プログラマーの仕事はきつい?
プログラマーの仕事はきついと考える人もいるのではないでしょうか。もしくは、現在プログラマーとして働いていて大変だと感じている方もいるかもしれません。また、プログラマーで検索すると関連ワードに「きつい」と表示されることもあり、転職に不安を覚える方もいるでしょう。
しかし、プログラマーの仕事はきついことばかりではなく、むしろ魅力的やことややりがいを感じることも多くあります。もちろん仕事なので大変なことはありますが、大変なことがあるのはどの仕事でも同じことでしょう。そのため、プログラマーへの転職にそこまで不安を感じなくて良いです。
プログラマーの仕事がきついと言われる理由
プログラマーの仕事がきついと言われる理由についてまとめました。なぜきついと言われることがあるのか気になる方は参考にしてください。
残業が多い場合もある
プログラマーは「残業・休日出勤が多い」「納期に追われることが多い」といったイメージを持たれることが多いです。本記事を読んでいる方の中にも、残業が多い職場で働いている方がいるかもしれません。
しかし、実際は定時で帰っている方や余裕のある納期で働いているプログラマーも多いです。そのため、現在残業が多いプログラマーの方も、別の企業に転職することで職種を変えなくても残業時間を減らせるかもしれません。
また、総務省の「賃金構造基本統計調査」によると、令和3年度のプログラマに近い職種のソフトウェア作成者の時間外労働平均は月13時間となっています。他の職種と比べてもそこまで残業・休日出勤は多くないことが分かります。やはり残業が多いかどうかは企業にもよるでしょう。
【参考】:賃金構造基本統計調査 令和3年賃金構造基本統計調査 一般労働者 職種 | ファイル | 統計データを探す | 政府統計の総合窓口
モチベーションを保てない場合がある
モチベーションを保てなくなってしまい、毎日の作業がきついと感じるプログラマーの方もいます。プログラマーは黙々とプログラミング作業をこなしていく必要があるため、プログラミングがあまり好きではないのにプログラマーに転職してしまうと、モチベーションが保てなくなる場合があるでしょう。
また、プログラマーは新しい技術を勉強して知識をアップデートする必要性が強い職種でもあります。転職後も勉強を続けるためには、モチベーション維持も重要です。
予定変更に対応する必要がある
顧客側の都合やシステムトラブルなどによって、プロジェクト開始後にシステムの仕様が変更となることもあります。予定が変更された際に柔軟に対応できず、きついと感じるプログラマーの方もいます。逆に言えば、柔軟性を身につけてスケジュールや開発手法の見直しを素早く行うなど、予定変更に対応できるようになればプログラマーとして活躍しやすくなるでしょう。
プログラマーの年収・将来性について
続いて、プログラマーの基礎知識について解説します。プログラマーの年収や将来性など転職を検討している方が気になる点について説明します。
プログラマーの年収
プログラマーの年収は「マイナビエージェント職業別年収ランキング」での平均年収は344万円、経済産業省2017年発表の「IT関連産業の給与等に関する実態調査結果」から近い職種のSE・プログラマ(ソフトウェア製品の開発・実装を参考にすると、平均年収568万円と分かりました。
国税庁2020年発表の民間給与実態統計調査における民間企業平均年収は433万円なので、プログラマーは一般平均年収よりも、やや低めであることが分かります。
プログラマーはシステムやアプリ開発に必要不可欠な職種であり、今後更に市場価値が高まっていく可能性もあります。また、プログラマーはキャリアアップすることで年収を高めていける職種のため、平均年収はあくまで参考程度に考えるのが良いでしょう。
【参考】:マイナビエージェント職業別年収ランキング/職種図鑑 ※【平均年収 調査対象者】2020年1月~2020年12月末までの間にマイナビエージェントサービスにご登録頂いた方
【参考】:IT関連産業における給与水準の実態① ~ 職種別(P7)
【参考】:民間給与実態統計調査-国税庁
プログラマーの将来性
システムやアプリ開発の需要は年々高まっており、プログラマーは将来性が高いと言われています。自社でWebサービスやスマホアプリを開発した企業や、社内システムを導入し業務効率化を図りたい企業は多くあり、多くの企業がプログラマーを欲しています。
プログラマーがいないとシステム開発ができない以上、プログラマーの市場価値は高まり続けるでしょう。
プログラマーの仕事の魅力的な面
プログラマーは魅力的な面も多くある仕事です。具体的にどのような点が魅力あるかについてまとめたので、転職を検討している方は参考にしてください。
ものづくりの楽しさを実感できる
プログラマーはものづくりの楽しさを実感できる仕事です。苦労してシステムが完成したときやバグが修正されたときは達成感を感じるでしょう。ものづくりが好きな方なら楽しんで働き続けられる仕事です。
自分の成長を感じられる
プログラマーは自分の成長を実感しやすい仕事であり、成長を実感できると楽しさにつながりやすいです。勉強してきた新しい技術を活用して問題を解決できたときや、上司やクライアントから褒められたときに、努力が報われたと感じるでしょう。
キャリアアップできる
プログラマーはマネジメント職やスペシャリスト職にキャリアアップできる職種です。キャリアアップすれば、月給やボーナスも上がることが多いです。上を目指していけるのもプログラマーの魅力でしょう。
プログラマーに向いている人の特徴
続いて、プログラマーに向いている人の特徴について解説します。次の項目に該当する方は、プログラマーとして活躍できる可能性が特に高いと言えるでしょう。
勉強意欲がある
プログラマーは多くの技術を知っている人の方が活躍の場が広がるため、勉強意欲がある方の方がプログラマーに向いています。プログラミングはもちろん、サーバーやネットワークの知識があるとインフラ面でトラブルがあった際に率先して解決へと動けます。
ほかにも、トレンドスキルを取得すれば、性能面に優れたシステムを開発できるようになり、顧客からの評価も上がります。
変化に柔軟に対応できる
プログラミングなどのスキルは時代に応じてトレンドが変化するので、変化に対応できる方の方がプログラマーに向いています。昔主流だったプログラミング言語やフレームワークが、現在ではあまり使われなくなってしまったこともあります。
そのためプログラマーは、新しいことを柔軟に吸収していく必要があるでしょう。
集中力がある
プログラマーは机に座って作業し続ける必要があるため、集中力がある人の方が向いています。また、ソースコードは1文字でも間違えると正しく動かないため、集中してミスがないか探す必要があるでしょう。プログラマーを目指す方は集中力を身につけることをおすすめします。
プログラマー経験者がより活躍するには?
経験者がプログラマーとしてより活躍するにはどうすべきかを解説します。これらを実践することで、評価が上がったり、キャリアアップに繋がる機会が増えるでしょう。
資格を獲得する
資格を獲得することでプログラマーに必要なスキルを体系的に身につけることが可能です。経験者におすすめなのは応用情報技術者試験です。応用情報技術者試験は知名度が高く多くの企業に認められているため、経験者が一歩先に進むのに適しています。
【参考】:IPA 独立行政法人 情報処理推進機構:制度の概要:応用情報技術者試験
マネジメントスキルを身につける
マネジメントスキルを身につけることで、プログラマーからキャリアアップしやすくなります。コンサルタントやプロジェクトマネージャーを目指す方は、仕事の進捗管理を円滑に行うスキルや部下を引っ張る能力、といったマネジメントスキルを磨きましょう。
プログラマーとして高みを目指すなら
本記事ではプログラマーの仕事はきついのか、について解説しました。プログラマーの仕事は魅力的な面も多く将来性も高いので、転職はおすすめできます。
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