おすすめのプログラミング言語
プログラミング言語はコンピュータを操作するための言語で、汎用プログラミング言語から特定業務に特化した言語まで多岐にわたります。現在では、小学校からプログラミング教育も始まっており、論理的思考能力を高めるのにも有効です。
ここでは、どのプログラミング言語が良いのか迷っている方向けに、おすすめのプログラミング言語を紹介していきます。
プログラミング言語の選び方
プログラミング言語は、初心者でも使いやすいものから、難易度の高いものまでさまざまな種類があります。プログラミング言語の選び方は、言語の用途や目的などで検討します。
趣味で学ぶのであれば簡単なものを選ぶのが良いですが、仕事で選ぶ場合は、自身の仕事に関連する言語や、将来性なども考慮にいれると良いでしょう。
求人・転職サイトの求人を参考にするのも有効
プログラミング言語の知識は転職にも有利ですので、求人・転職サイトの求人数を参考にするのもおすすめです。
求人数は、日本企業の求めるランキングとも言えますので、学ぶ価値がないのかあるのかなどの判断にも利用できます。その中で最も学ぶ価値があると判断できる材料を見出して、プログラミング言語を絞り込むこともできます。
おすすめプログラミング言語10選
ここでは企業のプログラミング言語の需要を把握するために、マイナビITエージェントサービス検索を利用し、公開求人数からランキングを表示します。公開求人数結果は、2024年5月末時点での検索結果数に基づき、順位付けします。
・1位 Java (公開求人数4,587件) ・2位 Python (公開求人数3,110件) ・3位 C# (公開求人数2,208件) ・4位 PHP (公開求人数2,010件) ・5位 C++ (公開求人数1,945件) ・6位 Ruby (公開求人数991件) ・7位 C言語 (公開求人数789件) ・8位 Swift (公開求人数609件) ・9位 Kotlin (公開求人数531件) ・10位 COBOL (公開求人数330件) ・番外編 HTML (公開求人数1,170件) ・番外編 CSS (公開求人数983件) ※【公開求人数結果】2024年5月末時点でのマイナビITエージェントサービス検索結果数に基づく
【参考】:マイナビITエージェントサービス検索
ここからはプログラミング言語10選を解説するとともに、番外編としてマークアップ言語の市場性についても紹介していきます。
1位:Java
第1位のJavaは、公開求人数4,587件(2024年5月30日時点)です。
Javaは、汎用プログラミング言語としてC++に類似するため、多様なニーズに対応します。モバイルデバイスや組み込みシステムでも利用され、制御ソフトウェア、クライアント・サーバ型アプリなどに広く用いられています。
業務アプリの利用も多く、プロジェクトマネジメント能力やITシステム企画などのベーススキルとして人気があります。
【参考】:Javaの求人・転職・中途採用|求人・転職エージェントはマイナビエージェント ※【公開求人数結果】2024年5月末時点でのマイナビITエージェントサービス検索結果数に基づく
2位:Python
第2位のPythonは、公開求人数3,110件(2024年5月30日時点)です。
Pythonは、データ分析や科学技術計算などで多くの実績を持ちます。そのため、AI活用やビッグデータ解析などを行うデータサイエンティストを目指す方は必須のプログラミング言語と言えるでしょう。初心者の方でも学習しやすいため、将来に向けた自己投資も可能です。
【参考】:Pythonの求人・転職・中途採用|求人・転職エージェントはマイナビエージェント ※【公開求人数結果】2024年5月末時点でのマイナビITエージェントサービス検索結果数に基づく
3位:C#
第3位のC#は、公開求人数2,208件(2024年5月30日時点)です。
C#は、Windows .NET Frameworkで利用するプログラミング言語です。C++よりも扱いやすく、Javaに近い構文を持ちます。デスクトップアプリや業務アプリなどに対応しますので、C++やJavaを学習する場合は、C#を選択するのも1つの手です。
【参考】:C#の求人・転職・中途採用|求人・転職エージェントはマイナビエージェント ※【公開求人数結果】2024年5月末時点でのマイナビITエージェントサービス検索結果数に基づく
4位:PHP
第4位のPHPは、公開求人数2,010件(2024年5月30日時点)です。
PHPは、サーバサイドで動作する汎用スクリプト言語で、HTMLに埋め込んで起動し動的なウェブ画面を生成するために用います。ウェブアプリを動的に生成したり、データベースにアクセスし表示させたりすることができます。
蓄積データを加工する業務アプリを作成するニーズに応えることができますので、今後もビジネス需要が期待できます。
【参考】:PHPの求人・転職・中途採用|求人・転職エージェントはマイナビエージェント ※【公開求人数結果】2024年5月末時点でのマイナビITエージェントサービス検索結果数に基づく
5位:C++
第5位のC++は、公開求人数1,945件(2024年5月30日時点)です。
C++は、オブジェクト指向プログラミングとしてC言語を拡張しオブジェクト指向言語に進化させたものです。C言語の特徴を維持しており、C言語利用者に人気があります。C言語を学ぶ方も、応用としてC++をマスターできると、幅広いニーズに対応することができるでしょう。
