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Windows11のイコライザー機能の使い方とは?メリットも解説
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Windows11のイコライザー機能の使い方とは?メリットも解説

アンドエンジニア編集部
2024.10.11
この記事でわかること
Windows11のイコライザー機能とは何かわかる
Windows11のイコライザーを利用するメリットとデメリットが分かる
Windows11のイコライザーの開き方、使い方、排他モードの設定方法について

Windows11のイコライザー

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PCで動画を観たりゲームをしたり、音楽を聴く際に音質の調整をしたいという方は少なくないでしょう。Windows11にはイコライザーアプリがなく別途購入を検討している人もいるかもしれません。

Windows11にはイコライザー機能が搭載されているものと、搭載されていないものがあります。イコライザー機能が標準で搭載されていない場合は、Realtek Audio Consoleなどのサードパーティ製のオーディオドライバやソフトウェアを使用することでイコライザー機能を利用できます。

今回は、イコライザー機能が標準搭載されているケースを例に、メリットや使い方を図解します。

イコライザーでパソコンから出る音の質を上げたい方、ゲームや動画などの音量を上げたい方はぜひ役立ててください。

【参考】:Windows のサウンドまたはオーディオの問題を修正する | Microsoft サポート

イコライザーとは?

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イコライザーは、音の周波数帯域ごとに音量を調整できる装置です。一般的には、音楽鑑賞や動画視聴、ゲームプレイなど、様々なシーンで音質を自分好みにカスタマイズするために使用されます。

具体的には、イコライザーを使うことで以下のようなことができます。

▪低音域を強調して、迫力のあるサウンドにする ▪高音域を強調して、クリアな音質にする ▪特定の周波数帯域の音量を下げて、こもり音を抑える ▪それぞれの音響環境や機器に合わせた音質調整を行う

また、イコライザーは主に2種類に分類され、次のような特徴があります。

グラフィックイコライザー

ライブ演奏やPAシステムなどで、全体の周波数バランスを素早く調整する場合によく使用されます。また、特定の周波数帯域のみを強調したい場合にも有効です。各周波数帯域に対応するスライダーを操作して音量を調整しますので、視覚的にわかりやすく、細かい調整が可能です。

パラメトリックイコライザー

レコーディングやミキシングにおいて、より精密な音作りが必要な場合によく使用されます。楽器の音質を調整したり、ミックス全体の周波数バランスを整えたりするのに適しています。中心周波数、帯域幅、ゲインを個別に設定して、より精度の高い調整が可能です。

近年では、イコライザーはスマートフォンやタブレットなどのモバイル機器にも、機能として搭載されているものが増えています。また、音楽配信サービスや動画配信サービスの中には、独自のイコライザー設定を提供しているものもあります。

イコライザー利用するメリットとデメリット

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イコライザー機能を使うことで、パソコンの音質を自分好みにカスタマイズできます。ここでは、そんなイコライザーを利用するメリットとデメリットについて見ていきましょう。

イコライザーのメリット

イコライザーには、自分好みの音質にしたり、こもり音やノイズを抑えたりといったメリットがあります。1つずつ見ていきましょう。

■ 音質を自分好みに調整可能 低音域を強調したり高音域を抑えたりすることで、自分の好みにあった音質に調整できます。

■ 特定の周波数帯域の音量を下げる 特定の周波数帯域の音量を下げることで、こもり音やノイズなどの不快な音を抑制できます。

■ 音響環境や機器に合わせた音質調整が可能 自分の音響環境、部屋の広さやスピーカーの種類などに合わせて、最適な音質に調整できます。

■ 映画音声やゲーム音声のサウンドを最適に 映画やゲームで流れる音声に低音域を追加したり、高音域を強調したりすることで、より迫力のある最適なサウンドに変えることができます。

■ 排他モードで音質向上 Windows11の排他モードを利用すると、他のアプリの影響を排除して、サウンドデバイスの遅延がなくなり、音質が向上します。音楽や映画を楽しむ際に有効です。

イコライザーのデメリット

何かと便利に思えるイコライザーですが、必ずしも万能ではなく、時には音質を悪くする可能性もあります。以下、デメリットについて解説します。

■ 設定が複雑 イコライザーは初心者にとっては、設定がやや複雑で使いこなすのが難しいと感じるかもしれません。

■ 音質劣化の可能性 イコライザーの設定がうまくできない場合には、むしろ音質が劣化してしまう場合があります。

■ すべての音源に対して万能ではない 音楽や動画のコンテンツ次第では、イコライザーによる音質改善が難しい場合があります。

Windows11 イコライザーを使って音質を向上させる

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イコライザーの概要とメリット、デメリットを理解したところで、実際にWindows11のイコライザーに触ってみましょう。

イコライザーの開き方

イコライザーには、「設定」から開く方法と、タスクバーの「サウンドアイコン」から開く方法があります。どちらでも結果は同じですので、やりやすい方法で行ってみましょう。

■ 設定から開く

1.スタートメニューを右クリックで開き、「設定」を選択します。 2.設定の左メニューで「システム」を選択し、表示された右メニューから「サウンド」を選択します。 3.サウンド画面を下スクロールし、「サウンドの詳細設定」を選択します。

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【図】: 「システム」>「サウンド」>「サウンドの詳細設定」
Windows11のスタートメニューが使いにくい?カスタマイズ方法を紹介!

