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オブジェクト指向型言語の一覧を紹介!基礎やメリットも解説!
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オブジェクト指向型言語の一覧を紹介!基礎やメリットも解説!

アンドエンジニア編集部
2021.07.13
この記事でわかること
オブジェクト指向型言語の一例として「Java」「PHP」「Ruby」「JavaScript」「Python」「Swift」「R」などが挙げられる
オブジェクト指向とは、プログラミングにおいて開発するシステムなどの1つ1つを「もの」として捉え、その仕組みを考えながら組み立てていくこと
オブジェクト指向型言語を利用してコーディングすれば、改修作業などが簡単になり、開発効率の向上が期待できる

オブジェクト指向言語の一覧

office

ここでは、オブジェクト指向言語の一覧として近年よく使用されている言語を7種類ピックアップして紹介します。

Java

Javaは、Webアプリ・Androidアプリ・組み込み系システムなどさまざまな分野で活用されているプログラミング言語の1つです。特に大規模開発の際に使用されることが多く、C++・C言語を元に開発された言語でもあります。

未経験者が習得するには比較的難易度が高いのが特徴で、使いこなすまでには時間がかかることもあります。しかし、世界的にも開発に多く採用されている言語であるため、プログラマーを目指すのであれば身に付けておきたい言語と言えるでしょう。また、Javaを習得すると、他の言語を勉強する際に役立つことが多いのも特徴です。

PHP

PHPは、Webアプリ開発によく使用されるプログラミング言語の1つです。世界的に幅広く開発に用されている言語なため、インターネット上に情報が多いのが特徴で、書籍も多く、独学でも勉強しやすいと言えます。また、文法が比較的シンプルであるため、初心者でも習得しやすいです。

近年では、Webアプリ開発向けのフレームワークは多数あるため、プログラミング初心者でも比較的容易にWebアプリ開発を行うことが可能です。また、Web制作の分野ではWordPressが用いられることが増加しています。PHPはWordPressで構築されたWebサイトをカスタマイズする際に必要不可欠な言語です。そのため、PHPをマスターできれば、Webサイトを自由自在にデザイン変更することもできるでしょう。将来的には、自分のブログサイトやECサイトも立ち上げることが可能です。

Ruby

Rubyは、まつもとゆきひろ氏によって開発されたプログラミング言語です。Webアプリ開発や機械学習などに使用されることが多いです。国内で開発された言語ということもあり、日本語の情報も充実しています。Rubyの最大の特徴は、文法がシンプルでコーディングできることです。例えば、他のプログラミング言語では数行以上必要な場合でも、Rubyでは1行で済む場合もあります。

またRubyには、「Ruby on Rails」というフレームワークがあり、使用すれば開発効率の向上が期待できます。したがって、Rubyを学習する際には、フレームワークも合わせて学習すると効果的と言えるでしょう。

JavaScript

JavaScriptは、HTML・CSSなどのマークアップ言語の1つでもあり、基本的なプログラミング言語です。主にWebサービス開発におけるフロントエンドで活躍している言語です。フロントエンドとは、主にユーザーが触れる部分のことを指します。Webブラウザ上で動作し、Webサイトの動きをつけるために使用されることが多いです。フロントエンドエンジニアを目指している方は、身に付けておきたい言語の1つと言えるでしょう。

Python

Pythonは、AI・ブロックチェーン・Webアプリ・ゲームなどの幅広い開発を行うことができるプログラミング言語です。AIやブロックチェーンなどの最先端IT技術の普及が年々増加しているため、近年需要が高い言語として注目されています。また、業務自動化ツールの開発に活用されることもあり、Pythonを習得すると、業務効率の向上も期待できるでしょう。

Pythonの特徴は、ソースコードの文法がシンプルで記述しやすく、汎用性が高いことです。そのため、プログラミング未経験の方でも学習に適している言語と言えるでしょう。AI開発やデータサイエンティストを目指したいと考えている方に、Pythonはおすすめのプログラミング言語です。

Swift

Swiftは、Apple社が開発したプログラミング言語であり、iOSアプリ開発で使用されることが多いです。iOSだけではなく、MacOS・Apple WatchなどApple製品ならば全ての開発で使用ができます。Swiftは、文法がシンプルで、バグ・エラーが比較的出力されにくい仕様であるため、プログラミング初心者でも勉強しやすく、習得しやすいのが特徴です。

日本ではiPhoneのシェアは非常に高く、Swiftは今後も需要があるプログラミング言語の1つと言えます。Swiftの言語が開発される前は、Objective-Cの言語でiPhoneアプリは開発されていました。しかし、Swiftが主流となっていきているため、今後iOSアプリ開発をしていみたいと考えている方にはSwiftを選ぶことがおすすめです。

