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サーバーエンジニアとは?転職する上で役に立つ資格や必要な知識を解説
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サーバーエンジニアとは?転職する上で役に立つ資格や必要な知識を解説

アンドエンジニア編集部
2022.05.17
この記事でわかること
サーバーエンジニアは、ITインフラの中でも特にサーバの設計・構築・運用と保守に関わるエンジニア
ITが企業間競争に打ち勝つ鍵となっている今、ITインフラの中核となるサーバーエンジニアの将来性は高い
サーバーエンジニアはメカ好きで責任感と向学心が強く完璧主義者が向いている

サーバーエンジニアとは

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サーバーエンジニアは、ITインフラの中でも特にサーバの設計・構築・運用と保守に関わるエンジニアです。

一口にサーバといっても、WebサービスやWebアプリケーションを提供するWebサーバ、ファイルを共有に用いるファイルサーバ、メール配信を行うメールサーバなど、さまざまな種類のサーバがあります。

サーバーエンジニアはこれらの用途に合わせ、最適なサーバの選定を行い、顧客への提案から設計、サーバ構築などを行います。類似職種としてネットワークエンジニアがいますが、担当する機器がネットワーク機器とサーバの違いで、役割としては共通しています。

サーバーエンジニアの仕事内容

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まずは、サーバーエンジニアの仕事内容を詳しく見ていきましょう。以下に挙げるように、設計から構築・運用まですべて1人で担うエンジニアもいれば、1つのフェーズだけを担当するエンジニアもいます。

どの分野が自分に向いているのか、想像をしながら読み進めてください。

サーバ設計

サーバー設計フェーズでは、クライアントの要求や要件に合わせて最適なサーバースペックやサーバ構成を設計し、提案を行います。用途によって設置場所・OS・性能・セキュリティなどの要件が変わってきますので、これらを意識しながら設計を行います。

また、バックアップや障害対応についても設計段階で考慮をしておきます。

サーバ構築

構築フェーズでは、サーバ設計フェーズで作成されたサーバ設計書に従って、サーバを手配し、OSやミドルウェアのインストール、各種パラメータの設定を行います。

OSだけでもWindows系・Unix系・Linux系などがあり、これらOSに関する知識が求められます。また、サーバー仮想化技術やロードバランサー、ストレージなどの知識も必要です。

サーバ運用・保守

サーバ構築が終了し、データベースやアプリケーションのインストールが終わると、サーバの運用が開始します。サーバの運用では、サーバが正常に稼働しているのかを常時監視します。

監視作業は外部委託を行うケースが多く、サーバーエンジニアが直接監視することはありませんが、異常が検知されるとサーバーエンジニアに通報があり、障害対応・復旧作業・交換保守手配などをサーバーエンジニアが関係先と連携して行います。

サーバーエンジニアの年収

サーバーエンジニアへの転職を希望されている方は、年収などの待遇が気にかかるでしょう。求人情報サイトの「マイナビエージェント」の調べによると、サーバーエンジニアの平均年収は465万円です。年代別に見ると以下の通りです。

 ・20代平均年収:418万円  ・30代平均年収:501万円

サーバーエンジニアのスキル次第ではさらなる高年収が期待できます。

【参考】: IT・インターネット・通信 年収ランキング| マイナビAGENT

サーバーエンジニアの将来性

クラウド化の流れが進行し、企業で利用されるサーバの多くがクラウドに移行しています。このため、サーバーエンジニアなどインフラエンジニアは激減するという予測もありましたが、サーバーエンジニアの需要はあります。

それは、クラウドであれ、オンプレミスであれ、ITインフラの中核となるサーバはなくならないからです。クラウド側のサーバはクラウドエンジニアの担当範囲となりますが、一方クラウドに関するスキルを身に付けたサーバーエンジニアがクラウド移行に関わるケースも増えています。

DX推進・IoT・AIといったIT革新の流れはさらに加速し、ITが企業間競争に打ち勝つ鍵となっている今、サーバーエンジニアの将来性はあると考えて良いでしょう。

サーバーエンジニアの将来性は?「きつい・やめとけ」の理由を解説

サーバーエンジニアに対する否定的な見方

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ITインフラの中核となるサーバーエンジニアですが、一方では「やめとけ」「きつい」といった声も一部にあります。サーバーエンジニアは激務という見方もあり、その辺も否定的な見方の要因としては考えられます。「やめとけ」と言われる原因がどこにあるのかを確認してみましょう。

サーバーエンジニアはきつい?その理由や将来性について徹底解説!

