【システム運用・保守】必要なスキルや仕事内容、将来性について解説
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【システム運用・保守】必要なスキルや仕事内容、将来性について解説
アンドエンジニア編集部
2023.10.26
この記事でわかること
保守・運用を担当するエンジニアの主な仕事内容は、システムを安定的に稼働させること
保守・運用に携わるエンジニアの需要は高く、IT技術の発展に伴い、将来は明るい
保守・運用のエンジニアになるためには、システムやインフラに関する深い知識とスキルが必要

保守運用に必要なスキルとは

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システム運用には、システムが正常に稼働しているかを監視したり、トラブルを未然に防いだりする目的として、保守・運用の業務が欠かせません。では、この仕事を行う上で必要とされるのはどのようなスキルなのでしょうか。

システムやインフラ、対人スキルを磨こう

保守・運用を行う上で必要とされるのは、システムに関する知識はもちろんのこと、運用するために必要なサーバやネットワークなどのインフラ部分の知識も欠かせません。

また、時には顧客やシステム作成を担当したプログラマーなどと円滑なコミュニケーションを取らなければならないため、対人スキルも磨いておくことで保守・運用エンジニアとして重宝されるでしょう。

ITエンジニアの中では、保守・運用は一生続ける仕事というよりも、その経験を活かして次のキャリアアップへの足掛かりにするケースが多いです。保守・運用でインフラの知識や経験を積むことで、インフラエンジニアなどを目指すことができます。

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そもそも保守・運用とは?

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保守・運用の業務を担当するエンジニアは、常にシステムの監視や不具合対応を行っています。これによって現在のIT社会において、必要不可欠なサーバやネットワークが正常に稼働し続けることができています。ここでは、保守・運用の業務について詳しく見ていきましょう。

システム開発工程の紹介

ここでは簡単にですが、システム開発の工程について紹介します。一般的なシステム開発の工程は、「要件定義→外部設計→内部設計→プログラミング(構築)→単体テスト→結合テスト→システムテスト→運用テスト→システム移行→保守・運用」のような流れをたどっていきます。

したがって、保守・運用はシステム移行が終了し、実際にシステムが稼働している状態であるときに行う工程です。また、保守・運用の工程は「下流工程」と呼ばれており、一方、要件定義や設計の工程は「上流工程」と呼ばれます。

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保守・運用に必要なスキル

では、保守・運用を担うエンジニアになるために必要なスキルを3つ紹介します。

1.システムに対する深い知識とスキル

保守・運用を担当するシステムエンジニアは、すでに稼働しているシステムの管理を行います。システムを管理するには、システムに関する深い知識やスキルが必要です。

リリースしているシステムを修正してより良いシステムへ改善するためには、迅速な問題解決が欠かせません。システムに対しての深い知識やスキルがあると対応力は大きく変わってくるでしょう。

2.インフラ部分における知識

稼働しているシステムの保守・運用をするには、「アプリ」の知識だけではなく、「インフラ」の知識も必要です。

例えば、システムはサーバやネットワーク機器によって稼働しているため、不具合が発生した際に、それがシステムのプログラムの部分にあるのか、サーバやネットワーク機器にあるかを見極めなければなりません。この見極めにインフラに関する知識が必要です。

3.障害対応のスキルとコミュニケーション力

システムに問題や不具合が発生した場合は、迅速に対応しなければならないため、不具合の原因を素早く把握し、顧客先に報告したり、不具合を修正するためにプログラマーなどに指示をしたりと、障害への対応力が必要です。また、コミュニケーション能力の高さがあるとスムーズに障害対応を進めることができるでしょう。

このように時代とともに、求められるIT技術は刻々と変化しています。それに対応する知識やスキルを身に付けていくこともとても重要です。その際に、自身のスキルマップを作成しておくと、どんなスキルが不足しているのかが可視化できるため、新しいスキルを習得しやすくなります。

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保守と運用の違いや仕事内容

ここからは、保守・運用の仕事内容について詳しく紹介します。保守・運用の仕事は、現在稼働しているシステムを構成するサーバやネットワークの安全性と安定性を守る仕事です。では、「保守」と「運用」の内容とそれらの違いについて解説します。

・保守

保守の業務は、システム運用において不具合がでないように予防の措置を行うことです。さらに、故障やトラブルが起きてシステムが停止した場合に、システムの復旧やプログラムの修正を行うこともあります。「運用」との相違点は、より良いシステムにするために「システムを修正する」ことがある点です。

また、運用と異なるもう1つの点として、「障害の発生を事前に予測する点」があります。しかし予測は非常に難しいため、システムの稼働状況を日頃から監視することが大切です。

・運用

運用の業務は、想定外の不具合などでシステムを停止させることなく、安定的に稼働させ続けることが目的であるため、システムを常に監視することが求められ、システムの状態を正確にチェックする必要があります。

監視の方法としては、監視ソフトウェアを用いて自動的に監視を行うことや、稼働ログを出力し、システムの状態をチェックすることが挙げられます。他にも、システムを利用しているユーザーへのサポート、顧客先へ不具合の報告などの業務も行うことがあるでしょう。

以上のように、保守と運用については違いがありますが、システムの安定的な稼働を守るために働くという点については同じです。

保守・運用の仕事はきつい?

