【保守・運用】仕事内容や将来性、必要なスキルについて徹底解説!
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【保守・運用】仕事内容や将来性、必要なスキルについて徹底解説!
アンドエンジニア編集部
2021.02.07
この記事でわかること
保守・運用を担当するSEの主な仕事内容は、システムを安定的に稼働させることである!
保守・運用に携わるSEの需要は高く、IT技術の発展に伴い、将来は明るい!
保守・運用のSEになるためには、システムやインフラに関する深い知識とスキルが必要!

そもそも保守・運用とは?

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保守・運用の業務を担当する人は、常にシステムの監視や不具合対応を行っています。これによって現在のIT社会において、必要不可欠なサーバーやネットワークが正常に稼働し続けることができています。では、保守・運用の業務について詳しく見ていきましょう。

システム開発工程の紹介

ここでは簡単にですが、システム開発の工程について紹介しましょう。一般的なシステム開発の工程は、「要件定義→外部設計→内部設計→プログラミング(構築)→単体テスト→結合テスト→システムテスト→運用テスト→システム移行→保守・運用」のような流れをたどっていきます。

したがって、「保守・運用」はシステム移行が終了し、実際にシステムが稼働している状態であるときに行う工程です。また「保守・運用」の工程は下流工程と呼ばれており、一方、要件定義や設計の工程は上流工程と呼ばれます。

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保守・運用に必要なスキル

では、保守・運用を担うエンジニアになるために必要なスキルを3つ紹介しましょう。

1.システムに対する深い知識とスキル 保守・運用を担当するシステムエンジニアは、すでに稼働しているシステムの管理を行います。システムを管理するには、システムに関する深い知識やスキルが必要になります。リリースしているシステムを修正してよりよいシステムへと改善するためには、迅速な問題解決をしていかなければいけません。システムに対しての深い知識やスキルがあると対応力は大きく変わってくるでしょう。

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2.インフラ部分における知識 稼働しているシステムの保守・運用をするには、「アプリ」の知識だけではなく、「インフラ」の知識も必要となります。例えばシステムはサーバーやネットワーク機器によって稼働しているため、不具合が発生した際に、それがシステムのプログラムの部分にあるのか、サーバーやネットワーク機器にあるかを見極めなければなりません。この見極めにインフラに関する知識が必要となってきます。

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3.障害対応のスキルとコミュニケーション力 保守・運用を担当するシステムエンジニアは、システムに問題や不具合が発生した場合、迅速に対応しなければいけません。そのため、不具合の原因を素早く把握し、顧客先に報告したり、不具合を修正するためにプログラマーなどに指示をしたりと、障害への対応力が必要となります。またコミュニケーション能力の高さがあるとスムーズに障害対応を進めることができるでしょう。

このように時代とともに、求められるIT技術は刻々と変化しています。それに対応する知識やスキルを身に付けていくこともとても需要となってきます。

保守・運用の違いと仕事内容

ここからは、「保守・運用」の仕事内容について詳しく紹介します。保守・運用の仕事は、現在稼働しているシステムを構成するサーバーやネットワークの安全性と安定性を守る仕事です。では「保守」と「運用」の内容とそれらの違いについて解説しましょう。

・保守 保守の業務は、システムを運用する際に不具合がでないように予防の措置を行うことです。さらに、故障やトラブルが起きてシステムが停止した場合に、システムの復旧やプログラムの修正を行うこともあります。「運用」との相違点は、よりよいシステムにするために「システムを修正する」ことがある点です。また運用と異なるもうひとつの点として、「障害の発生を事前に予測する点」です。しかし予測は非常に難しく、そのためにも、システムの稼働状況を日頃から監視することが大切でしょう。

・運用 運用の業務は、想定外の不具合などでシステムを停止させることなく、安定的に稼働させ続けることが目的とされています。そのため、システムを常に監視することが求められ、システムの状態を正確にチェックする必要があります。監視の方法としては、監視ソフトウェアを用いて自動的に監視を行うことや、稼働ログを出力し、システムの状態をチェックすることが挙げられます。他にも、システムを利用しているユーザーへのサポート、顧客先へ不具合の報告などの業務も行うことがあるでしょう。

以上のように、「保守」と「運用」については違いがありますが、システムの安定的な稼働を守るために働くという点については同じです。

保守・運用の評判について

ここでは、保守・運用を担当している方々の評判について紹介しましょう。保守・運用は「きつい、つまらない」などと言われることが多いです。その理由について3つ解説します。

