CCNPとは何か?シスコ認定資格の中では中級レベル?
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CCNPとは何か?シスコ認定資格の中では中級レベル?
資格・スキル
アンドエンジニア編集部
2021.12.26
この記事でわかること
CCNPはCISCO認定技術資格の中級レベルで、ネットワークの第一線で活躍するエンジニアはぜひ取得しておきたい資格
CCNP資格の取得は、スキル証明、就職・転職に有利、年収アップが期待できる等、さまざまなメリットがある
CCNPの勉強は費用をかけず、時間に縛られない参考書と無料(低価格)学習サイトの利用がおすすめ

CCNPとは

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CCNP「Cisco Certified Network Professional」は、ネットワーク機器大手CISCO社の認定資格で、ネットワークエンジニアのプロフェッショナルレベルの資格です。 CCNPはネットワーク技術者の間では最も有名な資格で、CCNPの取得によって、大規模ネットワークの構築・導入、運用、保守などの技術を有する証明になります。

ネットワーク技術者の第一線で活躍するには、CCNP資格の取得は必須要件と言っても過言ではありません。

CCNPの位置づけ

CISCO技術者認定資格は5ランクがあり、CCNPはその中間に位置します。最上位資格はアーキテクトで、エキスパート・プロフェッショナル・アソシエイト・エントリーと続きます。エントリー資格のCCTは日本語試験が廃止されたため、日本ではCCNAが初級レベル、CCNPはその上の中級レベルです。

5.アーキテクト(CCAr) 4.エキスパート(CCDE・CCIE) 3.プロフェッショナル(CCNP、DevNet Professional、CyberOps Professional)  (シスコスペシャリスト認定取得) 2.アソシエイト(CCNA、DevNet Associate、CyberOps Associate) 1.エントリー(CCT)※英語試験のみ

新Professional資格(CCNPなど)への変更点

シスコ技術者認定試験は2020年2月24日より新体系に移行しており、プロフェッショナル資格に関しては以下3点の変更がありました。要点だけを以下にまとめました。

1.カテゴリの変更:Professional(CCNP)資格は、2020年2月24日より次の5種類に変更 2.前提資格の廃止:CCNA未取得者でもCCNP試験に合格すればCCNPとして認定 3.対応試験の変更:CCNP資格は、2種類の試験に合格すれば取得できる (従来は3種類)

新Professional資格の種類

▪CCNP Enterprise:ルーティング・スイッチング、ワイヤレス、設計 ▪CCNP Data Center ▪CCNP Security ▪CCNP Service Provider ▪CCNP Collaboration ▪Cisco Certified DevNet Professional ▪Cisco Certified CyberOps Professional

【参考】:プロフェッショナル認定

CCNPの5つの試験

前述の通り、CCNPの認定コースには「CCNP Enterprise」「CCNP Data Center」「CCNP Security」「CCNP Collaboration」「CCNP Service Provider」の5コースがあり、いずれのコースも2科目の合格が必要です。 この5コースの内、最も多く選択されるのがベーシックな「CCNP Enterprise」です。

3年間で失効する(再認定ポリシー)

シスコ技術者認定資格はすべてのレベルにおいて、3年間の再認定要件が設けられています。再認定を受ける条件ですが、

▪継続教育プログラムのアクティビティ完了 ▪試験に合格する ▪あるいはその両方を組み合わせる

のいずれかで再認定を受けられます。

つまり、3年間何もアクションをしなければ、認定資格は自動的に失効するということです。

CCNPの新試験概要と難易度など

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CCNP資格の概要が分かったところで、次にCCNPの新試験に関する概要や難易度などを見ていきましょう。

いくつかあるCCNP資格の内、最も人気が高いのは「CCNP Enterprise」です。ここでは「CCNP Enterprise」を例として解説をしていきます。

新CCNP出題範囲

新CCNP資格ではコア試験が設けられ、「200-301 CCNP」が必須です。他、コースごとに1科目を選択します。コア試験の出題範囲は以下の通りです。

▪デュアルスタック (IPv4 および IPv6)アーキテクチャ ▪仮想化 ▪インフラストラクチャ ▪ネットワークアシュアランス ▪セキュリティ ▪自動化

試験時間・出題形式など

以下、CCNP試験の概要です。

▪試験時間:210分(コア試験120分+選択試験90分) ▪問題数:非公開 ▪受験方式:CBT方式(コンピュータテスト) ▪出題形式:選択問題(単一・複数選択)、解答入力、ドラッグアンドドロップ問題、長文シナリオ問題、ネットワーク機器操作(シミュレーター)▪受験場所:会場受験とオンライン受験の選択可能 ▪合格点:非公開 ▪受験資格:特になし(但し13歳以上で、17歳までは保護者の同意が必要) ▪試験日:2021年の試験日は、下記の「ピアソンVUE」のサイトで確認できます。 ※出題形式はシスコ公式サイトの認定試験チュートリアルで確認できます。

【参照】:シスコ認定試験のチュートリアルビデオ

CCNPの試験申込み方法

CCNP試験の受験申込みは、シスコ委託先の「ピアソンVUE」のサイトで行います。試験は、全国にあるピアソンVUE公認の試験会場か、自宅や職場などオンライン環境のあるところで受験が可能です。 自宅などでのオンライン受験では、Webカメラが備わっていることや、安定したインターネット環境が求められ、あらかじめ試験環境のチェックを受ける必要があります。

【参照】:「ピアソンVUE|シスコ技術者認定」

CCNP試験は2科目から3科目になり受験料は低減

CCNPの受験料(2科目)は、コア試験49,280円+コンセントレーション(選択)試験36,960円=86,240円(税込)です。旧試験の受験料108,864円(税込)と比較して、2万円以上安くなりました。 CCNPの受験料は、ピアソンVUEの試験申込ページでクレジットカードや、事前に購入したバウチャー、プロモーションコードなどで支払います。

CCNPの難易度は高い? 