担当業務によっては夜勤、休日出勤がある

サーバーエンジニアの中でも、運用・保守の担当はサーバー監視や障害対応業務があり、シフト勤務や突発的な出動が多くなりがちです。こうした点から激務となり、「やめとけ」という声となったと推測されます。

一方、サーバ設計やサーバ構築ではシステムエンジニア的な働き方となり、夜勤や休日出勤は少ない傾向にあります。

就職先によっては激務となる

サーバーエンジニアを雇用する企業による落差も見逃せません。サーバ構築やサーバ運用に特化して業務請負を行う企業は大半が中小企業です。中小企業の中には、社歴が浅く、コンプライアンスが整備されていない企業もあります。

このような中小企業では、サービス残業や長時間勤務を余儀なくされるケースもあります。

職種によっては難易度が高い

サーバ運用・保守の業務はサーバーエンジニアの経験がなくとも、マニュアルや上司の指導によって対応が可能ですが、サーバ設計や構築は、未経験者にはかなり難易度が上がります。

規模の小さな企業ではエンジニアを一から養成するだけの余裕がないため、採用後の短期間の講習を行った後に、いきなり客先派遣となることも少なくありません。スキル不足で客先派遣となれば、後は想像に難くありません。転職するなら、教育体制の整った大手企業が良いでしょう。

職種によってはやりがいを見出せない

サーバーエンジニアを目指すなら、サーバ監視・運用保守業務を1度は経験しておくべき職種です。ただし、長期間業務が固定されると、ルーティンワーク中心の運用・保守業務に対するやりがいを見出せず、モチベーション低下を招きかねません。

ジョブローテーションが確立されている大企業に就職すれば、こうした事態は避けられるでしょう。

サーバーエンジニアをおすすめする理由

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サーバーエンジニアは確かに大変な面もありますが、ITインフラはITの発展と社会のために欠かせない存在であり、やりがいのある仕事です。ここから、サーバーエンジニアをおすすめする理由について解説をしていきます。

転職しやすい

サーバーエンジニアの仕事は多岐に渡るため、全ての分野をこなせるエンジニアは多くはいません。そのため、サーバーエンジニアのフェーズごとの募集案件も数多くあります。

たとえば、未経験者でも比較的馴染みやすい運用・保守から入り、経験を積みながらサーバ設計やサーバ構築へとステップアップすることも可能です。

【保守・運用】仕事内容や将来性、必要なスキルについて徹底解説!

将来性が高い

今や企業にとってITは不可欠であり、リモートワークが定着してきた事から、ITインフラの中核であるサーバ導入に対する大きな需要があります。

DX推進・IoT・AI・ビッグデータ・オムニチャネルなど、さまざまなブームが大企業から中小企業へと広がり、ITエンジニアの不足が深刻化する中、さらにサーバーエンジニアの需要は増加しています。

キャリアアップをしやすい

サーバーエンジニアはITインフラの中核にあり、ネットワークエンジニア・セキュリティエンジニア・データベースエンジニア・システムエンジニアとも密接な関係があり、こうした豊富な職種へのキャリアチェンジがしやすい位置にいます。ITインフラ系のコンサルタントへの転身も可能です。

サーバーエンジニアに向いている人

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サーバーエンジニアにはどのような人が向いているのか、特徴面から見ていきましょう。サーバーエンジニアの仕事の特性から、以下の資質を持った人が向いていると言えます。こうした人はサーバーエンジニアの仕事を楽しいと感じ、やりがいを持っていきいきと仕事ができる人です。

