インフラエンジニアと開発エンジニアの違いとは?転職方法も解説
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インフラエンジニアと開発エンジニアの違いとは?転職方法も解説
アンドエンジニア編集部
2024.08.19
この記事でわかること
インフラエンジニアはシステムの基盤構築を、開発エンジニアはアプリケーションの開発を担当します
未経験からの転職ではインフラエンジニアは資格取得に、開発エンジニアはポートフォリオ作成に取り組みましょう
未経験者の採用に力を入れている企業と出会うために、転職エージェントを活用するのがおすすめです

インフラエンジニアと開発エンジニア、未経験から目指すなら?

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未経験からエンジニアに転職しようと思った場合、大きな悩みの1つがインフラエンジニアを目指すべきか、開発エンジニアを目指すべきか、という選択ではないでしょうか。

自分の性格や能力との相性が良い方を選べれば良いのですが、そもそもインフラエンジニアや開発エンジニアがどのような職業なのかが分からなければ判断のしようがありません。

今回は、インフラエンジニアと開発エンジニアの違いにフォーカスして解説していきますので、ぜひ選択の参考にしてください。

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インフラエンジニアと開発エンジニアの違い4選

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インフラエンジニアと開発エンジニアには細かく見ていくといくつもの違いがありますが、ここでは主な違いを4つピックアップして紹介します。

技術領域の違い

インフラエンジニアは、システムの基盤を構築したり、運用したりする職種です。扱う技術領域は、ハードウェアやネットワーク、データベースなど、サービスやアプリケーションを動作させるのに必要な環境を構成する技術です。

どんなに素晴らしいアプリケーションを開発したとしても、通信が切断されやすかったり、サーバの処理が遅かったりしたら台無しです。表に出るものではないので華々しさはないものの、縁の下の力持ち的存在と言えるでしょう。

開発エンジニアはアプリケーションやソフトウェアの開発を行う職種です。プログラミング言語を用いてサービスがどのような処理を行うのかを作り込んでいきます。ユーザが触れるサービス自体の品質を直接左右するエンジニアの花形と言える職種といえます。

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働き方の違い

インフラエンジニアは、サーバやネットワークスイッチなどの機器の設置・接続・設定投入といったデータセンターなどに出向いて行う作業があり、肉体労働を伴うことがあります。

開発エンジニアは、ソースコードと呼ばれる命令文が記載されたテキストファイルを作成するのが主な作業ですので、パソコンとインターネット環境さえあれば働く場所を選びません。

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キャリアパスの違い

未経験からスタートしたとき、インフラエンジニアのキャリアはテスターまたは運用監視オペレーターなどの下流工程からスタートすることが多いです。

テスターは文字通りシステムやアプリケーションの動作を検証する職種で、仕様書に従って操作を行い、想定した結果になるかどうかを検証します。運用監視オペレーターは、モニターでシステムの監視を行い、異常を検知したら暫定対処と報告を行うことが主な業務です。

下流工程で経験を積んだら、設計・構築フェーズを担当できるようになっていきます。

開発エンジニアのスタートラインは、簡単なコーディングと単体テストを担当することが多いです。いきなり大規模なコーディングを行うのは難しいため、先輩エンジニアの指導を受けながら、部分的なコーディングを練習していきます。単体テストというのは作ったプログラムが単体で正しく動作するかをチェックします。

実装力が高まってきたらコーディングやテストを担当できる範囲が増えていきます。

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年収の違い

インフラエンジニアと開発エンジニアは同じエンジニアではありますが、担当する技術領域が違うためか、平均年収には差があります。ただし、全国的な平均年収と比較すると年収が高めに設定されているようです。

まず、インフラエンジニアから見てみましょう。

代表的な職種の1つであるサーバーエンジニアの平均年収は「マイナビエージェント職種図鑑」によると429万円(※2024年8月執筆時点)です。経済産業省2017年発表の「IT関連産業の給与等に関する実態調査結果」における「エンジニア/プログラマ」の平均年収を参考にすると、592万円とされています。

次に、開発エンジニアです。

代表的な職種であるプログラマーの平均年収は「マイナビエージェント職種図鑑」によると344万円(※2024年8月執筆時点)です。経済産業省2017年発表の「IT関連産業の給与等に関する実態調査結果」における「エンジニア/プログラマ」の平均年収を参考にすると、592万円とされています。

国税庁2020年発表の「民間給与実態統計調査」における民間企業平均年収は433万円なので、インフラエンジニアや開発エンジニアは、国内の平均年収と比較しても平均以上の給与水準にあることが分かります。