【参考】:C++の求人・転職・中途採用|求人・転職エージェントはマイナビエージェント ※【公開求人数結果】2024年5月末時点でのマイナビITエージェントサービス検索結果数に基づく
6位:Ruby
第6位のRubyは、公開求人数991件(2024年5月30日時点)です。
Rubyは、日本で開発されたオブジェクト指向のスクリプト言語です。開発者がPythonに物足りない部分を言語仕様に盛り込んだ経緯があり、PythonやPerlを学んだ方は知識の幅を広げることができます。
コンパイラとインタプリタに対応し、かゆい所に手が届くため、プログラム経験を持つ方が選ぶ傾向があります。
【参考】:Rubyの求人・転職・中途採用|求人・転職エージェントはマイナビエージェント ※【公開求人数結果】2024年5月末時点でのマイナビITエージェントサービス検索結果数に基づく
7位:C言語
第7位のC言語は、公開求人数789件(2024年5月30日時点)です。
C言語は、汎用プログラミング言語として、古くから用いられており、基本OSや制御ソフトウェア、ビジネスアプリケーションまで広く用いられています。オープンシステムの代表的なプログラミング言語のため、最初に言語学習をする場合は、C言語を選ぶ方が大多数です。
仕事としてプログラミングを学ぶ方は、まずはC言語を選ぶのが良いでしょう。
【参考】:C言語の求人・転職・中途採用|求人・転職エージェントはマイナビエージェント ※【公開求人数結果】2024年5月末時点でのマイナビITエージェントサービス検索結果数に基づく
8位:Swift
第8位のSwiftは、公開求人数609件(2024年5月30日時点)です。
Swiftは、Apple社のiOSやmacOSで動作するアプリケーション開発に用います。iPhoneやiPad、macOS向けアプリを開発する際の有力候補です。
現在Swiftは、LinuxやWindowsでも動作するため、Swiftの知識は、Apple用アプリケーション資産を有効活用してLinuxやWindowsで動作させるニーズにも活かすことができます。
【参考】:Swiftの求人・転職・中途採用|求人・転職エージェントはマイナビエージェント ※【公開求人数結果】2024年5月末時点でのマイナビITエージェントサービス検索結果数に基づく
9位:Kotlin
第9位のKotlinは、公開求人数531件(2024年5月30日時点)です。
Kotlinは、Javaを改良し軽量化したプログラミング言語です。安全対策を強化しているため、モバイルデバイスや産業用機器に用いられます。特にAndroidアプリ向けに人気が高く、Javaの資産も活用できます。
Javaを学んだ方で、Androidデバイス向けにコード開発する方は、Kotlinを選択肢に入れましょう。
【参考】:Kotlinの求人・転職・中途採用|求人・転職エージェントはマイナビエージェント ※【公開求人数結果】2024年5月末時点でのマイナビITエージェントサービス検索結果数に基づく
10位:COBOL
第10位のCOBOLは、公開求人数330件(2024年5月30日時点)です。
COBOLは、事務処理の効率化を目的とした業務システムにおいて、1960年代から用いられています。現在でも、大規模システムではソフトウェア資産が維持されており、ニーズがあります。
システム移行を行う場合も、COBOLの知識が活用されますので大規模システムを担当する場合は、知識があると優遇される場合があります。
【参考】:COBOLの求人・転職・中途採用|求人・転職エージェントはマイナビエージェント ※【公開求人数結果】2024年5月末時点でのマイナビITエージェントサービス検索結果数に基づく
番外編:HTML
番外編1つ目のHTMLは、公開求人数1,170件(2024年5月30日時点)です。
HTMLは、代表的なマークアップ言語の1つです。企業や団体などで行う情報公開の際に、ウェブを利用する機会が増えています。そのため、市場のニーズが高い状況です。ウェブページの文書を構成する構文規則は、ウェブアプリの基本となる知識です。静的コンテンツを作成する場合には、必須知識と言えます。
【参考】:HTMLの求人・転職・中途採用|求人・転職エージェントはマイナビエージェント ※【公開求人数結果】2024年5月末時点でのマイナビITエージェントサービス検索結果数に基づく
番外編:CSS
番外編2つ目のCSSは、公開求人数983件(2024年5月30日時点)です。
CSSは、HTMLの要素を修飾し、見栄えの良いウェブコンテンツを作成するために用います。ウェブサイトでは、コンテンツごとにスタイルシートを設定し、見栄えを良くしたり統一したりします。このようなニーズは、ウェブの高度化によって高まっており、HTMLと合わせて学ぶと良いでしょう。
【参考】:CSSの求人・転職・中途採用|求人・転職エージェントはマイナビエージェント ※【公開求人数結果】2024年5月末時点でのマイナビITエージェントサービス検索結果数に基づく
プログラミング言語を選ぶには長期的な目標をもって検討しよう
これまでに紹介したように、プログラミング言語は用途に応じて多種多様なものが提供されています。自身の学びを進めるには、直近の興味に応じて進めるのが効率的です。
しかしながら、勤務先の要望や社会的需要に対応するには、長期的な目標をもって検討するのがキャリア形成としても有効と言えるでしょう。
編集部オススメコンテンツ
アンドエンジニアへの取材依頼、情報提供などはこちらから