ネットワークエンジニアの将来性は?市場価値を高める方法を解説
eyecatch
ネットワークエンジニアの将来性は?市場価値を高める方法を解説
キャリア・働き方
アンドエンジニア編集部
2021.08.08
この記事でわかること
ネットワークエンジニアは、ライフラインと同様に大事なシステムを守る仕事
ネットワークエンジニアは需要はあるが、スキルや技術の変化が求められている
キャリアパスがさまざまあり、将来のビジョンのためにもスキル磨きが大事

ネットワークエンジニアの将来性が不安

IT specialist

インフラエンジニアの職種の1つであるネットワークエンジニアは、時代とともに変化が求められている職業でサーバーエンジニアと比較されることの多い職種です。

度々「オワコン」「きつい」「やめとけ」と言われるネットワークエンジニアの将来性を不安視する声は少なくありません。ネットワークエンジニアは求人件数の多い職種ですが、現在の市場価値はどうなのでしょうか。

そこで、まずは「ネットワークエンジニアとはどういった仕事をするのか」について解説します。

「サーバーエンジニア」とは?今後の展望や必要となるスキルを徹底解説!

ネットワークエンジニアの仕事内容を3つ紹介

ネットワークエンジニアの主な仕事は、ルーターやスイッチなどの機器を設置し、データ・通信の送受信が適切に行えるような基盤を作ることです。この業務は、要件定義・設計・構築・保守・監視・運用のようにシステム開発の工程通りに進みます。以下で、それぞれを3つに分けてご紹介します。

1.要件定義・設計 顧客が求めているシステムについてヒアリングを行い、要件を洗い出します。洗い出した要件に基づき、ネットワークの構成やルーターなどを使用するネットワーク機器について設計していきます。回線の費用などネットワークに関するコスト、スケジュールについても検討することになるでしょう。

高品質なシステム開発に欠かせない機能要件と非機能要件とは?

2.構築 要件定義・設計を元に、実際にネットワーク機器や回線を構築して設定を行います。大規模プロジェクト案件の場合、ネットワーク構築には1~3ヶ月かかることもあります。構築後はテストを行い、未然にエラーを拾います。この業務では、サーバーエンジニアの方とコミュニケーションを取って協力し、プロジェクトを進めていくことが大事です。

3.保守・運用 システムの開発が終わったら、ネットワークトラブルを避け、よりよいシステムへ改善するために機器の設定変更などの保守・運用業務を行います。システムだけでなく器具や建物などと同様に、ネットワークについてもトラブルは発生します。トラブルの原因を切り分けて検証し、素早い障害対応を行い、ネットワークを守るのも大切な仕事です。

【保守・運用】仕事内容や将来性、必要なスキルについて徹底解説!

ネットワークエンジニアはきつい?

ここでは、ネットワークエンジニアが「きつい」「やめとけ」と言われる問題について解説します。

ネットワークエンジニアはシステムが稼働しているネットワークに故障やトラブルが起きた際に、障害対応を迅速に行わないといけません。そのため、残業や休日出勤、急な呼び出しを求められることがあります。

ネットワークは、私たちの生活や仕事をすることにおいて必要不可欠です。24時間365日、常に稼働するネットワークも存在しています。そのため、ネットワークを利用する人が少ない時間帯やシステムが停止している夜の時間に作業する場合も多く、夜勤勤務を担当する可能性があります。

上記の理由により、生活が不規則になりがちなため「きつい」「やめとけ」と言われやすい職種です。

しかし、ネットワークエンジニアはライフラインと同様に大事なシステムを守る使命があり、それだけ「やりがい」や「社会貢献性」が高い仕事と言えるでしょう。

ネットワークエンジニアはオワコン?

ネットワークエンジニアが「オワコン」と言われる理由として、クラウドサービスの普及が背景にあります。クラウドとは、インターネットを利用してアプリやデータベースなどのリソースを提供できるサービスの総称です。クラウドの急激な普及により、今後は多くのネットワーク機器を外部委託することが増えていくことでしょう。

これまでは企業が自前でネットワーク構築することが多かったですが、クラウド化により自前の構築が不要となりつつあります。ネットワークエンジニアは、こういったクラウドサービスではなく自社の中で情報システムを保有し運用する「オンプレミス」を業務対象としていることが多いため、「オワコン」と呼ばれることがあるのです。

ただ「オンプレミス」にもメリットはあり、採用している企業も多いため、一概にネットワークエンジニアを「オワコン」と言い切ることはできません。しかし、ネットワークエンジニアに求められるスキルが変化していくことは確かです。時代の変化に合わせてスキルアップしていくことが市場価値を高める方法でしょう。

ネットワークエンジニアはやめとけ?なぜそう言われるのか、実際はどうなのかを解説

ネットワークエンジニアの将来性と必要なスキル

future success

ここからは、ネットワークエンジニアの需要と将来性について解説します。

ネットワークエンジニアの需要は?

