プログラマーは将来性がある?
プログラマーになりたいが、将来性があるのか不安という人は多いです。また、周囲からも「プログラマーはそのうちなくなる」「プログラマーは年収が下がる」と言われたことがある人もいるでしょう。
また、最近は人工知能の影響で一部の仕事が10年後、20年後になくなる恐れがある、という話が話題となっています。そのため、職種の将来性に関して敏感になっている人は多いです。
プログラマーは将来性が高い仕事
プログラマーは将来性がないという意見もありますが、実際はそんなことはありません。システム開発の需要は今後も続く可能性が高いと言えます。
マイナビエージェントでは2022年3月現在、全体の公開求人数が35,308件なのに対し、アプリケーションエンジニアは8,049件もあります。プログラマーの求人は他の職種に比べても多く、今後急に需要が下がることはないでしょう。
昨今はスマホやSNSの普及により、Webアプリケーションやスマホアプリを使う人が増え、それらを開発する求人が特に増えています。また、企業もシステムを導入して業務効率化を図る動きが強まっており、企業向けシステムの開発も需要が高まっています。
そのため、プログラマーの将来性は基本的にはあると考えて良いでしょう。
【参考】:マイナビエージェント
プログラマーの種類とは
一口にプログラマーといってもさまざまな種類があります。ここでは「Web系」「スマホアプリ系」「ゲーム系」「業務システム系」の4種類のプログラマーについて解説します。
Web系
SNSやECサイト、動画配信サービスなどのWebアプリを開発するプログラマーです。スマホの普及にともないWebアプリの需要は高まっており、求人数も増えている分野です。Web系で扱われるプログラミング言語はPHP・Python・Ruby・JavaScriptなどです。
スマホアプリ系
スマホにインストールして使うゲームやツールを開発するプログラマーです。特に若者はスマホ=アプリというイメージが強く、スマホアプリも需要が高い開発分野の1つです。スマホアプリ系で扱われるプログラミング言語はSwift・Java・Kotlinなどです。
ゲーム系
任天堂Switchなどの家庭用ゲームのハード・ソフトを開発するプログラマーです。キャラクターのアクションやメッセージの表示など1つ1つをプログラムしていく必要があります。ゲーム系で扱われるプログラミング言語はC#・C++などです。
業務システム系
一般ユーザーではなく企業内で使われるシステムを開発するプログラマーです。顧客管理システムや売上管理システムなどを開発し、企業の業務効率化に貢献します。業務システム系で扱われるプログラミング言語はJavaなどです。
プログラマーに将来性はないと言われる3つの理由
プログラマーに将来性はないという意見はよく聞きます。なぜ将来性がないと言われることが多いのか、理由について解説します。
人工知能の発達
人工知能の発達によりさまざまな仕事がなくなると言われています。特に他者とコミュニケーションを取る仕事よりも、機械的な作業が中心の仕事が先に奪われると予想されています。プログラマーはパソコンに向かってソースコードを書いているだけと思われがちであるため、人工知能に仕事が奪われやすいと考える人が多いです。
しかし実際は、プログラマーはソースコードを書く以外にも多くの仕事を行っており、全てが人工知能に奪われるというわけではないです。
開発自動ツールの普及
最近ではプログラミングをしなくてもWebサイトやアプリが作れるサービスが存在します。たとえばWordPressを使えば、テンプレートを調整するだけでWebサイトを作ることが可能です。開発自動ツールが発達すればプログラマーは不要になるという意見もあります。
オフショア開発
オフショア開発とはシステム開発の一部を海外に発注することです。海外に発注することで人件費をおさえられるメリットがあります。特にインドでは優秀なプログラマーが多く存在するため、日本のプログラマーは仕事を奪われていくのではないかと考える人も多いです。
プログラマーの将来性はむしろあると言える3つの理由
プログラマーは将来性がないという意見もありますが、実際はむしろ将来性が高い仕事です。なぜそうなのか理由についてみていきましょう。
開発自動ツールには限界がある
開発自動ツールには限界があり、より高機能なWebサイト・アプリを作ろうと思った際はツールに頼らず1からプログラミングしなければいけないことが多いです。
ライバル企業に打ち勝つには高機能なサービスを作らないといけないため、ある程度サービスが育ったら開発自動ツールに頼るのを止める必要があります。そのため、開発自動ツールはプログラマーの仕事のすべてを奪う可能性は低いです。
IT業界は人手不足な状態が続いている
IT業界は人手不足な状態が長く続いています。アプリ・システムの需要は伸びているのにも関わらず、プログラミングができる人は日本では少ないためです。そのため、プログラミングスキルを身につければ仕事に困らないことも多いです。
人手不足が急に改善することはないため、プログラマーの需要はしばらく続くと予想されます。
上流工程の仕事がある
オフシェア開発が発展すれば、日本のプログラマーの仕事は多少減るかもしれません。ただ、仮に減ったとしてもまだ上流工程の仕事が残されています。システムの仕様を固めたりプロジェクトのマネジメントを行ったり、といった仕事が失われることはないでしょう。
【参考】:マイナビIT エージェント
プログラマーが将来性を高める3つの方法
プログラマーは将来性があると解説しました。しかし単純に仕事をこなしていくだけでは、いくらプログラマーでも市場価値を高めることはできないです。プログラマーが将来性を高めるために、行うべきことを紹介します。
資格を獲得する
将来性を高めるには資格を獲得するのがおすすめです。IT系の資格にはさまざまなものがありますが、今後需要が高まる分野の知識を身につけられるものが良いでしょう。たとえば、G検定はディープラーニングの基礎知識を身につけることが可能です。
【参考】:G検定とは - 一般社団法人日本ディープラーニング協会【公式
最新スキルについて勉強する
将来性を高めたいなら最新スキルを積極的に勉強しましょう。具体的には人工知能や機械学習、AWSやGCPなどのクラウドサーバなどです。最新スキルを導入するプロジェクトは単価が高い場合が多いです。
上流工程のスキルを獲得する
オフショア開発やAIの発達によって、今後プログラマーには上流工程のスキルが求められてきます。たとえば、プロジェクトの進捗管理やトラブル解決などのマネジメント経験を高めることを意識しましょう。
プログラマーが将来性を高められる企業に転職するなら
プログラマーは将来性がある仕事であることは確かです。エンジニア職は全体的に人手不足なうえに、システムやアプリ開発の需要は今後も高まっていくからです。特に、最新スキルやマネジメントスキルなどを積極的に獲得していけば、プログラマーとして長く活躍することができるでしょう。
プログラマーを目指すうえで大切なのが企業選びです。プログラマーとしての市場価値を上げるには、10年後、20年後も活躍できるスキルを身につけられる企業に転職する必要があります。
そこで利用を推奨するのがマイナビIT エージェントです。
マイナビIT エージェントは、IT・Webエンジニア向け、無料の転職⽀援サービスです。
IT・Webエンジニアの転職事情に詳しいキャリアアドバイザーが、あなたのご経験やスキルをお伺いし、転職活動のプランをご提案します。
アドバイザーは企業側と直接連携を取れるので、求人票に載っていない情報も確認することができます。こちらで働き方などをしっかり確認の上、応募企業を選んでいくのが良いでしょう。
未経験からのキャリアチェンジは心身ともに本当に大変だと思います。少しでもご自身の負担を減らすべく、エージェントサービスを活用して、失敗のない転職活動に臨んでいただければ幸いです。
マイナビエージェントに無料登録して
転職サポートを受ける
編集部オススメコンテンツ
アンドエンジニアへの取材依頼、情報提供などはこちらから