プログラマーに向いている人の特徴は？特別な才能は必要なのか解説！

プログラマーは誰でもなれる？

プログラマーになるのは才能が必要であり誰でもなれるわけではない、というイメージを持つ人は多いです。「プログラマーはやめとけ」という意見を言う人もなかにはいます。

プログラミングの学習自体が敷居が高く、興味はあるが手を出せないという人は多いでしょう。しかし「難しそうだから」という理由でせっかく興味があるのに諦めてしまうのはもったいないです。

プログラマーは決して特別な才能が必要な仕事ではありません。この機会にぜひ先入観をなくしていただければと思います。

プログラマーになるだけなら特別な才能は必要ない

プログラマーになるだけなら特別な才能は必要ありません。もちろんプログラミングコンテストで優勝したり最先端の技術分野で働いたりするのは誰でもできることではありませんが、一般的なアプリやシステムを作るだけならそこまで難しくはありません

なぜなら、最近のプログラミング言語は、習得しやすいように作られているからです。昔のプログラミング言語は習得するのが難しくプログラマーになれる人も限られていましたが、最近ではPHPやPythonといった文法が平易な言語が主流になっており、敷居が低くなったと言えます。

また、プログラミングを学ぶ環境も昔に比べ充実しており、誰でも手軽に学べるようになりました。そのためプログラマーになるだけなら、そこまで才能は必要ないと言えるのです。

加えて、プログラマーは求人数も豊富であり転職しやすい傾向があります。プログラミングの実務経験がなくても、IT技術に対する興味があれば転職できる可能性が高くあります。

Pythonとは？人気のPythonを学ぶ際に知っておきたいこと

PHPとは一体何か？他のプログラミング言語と異なるポイントを解説！

そもそもプログラマーとは何か？

プログラマーはプログラミング言語を使いシステムやアプリの開発を行うエンジニア職です。コンピュータに対してプログラミング言語を使って命令を行い、想定どおりに動かせるようにすることで、Webアプリやサイト、ゲーム、電化製品なども作ることができます。

プログラマーになるにはプログラミング言語の知識が必要です。プログラミング言語には英語や日本語と同じように文法があり、法則に基づいて記述する必要があります。

プログラマーと似た仕事にシステムエンジニアというものがあります。プログラマーはシステムを実際に作るのに対し、システムエンジニアはシステムの設定を担当します。何年かプログラマーとして勤めた人がシステムエンジニアにキャリアアップすることが多いです。

プログラマーに特別な才能が必要だと思われている3つの理由

プログラマーは特別な採用が必要だと言われることも多い仕事です。なぜそのように言われるのか理由を3つ解説しましょう。

プログラマーの仕事は知らない人から見れば難しく感じることが多いです。特にパソコンに詳しくない方にとっては何をしているのかまったく分からないことがほとんどでしょう。実際はそこまで難しいわけではないのですが、敷居が高く感じられるのは確かです。

プログラミングは挫折率がとても高いです。勉強しても途中で分からなくなってしまい、プログラミングは才能が必要だと思いこんでしまう人もいます。

しかし実際は勉強のやり方に問題があるケースも多いです。たとえば、いきなり難しい参考書を読んでしまっている、文法を1から理解していない、という場合挫折率が高くなります。

プログラミングには数学や物理の知識が必要で文系には難しい、ということもよく言われています。しかし実際はプログラミングに数学はほとんど必要ありません。機械学習や統計解説などの分野では微分積分や線形代数の知識が必要ですが、一般的なシステムやアプリを開発する際に難しい計算をする機会などはないです。難しい計算はライブラリというものを使えば行える場合がほとんどだからです。

そのため、文系でも十分にプログラマーは目指せます。むしろ、新しい言語を習得するという側面から考えると文系の方が向いているのではないか、という意見もあります。

システムエンジニアは文系者が向いている？理由やキャリアパスを解説！

プログラマーに向いている人の3つの特徴

プログラマーに向いている人の特徴を3つ挙げます。これらの特徴に該当する方はプログラマーとして活躍できる可能性が高いです。また、当てはまっていない方もこれらの特徴に近づけるように努力することでプログラマーを目指しやすくなります。

