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プログラマーに英語が必要な理由とは?英語のメリットや勉強法を解説
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プログラマーに英語が必要な理由とは?英語のメリットや勉強法を解説

アンドエンジニア編集部
2023.09.07
この記事でわかること
プログラマーに英語力が必要なのは、海外と取引やIT技術の最新情報を得るのに役立つから
プログラマーが英語力を高めることで、就職/転職・昇格/昇給に有利になるというメリットがある
英語力を高めるためには、プログラミング英語検定などを受験したり、自らを英語環境に置いたりすることが重要

プログラマーに英語力は必要?

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プログラマー(PG)を目指している方、現役のプログラマーの方は英語力の必要性について考えたことがありますか?「プログラミングに英語力なんて必要ない」と考える方もいるかもしれませんが、結論から言うとプログラマーに英語力は必要です。

なぜプログラマーにとって英語が必要なのか、その理由とメリット、プログラマーとして必要な英語を身に付ける方法などについてこれから解説していきます。

英語力を高めることはキャリアアップや転職などにも効果的なので、プログラマーやシステムエンジニアを目指す皆さんは、ぜひ参考にしてください。

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プログラマーに英語力が必要な理由

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まだ現時点で英語の必要性を感じないプログラマー(ゲームプログラマーの方も含めて)も、仕事の幅が広がり、役割が重くなるにつれて英語力が求められるようになります。プログラマーにとって英語力が必要な理由について具体的に見ていきましょう。

就職・転職やビジネスチャンス拡大のために必要

職種を問わず、英語力は活躍機会を広げる上で大きな力となります。英語力がどのようなケースで必要になるのかについて紹介します。

▪人気のIT企業への就職や転職 外資系企業や大手企業など、憧れのIT業界への就職や転職を目指している方もいるでしょう。こうした企業への就職には、TOEIC等の英語能力が求められます。

実際に、採用の条件として「TOEIC700点以上」といった具体的な英語力を挙げている企業もあります。また、社員の人事評価の基準にTOEICのスコアを利用している企業もあります。

つまり、高い英語力がより好条件の、あるいは人気の企業へ就職・転職する機会の拡大につながるということです。こうした企業では海外での活躍機会が用意されていることも多く、国内外問わず活躍できる可能性が高まります。

▪オフショア開発などに参加する機会 プログラム開発やシステム開発の一部を、海外拠点や海外企業に委託している企業は少なくありません。これをオフショア開発と言いますが、その委託先は中国・ベトナム・インド・フィリピンなどで、基本は英語でやり取りを行います。

英語力のある方は、オフショア開発の窓口、現地での管理者として派遣されることもあり、国を越えてグローバルに活躍できる機会が広がります。

▪海外企業との提携 今やIT分野では、台湾・韓国・中国などで先進的な企業が次々と誕生しています。日本のIT企業の中にも各国の企業とコラボレーション(協業)を進める企業が多くあり、現地企業との商談・会議・コミュニケーションなどで英語力が求められています。

コミュニケーション力を高めるために必要

プログラマーに求められるスキルとして、コミュニケーションスキルがあります。しかし、外国人と仕事を行う際にコミュニケーションスキルを発揮するには、英語力が必要です。

▪外国人プログラマーとのコミュニケーション 日本のIT企業で働く外国人エンジニアをよく見かけます。インド・ベトナム・韓国・中国などからプログラマーやエンジニアを採用している企業があり、社内の公用語を英語にした企業もあります。

彼らとのコミュニケーションは英語が主体となるため、プロジェクトなどで外国人と同じチームに入ると、英語力が問われるケースが出てきます。プログラマーの採用においても、英語力を求める企業はかなり増えてきています。

▪外国人クライアントとのコミュニケーション 所属企業が海外企業のシステム開発を受注するケースでは、納品ドキュメントは英語です。クライアントとのやり取りで前面に立つのは営業やシステムエンジニアですが、時にはプログラマーが同席し、説明を求められるケースがあります。

そういった時に外国人クライアントと英語でコミュニケーションを取れると、彼らからの信頼感が増すだけでなく、仕事の効率や精度を高めることができます。

最新のIT技術を得るために必要

IT技術やプログラミング言語、開発ツールなどの日本語ドキュメントには直訳が多く、中には文脈が読み取れない日本語で書かれているものもあります。正しい情報や知識を得るには、原文を読む必要が生じることがあります。

最近はブラウザに翻訳機能が組み込まれ、英語のページでも瞬時に日本語に翻訳されます。大変便利ではありますが、その精度はまだ十分でないため、直訳されていて意味が伝わらないケースや、専門用語の誤訳なども頻繁にあり、改めて自力で翻訳をしなければならないこともあります。

翻訳前の英文の一次ソースが最も信頼できる情報のため、最新情報や最新技術をいち早く得るには英語力が必要不可欠です。

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プログラマーに必要な英語レベル

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プログラマーが英語力を高める必要性やメリットについて理解できました。では実際に仕事で英語を活かすとしたら、どの程度の英語力が必要なのかを見てみましょう。