4.「サウンド」ウィンドウが表示されたら、「再生」タブから使用している再生デバイスを右クリックし、「プロパティ」を選択します。

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【図】: 「サウンドの詳細設定」>「スピーカー右クリック」>「プロパティ」

5.プロパティウィンドウが開いたら、「拡張」タブをクリックし、拡張機能の一覧にある「イコライザ」のチェックボックスにレ点を入れます。

続いてウィンドウ下部にある「設定」プルダウンメニューから「ポップ・ライブ・・・ジャズ」などのプリセットから適用するイコライザを選択し、「OK」をクリックします。

イコライザーを調整する場合は、プルダウンメニューの右側「…」ボタンをクリックして楽曲に合うものを選択します。

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【図】: 「サウンド」>「プロパティ」>「拡張タプ」>イコライザー>設定

6.プルダウンメニューの右側にある「…」ボタンをクリックすると「Graphic イコライザー」ウィンドウ」が開きますので、各ゲージを調整して「保存」をクリックし、設定内容を保存します。

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【図】: 「Graphic ウィンドウ」>「ゲージの調整>「保存」

■ サウンドアイコンから開く

1.タスクバーの「サウンドアイコン」からイコライザーを開くには、デスクトップ画面右下のタスクトレイ内にある「スピーカーアイコン」を右クリックし、右クリックメニュー内の「サウンドの設定」の項目をクリックします。

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【図】: 「タスクバー」>「スピーカーアイコン右クリック」>「サウンドの設定」

2.システム設定のサウンド画面ウィンドウが表示されますので、サウンド画面を下スクロールし、「サウンドの詳細設定」を選択します。以降の操作は先ほどの「設定から開く」と同じです。

【参考】:Realtek Audio consoleからイコライザ設定が消えた | Microsoft コミュニティ 【参考】:サウンド設定の拡張という項目が買い替えたパソコンに見当たりません | Microsoft コミュニティ

イコライザーの操作方法

イコライザー画面には、周波数帯域ごとに調整できるスライダーが表示されており、スライダーを上下に動かすことで、その周波数帯域の音量を上げ下げできます。一般的に、低音域はスライダーを下方に、高音域はスライダーを上方に動かすことで、音質が向上します。

また、あらかじめ用意されたプリセットを選択することもできます。プリセットには、「ポップス」、「ロック」、「ジャズ」、「クラシック」など、様々なジャンルの音楽に適した設定が用意されていますので、曲に合わせて選択すると良いでしょう。

排他モードで音質を向上させる

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Windows11では、排他モードという機能が導入されました。これは、特定のアプリケーションがサウンドデバイスを排他的に制御できるようにする機能です。つまり、他のアプリケーションの音声出力が妨げられなくなり、音質が向上する可能性があります。

Windows11の排他モードを活用して高音質を確保する方法とは?

排他モードの設定方法

排他モードを設定するには、以下の手順に従います。

1.タスクバーにあるスピーカーアイコンを右クリックします。 2.「サウンド設定」を選択します。 3.サウンド設定画面を下にスクロールし「サウンドの詳細設定」をクリックします。 4.再生機器が表示されたら、スピーカーを右クリックし、「詳細」タブを選択します。

5.「排他モード」セクションで、「アプリケーションによりこのデバイスを排他的に制御できるようにする」と「排他モードのアプリケーションを優先する」のチェックボックスをオンにします。

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【図】: 「サウンド」>「プロパティ」>「詳細タプ」>排他モード 

6.「OK」をクリックします。

排他モードの効果

排他モードを有効にすると、以下のような効果が期待できます。

・音質が向上する ・音声の遅延が減少する ・音声ノイズが減少する

ただし、排他モードを有効にすると、他のアプリケーションの音声が聞こえなくなる場合があります。音楽鑑賞など、特定のアプリケーションで高音質を楽しみたい場合にのみ、排他モードを有効にすることをおすすめします。

イコライザーと排他モードの併用

Windows11でイコライザーと排他モードを併用しても問題ありません。 どちらの設定も音質向上に効果があり、それぞれ異なる側面で音質を改善します。

イコライザーは、音域ごとの音量を調整することで、好みの音質に調整できます。高音域を強調したり、低音域をカットしたりすることで、よりクリアな音質や迫力のある音質を楽しめます。

排他モードは、特定のアプリケーションがサウンドデバイスを排他的に制御できるようにする機能です。これにより、他のアプリケーションの音声出力が妨げられなくなり、音質が向上する可能性があります。

Windows11のイコライザーを活用してみよう

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この記事ではWindows11のイコライザーの概要、利用シーン、使い方、操作方法などについて解説し、併せて「排他モード」を利用した音質向上の方法についてもおすすめしました。

パソコンは仕事の道具であるとともに、DTMや音楽鑑賞やゲームプレイなど、趣味で利用することもあり、音質にこだわる方も少なくありません。これを機会に、イコライザーを利用して音質の向上にこだわり、パソコンの有効利用を促進してみましょう。

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