メカ好きで根気強い人

サーバーエンジニアはサーバの設計・構築・監視・保守などに関わるため、メカが好きな人に向いています。また緻密な作業を要求されるため、地道に作業を続けられる根気強い人に適しています。

実直な完璧主義者

サーバ構築では些細なミスも許されません。ちょっとした設定ミスが事故や障害に繋がります。したがって、サーバーエンジニアは緻密な計画を立て、その計画通りに事を運べるような人が向いています。

責任感が強い人

サーバに障害が起きると、大きな影響を及ぼすことがあります。したがって、サーバーエンジニアは障害の早期検知と迅速な対応が求められるため、時には休日や夜間にも出動をしなくてはならず、強い責任感が求められます。

向学心が強い人

ITインフラは日進月歩で技術革新が行われており、サーバに関してもさまざまな新しい技術が登場しています。ネットワークや周辺機器に関しても最新動向を知っておかねばなりません。そこで、サーバーエンジニアは日々新しい技術や知識を学び続けられる向学心、向上心の強い人が向いています。

プログラム言語スキルがある人

これは必須ではありませんが、サーバーエンジニアはサーバOSの知識以外に、シェルプログラム「Bash」の知識があると業務で役立ちます。C・C++・Javaなどのプログラミング言語や、HTML・CSSについても学んでおくと良いでしょう。ある程度のプログラミング言語スキルがある人に向いています。

サーバーエンジニアにおすすめの資格

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インフラエンジニアになる際に資格取得は必須ではありませんが、実力主義のサーバーエンジニアの世界では資格の勉強をすると体系的な知識が得られるでしょう。ここでは、サーバーエンジニアにおすすめの資格をまとめてみました。サーバーエンジニアへの転身を目指す人はぜひ参考にしてみてください。

サーバーエンジニアとして活躍できる資格5選と効果的な勉強方法

マイクロソフト認定プロフェッショナル(MCP)

マイクロソフト製品に関するIT知識や技能を、各分野でレベルごとに認定する資格試験です。世界に通用する共通資格として高い人気があります。

MCPは職務ごとのロールに応じた認定資格として体系化され、開発者、管理者、ソリューション・アーキテクト、データエンジニア、AIエンジニア、セキュリティエンジニアなど、9つのロールがあり、さらにFundamentals・Associate・Expertの3段階のレベルに分かれています。

【参考】:Microsoft の認定資格 | MCP

Linux技術者認定 LinuC level1

サーバーエンジニアを目指す上で、最初に取得しておきたい資格として、サーバ系の資格となるLinux技術者認定資格の「LinuC」レベル1(LinuC-1)をおすすめします。ITの未経験者でも比較的取得しやすい資格で、企業からも一定の評価を得られます。

【参考】:LinuC | Linux技術者認定試験 リナック | LPI-Japan

LinuCとは?LPICとの違い・難易度・試験日・勉強方法を解説

シスコ技術者認定 CCNA

世界最大手のネットワーク機器メーカーのシスコシステムズ社主催、ネットワークエンジニアとしての技能を認定する初級レベルの試験です。ネットワーク系資格の中でも、国際的にも通用するシスコ技術者認定のCCNAは特におすすめしたい資格です。

【参考】:シスコ技術者認定 CCNA | Cisco

CCNA資格とは? 難易度や勉強法、ネットワークエンジニアが取得するメリット

シスコ技術者認定 CCNP

CCNPはCCNAの上位資格です。国際的に認められたステータスの高い資格で、難易度は高いですが、外資系企業や海外転職では大きな強みとなる資格です。試験に合格するためには、基礎知識に加えて応用的な深い知識や実務経験が求められます。

【参考】:シスコ技術者認定CCNP | Cisco

CCNPとは何か?シスコ認定資格の中では中級レベル?

サーバーエンジニアに転職して活躍を目指すなら

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サーバーエンジニアとして転職する上で知っておきたいことをお伝えしてきましたが、いよいよ転職活動に入ります。しかし、サーバーエンジニアの市場にはさまざまな求人があり、どこからどのようにアプローチをすれば良いのか分かりづらいと思います。

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