なお、作業者からプロジェクトマネージャーなどのキャリアアップによって、上記以上の年収を得ることも可能です。

【参考】:マイナビエージェント職種図鑑/サーバーエンジニア 【参考】:マイナビエージェント職種図鑑/プログラマー ※【平均年収 調査対象者】2020年1月~2020年12月末までの間にマイナビエージェントサービスにご登録頂いた方 【参考】:IT関連産業における給与水準の実態① ~ 職種別(P7) 【参考】:民間給与実態統計調査-国税庁

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未経験からの転職方法の違い

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ここまで、インフラエンジニアと開発エンジニアの違いについて解説してきましたが、どちらを目指すのが自分に合っていそうかイメージできたでしょうか。

ここからは、未経験から転職するにはどうすればよいのか、インフラエンジニアと開発エンジニアのなり方についてそれぞれ紹介していきます。

インフラエンジニアを目指すには

まず、未経験からインフラエンジニアを目指す場合の4つのステップを紹介します。

■オンプレミスかクラウドか インフラエンジニアになりたい場合、まず目指したい技術領域を選びましょう。選択肢は物理的な機器を扱う「オンプレミス」と、AWSなどのクラウドサービスを扱う「クラウド」の2つです。

オンプレミスならサーバ、ネットワーク、データベースなど特定の技術領域を、クラウドならAWS、Azure、GCPなどメジャーなクラウドサービスを1つ選んで特化して学習するのが第1歩です。

■資格を取得しよう 基礎的オンプレミスエンジニアなら技術領域に応じた資格を、クラウドエンジニアならクラウドベンダーに応じた資格を取得しましょう。

必要な知識を習得できるため実務でも先輩や上司の話が理解しやすくなり、未経験からの採用では学習意欲がポテンシャルとして大きなウェイトを占めるため、取得しているに越したことはありません。

■手を動かそう 資格を取っただけでは転職面接で自信を持って話し、実務に臨むのはハードルが高いです。オンプレミスなら自分のPC上に仮想環境を作ってみたり、クラウドなら自分のアカウントを作って実際にサービスを触ってみましょう。1度でも触ったことがあるのとないのとでは安心感が大きく違ってきます。

■転職活動に挑戦しよう インフラエンジニア、特にクラウドエンジニアは経験者採用が多いのですが、未経験から採用して育てようという企業もありますので根気よく探して応募しましょう。

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開発エンジニアを目指すには

続いて、開発エンジニアを目指すための4つのステップを紹介します。

■言語の選択 開発エンジニアになりたい場合、プログラミング言語の選択が第1歩です。と言っても、あまり細かい部分まで比較すると逆に選べなくなってしまいかねません。今は「人気があるから」や「知り合いが使ってるから」のようなシンプルな理由でもOKです。

迷った場合はそれぞれ初歩的なコーディングを試してみて、「これなら続けられそう」と思える言語を選ぶと後悔が少ないかもしれません。

■コーディングの基礎学習 プログラミング学習サイトなどを使って、初歩的なコーディングを学んでいきましょう。現代は様々な学習リソースがありますが、プログラミング言語と同様に合う合わないの相性があります。いくつかのサイトを触ってみて、1番ストレスなく学べるものを選んで継続しましょう。

■ポートフォリオを作り、転職活動に挑戦する プログラミングは最終的にアプリケーションやソフトウェアを作り上げるのが大きな目的です。部分的な処理だけでは作り甲斐がなくて飽きてしまうかもしれませんし、成果としても認められにくいでしょう。

開発エンジニアの転職活動ではポートフォリオといって、自主制作したアプリケーションとソースコードを技術力のアピール材料とすることが一般的に行われています。

学習のモチベーションアップのためにも、転職活動成功のためにも、プログラミングで「人の役に立つ物を作る」ということに挑戦してみましょう。

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インフラエンジニアと開発エンジニアは同じITエンジニアでもそれぞれ担当する技術領域が異なり、メリット・デメリットがあるため、どちらを目指すべきかは個人の性格や能力、将来のビジョンによって変わります。

未経験からでも研修の手厚い企業を選んだり、資格を取得したりポートフォリオを完成させれば転職の成功率は高まります。しかし、転職活動は総合力が大事です。特に未経験の場合、転職市場の動向や企業の選び方、面接対策など分からないこと・不安なことも多いでしょう。

そのような時は、転職エージェントを活用するのもおすすめです。

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未経験からのキャリアチェンジは心身ともに本当に大変だと思います。少しでもご自身の負担を減らすべく、エージェントサービスを活用して、失敗のない転職活動に臨んでいただければ幸いです。

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