1.夜勤や休日出勤の場合がある 保守・運用が「きつい」と言われる理由のひとつとして、夜勤シフトや休日出勤が多いことがあげられます。IT技術の発展により、サーバーやネットワークは現在の社会では必要不可欠なものであり、常に正常に動いている状態に保たれる必要があります。そのため、SEは深夜も休日も監視する必要もあり、生活リズムが崩れてしまう人も多く、「きつい」と言われる理由となります。しかし夜勤手当が出る会社もあり、デメリットだけではないことは認識しておきましょう。

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2.技術が身に付きにくい 保守・運用が「きつい」と言われる理由のもうひとつは、単純作業が多いため、技術力が身に付きにくいことでしょう。保守・運用の仕事は、手順通りに実施するようなオペレーション作業が多く、専門的な知識やスキルが身に付いている感覚が感じられないことも多いです。また、IaCと言われるように、保守・運用の業務に関してもコードによる自動化が増えてきています。そのため「仕事がなくなるのでは」という不安を抱えている人もいるかもしれません。

3.暇なことも多い 保守・運用の仕事が「つまらない」と言われる理由の3つ目は、決まった作業を行うことが多く、慣れてしまうと楽で暇だとされてしまうということです。しかし、暇な時間に研修へ参加、資格の勉強などスキルを磨く時間に充てることもできます。一方で、暇な時間を有効活用できない方や、決まった作業が嫌いな方にとっては、「つまらない」仕事とも言えるでしょう。

保守・運用の将来性

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ここまでに「保守・運用」の仕事内容について紹介してきました。ここからは「保守・運用」の需要、キャリアプラン、必要なスキルについて解説しましょう。

保守・運用の需要

保守・運用の仕事はシステムが稼働している限り、必要不可欠な業務になります。そのため、今後自動化ツールなど方法が変わることはあっても、需要がなくなることはないと言えるでしょう。

現代の社会では、何かしらのシステムに依存して生活しています。それらのシステムは24時間365日稼働させ続ければならない場合も多いです。よって、保守・運用のエンジニアが現状として不要になることはないでしょう。今後もIT産業が発展していくことから、システムの保守・運用はますます需要が高くなり、将来性が高いことも言えるでしょう。

保守・運用からのキャリアプラン

「dodaエージェントサービス」に登録されている人より算出した平均年収を紹介しましょう。まず、保守・運用の技術者は全体で平均年収が「381万円」となっています。これと比較して、技術系(IT/通信) 全体の平均年収は452万、また関東の全職種の平均年収は429万円となっています。 (参考:平均年収ランキング

そのため、IT技術職の平均年収の中で比較すると、保守・運用のエンジニアの平均年収は低いと言えるでしょう。保守・運用の作業はシステム開発の工程のひとつです。業務を通じて保守・運用よりも上流の工程である設計や開発を経験できるようになると、キャリアアップにつながり、年収アップが期待できるでしょう。以上を踏まえ、保守・運用エンジニアのキャリアプランとしては以下の2つが挙げられます。

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1.プログラミングを習得し、システム開発を行う これまでに説明したように、保守・運用を担当するシステムエンジニアより平均年収の高い開発系のシステムエンジニアを目指すことが挙げられます。 システムの開発工程では、保守・運用と比較して担当する業務は幅広く、プログラミングを用いることもあるでしょう。そのため、プログラミング技術を習得することで、キャリアアップが期待できます。

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2.インフラエンジニアを目指す 保守・運用を担当しているシステムエンジニアは、ある程度インフラの知識が身に付いていることでしょう。そこで、アプリの知識に加えて、インフラの知識を活かすことで、インフラエンジニアを目指すことができます。 フルスタックエンジニアやインフラエンジニアは人手不足やシステムに関する深い知識が要求されるため、平均年収もインフラエンジニアの場合でおよそ「460万」です。保守・運用のエンジニアと比べて高い水準の平均年収がもらえるため、インフラエンジニアを目指すこともおすすめです。 (参考:平均年収ランキング

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保守・運用はシステムを守るやりがいのある仕事!

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今回の記事では、保守・運用の仕事内容や将来性、必要なスキルについて紹介してきました。上述の通り保守・運用を担当するシステムエンジニアの主な仕事は、システムを管理したり安定的に稼働させるために、常にサーバーやネットワークを監視することです。

保守・運用は、システムが稼働している限り必要不可欠で、今後もIT技術の発展に伴い将来性の高い仕事と言えるでしょう。保守・運用のシステムエンジニアになるためには、システムやインフラに関する深い知識とスキルが必要です。また、コミュニケーション力があると、仕事がスムーズに運ぶことができ、重宝される人材になることができるでしょう。保守・運用の仕事に興味をもたれた方は、ぜひ目指されてみてはいかがでしょうか。

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