結論から言うと、ネットワークエンジニアの需要はあります。常に人手不足ですが、ネットワークのセキュリティ技術は近年のトレンドです。そのため、セキュリティの知識をもったネットワークエンジニアは重宝されます。

他にも、ネットワークの構築や障害対応の案件は依然として多いため、ネットワークエンジニアの需要は高いと言っていいでしょう。

ネットワークエンジニアに必要なスキル

ネットワークエンジニアの需要はあり将来性もあります。しかし、スキルについては時代と共に変化が求められています。ここからは、これからのネットワークエンジニアに求められている必要なスキルを紹介します。

1.クラウド化に関するスキル ネットワークエンジニアとしてのオンプレミスの専門知識をつけることは言うまでもありません。しかし、クラウドサービスを利用する企業が急激に増えているため、上述のようなクラウドに関するスキルも求められています。

クラウドでネットワークを構築する際には、「AWS」などプロバイダー独自が提供しているサービスを扱えるスキルが必要です。なお、「AWS」とは「Amazon Web Services 」の略称で、Amazon社が提供しているクラウド型のサービスのことです。

DX時代を勝ち抜くエンジニアを目指してAWS移行に詳しくなろう!
クラウドエンジニアとは?従来型エンジニアとの違いや市場性・年収について解説します!

2.セキュリティスキル 「セキュリティエンジニア」という職種があるほど、現在の情報化社会ではセキュリティ面が重要視されています。クラッキングと言われるサイバー攻撃を受けても正常にシステムが稼働できるように、ファイヤーウォールや認証の設定などのセキュリティ対策が必要です。セキュリティ技術は刻々と変化していくため、弛まず勉強を続けて知識やスキルをアップデートしましょう。

3.コミュニケーション能力 インフラエンジニアと同様に、ネットワークエンジニアもチームでプロジェクトを進めていきます。そのため、組織間で認識齟齬を生まないことや協調性のあるコミュニケーションスキルが求められます。コミュニケーション能力は、顧客と打ち合わせしてネットワークシステムの提案をする際も必要です。コミュニケーションスキルがあるとスムーズに仕事を進めていくことができるでしょう。

ネットワークエンジニアの年収やキャリアアップに繋がる資格

背景

ネットワークエンジニアの将来性や必要なスキルを説明しましたが、ここではネットワークエンジニアの年収や、キャリアアップに繋がる資格についてご紹介します。

ネットワークエンジニアの年収事情

2019年9月から2020年8月の1年の間に「dodaエージェントサービス」に登録されている人のデータを元に算出した平均年収を紹介します。(引用元:平均年収ランキング

ネットワークエンジニアは全体の平均年収が「455万円」です。

技術系(IT/通信) 全体の平均年収は452万、関東の全職種の平均年収は429万円です。

そのため、ネットワークエンジニアの平均年収はIT技術職の平均年収と同等程度ということができるでしょう。また、IT技術職は平均年収が高いため、ネットワークエンジニアも平均年収は比較的高い水準といえます。さらにスキルを磨いていくことで、年収アップを期待できるでしょう。

フリーランスエンジニアになるメリット・デメリット、年収や将来性

ネットワークエンジニアを目指す人におすすめな資格

ネットワークエンジニアになるために、特別な資格は必要ありません。しかし、資格を取得することで就職や転職、またクライアントとの契約時のアピールポイントとして利用できるでしょう。ネットワークエンジニアはネットワークの基礎技術だけでなく、実践スキルも必要とされるため、実際の業務へ役立てる資格を以下にご紹介します。

CCNA(シスコ認定ネットワークアソシエイト) 「CCNA」はネットワークエンジニアになるための登竜門とも言える資格で、ネットワーク技術の基本を身につけることができます。シスコシステムズ社は、ネットワーク構築に利用するルーターなどの製品を販売している世界最大手のネットワーク関連機器メーカーであり、「CCNA」は世界共通基準の規格です。そのため、「CCNA」を取得することで自身のアピールポイントとなるでしょう。

CCNAとは?詳細や試験概要、勉強方法について徹底解説!

ネットワークエンジニアは変化が求められている

image

ネットワークエンジニアは常に人材が不足しており、とても需要のある職種です。自身の市場価値を上げるためにも、まずはクラウド化やセキュリティ技術など時代が求める技術に対応していく必要があります。また、ネットワークエンジニアの仕事は「きつい・オワコン」と言われることもありますが、それを上回るほどの「やりがい」や「社会貢献性」の高い仕事です。

ネットワークエンジニアを目指す方は、今後の将来のビジョンを意識してスキルを磨いていきましょう。

気になる人のTwitterをフォローしよう!
アンドエンジニア公式LINEでは
新着記事やエンジニアに役立つ情報をお届け!
日々のキャッチアップをお手伝いします!
マイナビITエージェント

編集部オススメコンテンツ

eyecatch_visual_coder
Adobe製品を使わない"デザイナー"?「ビジュアルコーダー」が考える、自己満足で終わらないWebデザインとは
三角
2020.06.16

アンドエンジニアへの取材依頼、情報提供などはこちらから

お問い合わせ・情報提供
この記事をシェア
Twitter
Facebook
LINE
Hatena

編集部おすすめコンテンツ

アンドエンジニアへの取材依頼、情報提供などはこちらから

Powered by マイナビ AGENT