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AIエンジニアは文系でもなれる!そのために知っておきたいことを解説
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AIエンジニアは文系でもなれる!そのために知っておきたいことを解説

アンドエンジニア編集部
2024.05.17
この記事でわかること
IT業界の文系比率増大とともに文系出身のAIエンジニアも増加しており、今後も拡大傾向にある
文系出身者がAIエンジニアを目指すメリットは、人材不足や仕事のやりがい、高収入などがある
文系出身者がAIエンジニアになるには、関連資格の取得と研修が手厚い企業への転職が有効

AIエンジニアは文系でもなれる?

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近年ChatGPTを皮切りに急速にAIの普及、活用が進んできました。そんな中、文系出身者がAIエンジニアを目指すケースが増えており、「文系出身者でもAI人材になれるのか」と確信が持てない方も少なくないでしょう。

結論から言うと、文系出身者でもAIエンジニアになれます。AIエンジニアを含め、エンジニアには文系出身者が強みとするコミュニケーション能力や企画力などが必要とされ、IT業界全体でも文系出身者を積極採用する動きがあります。

この記事では、未経験の文系出身がAIエンジニアを目指す上で知っておきたいことを中心に、AIエンジニアの概要やAIエンジニアが向いている人、取得しておきたい資格などを紹介しますので、AIエンジニアを目指している方はぜひ参考にしてください。

【参考】:ChatGPT | Open AI 【参考】:文系AI人材になる|東洋経済社

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IT業界では文系出身者が増えている

実際にITエンジニアになる方の文系の割合はどの程度なのでしょうか?確かにITエンジニアは理系出身者が有利だと言われた時期もありましたが、今では出身学部や専攻による差はほとんどありません。

2013年時点では、ITエンジニアの理系出身者は新卒就職者の過半数を占めていましたが、2023年には文系出身者が61.8%を占めており、AIエンジニアにもこの状況は当てはまると考えていいでしょう。

文系出身者が就く職種の多くがこれからAIに代替されると言われる中、ITエンジニア、とりわけAIエンジニアは生き残る職業の1つと言われています。AIを使いこなす人材を目指す文系出身者は今後さらに増えていくと見られます。

【参考】:ITエンジニアになる新卒者が増加、文系学部出身者も62% | マイナビニュース

文系出身者に向いているAIエンジニアの職種

AIエンジニアの役割は、大別するとアナリストとプログラマーに分類できます。文系出身のAIエンジニアは、AIエンジニアの中でもアナリストの役割を担っていることが多いと考えられます。

アナリストはAIが出力した情報を踏まえてデータ解析やチューニング、コンフィグ作業を担当します。一方、プログラマはAIの基本となるプログラミングや設計などの開発作業を担当します。

アナリストが文系出身者に向いていると言われるのは、文系出身者が得意とするコミュニケーション能力や文章スキル、問題解決能力、経営関係の知識などが関係しています。

データアナリストとは?仕事内容や向いている人の特徴を解説
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AIエンジニアの役割とスキル

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AIエンジニアは、人工知能(AI)技術を活用してシステムやアプリケーションを開発・設計する専門家です。以下に、AIエンジニアの主な役割とスキル、AIエンジニアの3つの職種を紹介します。

AIエンジニアの主な役割

AIエンジニアの主な役割としては、以下のようなものが挙げられます。

AIモデルの設計やトレーニング、評価、最適化を行い、データの前処理や特徴量エンジニアリング、モデルの選定などを担当します。また、機械学習やディープラーニングのアルゴリズムの実装も行います。

エンジニアなら知っておくべき!機械学習とディープラーニングの違いとは?

AIエンジニアに必要なスキル

AIエンジニアは急速に発展する分野であり、需要が高まっています。文系出身者でも、プログラミングや数学の基礎を学び、AI技術に興味を持つことで、AIエンジニアとして活躍できる可能性があります。以下、AIエンジニアに必要とされる主なスキルです。

▪プログラミング PythonやRなどのプログラミング言語を習得する必要があります。

▪機械学習とディープラーニング 機械学習アルゴリズムやニュートラルネットワークの理解が必要です。

▪数学と統計学 線形代数、確率論、微分積分学などの基本的な数学知識が求められます。

フレームワークとライブラリ TensorFlowやPytorchなどのフレームワークを使いこなせることが重要です。

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AIエンジニアの主な3つの職種

AIエンジニアはAIに関する知識や技術を用いてAIの開発や、AIを利用したデータ解析を行うエンジニアのことです。ここではAIエンジニアの中から主な3つの職種の役割とスキルについて紹介します。

■ 機械学習エンジニア ▪役割:機械学習モデルの設計、トレーニング、評価、最適化を行います。 ▪スキル:Pythonや機械学習アルゴリズムの理解、数学的知識(線形代数、確率論)、フレームワーク(TensorFlow、Pytorch)の使用が求められます。

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■ データサイエンティスト ▪役割:大量のデータを分析し、ビジネス上有益な情報を引き出します。 ▪スキル:データ処理、統計学、ビジネス知識、プログラミングスキルが必要です。