R

Rは1996年頃に開発された、オープンソースのプログラミング言語です。コメントや関数に日本語を使用できるのがRの特徴で、見た目的にも理解しやすいソースコードを記載することができます。また、Windows・MacOS・Linux・UNIXなどのさまざまなOSでも使用することができるため、OSに依存しないことも特徴です。

Rは統計解析に特化したプログラミング言語で、データ分析やデータ解析を簡単にできるような機能が多く搭載されています。例えば、グラフ出力の機能があり、折れ線グラフ・円グラフなどさまざまな形式でグラフの出力が可能です。統計学者が開発したプログラミング言語でもあるため、習得難易度は比較的低いです。そのため、プログラミングの基礎知識がある方であれば、文法などは簡単に身に付けることができます。Rを利用してコンテンツを作り出すには、統計分析の知識が必要になるので注意しましょう。

オブジェクト指向とは

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そもそもオブジェクト指向について気になる方も少なくないでしょう。ここでは、オブジェクト指向について詳しく紹介します。オブジェクト指向とは、プログラミングに関する概念のことを示し、簡単に説明できるものではありません。まずは「オブジェクト」の意味をきちんと理解することが大切です。

オブジェクト(Object)には「もの・物体」という意味があり、人間が触れたり、見たりするさまざまなものがオブジェクトであるとも言えるでしょう。オブジェクト指向とは、プログラミングにおいて開発するシステムなどの1つ1つを「もの」として捉え、その仕組みを考えながら組み立てていくことを指します。

オブジェクト指向の概念や仕組みを把握して開発された「もの」は、1つ1つが単独で機能するため、組み合わせれば、高度な機能をもつシステムを作ることが可能です。そのため、現在のプログラミングを利用したものづくりの現場では、オブジェクト指向は必要不可欠な概念の1つと言えるでしょう。

オブジェクト指向型言語を使用するメリット

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ここでは、オブジェクト指向型言語を使用してコーディングを行うメリットについて詳しく紹介します。

プログラミングの全体構造を把握しやすい

これまでのプログラミング方法では、境目を作らず、一連のコンピュータへの命令としてコーディングが行われていました。一方、オブジェクト指向型言語を使用したプログラミング方法では、プログラムの全体構造を明確に把握しながら、コーディングすることが可能です。つまり、全体イメージを最初に設計して、その後に細部を作成していくという進め方ができます。

コーディングの分業・共同作業がしやすい

コーディングしたプログラムの全体が連続していて区切りがない場合、プログラマーが共同で作業するのは難しいです。一方、オブジェクト指向型言語を使用すれば、全体構造のコーディングを担当する人、細部のコーディングを担当する人などのように分業することが可能です。そのため、開発の業務効率の向上が期待できるメリットがあります。オブジェクト指向の登場によって、大規模システム開発が行いやすくなったとも言われています。

プログラミング改良や修正がやりやすい

プログラミング業務は計画通りに全て上手くいくことは少ないです。例えば、クライアントの要望変更があったり、計画当初に意図していなかったエラー・バグが出力されたりしたら、修正や変更を行う必要があります。

一連のつながりとなっているプログラムの場合、既に作成したソースコードを1行ずつ確認して修正する作業が生じるため、膨大な工数がかかることも少なくありません。一方、オブジェクト指向型言語を使用すれば、容易に修正や変更が可能です。

プログラミングを高速化したり軽量化したりできる

オブジェクト指向型言語を使用したコーディング作業は、電子部品などの回路を設計する作業にも似ています。パーツをそれぞれ作成して、全体の機能を作り出す回路設計と同様に、プログラムの全体構造をどのように切り分けていくかが、オブジェクト指向を利用したプログラミングの重要な点です。よって、上手く設計できれば計算を高速化することができ、メモリの軽量化も可能になります。例えば、一般人だとソースコードが100行になってしまうプログラムを5行で書いてしまうことができる場合もあります。

オブジェクト指向型言語のメリットを活かして効率のよいコーディングをしよう!

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これまでに、近年よく使用されているオブジェクト指向型言語の一覧にして解説しました。また、オブジェクト指向の基礎やメリットについても紹介しました。オブジェクト指向型言語は、ここで紹介したものだけではありません。開発するものに合わせてプログラミング言語を選択することが重要です。

また、オブジェクト指向の概念を理解するのは初心者にとっては少し難しいです。しかし、オブジェクト指向を理解できれば、開発の効率を向上させたり、複数人で作業できたりなど多くのメリットを享受することができます。オブジェクト指向をきちんと理解して、ぜひオブジェクト指向型言語を活用し、効率よく開発を行いましょう。

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