Pythonとは?人気のPythonを学ぶ際に知っておきたいこと
Python
Pythonとは?人気のPythonを学ぶ際に知っておきたいこと
言語
アンドエンジニア編集部
2021.07.25
この記事でわかること
Pythonは日本でもAIや機械学習関連から急速に人気が高まっているプログラミング言語
Pythonは汎用性があり、あらゆる分野で利用されているシンプルなスクリプト言語で、習得がしやすい言語でもある
Pythonを習得することで、エンジニアとしてさらに活躍の場が広がることを期待できる

Pythonとは?

Pythonとは

Pythonは今、もっとも注目を集める人気のプログラミング言語です。文法が平易で、プログラミングの初心者でも習得しやすいことや、今話題のAI関連の開発で利用されていることもあって注目が集まっています。AIはDX推進に欠かせな技術です。 ここでは、Pythonに興味を持った方、これからPythonを学んでみようというエンジニアに向けて、Pythonの人気の秘密を探りながら、Pythonについてエンジニアとして知っておきたいことを中心に入門編として解説していきます。

Pythonは人気のプログラミング言語

オランダの「TIOBE Software」はソフトウェアの品質評価や追跡を行っていますが、2021年7月版の通称「TIOBEインデックス」によれば、プログラミング言語の人気ランキングで「Python」が1位の「C」、2位の「Java」に肉薄する3位で、しかも3つの言語は僅差で競り合っています。

Pythonはこの3年間、ほぼ右肩上がりで上昇しているので、1位になるのは時間の問題と見られています。

Pythonの歴史と名前の由来

Pythonの歴史は意外に古く、1990年にオランダのグイド・ヴァン・ロッサム氏によって創り出され、1991年にリリースされました。グイド・ヴァン・ロッサム氏は自身が参加していた分散システムプロジェクトで、既存プログラミング言語を用いた開発がうまく進まず、シンプルで使いやすい言語として、自らPythonを作り出しました。Pythonはカタカナ表記では「パイソン」で、開発者のグイド氏が好んで観ていた英国のコメディ番組『空飛ぶモンティ・パイソン(Monty Python's Flying Circus)』がその由来です。

Pythonで何ができるのか

Pythonは、Webアプリケーション開発でよく活用されています。例えば、皆さんが日常的に利用しているYouTube・Instagram・DropBoxなどは主にPythonによって作られています

最新のWebアプリ開発でPythonが多く利用される理由としては、読み書きがしやすく、少ないコードの記述で開発できる効率の良さ、さらには「C」言語との相性が良い点などが挙げられます。

その他、統計処理・数値計算などを得意とするPythonは豊富なデータ処理系のライブラリを持ち、数学的な演算が得意なためAI開発分野で機械学習・深層学習(ディープラーニング)・データ解析処理にもよく利用されています。

その他にもゲーム・アプリ、デスクトップ・アプリの開発でもPythonは活用されているのです。

Pythonの特徴

高級言語

Pythonの人気の秘密に迫る前に、Pythonの特徴について確認しておきましょう。

Pythonは高級言語の1つ

コンピューターは基本的に「0」と「1」しか認識しません。コンピューターに何かを指示する時には、この「0」と「1」の組み合わせによる命令を与えます。これをマシン語と呼び、初期のコンピューターはマシン語で動作をさせていました。

このマシン語を人が習得するのは大変な困難を伴うため、人が解せるプログラミング言語が編み出されました。このプログラミング言語を、高級言語と呼びます。

Pythonはインタープリター言語

人に分かる高級言語でコンピューターに指示を与えてもコンピューターは理解できないので、マシン語に翻訳する必要があります。この翻訳のことをコンパイルと呼びます。汎用機でよく使われるCOBOLなどは、必ずコンパイルを通じてプログラムを動かしていました。

Java・C#・C++なども同じく、コンパイルを通してから利用するため、コンパイル言語と呼ばれています

一方、Python・JavaScript・PHP・Ruby・Perlなどのプログラミング言語は、あらかじめコンパイルを行わず、その場でコンパイルをしながら動作する方式を採用しており、インタープリター言語と呼ばれています

スクリプト言語

Pythonの特徴としてシンプルさが挙げられます。プログラミング言語には、プログラミングで用いる予約語というものがありますが、Pythonは予約語が35しかないため、非常に覚えやすいのです。

比較的シンプルと言われるPHPでも予約語は80もあります。Pythonのシンプルさがよく分かります。

このように、シンプルさに重点を置いて作られた言語をスクリプト言語と称します。Pythonはスクリプト言語の代表と呼んでも構わないでしょう。

オブジェクト指向言語

オブジェクト指向言語としてはJavaが有名ですが、Pythonもオブジェクト指向言語です。オブジェクト指向ではプログラムをモノとして捉え、扱うモノの属性や動作に関してあらかじめ定義しておき、それを操作するという考え方でプログラミングを行います。