シスコ自体は難易度や合格ラインなどの発表をしていないため、企業が支給する資格手当の面から見てみましょう。資格手当は求人サイトやIT系企業のホームページなどに掲載されていますが、CCNPの資格手当は概ね1~2万円(月)であることが分かります。

また求人情報では「CCNP資格取得者優遇」といった文言を見かけるケースもあり、CCNP資格取得者に対する企業側のニーズの高さからもその高い難易度が想像できます。

CCNP資格取得のメリット

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ここでは、CCNPの資格取得によるメリットについて見ていきましょう。資格試験の受験は、勉強のモチベーションアップとなり、かつ必要な知識を効率的・体系的に学べるメリットがありますので、ぜひCCNP資格の取得に向けてしっかり勉強しましょう。

キャリアアップにより、就職や転職が有利に

ネットワーク関連資格の中で、CCNPはメジャーかつ非常に知名度の高い資格です。CCNP資格は、ネットワークに関する実務能力を有する客観的な証明であり、就職や転職に有利です。履歴書に「CCNP取得」と書けるのは大きなアドバンテージになるでしょう。

ネットワークの実務に必要な技術を身に付けられる

CCNP試験では、スイッチング・ルーティングプロトコル・セキュリティなど幅広いネットワーク関連の技術が問われるため、CCNPの試験勉強を通じて、ネットワーク技術者の業務遂行に必要なレベルのネットワーク知識や技術を体系的に身につけられます

ネットワーク設計や構築に携わるエンジニアにとって、CCNP資格試験勉強は大変有益です。ぜひチャレンジしてみましょう。

昇格・昇給や転職などで年収アップが期待できる

CCNP資格の取得によって、昇格や転職による年収アップが期待できます。

シスコ社は独自にシスコ技術認定資格(CCNA・CCNP・CCIE)保有者の年収調査をしています。 2013年とやや古いデータですが、調査結果ではCCNP資格保有者の年収は「496万円〜701万円」でした。 同調査のCCNA資格保有者の年収が404万円~578万円なため、92万円~123万円もCCNP資格保有者の方が年収が高いのが分かります。

資格名称 経験年数(平均) 年収(平均) CCNA         2年以上   404万円〜578万円 CCNP         3年以上   496万円〜701万円 CCIE        4年以上   645万円〜900万円

【引用元】:2013 Demand and Compensation research in Japan :CCNA, CCNP, and CCIE

CCNP資格手当を支給する企業が増えている

シスコの認定資格保有者に対して、報奨金や資格手当を支給する企業が多くあります。 各種企業の求人等からCCNP資格手当の平均は概ね月12,000円、取得報奨金は44,000円とされています。この条件であれば、受験料やテキスト代は半年以内で回収できてしまう計算です。

CCNP試験に向けた勉強法

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CCNP資格の取得には勉強が必須です。効率的に学習して短い期間でCCNP資格取得を実現するための、おすすめの勉強方法を解説します。学習法としては、シスコ公式の有料スクールなどの利用も想定されますが、受講費用が40万円前後と高額のためここでは推奨しません

また、試験対策では過去問を解くのが早道と言われますが、新CCNPの過去問集は現在入手困難です。これからできるだけ費用をかけず、時間にしばられない勉強方法として2つを紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

参考書や試験対策書を利用する

これまで新CCNP対応のテキストは英語版しかありませんでしたが、ようやく日本語版が出版されました。以下、CCNP試験対策の日本語版おすすめの参考書を紹介します。

『シスコ技術者認定教科書 CCNP Enterprise 完全合格テキスト&問題集』

▪対応試験:コンセントレーション試験「ENARSI」(300-410) ▪著者:林口 裕志、川島 拓郎 ▪監修:中道 賢 ▪出版社:翔泳社 ▪発売日:2021年8月30日 ▪価格:5,500円(税込) ▪ページ数:864ページ

効率よく基礎力を身に付けるのに適したテキストといえます。ダウンロード利用の模擬試験2回分が読者特典として付録し、余分な問題集やテキストが不要の充実の1冊としておすすめします。

オンライン学習サイトを利用する

本格的な参考書や問題集の購入前に、CCNPの雰囲気や難易度を確かめてみたい方も多いでしょう。そうした方には、オンライン学習サイトの利用をおすすめします。ここではおすすめのサイトを2つ選んでみました。

1.CCNPイージス 『CCNPイージス』は、CCNPに特化した個人運営のWeb教科書サイトです。CCNP Enterpriseの『ENARSI』(300-410)と『ENCOR』(350-401)の試験範囲を無料で学べます

2.Ping-t 『Ping-t』は主にIT系資格の取得を目指す人向けのオンライン学習サイトです。有料サイトですが、登録すると詳細な合格体験記を読むことができます。他、「助け合いフォーラム」では分からないことを質問できるため、試験対策の心強い味方となるでしょう。 一部無料コンテンツもあり、またコンテンツに関わりなく月額課金制で、1ヶ月2,400円、3ヶ月3,800円、最長36ヶ月でも12,800円とリーズナブルです。

ネットワークに強いエンジニアを目指して

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IT関連のベンダー資格の中で、特に知名度やブランド力が高いシスコ技術者認定のCCNP資格について紹介しました。 CCNPの試験対策についても解説しましたので、ネットワークエンジニアとしてさらなる活躍を目指すエンジニアの皆さんは、ぜひ記事の内容を参考にして、CCNP試験の一発合格を目指してください

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