プログラマーになるには何が必要?仕事内容や年収、スキルを解説!
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プログラマーになるには何が必要?仕事内容や年収、スキルを解説!
アンドエンジニア編集部
2024.02.02
この記事でわかること
プログラマーはコンピュータを動かすためのプログラムを作成する仕事で、専門分野により様々な種類がある
プログラマーになるにはプログラミングスキルが必要で、学歴は原則として不問、必須の資格はない
プログラマーになるにはプログラミングを勉強してポートフォリオを作ると良い

プログラマーになるにはどうしたらいい?

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私たちの生活の中で、IT技術は欠かせないものになってきています。スマートフォンやインターネットは誰もが日常的に使用するようになり、IoTやAIテクノロジー、DX(デジタルトランスフォーメーション)による自動化など、新しいIT技術も注目を集めています。

このようなIT技術を支えるのに不可欠な存在が、プログラマーです。中学生や高校生で将来プログラマーになりたい人や、今は別の業界で働いているけれどプログラマーに興味がある人も多いでしょう。

しかし、プログラマーはプログラミングスキルや専門知識が求められる技術職です。プログラマーになるためにはどうすればいいのでしょうか。

プログラマーになるには目標を具体的にして、必要なスキルを身につけよう

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プログラマーと言っても、携わる分野により必要とされるプログラミング言語や知識が大きく異なります。そのため、まずはプログラマーにはどのような種類があるかを知り、どの分野のプログラマーになりたいのかを具体的に考えることが重要です。

目指すプログラマーのイメージができたら、その分野のプログラマーが使用するプログラミング言語やスキルを身につけましょう。勉強方法は、学校に通う、独学で学ぶなど、様々な方法があります。

この記事では、これからプログラマーを目指す人のために、プログラマーの仕事内容やプログラマーになるために必要なこと、プログラマーになるための方法などを解説します。

プログラマーとはどんな仕事?

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一般的に、プログラマーはパソコンに向かってプログラミングをするというイメージがあると思いますが、実際には一体どのような仕事をする職業なのでしょうか。ここでは、プログラマーの仕事内容や種類、将来性などについて説明します。

プログラマーの仕事内容

プログラマーは、システムエンジニア(SE)が書いた設計書をもとに、コンピュータを動かすためのプログラムを作成します。IT技術を専門とした技術者であるITエンジニアの1つに数えられる職種です。

使用するプログラミング言語は、開発するシステムや現場により様々です。プログラマーの中には、特定のプログラミング言語を専門として高いスキルを持つ人や、様々なプログラミング言語に精通していて幅広い現場で活躍する人など、様々なタイプのエンジニアがいます。

プログラマーはプログラムを書いて動作確認する、という作業を繰り返して、設計書の要求する動作を満たすプログラムを作成します。プログラムが完成したら、インプット・処理・アウトプットの内容が正しいかどうかのテストを行います。

プログラムにエラーやバグがあれば、修正を行うのもプログラマーの仕事です。

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プログラマーの種類

プログラマーは、その専門分野によっていくつもの種類があります。ここでは、その代表的な種類を紹介します。

1.汎用系システムプログラマー 企業や政府関連などの大規模な基幹システムで、「メインフレーム」と呼ばれる大型コンピュータで膨大なデータを用いた事務処理などを行うプログラマーです。

2.オープン系プログラマー パソコン・ネットワーク環境を活用したクライアント・サーバーシステムで、企業の社員が利用する業務用アプリケーションの開発を主に行います。顧客情報管理システムや、病院の電子カルテシステムなどが代表的なものとして挙げられます。

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3.アプリケーションプログラマー 主にパソコンやスマートフォンで使用するアプリケーションのプログラミングを行うプログラマーです。スマートフォンやインターネットの普及で、ブラウザ上で動作するWebアプリケーションのプログラマーも需要が高まっています。

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4.組み込み系プログラマー 電化製品や電子機器、自動車などに組み込まれ、その動作を制御するためのプログラムを開発するプログラマーです。近年注目されている、あらゆるものがインターネットにつながってデータをやりとりするIoT(モノのインターネット)技術の実現にも不可欠なプログラマーです。