1.Reading ability(読む力) プログラミングの仕事に必要な最新技術、情報を得るには、英語で書かれたドキュメントを読みこむのが近道です。これら英文のドキュメント、解説書などを理解できることが英文読解力として求められます。

ただ、原文を読んで即座に理解できるレベルとなると、TOEICでも700点以上は必要でしょう。最初は翻訳ツールを用い、辞書を片手に英文に慣れることから始めてみましょう。

2.Writing ability(書く力) 外国企業からの受注や、外国人エンジニアとの共同作業を行うケースでは情報伝達にチャットやメールを利用することが増えます。そこで自らの意思を英語で伝えられれば、仕事をより円滑に進められるでしょう。

最初は翻訳ツールを使っても構わないので、まずは英文を書くことに慣れることが大事です。 

3.Listening ability(リスニング能力) IT系の技術解説サイトなどでは、YouTubeなどを利用して解説しているケースもあります。話し手の言っていることが理解できないと動画の効果が半減してしまいます。反面、動画解説で情報を得られると、技術の習得・向上には非常に効果的です。

4.Speaking ability(スピーキング能力) プログラマーにはコミュニケーション能力が求められます。コミュニケーションは双方向ですので、聞き取る力に加えて伝える力が必要です。日常会話レベルからでも構わないので、毎日スピーキングの訓練をしましょう。

プログラマーが英語力を高めるメリット

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ここまで解説してきたプログラマーに英語力が必要な理由や求められる英語レベルを踏まえ、プログラマーが英語力を有することにどのようなメリットがあるのかについて見ていきましょう。

就職・転職の際の選択肢が増える

日本でも社内の公用語を英語にしている企業が何社もあります。特に海外に拠点がある企業、国際化を積極的に推進している企業に多く見られます。また、オフショア開発で海外企業との取引を積極的に行っている企業にも英語必須化の動きがあります。

皆さんが就職・転職したい企業がTOEICの高得点を採用条件としている場合には、英語力がないとエントリーすらできません。反面、高い英語力があればそうした障壁は生じません。英語力は企業選びの選択肢を豊富にし、就職・転職を有利にするということです。

さらに転職エージェントを利用すれば、英語力を活かした企業とのマッチングができます。豊富な選択肢の中から自分に合った企業を見つけましょう。

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業務において正確で迅速な対応ができる

プログラミングではテストエラーの原因を調べる際に、英文の情報を入手して対応する場合もあります。その際に翻訳ツールを用いる人も多いと思いますが、専門用語は誤訳が多く、誤った捉え方をしてしまうことがあります。

英語力があれば、英文の情報に素早くアクセスし、正確な情報を得ることで迅速かつ正しい対応が行えるようになります。

国際的な人脈を広げ仕事がしやすくなる

英語力を高めると、外国人の知人や友人が増えることで人脈が広がります。仕事でも海外の人脈を活かすことができるため、海外の取引先や外国人エンジニアとの仕事も何かと有利になります。

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昇進・昇給の可能性が高まる

グローバル企業や海外との連携に力を入れている企業では、昇格や海外派遣の条件としてTOEICの高スコアを求められることが多いです。

昇進すればその分給与も上がります。プログラマーの年収は「マイナビエージェント職業別年収ランキング/職種図鑑」での平均年収は344万円(※2023年4月執筆時点)、経済産業省2017年発表の「IT関連産業の給与等に関する実態調査結果」からエンジニア/プログラマ(シートの公的機関年収情報から選ぶ)を参考にすると、平均年収592万円と分かりました。

国税庁2020年発表の民間給与実態統計調査における民間企業平均年収は433万円なので、プログラマーは一般平均年収よりも、やや低めであることが分かります。

しかし、仕事の幅が広がったり昇進したりすれば、平均以上の給与を得られることが期待できます。裏を返せば、英語力が低い社員は昇進の機会や海外派遣のチャンスが少なくなり、給与が上がる可能性も低くなるということです。

高いプログラミングスキルを身に付けても、英語ができないことでハンデを負ってしまうのは残念なことです。チャンスを無駄にしないためにも、英語力は身に付けておいた方が良いでしょう。

【参考】:マイナビエージェント職業別年収ランキング/職種図鑑 ※【平均年収 調査対象者】2020年1月~2020年12月末までの間にマイナビエージェントサービスにご登録頂いた方 【参考】:IT関連産業における給与水準の実態① ~ 職種別(P7) 【参考】:民間給与実態統計調査-国税庁

プログラマーとして英語力を高める方法

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英語のスクールなどに通って、集中的に英語を学べば上達は早いかもしれませんが、多忙なエンジニアにとって業務と勉強の両立は容易くありません。

では、どうすれば効率的に英語を学べるのでしょうか?ここでは以下の2つの方法を紹介します。これを参考に、皆さんに合った方法を検討してみてください。

プログラミング英語検定に挑戦する

合同会社グローバリゼーションデザイン研究所が運営する「プログラミング英語検定」という試験があります。まさにプログラマーのための英語力を検定する試験で、2019年からスタートしました。

