Windows11のOneDriveを無効にする?
Microsoftのオンラインストレージサービスとして「OneDrive」があります。Windows 11ではデフォルトでOneDriveが有効になっており、OneDriveは5GBの容量まで無料で使えるため、利用している人は少なくないでしょう。
しかし別のクラウドサービスを利用している方には、OneDriveが勝手に起動されて困っている方、OneDriveを必要と感じない方もいるかも知れません。この記事では、OneDriveの起動を無効にする方法、あるいは無効にしたOneDriveを有効にする方法について紹介します。
【参考】:OneDrive をオフにする | Microsoft サポート
そもそもOneDriveとは
OneDriveとは、Microsoftアカウントがあれば使用が可能なオンラインストレージサービスであり、Officeファイルに加え、写真や動画などの様々なファイルを保存や共有できます。
共有設定したものはパソコン以外にスマートフォンやタブレットなどを用いてファイルの閲覧・編集・削除ができるのが特徴です。またバックアップにも利用できますので、パソコンが故障した際にはOneDriveからファイルの復旧ができます。
【参考】:無料のクラウド ストレージ - ファイル共有 | OneDrive
OneDriveとGoogle Driveの違い
Microsoftは2014年からOneDriveの提供を始めましたが、Googleも同じく2014年からGoogle Driveのサービスを始めています。どちらも大変よく似た機能を持つサービスですが、無料で利用できるストレージ容量は、OneDriveが5GB、Google Driveは15GBまでです。
有料プランやそれぞれのストレージ容量などでは大きな差は見られません。ExcleやWordなどを主に使っているMicrosoft Officeユーザには、オンライン上で直接ファイルの編集ができるOneDriveが向いていますが、主にAndroidを利用し、Googleアカウントの利用頻度が高い方はGoogle Driveが適していると言えます。
【参考】:個人向けのクラウド ストレージおよびファイル共有プラットフォーム |Google]無料トライアルと無料枠 | Google Cloud
OneDriveを無効/有効にする方法
他のストレージサービスを利用している方は、OneDriveは本当に必要かと疑問を感じることがあるでしょう。OneDriveは必ずしも必要な機能ではありませんので、ファイルをOneDriveに保存しないという人に向けて、OneDriveを無効にする方法、無効にしたOneDriveを有効にする方法について紹介していきます。
OneDriveを無効にする
はじめに、現在稼働しているOneDriveを無効にする方法について解説します。無効といってもOneDriveは残しておき、勝手に起動しないようにする方法についてです。
1.OneDriveアイコンから設定変更する Windows 11上でOneDriveが起動していると、
①タスクバーの右側に雲のような形のOneDriveアイコンがありますので、このアイコンを右クリックします。 ②表示されたメニューの右上にある「設定」アイコンをクリックします。
2.OneDriveの自動起動を止める 「設定」アイコンをクリックすると、メニューが表示されますので、その中からさらに「設定」をクリックすると、下図の設定画面が現れます。
①設定タブを選択し、「全般」の「Windows にサインインしたときに OneDriveを自動的に開始する」という項目のチェックを外します。 ②続いて画面右下の「OK」を押します。
これにより、OneDriveは停止します。
3.OneDriveを終了する 起動中のOneDriveを直ちに終了したい場合には、OneDriveの設定メニューから「OneDrive を終了する」をクリックすると、OneDriveを強制的に終了できますが、パソコンを再起動するとOneDriveは起動されます。ただし、「自動的に開始する」をオフにしてあれば、待機状態で起動されます。
OneDriveのリンクを解除する
OneDrive の使用を直ちに止めたい場合は、「リンクを解除」する方法が最も簡単です。
OneDrive のリンクを解除しても、ファイルが失われることはありません。
1.タスクバー上でOneDrivアイコンをクリックし、[ヘルプと設定]アイコン から[設定]の順に選択します。 2.[アカウント]タブを選択します。 3.[このPCのリンクを解除]を選択します。
この操作により、OneDriveが無効になります。リンクを解除しても、再リンクすることでOneDriveは復活できます。