ここで挙げた他にも、様々な専門分野のプログラマーが存在し、専門性の高いほど年収が高くなる傾向があります。プログラマーになって作りたいものや目指したい年収などをイメージして、どの種類のプログラマーになるかを決めることをおすすめします。

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プログラマーの将来性

IT業界における人材不足は問題になっており、経済産業省の「IT人材需給に関する調査(概要)」でも、ITニーズの拡大によりIT関連市場規模は今後も拡大し、2030年にはIT人材が45万人が不足する可能性が示されています。

【参考】:IT人材の育成(METI/経済産業省)「IT人材需給に関する調査」について

社会におけるIT化がさらに進んでいく中で、そのシステム開発を担うプログラマーの需要も今後増加することが見込まれます。このような状況から、プログラマーは将来性のある仕事であると言えます。

プログラマーは20年後なくなる仕事?将来性や需要について解説

プログラマーの年収

プログラマーの年収は「マイナビエージェント職業別年収ランキング/職種図鑑」での平均年収は344万円、経済産業省2017年発表の「IT関連産業の給与等に関する実態調査結果」から近い職種のエンジニア/プログラマを参考にすると、平均年収592万円と分かりました。

国税庁2020年発表の民間給与実態統計調査における民間企業平均年収は433万円なので、プログラマは一般平均年収よりも、やや低めから高めであることが分かります。

プログラマーは対応できる専門分野や使用できる言語、スキルのレベルにより年収が大きく異なるため、自ら技術を高め続けることで、より高い年収を目指せる職種でもあります。

【参考】:マイナビエージェント職業別年収ランキング/職種図鑑 ※【平均年収 調査対象者】2020年1月~2020年12月末までの間にマイナビエージェントサービスにご登録頂いた方 【参考】:IT関連産業における給与水準の実態① ~ 職種別(P7) 【参考】:民間給与実態統計調査-国税庁

プログラマーになるために必要なこと

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いくつかのプログラマーの種類をご紹介しましたが、プログラマーとして基本的に求められるものは概ね共通しています。ここでは、プログラマーに必要とされることについて説明します。

プログラマーに必要なスキル

プログラマーになるには、もちろんですがプログラミングスキルが欠かせません。プログラミングについて学んで知識を蓄えるだけでなく、プログラマーとして働くには、実際にプログラムを書いて動くものを作れる技術が必要です。

プログラマーに求められる学歴

プログラマーには基本的に学歴は不問なので、プログラマーになりたいという意欲と、プログラミングに関する知識やスキルの習得によって、誰でも目指すことができます。

特に、一般中小企業やスタートアップ企業では、学歴よりも実際のスキルを重視する傾向にあるため、プログラミングの技術があれば活躍できる場は広がります。

ただし、一部の知名度の高い大手企業などの場合は卒や大学院卒が条件となっている場合もあります。こういった環境でプログラマーになりたい場合は、中学生や高校生のうちからそれを視野に入れて進学のルートを考える必要があるでしょう。

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プログラマーに求められる資格

プログラマーとして働くために、取得を義務付けられている資格はありません。しかし、プログラマー向けの資格試験は多く存在します。

プログラマー向けの資格を取得することで、転職や就職の採用試験の際に自らのプログラミングスキルのアピールの材料にでき、資格取得の勉強によりプログラミングの体系的な学習もできるというメリットがあります。

1.ITパスポート ITパスポートは、IPA(独立行政法人情報処理推進機構)が主催する試験で、エンジニアとして最低限知っておくべき情報技術(IT)の基礎知識を持つことを認定します。