プログラムそのものが「モノ」として分類されているので、複数人で同時にプログラムを開発する場合にも作業効率が良いことに加え、ソースコードの再利用や、機能追加・修正が容易に行える点が強みです。

Pythonのメリット

メリット

ここまでで、Pythonの概要が理解できたでしょうか。続いて、Pythonの人気の秘密である、Pythonのメリット(強み)について見ていきましょう。

言語がシンプルで初心者でも覚えやすい

Pythonは文法が必要最低限しか設けられておらず、予約語も35とJavaの半分以下でシンプルなのが特徴です。そのため、覚えやすい言語の筆頭に挙げられるほどです。

読み書きがしやすく、ライブラリーが豊富

Pythonはシンプルで読み書きがしやすい上に、ライブラリなどが豊富にあることから、エンジニアにとってもコーディングのしやすさが魅力です。また、誰でも他人の書いたコードをすぐに解読できるため、修正やバグ対応がしやすい点も強みです。

プラットフォームが整っている

PythonはさまざまなOSをサポートしており、さまざまなOSのプラットフォームで利用できます。またクラウド環境では、ブラウザ上でPythonを記述し、実行ができるサービスとして「Google Colaboratory」もあり、プラットフォームの豊富さはPythonの大きな強みです。

汎用性が高く活用範囲が広い

機械学習分野、データ解析の分野などで注目を集めているPythonは、実は汎用性が高く、あらゆる分野で利用されています。

AI技術を用いたIoTの開発・ロボット制御・Webアプリ・デスクトップアプリ・ゲームアプリなど、私たちに身近なものにまでPythonが浸透しています。

Pythonエンジニアは年収が高い

これはPython人気の裏返しですが、Pythonエンジニアは大変需要が多く、その結果として年収が高いというメリットがあります。求人ボックス」によると、Pythonエンジニアの平均年収は678万円とかなり高い傾向があります。

Pythonのデメリット

デメリット

以上、Pythonのメリットについて述べましたが、人気の高いPythonも万能ではありません。デメリットがあるということは、Pythonが不向きな分野もあるという点を理解しておきましょう。

実行スピードにやや難がある

Pythonの難点としては、実行スピードがやや遅いことが挙げられます。Pythonはインタープリター型言語のため、どうしてもJavaなどのコンパイラ型言語よりは実行スピードが遅くなります。スピードを要求されるゲーム開発や、企業の基幹システムのような大規模システムの開発は不向きです。

日本語サポートがまだ少ない

Pythonはもともと世界的には大変人気の高い言語でしたが、Pythonが日本で利用されるようになったのは比較的最近です。このため、日本語によるサポートが整っておらず、日本語で書かれたPython関係のサイトもJavaやC言語と比較するとまだまだ少ないという状況にあります。

Pythonの将来性

将来性

Pythonの人気の秘密やPythonの優位性などについては理解できましたが、Pythonには将来性があるのでしょうか。単なる一過性のブームなのでしょうか。

結論から述べると、Pythonには将来性があると断言できます。ここでは、Pythonの将来性が高い理由と、Pythonの習得方法について解説していきます。

Pythonの将来性が高いと言われる理由

Pythonエンジニアを後押ししてくれるのは、Pythonエンジニアに対する需要の伸びの高さです。言語別求人数でPythonはJavaやPHPに次いでいますが、Pythonの求人は急速に増えています。求人数が増加しているということは、将来性が高いことを意味します。なぜPythonの将来性が高いのか、その理由を以下に述べます。

1.Pythonは期待が高まっているAIや機械学習の開分野において注目されている

2.Pythonは年々需要が増しているデータサイエンス分野に適したプログラミング言語である

3.PythonはC言語系との相性がよく、連携しやすい

4.Pythonは汎用性が高く、AIや機械学習以外にも大企業のWebサービスやWeb開発にも適している

Pythonの習得法

Pythonは日本での歴史が浅く、まだまだ教育面や資格面での整備が進んでいませんが、ここではおすすめしたい2つの資格について紹介します。資格取得は、そのスキルを保有する証ですので、Pythonを習得したい方は以下の2つの資格取得を目指してみましょう。

どちらも一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会の認定資格です。それぞれのサイトには、勉強法・模擬試験などのコーナーがありますので、是非アクセスしてみてください。

1.Python 3 エンジニア認定基礎試験

2.Python 3 エンジニア認定データ分析試験

Pythonエンジニアを目指して

Pythonは将来性が高く、しかもシンプルなスクリプト言語で、習得しやすいということをお伝えしました。これからプログラミングを学ぼうと考えているエンジニアの皆さんにはぜひおすすめしたいプログラミング言語ですが、既にC言語系やJavaなどを習得した方にもおすすめです。

Javaの需要は旺盛ですが、CやJavaに加えて、Pythonが扱えるとなれば、エンジニアの皆さんの活躍の場はさらに広がるでしょう。期待や需要が大きいPythonエンジニアをぜひ目標の1つにしてみてください。

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