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■ データアナリスト ▪役割:データを分析して洞察を得る専門家です。 ▪スキル:データ処理、可視化、統計学の基本知識が必要です。

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AIエンジニアの年収

AIエンジニアに関する年収データが見当たりませんので、ここでは代わりに製品開発/研究開発全般の年収データを参考に見てみましょう。

製品開発/研究開発全般の年収は「マイナビエージェント 職種図鑑」での平均年収477万円(※2024年3月執筆時点)、経済産業省2017年発表の「IT関連産業の給与等に関する実態調査結果」から近い職種のIT技術スペシャリスト(特定技術:DB・NW・セキュリティ等)を参考にすると、平均年収758万円と分かりました。

国税庁2020年発表の「民間給与実態統計調査」における民間企業平均年収は433万円なので、製品開発/研究開発全般の職種は一般の平均年収よりも、やや高めであることが分かります。

AIに対するニーズは急速に高まり、ビジネス分野でもAIは大きく注目されていますので、今後AIエンジニアの年収はさらに高まっていくことが予想されます。

【参考】:マイナビエージェント 職種図鑑 ※【平均年収 調査対象者】2020年1月~2020年12月末までの間にマイナビエージェントサービスにご登録頂いた方 【参考】:IT関連産業における給与水準の実態① ~ 職種別(P7) 【参考】:民間給与実態統計調査-国税庁

AIエンジニアの年収は低い?未経験から転職して高年収を得る方法を紹介

AIエンジニアを目指すメリット

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AIエンジニアの仕事は難しいイメージがあり、特に文系出身者にはハードルが高い職種と感じられるでしょう。それでも、AIエンジニアを目指す意味はあります。ここでは、AIエンジニアを目指すメリットについて確認してみましょう。

AIエンジニアになるのは決して容易ではありませんが、明確なキャリアパスを描いてチャレンジしてみましょう。

AI人材の不足

ChatGPTなどの生成AIの出現、AIを搭載した家電の普及、AI技術を活用したDXの推進、ビッグデータの活用などを受けて、AI市場は拡大の一途をたどっています。一方ではIT人材の不足が叫ばれ、特にAI人材の不足は深刻です。

経済産業省の人材需給に関する調査(P7:AI人材の需給について)では、AI市場の需要の伸びが中間値の場合でも、2030年にAI人材の需給ギャップが12.4万人に達すると予測しています。こうした需給状況からAIエンジニアを目指すメリットは非常に大きなものがあると言えます。

【参考】:IT人材需給に関する調査(概要)P7~P8|(3) AI 人材の需給について|経済産業省

デジタルトランスフォーメーション(DX)とは?求められる人材を解説!

やりがいがある職業

AIは人の仕事を奪うと言われていますが、それは特定の分野の仕事であり、少なくともAIエンジニアの領域がAIに代替される可能性は極めて小さいと考えられます。もちろん、AIエンジニアの仕事の一部をAIがサポートする可能性は大いにありますが、AIエンジニア抜きでAI開発を行うのは困難です。

またAI分野は技術革新が速く、常に新たな課題に取り組む必要があり、自己研鑽が欠かせません。好奇心旺盛な方、向上心の高い方には、AIエンジニアの仕事はやりがいがある、大変魅力的な職業と言えます。

AIエンジニアはなくなる ?なくならない理由と必要なスキルを解説

高年収が期待できる

今やAIはビジネスの世界で、欠かすことのできない重要な技術です。また技術革新のスピードが速く、常に知識やスキルのアップデートが求められます。

その一方、AI人材の不足は深刻化しており、今後さらにその傾向が強まるでしょう。またAIエンジニアには豊富なキャリアパスがあり、AIコンサルタントやデータサイエンティスなどの職種では高額の報酬が期待できます。

AIエンジニアの将来性が高い理由とは?仕事内容や転職のコツも解説

AIエンジニアに向いている人

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AIエンジニアを目指すにはスキルや知識も重要ですが、適性が必要です。ここでは、どのような資質を持った人がAIエンジニアに向いているのかについて見ていきましょう。

いずれも個人的な資質ですが、資質は知識や技能の習得、思考力、判断力、表現力の育成、継続的な努力によって伸ばすことができます。自己チェックしてみて苦手な部分があれば、その改善に努めてみましょう。

ロジカルシンキングが得意な人

AIエンジニアは集めた大量のデータをプログラムやツールを用いて解析し、データから答えを導き出します。そのプログラムのアルゴリズムを編み出すには、ロジカルシンキング(論理的思考能力)が必須です。

物事を客観的に見て論理的に判断する能力、ロジカルシンキングが得意な人はAIエンジニアに向いています。

論理的思考力とは?エンジニアに論理的思考力が必要な理由とその獲得法

好奇心の旺盛な人

AI技術は日進月歩で進化しており、常に新しい知識・技術を習得する必要があります。AIエンジニアは、新しい知識を吸収する貪欲さや向学心を持つ人、好奇心の旺盛な人に向いています。