プログラマーになりたいけれど、ITについて自信がないという人は、ITパスポートの勉強を通して基本的なIT技術の知識を学ぶことをおすすめします。

【参考】:IPA 独立行政法人 情報処理推進機構:制度の概要:ITパスポート試験

2.基本情報技術者試験 IPAが主催し、ITエンジニアの登竜門とも言われる国家資格で、高度IT人材に必要な基本的な知識や実践的な活用スキルを問われます。

プログラミングの基礎的知識やシステム開発、情報技術戦略など、初心者向けの資格としては高めの難易度の問題が出題されます。

【参考】:IPA 独立行政法人 情報処理推進機構:制度の概要:基本情報技術者試験

3.PHP技術者認定試験 PHPとは、Webサイトを動的に生成することができるプログラミング言語です。近年よく見かけるECサイトや、CMSなど多くで使われるため、動作のイメージが湧きやすく、取り組みやすい言語の1つです。

一般社団法人PHP技術者認定機構が運営する資格試験で、初級試験・上級試験(準上級試験)・PHP技術者検定ウィザードがありますので、まずは初級試験の取得を目指すと良いでしょう。

【参考】:試験概要 PHP技術者認定機構

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プログラマーになるには実務経験が必要?

プログラマーへ転職する場合、プログラミングの実務経験が求められる企業が多いです。しかし、前述したようにIT業界の人材は不足の傾向にあることから、未経験者でも採用し、自社でプログラマーとして1人前になるよう育てる企業もあります。

プログラマーにはプログラミングスキル以外にも、チームメンバーや顧客との打ち合わせを行うコミュニケーション能力や文書読解力が求められることも多くあります。

そのため、実務経験があればもちろん有利ではありますが、30代・40代の未経験からでも、プログラミングスキルを磨きながらそれまでの社会経験を生かして活躍するプログラマーもいます。

未経験からプログラマーへ転職する場合は、未経験者を採用している企業を探してみることをおすすめします。

【参考】:マイナビIT エージェント

プログラマーになる方法とは

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ここでは、プログラマーになるために具体的にプログラマになる方法とはどのようなものなのかを説明します。

プログラミングを勉強する

プログラマーになるためには、プログラミングスキルが必要です。

プログラミング言語には、C言語やJava、Pythonなどの多くの種類があり、開発するシステムやアプリケーションの分野や現場ごとに使用される言語は異なりますが、1つでも自信を持って使用できるプログラミング言語があるといいでしょう。

未経験からプログラミングを勉強するのであれば、まずはHTMLやJavaScriptなどから始めることをおすすめします。動作環境を自分のパソコンで簡単に用意でき、プログラミングを自分で書いて動かすという経験を積むことができます。

書籍やインターネットの学習サイトで勉強する

独学でプログラミングを勉強する場合、書籍やインターネットの学習サイトで勉強しましょう。まずは、プログラミングの入門書籍や、習得したいプログラミング言語の入門書籍で勉強するのがおすすめです。

学習サイトでは、動画や音声でわかりやすく学ぶことができます。無料で気軽に勉強できるものもありますし、有料でサポートの充実したサービスもあります。自分に合ったサイトを探して勉強しましょう。

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プログラミングスクールで学ぶ

独学で勉強することが苦手な場合、プログラミングスクールに通って勉強することも検討するといいでしょう。講師にわからないことを質問でき、体系的なカリキュラムでより効果的にプログラミングを習得することができます。

学生でも社会人でも活用することができ、学業や現在の仕事と両立してプログラミングを勉強するのにおすすめの選択肢です。

プログラマーとしてのポートフォリオを作成する

プログラミングがある程度できるようになってきたら、実際に自分が作成したプログラムやWebアプリケーションの作品集であるポートフォリオを作りましょう。

未経験者でもポートフォリオがあれば、就職や転職時に自分の勉強の成果や意欲を大いにアピールすることができます。

なりたいプログラマー像を思い描き、勉強してプログラマーを目指そう

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ここまで、プログラマーの仕事内容や必要とされること、プログラマーになる方法などを説明してきました。自らがどんなプログラマーになりたいかを決めて、プログラミングの勉強を始めることが大切であることがお分かりいただけたと思います。

しかし、プログラミングを習得してプログラマーに転職しようとしても、1人で転職活動を行うのは大変な場合が多いです。現在の仕事をしながら自分のスキルが応募条件を満たす企業を探し、面談の対策も行わなければいけません。

そこで利用を推奨するのがマイナビIT エージェントです。

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