システムエンジニアの仕事がつまらないと感じたら?
システムエンジニアはSEという名称でも知られ、エンジニアの中でもメジャーな職種の1つですが、他の職種とは仕事内容が大きく異なるため、人によってはつまらないと感じてしまうこともあります。
仕事は人生の大半を占めるため、仕事がつまらないと感じてモチベーションが下がったまま働き続けることは非常にもったいないと言えます。この記事では、システムエンジニアが仕事をつまらないと感じる理由とその対処法を紹介します。
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システムエンジニアの仕事がつまらないと感じる理由と対処法
システムエンジニアの仕事がつまらないと感じる理由と対処法は人によっても異なりますが、ここでは一般的な理由を3つ紹介します。
エンジニアとしての技術力を発揮する機会が少ない
システムエンジニアはエンジニアの1種ではあるものの、仕事内容は資料作成や会議の日程調整・出席・ファシリテート・議事録作成など、コミュニケーション能力やマネジメント能力を求められることが殆どです。技術力を発揮する機会は他のエンジニア職種と比べて少ないと言えます。
システムエンジニアとしてプログラミングやインフラ構築などのスキルを磨いて発揮したい場合は、仕事がつまらないと感じてしまうでしょう。
この場合の対処法は、プログラマー(フロントエンドエンジニア)やインフラエンジニアなど、技術力を求められる仕事にキャリアチェンジを検討してみることです。
雑務に追われて時間的な余裕が少ない
前述の通り、システムエンジニアの仕事は数多くの細かなタスクをこなす必要があります。複数のプロジェクトを並行して進めている場合などは会議の数も多くなり、1日のスケジュールの殆どが会議で埋まってしまうこともあります。
その場合でも合間を縫って資料作成や業務メール・チャットの返信などをこなし、定時で終わらなかった場合は残業をすることもあります。細かなタスクに追われ続けて時間の余裕が持てなくなると、つまらないと感じてしまうこともあるでしょう。
この場合の対処法は、自身の業務を見直し、効率化を進めることです。例えば、手作業で行っていた業務をプログラミングで自動化できないかなど検討してみましょう。
年収が上がりにくい
システムエンジニアは、エンジニアの中では年収を上げる方法が限定的な職種だと言えます。プログラミングなどの技術的な仕事よりも会議や資料作成、日程調整など雑務が多いため、大きく年収を上げるためにはリーダーやマネージャーといったポジションを獲得することが一般的です。
しかし、プロジェクトリーダーやプロジェクトマネージャーといった役職には誰もがなれるわけではなく、これまでの実績・人間関係・タイミングなどの運の要素が絡むため再現性が少ないと言えます。この年収の上げにくさが、モチベーションにつながらず、つまらないと感じる原因になることがあります。
この場合の対処法は、自身の市場価値を客観的に理解した上で、年収を高めるための具体的な計画を練り、アクションを実行に移すことです。そして、市場価値を客観的に評価するための基準となるのが、平均年収です。
一般的なシステムエンジニアの平均年収は「マイナビエージェント職種図鑑」によると、431万円(※2024年10月執筆時点)と算出されています。また、経済産業省2017年発表の「IT関連産業の給与等に関する実態調査結果」における「エンジニア/プログラマ」の平均年収を参考にすると、592万円でした。
国税庁2020年発表の「民間給与実態統計調査」における民間企業平均年収は433万円なので、システムエンジニアは国内の平均よりも高い年収が設定されていると言えますが、他のエンジニア職種と比べると昇給を目指す難易度は高いでしょう。
しかし、社内での昇給も全くチャンスがないわけではありません。積極的に提案を行い、日常の業務に真摯に取り組むことで評価を上げれば、昇進・昇給の道が拓ける場合もあります。また、社内での昇給が難しい場合は転職によって年収UPを期待することもできるでしょう。
【参考】:マイナビエージェント職種図鑑/システムエンジニア ※【平均年収 調査対象者】2020年1月から2020年12月の間でマイナビエージェントに登録いただいた方 【参考】:IT関連産業における給与水準の実態① ~ 職種別(P7) 【参考】:民間給与実態統計調査-国税庁
SEは職種によって「つまらない」と感じる理由が異なる
ここまで、システムエンジニアの仕事がつまらないと感じる一般的な理由を紹介しましたが、実はシステムエンジニアと一口に言っても幅広い職種と仕事内容があり、つまらないと感じる理由も職種によって異なる場合があります。
ここでは、代表的な職種についてつまらないと感じる理由と対処法を紹介します。
社内SE
社内SEは、システムエンジニアの中でも社内システムに限定した業務を行う職種です。同じ社内システムに一貫して関わるため、長年務めるほど同じことの繰り返しで新鮮さが感じられずマンネリ化してしまい、つまらないと感じやすくなります。
社内SEがつまらないと感じる場合は、定常業務をそのままこなすのではなく、創意工夫を盛り込む努力をすることが大事です。また、転職などによって職場環境を変えることでもマンネリを打破することができます。
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ブリッジSE
ブリッジSEは、海外に開発業務を委託するオフショア開発において外国人エンジニアチームとのコミュケーションを担当するシステムエンジニアです。設計書を現地の言語に翻訳したり、口頭説明の際に誤解のないように補足したりなど、エンジニアとしての技術力よりも言語能力とコミュニケーション能力が求められます。
技術者としてのスキルを高めたいという意識がある場合は違和感があり、つまらないと感じやすいでしょう。
ブリッジSEがつまらないと感じる場合は、自ら手を動かす職種に転向することで解決できる可能性があります。
SIer
SIerのエンジニアは、顧客の要件に従ってシステム開発プロジェクトを受託し、納品する職種です。予算や技術選定、納期など顧客側の求める条件で取り組む必要があるため、自社開発に比べると制約が多くなりがちです。顧客との折衝の中で妥協や譲歩をしなければならないこともあり、不自由でつまらないと思ってしまうこともあるでしょう。
SIerがつまらないと感じる場合、社内のシステムを扱う社内SEに転向したり、自社開発企業に転職したりすることが解決に繋がる可能性があります。
仕事がつまらないと感じた時は働き方を見つめ直す機会
システムエンジニアの仕事は雑務や定常業務が多く、技術力を発揮したい人にとってはつまらないと感じることがあります。また、細かなタスクに追われて時間の余裕がなくなり、年収が上がりにくいことが原因になることもあるでしょう。
対処法としては、社内で積極的な挑戦をしたり、転職を検討したりするなど現状を打開するために適切なアクションを取ることが重要です。転職を検討する場合は企業選びや応募書類の作成、面接対策などやるべきことが沢山あるため、すべて1人でやり切るのは大変です。そのような時は、転職市場に精通しており、2人3脚で手伝ってくれる転職エージェントを頼るのがおすすめです。
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