問題意識の高い人

AIの目的は、AIを用いて何らかの問題を改善することです。それは単に自動化することだけではなく、あるべき姿を実現することです。AIエンジニアは、あるべき姿は何か、問題の原因は何かを常に考える問題意識が求められます。

AIエンジニアは常日頃から問題意識を持ち、解決や改善することが好きな人が向いています。

提案力のある人

AIエンジニアはAI製品やサービスの開発において企画にも参加します。そこでは新製品のアイデアや活用法を提案することがあります。また専門知識を持たない経営者や営業担当に対しても、分かりやすく、同意を得られるように伝えられる提案力が求められます。

文系からAIエンジニアになるには

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文系からAIエンジニアになるのは簡単ではありませんが、文系だからこそ有利な面があることも分かりました。ここでは、AIエンジニアとして転職する上で有利になる資格と、転職エージェントの活用について解説します。

AI関連資格おすすめ8選!未経験からAIエンジニアになる上で取得したい資格

AIエンジニアになるのに役立つ資格

AIエンジニアになるのに必須の資格はありませんが、スキル証明となるAIエンジニアを目指す上で役立つ資格がいくつかあります。これからAIエンジニアへの転職を目指す方におすすめの資格を紹介します。ぜひチャレンジしてみましょう。

■ 基本情報技術者試験(FE) 文系出身者でもITのスキル証明となる資格があれば、就職や転職に有利です。そこで、文系出身者にはITエンジニアへの登竜門と言われる「基本情報技術者試験」の資格取得をおすすめします。基本情報技術者試験の資格を取得した方は、ぜひ上位資格の「応用情報技術者試験」にチャレンジしましょう。

【参考】:基本情報技術者試験(FE) 【参考】:応用情報技術者試験(AP)

基本情報技術者試験とは?試験概要や合格率、ITパスポートとの違い

■ G検定(ジェネラリスト検定) G検定(ジェネラリスト検定)は、一般社団法人日本ディープラーニング協会(JDLA)の主催によるAI関連の試験です。ディープラーニングをビジネスに活用するためのリテラシーを検定します。試験はオンライン受験が可能で、AIに関するさまざまな技術や手法、ディープラーニングの基礎知識と活用について検定します。

【参考】:G検定について|一般社団法人日本ディープラーニング協会

G検定とは?試験概要・受験のメリット・必要な勉強時間を解説!

■  E資格(エンジニア資格) E資格は、一般社団法人日本ディープラーニング協会(JDLA)が実施するAIエンジニア向けの資格です。この資格は、ディープラーニングの理論を理解し、適切な手法を選択して実装する能力や知識を認定するものです。

G検定がビジネス向けであるのに対し、E資格はエンジニア向けの資格です。AIエンジニアを目指す方はE資格の取得をおすすめします。

【参考】:E資格とは|日本ディープラーニング協会

E資格とはどんな試験?概要や難易度と取得のメリットを解説!

■  Python3エンジニア認定基礎試験 Python3エンジニア認定基礎試験は、一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会が主催する検定試験で、Python3の基礎知識や文法に関する知識を問います。

PythonはAI分野やデータ分析で必須のプログラミング言語であり、この資格を取得することでキャリアチェンジやキャリアアップに有利です。上位試験としてPython3エンジニア認定データ分析試験があり、1ランク上の実務能力を問う内容となっています。

【参考】:Python 3 エンジニア認定基礎試験 【参考】:Python3 エンジニア認定データ分析試験

Python3エンジニア認定基礎試験とは?勉強方法や難易度を紹介

研修が手厚い企業を選ぶ

AIエンジニアは学ぶことが多く、資格試験に合格したレベルでは即戦力になるのは厳しいかもしれません。そこで、おすすめしたいのは転職先として「研修制度が充実した企業」を選択することです。

社内研修は、その企業に合った研修カリキュラムが整っており、同僚と一緒に研修を受けられる点もメリットです。また、研修に熱心な企業は、資格取得に対するインセンティブや資格手当制度が整っている可能性が高いです。

そのような企業を独力で見つけ出すのは容易ではありません。そんな不安がある方には転職エージェントの活用をおすすめします。

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文系からでも自信を持ってAIエンジニアを目指そう

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本記事では、未経験の文系出身がAIエンジニアを目指す上で知っておきたいことを中心に、AIエンジニアの概要やAIエンジニアが向いている人、取得しておきたい資格などを紹介しました。

AIエンジニアはいきなり文系出身者がなれる職業ではありませんが、しっかり準備することで目指せる職業です。またAIエンジニアの不足が今後ますます顕著になることが予想されるため、自社でAIエンジニアに育てる企業も増加しています。

そのような企業への転職を目指すことで、AIエンジニアになれる可能性は一気に高まるでしょう。とはいえ、自社でAIエンジニアを養成する企業はどのように探せばいいのでしょうか。

限られた求人情報から、相性が良く、待遇面の希望に合致し、研修の手厚い企業を見つけ出すのは困難に思えます。

そこで利用を推奨するのがマイナビIT エージェントです。

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