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保守・運用は「きつい」などと言われてしまうことがありますが、ここではその理由について3つ解説します。

夜勤や休日出勤の場合がある

保守・運用が「きつい」と言われる理由の1つとして、夜勤シフトや休日出勤が多いことが挙げられます。IT技術の発展により、サーバやネットワークは現在の社会では必要不可欠なものであり、常に正常に動いている状態に保たれる必要があります。

そのため、SEは深夜も休日も監視する必要もあり、生活リズムが崩れてしまう人も多く、「きつい」と言われる理由となりますが、夜勤手当が出る会社もあり、デメリットだけではないことは認識しておきましょう。

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技術が身に付きにくい

保守・運用は単純作業が多いため、「技術力が身に付かない」と言われてしまうこともあります。手順通りに実施するようなオペレーション作業が多く、専門的な知識やスキルが身に付いている感覚が感じられないことも多いです。

また、IaCと言われるように、保守・運用の業務に関してもコードによる自動化が増えてきているため、「仕事がなくなるのでは」という不安を抱えている人もいるかもしれません。

暇なことも多い

保守・運用の仕事は決まった作業を行うことが多く、慣れてしまうと楽で暇に感じることも多いようです。しかし、暇な時間にこそ研修に参加してみたり、資格の勉強などスキルを磨く時間に充てたりすることもできます。

一方で、暇な時間を有効活用できない場合や、決まった作業が苦手な方にとっては、「保守ばかりできつい」と感じる仕事とも言えるでしょう。

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保守・運用は将来性のある職種

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ここまでに、保守・運用の仕事内容について紹介してきました。ここからは、保守・運用の需要やキャリアプラン、必要なスキルについて解説します。

今後も需要は高くなっていく

保守・運用の仕事はシステムが稼働している限り、必要不可欠な業務です。そのため、今後自動化ツールなど方法が変わることはあっても、需要がなくなることはないと言えるでしょう。

現代の社会では、何かしらのシステムに依存して生活しています。それらのシステムは24時間365日稼働させ続ければならない場合も多いため、保守・運用のエンジニアが現状として不要になることはないと言えます。

今後もIT産業が発展していくことから、システムの保守・運用はますます需要が高くなり、将来性が高いと考えられます。

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キャリアアップによって年収を上げやすい

ここでは、保守・運用を行うエンジニアの年収を紹介します。

運用保守システムエンジニア・障害対応の年収は「マイナビエージェント 職種図鑑」での平均年収は431万円(※2023年8月執筆時点)、経済産業省2017年発表の「IT関連産業の給与等に関する実態調査結果」から近い職種の「IT保守(顧客向け情報システムの保守・サポート)」を参考にすると、平均年収592万円と分かりました。

国税庁2020年発表の「民間給与実態統計調査」における民間企業平均年収は433万円なので、保守・運用を行うエンジニアは比較的一般的な平均年収に近いことが分かります。

保守・運用の作業はシステム開発の工程の1つです。業務を通じて保守・運用よりも上流の工程である設計や開発を経験できるようになると、キャリアアップにつながり、年収アップが期待できるでしょう。

【参考】:マイナビエージェント 職種図鑑 ※【平均年収 調査対象者】2020年1月~2020年12月末までの間にマイナビエージェントサービスにご登録頂いた方 【参考】:IT関連産業における給与水準の実態① ~ 職種別(P7) 【参考】:民間給与実態統計調査-国税庁

保守・運用からのキャリアプラン

保守・運用エンジニアのキャリアプランとしては、以下の2つが挙げられます。

1.プログラミングを習得し、システム開発を行う

これまでに説明したように、保守・運用を担当するシステムエンジニアより平均年収の高い開発系のシステムエンジニアを目指すことが挙げられます。

システムの開発工程では、保守・運用と比較して担当する業務は幅広く、プログラミングを用いることもあるでしょう。そのため、プログラミング技術を習得することで、キャリアアップが期待できます。

2.インフラエンジニアを目指す

保守・運用を担当しているシステムエンジニアは、ある程度インフラの知識が身に付いていることでしょう。そこで、アプリの知識に加えて、インフラの知識を活かすことで、インフラエンジニアを目指すことができます。

インフラエンジニアにプログラミングは必要?習得に適した言語も紹介
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保守・運用はシステムを守るやりがいのある仕事

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この記事では、保守・運用の仕事内容や将来性、必要なスキルについて紹介しました。前述の通り、保守・運用を担当するシステムエンジニアの主な仕事は、システムを管理したり安定的に稼働させたりするために、常にサーバやネットワークを監視することです。

保守・運用はシステムが稼働している限り必要不可欠であり、今後もIT技術の発展に伴い将来性の高い仕事と言えるでしょう。保守・運用のシステムエンジニアになるためには、システムやインフラに関する深い知識とスキルが必要です。

また、コミュニケーション力があると、仕事がスムーズに運ぶことができ、重宝される人材になることができるでしょう。今後保守・運用のエンジニアとして活躍するためには、スキルをきちんと評価してくれる企業に身を置くことがおすすめです。こういったエンジニアの転職には、転職エージェントを活用することで自分に合う企業が見つかりやすくなります。

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