足部分を高める努力をしましょう。

◼︎論理的思考能力 プログラムを通じてコンピュータに適切な指示を与えるのがプログラマーの仕事であり、この適切な指示には論理的な思考能力が欠かせません。プログラマーにとって最も必要なスキルと言えます。

◼︎プログラミングスキル プログラマーの主な仕事はプログラミングであるため、最低でも1種類はプログラミング言語を扱える必要があります。開発するシステムやアプリケーションによって用いる言語は異なるため、複数のプログラム言語を扱えるように努力しましょう。

プログラミングは問題解決のために行うことが多くありますので、アルゴリズムについても理解を深めておきましょう。

◼︎コミュニケーション能力 プログラマーには、システムエンジニアと同じくコミュニケーション能力が求められます。システム開発プロジェクトでは、プロジェクトリーダーとメンバーの共同作業となるため、メンバー同士、時にはクライアントやユーザとのコミュニケーションが欠かせません。

コミュニケーション能力は意思を伝える以外に、相手の意思を理解したり、自分の考えをまとめて伝えたりする能力のことで、意思疎通能力と理解しましょう。

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プログラマーの年収

プログラマーを目指すにあたって、報酬がどの程度もらえるのでしょうか。ここでは、さまざまなデータから、プログラマーの平均年収を算出します。

「マイナビエージェント 職種図鑑」での平均年収は344万円(※2024年12月執筆時点)、経済産業省2017年発表の「IT関連産業の給与等に関する実態調査結果」から近い職種の「SE・プログラマ(ソフトウェア製品の開発・実装)」を参考にすると、平均年収568万円でした。

国税庁2020年発表の「民間給与実態統計調査」における民間企業平均年収は433万円なので、プログラマーは年齢や実績によっては平均年収よりもやや低めの可能性があります。

プログラマーを含むITエンジニアは実力主義の世界であり、スキルや実績によって年収の幅が大きくなります。資格を取得するなど、仕事に活かせる技術やスキルを高めることで、年収アップを図れます。

【参考】:マイナビエージェント 職種図鑑 ※【平均年収 調査対象者】2020年1月~2020年12月末までの間にマイナビエージェントサービスにご登録頂いた方 【参考】:IT関連産業における給与水準の実態① ~ 職種別(P7) 【参考】:民間給与実態統計調査-国税庁

未経験者が転職前に準備すべきこと

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未経験というハンデを乗り越えるためには準備が必要です。未経験者でも有利に選考に臨むために、準備しておきたいことがいくつかあります。少なくとも以下の事柄については準備をしておきましょう。

なぜプログラマーになりたいのか

プログラマーを目指す以上は、自身がなぜプログラマーを目指すのか、プログラマーになって具体的に何をしたいのかについて、明確なイメージを持って採用面接に臨めるよう、心の整理と準備をしておきましょう。

特に文系出身、未経験者の方は、プログラマーや他のITエンジニアの仕事内容に対する理解の不足が懸念されます。採用面接では志望動機と将来目標を必ず聞かれるため、それらが正しく伝わるよう、最低限システムエンジニアとプログラマーの違いは理解しておきましょう。

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プログラミングを覚える

未経験者でプログラマーを目指す以上、プログラミングの経験や知識が全くないのは面接でかなり不利になるでしょう。独学でも構わないため、プログラミングの勉強を行って出来る限りの経験を積んでおくことをおすすめします。

文系の学生なら勉強時間を多めに確保し、第2新卒の場合は、転職の半年前から計画的にプログラミングの勉強を始めましょう。スマホアプリやWebサイトの構築など、具体的な成果物があると、選考の際にアピールできます。

学ぶプログラミング言語は、初心者でも覚えやすく人気が高いPythonやRuby、Java、JavaScriptなどがおすすめです。

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キャリアパスを明確にしておく

就職や転職は自己実現の1つの手段であり、最終目標ではありません。企業側は将来に期待して採用を行うため、入社が目標である人は採用が難しいでしょう。

プログラマーとして何をしたいのか、どのようなプログラマーになりたいのか、プログラマーの経験を経て何をしたいのか、どういうスキルを得たいのかなど、キャリアパスについて明確に話せるようにしておきましょう。

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プログラマーのキャリアパスや将来性

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ここまで未経験からプログラマーになる方法や前提知識について解説しました。プログラマーは絶対数が不足しており、求人数が豊富で将来性もあります。必要なスキルや技術を習得すれば、未経験者でもプログラマーになることは可能です。

しかし、プログラミング言語は改良され、新たな言語が生まれ、誰もが扱える易しい言語が登場しています。ノンプログラミングや自動プログラミングの技術も進化しており、常に変化への対応が求められる職種であると言えます。

プログラマーはシステムエンジニアの登竜門と呼ばれており、豊富なキャリアパスがあります。プログラマーは目標に向けた通過点と考え、将来目標を明確にした上で目指すのがおすすめです。また、転職する際は転職エージェントを活用して、自分に合う企業を効率的に探しましょう。

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