試験はネット上でいつでも受験できます。公式テキストやオンライン講座などで試験勉強ができるようになっています。英単語資料が無料で利用できるのも嬉しいポイントです。また、問題数・試験時間が本番の約半分である模擬試験は165円(税込)で受験可能です。

試験コースは以下の3つです。

▪ジュニア試験:受験料1,650円(税込) 高校生を主な受験対象とし、中学卒業程度(英検3級)の英語力を想定しています。プログラミングの初歩的な知識が求められます。

▪ベーシック試験:受験料2,750円(税込) 専門学校生、大学生を受験対象としています。高校在学程度(英検準2級)以上の英語力と、プログラミングの基本知識が求められます。

▪アドバンスト試験:受験料4,400円(税込) 社会人を受験対象としています。高校卒業程度(英検2級)以上の英語力と、プログラミングの基本知識が求められます。

【参考】:プログラミング英語検定

常に英語に接する習慣を身に付ける

可能な範囲で常に英語環境に身を置くことも英語力の向上に有効です。たとえば、普段利用するパソコンの言語設定を英語にしたり、検索エンジンを英語設定にするだけでも、英語に接する機会が圧倒的に増えるでしょう。

また、休日などは英語のドラマや映画を観るようにすると、ネイティブの英会話に触れることができ、英語力向上に役立ちます。また、iPhoneのSiriなどの音声アシスタントを英語モードに切り替えて、Siriと英語でやり取りをして英語力を高めている人もいます。

このように、現代では日本にいながらも様々なツールを使って英語に接する機会を増やすことができます。その気にさえなれば、自身を英語環境に置くことは難しくないでしょう。

ITエンジニア向けの英語教本で学ぶ

英語学習のための教本は数多くありますが、中にはIIT業界で必要となる内容に絞ってITエンジニア向けに書かれた本もあります。こうした本を使えば、英会話や英文読解の中でも仕事で必要となる部分を効率的に学ぶことができます。

プログラマーの英語学習におすすめの本

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以上で紹介したように、英語力を高める効率的な方法の1つとして、ITエンジニア向けの英語教本を使った勉強があります。ここでは、おすすめの本を3冊紹介します。

プログラミング英語教本

「プログラミング英語検定」の公式テキストです。プログラミング英語で最も重要とも言えるリーディングを中心に解説しています。

ソースコードの変数名やコメント、APIリファレンスなど4種類のドキュメントが取り上げられており、プログラミングで接する英語を効率的に学ぶことができます。

▪著者:西野 竜太郎 ▪ページ数:272ページ ▪出版社:グローバリゼーションデザイン研究所 ▪発売日:2020年7月15日

【参考】:プログラミング教本|グローバリゼーションデザイン研究所

チームを動かすIT英語実践マニュアル

グローバルなITプロジェクトの現場において必要となる英語力を養うための、現役シニアエンジニアによる実践的なマニュアルです。無料でダウンロードできる音声データも付属しています。

ITの現場でよくあるシチュエーションを想定し、ミーティングやプレゼンテーション、メールやチャット、取引先との交渉などを乗り切る英語力を身に付けることができます。

▪著者:ラファエル・ヴィアナ ▪ページ数:224ページ ▪出版社:株式会社アルク ▪発売日:2022年12月19日

【参考】:チームを動かすIT英語実践マニュアル - 株式会社アルク

ITエンジニアが覚えておきたい英語動詞30

アメリカのIT企業を中心に増加しているインド系・中華系エンジニアの英語スキルを参考にした本です。彼らも職場では基本的に英語でコミュニケーションを取っていますが、ネイティブではありません。そのため、難しい単語や慣用表現はほとんど使いません。

この本を読めば、難しい表現を使わなくても、do、have、make、give、getなど簡単な動詞だけで表現の幅を広げられることがわかります。英語に自信がない、今まで英語を使ってこなかったといった英語初心者の方にもおすすめです。

▪著者:板垣政樹 ▪ページ数:248ページ ▪出版社:秀和システム ▪発売日:2016年3月10日

【参考】:ITエンジニアが覚えておきたい英語動詞30 - 秀和システム

英語に強いプログラマーを目指そう

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ここまで、プログラマーに英語力が必要な理由、英語力を高めるメリットやその方法などについて解説してきました。英語力はプログラマーとって大きな強みとなり、キャリアアップを後押ししてくれることを理解できたと思います。

「習うよりは慣れろ」という言葉がありますが、英語も慣れる事が大事です。今は英語力に自信がないという方も、日常生活の中で英語に触れる機会を積極的に増やし、学習を継続して少しずつ慣れていきましょう。

また、転職活動を視野に入れて英語学習に取り組む方には、転職エージェントの利用もおすすめです。転職エージェントなら企業から求められる英語レベルを具体的に調査することもできるため、マッチングの精度が高まります。

そこで利用を推奨するのがマイナビIT エージェントです。

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