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Microsoft Copilotとは
Microsoft Copilotとは、マイクロソフトが開発提供する自然言語に対応するチャットボットを指します。2023年2月より「新しいBing」として機能提供を開始していますが、同年11月に名称をAIアシスタントを想起する「Microsoft Copilot」に改称しています。
なおGitHubの提供するGitHub Copilotとは、AIベースのコーディングアシスタントを指しますが、マイクロソフトはGitHubにも投資しており、開発から利用までAI戦略を広げていることが分かります。
【参考】:Microsoft Copilot 【参考】:Microsoft Bing Blogs: Our vision to bring Microsoft Copilot to everyone, and more
Microsoft Copilotの特徴
Microsoft Copilotは、OpenAI社のGPTを内部に採用しています。検索エンジン型のチャットボットで、Microsoft Bingからも利用できます。検索エンジン型のため、検索結果から回答を作成します。
その回答方法は、3種類の会話スタイルを「より創造的に」「よりバランスよく」「より厳密に」から選択できます。
【参考】:Microsoft Bing 【参考】:OpenAI
Copilotの各プランの概要
Copilotは、当初無償でプレビューリリースされました。現在では、用途に応じて「無料プラン」「Copilot Pro」「Copilot for Microsoft 365」からプランを選択することができます。プランの選択は、「Microsoft Copilot」の公式ページからプランごとに用意したリンクを選択して進めていきます。
次の図は、実際の公式ページのプランごとに用意した選択リンクです(①②③)。
それぞれのプランで何ができるのかなどは、以降で解説していきます。
【参考】:Microsoft Copilot
Copilot無料プラン
Copilot無料プランは、誰でも始められる基本プランで、個人向けを想定しています。本プランでは、テキスト・音声・画像を使用したチャットシステムが提供されます。チャットによりドキュメントやウェブの要約、Designerを使ったイメージ作成などに利用できます。
最初に公式ページのCopilot無料プランのリンクをクリックすると、次の図のようにCopilotのチャットサイトが表示されます。制限がありませんので、サインインせずにそのまま利用できます。その際、会話スタイルを必要に応じて指定することで、効果的な回答を得ることができます(①②)。
【参考】:Copilot
Copilot Pro
Copilot Proは、個人向けの有償プランです。無料プランに加えて、ピーク時のGPT-4およびGPT-4 Turboへの優先アクセスが提供されます。その他にもDesignerでの画像生成を高速化したり、Word、Excel、PowerPointなどでCopilotを利用できます。
公式ページのCopilot無料プランのリンクをクリックすると、Copilot Proのサイトが表示されます。ここからサインインすると、有償プランの機能が利用可能になります(①②)。
【参考】:Copilot Pro
Copilot for Microsoft 365
Copilot for Microsoft 365とは、ビジネス向けプランを指します。「Microsoft 365 Business Standard」または「Business Premium」の契約が必要です。Copilot Proの内容に加えて、Microsoft Teamsでの利用や、企業向けのデータ保護が活用できます。
公式ページのCopilot無料プランのリンクをクリックすると、Copilot for Microsoft 365の案内サイトが表示されます。ビジネスサブスクリプションのライセンスが必要であるため、リンクをクリックするとビジネスアカウントのサインインが求められます(①②)。
【参考】:Copilot for Microsoft 365
Copilot in Windowsの概要
マイクロソフトは自社のAI戦略を加速するために、Windowsで追加費用なしにチャット機能を提供する決定をしました。Windowsのエクスペリエンス向上を進める機能として期待されます。ここでは、簡単な使い方を交えて解説します。
【参考】:Copilot in Windows 【参考】:Windows の Copilot へようこそ
Copilot in Windowsとは
Copilot in Windowsとは、従来のCortanaに代わってWindows 11に搭載されたチャット機能を指します。Windows 11 23H2以降で提供される機能であり、プレビュー版として提供されます。
ここで言うプレビューとは、北米、アジア、南米の一部から順次展開を拡大し、順次フィードバックを受け付けるために設けたものです。
【参考】:Copilot in Windows 【参考】:Windows の Copilot へようこそ
Copilot in Windowsを使うには
Copilot in Windowsを使うには、タスクバーの右端の表示のアイコンをクリックすると簡単に起動することができます。Copilotが利用可能になると、カラフルなアイコンが表示されていることが分かります。
次の図のように、Copilotのアイコンをクリックすると画面右側にCopilotの画面が表示されます(①②)。
Copilotの画面は、マウス操作のアイコンを使わずに、キーボードの「Windows」+「C」キーを押して表示させることもできます。Copilotの画面が表示されたら、会話のスタイルに合わせて、プロンプト領域に必要な入力を行って回答を得ます(①②)。
なお、Copilotのアイコンを削除したい場合は、タスクバーの右クリックメニューから「タスクバーの設定」を表示させて、「オン」の表示から「オフ」の非表示状態に切り替えることもできます。
Windows 10でCopilot in Windowsは使えるの?
Copilot in WindowsはWindows 10の一部で提供を始めています。Windows 10 22H2以降で動作し、4GB以上のメモリと720p以上のディスプレイ解像度が必要です。
Windows 10でのCopilot提供が開始されましたが、Windows 10は2025年10月14日でサポート終了を迎えます。サポート終了日は変更しないとしており、Windows 11の操作感に慣れてもらうための企業戦略ととらえて良いでしょう。
【参考】:Windows の Copilot へようこそ(Windows 10) 【参考】:Windows 10 コンピューターの仕様&とシステム要件を見つける方法 【参考】:Windows 10で価値を最大化する方法
Copilotは便利なAIアシスタントですが慎重な利用を心がけましょう
Copilotは、無料プランから始められるため利用者が急増しています。またCopilot in Windowsにより、誰もがAI活用の時代に突入しました。しかしながら、安易なAIチャット・検索は誤った情報をうのみにし、問題となる場合も多くなっています。
利用者は情報の裏付けを取るなど、正確性を確保するために慎重な利用が求められるでしょう。
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