プログラマのキャリアパスは幅広い
プログラマのキャリアパスは幅広いうえに、目指すポジションによって身につける必要があるスキルも異なります。プログラミングを極めスペシャリストを目指す道もありますし、ゼネラリストとして経営に近いところで働く道もあります。
また、現在勤めている企業では希望するポジションに就くことが難しい場合、転職も視野に入れる必要があります。そのため、キャリアパスは早めに固めておくことが大切です。
プログラマがキャリアパスを考えるポイント
プログラマがキャリアパスを考える際は、まず自分が現在習得しているスキルを洗い出すことが大切です。そして、目標とするポジションに就くためにどのスキルが足りないのか明確化させ、そのスキルを得るにはどういったルートを辿れば良いかを考えます。
また、キャリア目標を決める際は今後の技術トレンドや業界動向なども踏まえ、年収を上げられるか検討することも大切です。このような検討を1人で行うことが難しい場合、転職エージェントに登録して業界知識のある担当者からアドバイスを受けることをおすすめします。
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プログラマやエンジニア職に関する基礎知識
プログラマや、プログラマがキャリアチェンジできる他のエンジニア職に関する基礎知識をまとめました。また、プログラマの年収についても解説していきます。
システム開発に必要な職種
システム開発にはプログラマだけでなく、多くのエンジニア職の力が必要です。以下に開発に携わる職種を列挙しますので、キャリアパスを考える際の参考にしてください。
- プログラマ:プログラミング言語を使うシステムを開発する
- システムエンジニア:システムの要件定義・設計を行う
- プロジェクトマネージャー:システム開発のプロジェクトを統括する
- サーバエンジニア:システムが稼働するサーバの設定・管理を行う
- ネットワークエンジニア:システムが稼働するネットワークの設定・管理を行う
- データベースエンジニア:システムが使うデータベースの設計・管理を行う
- テストエンジニア:システムが正常に動作するかテストを行う
プログラマの年収
プログラマーの年収は「マイナビエージェント職種図鑑」での平均年収は344万円、経済産業省2017年発表の「IT関連産業の給与等に関する実態調査結果」から近い職種のSE・プログラマ(ソフトウェア製品の開発・実装)を参考にすると、平均年収568万円と分かりました。
国税庁2020年発表の「民間給与実態統計調査」における民間企業平均年収は433万円なので、プログラマーは一般平均年収よりも、やや低めであることが分かります。
ただ、プログラマはエンジニア経験が浅い人が担当することが多いことを考えると、年収は決して低くはないでしょう。また、システムエンジニアやプロジェクトマネージャーにキャリアアップすることで、年収を高めていくことが可能です。
【参考】:マイナビエージェント職種図鑑 ※【平均年収 調査対象者】2020年1月~2020年12月末までの間にマイナビエージェントサービスにご登録頂いた方 【参考】:IT関連産業における給与水準の実態① ~ 職種別(P7) 【参考】:民間給与実態統計調査-国税庁
プログラマのキャリアパス例
ここからはプログラマの代表的なキャリアパスを紹介します。キャリアパスを考えている方はぜひ参考にしてください。
システムエンジニア
システムの要件定義・設計を担当するシステムエンジニアにはプログラミングスキルが必要なため、プログラマからキャリアアップする方も多くいます。
システムエンジニアにキャリアアップすることで、システムの仕様について提案できるようになったり、顧客と直接やり取りを行ったりすることができます。また、プロジェクトマネージャーやコンサルタントなどのゼネラリストの道を目指すことができるでしょう。
また、企業のなかには研修制度が整っている場合もあり、未経験から知識をつけながら働くことも可能です。未経験からITエンジニアを目指すなら、自分のスキルにあった企業を探してくれる転職エージェントの活用をおすすめします。
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スペシャリスト
システムエンジニアに昇格せずそのままプログラマを続け、スペシャリストを目指す道もあります。たとえばWeb系プログラマの場合、PHPやJavaなど、言語に特化してスキルを身につけ、「プログラミングスペシャリスト」として活躍するなどです。
経営に近いところで働くよりも開発をメインに続けたいなら、スペシャリストを目指すのも選択肢の1つでしょう。
インフラ系
プログラマーからサーバーエンジニアやネットワークエンジニアといったインフラの管理を担当する職種にキャリアチェンジする道もあります。その場合、クラウドサーバなどの知識を新たに身につける必要があるため、独学で勉強を行うことになるでしょう。
社内SE
社内SEは社内システムの問い合わせに対応したり、社内システムの開発に携わったりする仕事です。社内SE自らが開発することは少なく、ベンダーに開発を依頼するケースが多いです。
自社の経営課題を理解し業務効率化に繋がるシステムを考案し、要件通りに開発を進められるようベンダーに指示する必要があります。IT企業ではなく一般企業が社内システムの開発に関わりたいなら、社内SEはおすすめの仕事です。
プログラマがキャリアを高めるために取得したい資格
プログラマがキャリアを高めるために取得したい資格を紹介します。システムエンジニアなどへのキャリアアップを目指すなら、これらの資格を取得すると昇格や転職で有利になります。
応用情報技術者試験
応用情報技術者試験は、基本情報技術者試験よりもワンランク上のIT資格です。記述問題もあり合格率は低めですが、その分より高度なスキルを身につけられるため、システムエンジニアへのキャリアアップを目指す方に最適と言えるでしょう。
【参考】:応用情報技術者試験
LinuC
LinuxCは、サーバとして多く使われるLinuxに関する知識を証明するための資格です。オンプレミスだけではなくクラウド環境に関するスキルも身につけることができます。サーバーエンジニアなどを目指す方におすすめの資格です。
【参考】:LinuC
プロジェクトマネージャ試験
プロジェクトマネージャ試験は、プロジェクトマネージャに必要なスケジュール管理や進捗管理、技術選定などのスキルを身につけることができます。論述問題もあり、応用情報技術者試験以上に難易度が高く設定されています。将来ゼネラリストとして企業を引っ張るポジションに就きたいなら取得しておきたい資格です。
【参考】:プロジェクトマネージャ試験
キャリアパスを明確化させた後は転職対策を
本記事ではプログラマのキャリアパスについて解説しました。プログラマのキャリアパスは幅広いうえに各キャリアによって必要なスキルも異なるため、早めにキャリアパスを固めることが大切です。
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