システム開発はチームで行うことが基本のため、プログラマーはコミュニケーション能力が必要になります。チームと開発進捗や分からない点を共有しあいながら進めていかないといけません。コミュニケーション能力に欠けていると伝達がうまくいかず、開発が遅れてしまうこともあります。

そのためプログラマーの面接でも、コミュニケーションに不備がないか注意深く確認されます。

プログラマーはコツコツと勉強を続けられる人の方が向いています。IT技術は新しいものが次々と出てくるため、プログラマーは転職後も学び続ける必要があるためです。新しいことに率先して興味を持ち、自分から進んで勉強ができる人もプログラマーに向いていると言えるでしょう。

プログラマーは論理的思考力が必要と言われています。論理的思考力とは物事を道筋立てて飛躍なく考えていける力のことです。アルゴリズムを考えつつソースコードを書くには論理的思考力が必要です。

【参考】：マイナビIT エージェント

努力次第でプログラマーに向いている人になることは可能

プログラマーに向いている人の特徴を挙げてきましたが、もし自分が向いている人に該当しなくても落ち込むことはありません。努力次第でプログラマーに向いている人になることは可能だからです。具体的にどういったことをすれば良いのか紹介します。

プログラミングはいきなり難しい本を読んで勉強すると挫折してしまいます。初心者はオンラインで学べる学習サイトを使うのがおすすめです。学習サイトは初心者向けにテキストがわかりやすくまとまっており、練習問題も多く掲載されているため習熟度を確かめながら進めていくことができます。

プログラマーはコツコツと勉強を続けられる人の方が向いています。勉強を続けられない理由はその人が怠惰だからではなく、いきなり難しいことに挑戦しようとして挫折することが多いからです。

プログラマーを目指すなら論理的思考力を鍛えた方が良いでしょう。論理的思考力を鍛える効率的な方法は、文章を読んで内容を要約してみることです。たとえば新聞の社説を読み、この文章での作者の主張などをまとめて分類わけすると、物事を順序立てて考える力が身についてきます。

プログラマーにはコミュニケーション能力が必要ですが、営業職のように相手の感情を動かしたり商品の宣伝を上手く行ったりする必要はなく、言いたいことを伝えられる能力さえあれば問題ありません。言いたいことを伝えるだけなら、訓練次第で誰でもできるようになります。

ポイントは結論から話すように心がけることです。結論をまず言ってそれから理由を述べ、具体例を語り最後にもう一度結論を言うようにすると、聞き手が話の内容を理解しやすくなります。

未経験からプログラマーに転職するなら

プログラマーは特別な才能がなくても目指せる職種です。人手不足の傾向がありかつ需要が高まっている仕事なので、求人数も豊富で未経験からでも転職できる可能性があります。

ただ、IT企業に詳しくない方の場合、未経験でも転職できる企業を探していくのは少々苦労するかもしれません。

そこで利用を推奨するのがマイナビIT エージェントです。

マイナビITエージェント【公式】IT・Webエンジニアの求人・転職エージェント

マイナビIT エージェントは、IT・Webエンジニア向け、無料の転職⽀援サービスです。

IT・Webエンジニアの転職事情に詳しいキャリアアドバイザーが、あなたのご経験やスキルをお伺いし、転職活動のプランをご提案します。

アドバイザーは企業側と直接連携を取れるので、求人票に載っていない情報も確認することができます。こちらで働き方などをしっかり確認の上、応募企業を選んでいくのが良いでしょう。

未経験からのキャリアチェンジは心身ともに本当に大変だと思います。少しでもご自身の負担を減らすべく、エージェントサービスを活用して、失敗のない転職活動に臨んでいただければ幸いです。