【参考】:OneDrive をオフにするか、無効にするか、アンインストールする - Microsoft サポート 【参考】:OneDrive のリンクを解除して再リンクする | Microsoft サポート
OneDriveのファイル削除をする
OneDriveを停止してもファイルは残っています。OneDriveのセキュリティは高いため、悪用や漏洩のリスクは非常に低いので心配は要りませんが、不安であれば削除しておくことをおすすめします。OneDrive内に保存されたフォルダやファイルはExploreの操作と同様の操作で削除ができます。
【参考】:OneDrive でファイルまたはフォルダーを削除する | Microsoft サポート
OneDriveを有効にする
OneDriveの自動開始を停止させた後、OneDriveを有効にする方法を紹介します。
OneDriveアイコンをクリックし、「設定」アイコンからメニューを表示した後、さらに「設定」をクリックすると、Microsoft OneDriveの設定画面が現れます。
①設定タブを選択し、「Windows にサインインしたときに OneDriveを自動的に開始する」にチェックを入れます。 ②続いて画面右下の「OK」を押します。
これにより、OneDriveは有効になります。
OneDriveをアンインストールする
Windows 11でOneDrive を使う予定がないのであれば、アプリを削除してしまいましょう。ここでは、OneDriveのアプリそのものをアンインストールする手順について紹介します。
すべてのアプリからOneDriveを選択
「スタート」ボタンをクリックし、「スタートメニュー」が開いたら「すべてのアプリ」からOneDriveを見つけ、右クリックして表示されたメニューから「アンインストール」を選択します。アンインストールを選択しても、まだこの段階ではアンインストールはされません。
「プログラムと機能」画面でアンインストール
「プログラムと機能」画面が表示されたら、「Microsoft OneDrive」を右クリックします。[アンインストール]のPOPアップが表示されたら、クリックするとアンインストールが開始されます。 管理者パスワードが求められたら、パスワードを入力してください。
Windows11でOneDriveを再インストールする
一旦OneDriveアプリをアンインストールしたものの、OneDriveを復活させたいというケースがあります。OneDrive上にはデータが残っているため、OneDriveアプリの再インストールによって、それらを利用することができます。ここでは、OneDriveの再インストール方法について紹介します。
1. OneDriveアプリをダウンロードする OneDriveアプリを再インストールしたい場合は、MicrosoftのOneDriveダウンロードサイトにアクセスし、ダウンロードボタンをクリックします。
【参考】:OneDrive | Windows、Mac、モバイル向け OneDrive のダウンロード
2.OneDriveをセットアップする OneDriveアプリのダウンロードが完了すると、ダウンロード先のフォルダが表示されますので、「OneDriveSetup.exe」をダブルクリックしてください。OneDriveアプリのインストールが開始されます。
セットアップが完了したら、[スタートメニュー]から[すべてのアプリ]画面を表示し、アプリの一覧にOneDriveが追加されていることを確認してください。
【参考】:OneDrive の再インストール | Microsoft サポート
Windows11のOneDriveを自在に操ろう
この記事では、Microsoftのオンラインストレージサービス「OneDrive」について、その概要や無効/有効にする方法、アンインストールや再インストールの方法について紹介しました。
OneDrive以外のオンラインストレージサービスを利用している方や全く利用しない方は、OneDriveを停止もしくはアンインストールすることをおすすめします。まだ未使用の方は、利用する予定のデータ容量や、利用目的を明らかにして使用を検討してみてください。
複数のパソコンやスマホ、タブレットを所有し、あらゆる場所でファイル共有をしたい方は、ファイル共有ツール候補の1つとしてOneDriveを検討してみると良いでしょう。Windows11ユーザーなら無視はできないOneDrive、この記事を参考にして見直しの機会として頂けると幸いです。
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