ITエンジニアには適性がある?
ITエンジニアを目指しているけれど、自分が本当にITエンジニアに向いているのか気になる方も多いでしょう。
ITエンジニアになるにはプログラミングスキルなどを身につける必要がありますが、習得するには勉強期間として何ヶ月もかかる場合が多いです。転職後にITエンジニアに向いていないことが判明した場合、「勉強したことが無駄になってしまうのでは?」と不安に感じる方も多いでしょう。
この記事では、ITエンジニアの種類や年収をはじめ、ITエンジニアに向いている人の特徴を解説し、向いていないと感じる場合の対処法も紹介します。ITエンジニアを目指している方は、ぜひ参考にしてください。
ITエンジニアに向いていなくても気にすることはない
自分の性格がITエンジニアに向いているかどうかは、そこまで気にする必要はありません。なぜなら仮に向いていなかったとしても、向いている性格に近づけることはそこまで難しくないからです。ITエンジニアに求められる性格やスキルは努力すれば得られることもあるので、生まれもった才能は必要としないことがあります。
また、現在ITエンジニアは慢性的な人手不足であるため、多くの企業がエンジニアを必要としており、未経験者採用を行っている場合も多いです。そのため、入社時点ではITエンジニアに向いていなかったとしても、ポテンシャルを加味して採用する企業は多くあります。
【参考】:マイナビIT エージェント
ITエンジニアとは?
そもそもITエンジニアとはどのような職種なのかについて詳しく解説します。ここでは、ITエンジニアの種類や年収について説明します。
ITエンジニアの種類
ITエンジニアとは、ITに関連する技術者の総称であり、さまざまな種類があります。プログラミングを行うプログラマー、システムの設計を行うシステムエンジニア、サーバやネットワークを整備するインフラエンジニアなどがあり、それぞれ求められるスキルが異なります。
他には、IT知識を活用して営業を行うセールスエンジニア、IT製品の活用サポートを行うサポートエンジニアなど、システム開発に携わるわけではないエンジニア職もあります。ITエンジニアを目指す方は、まずはどのエンジニア職に就職・転職すべきかを検討する必要があります。
ITエンジニアの年収
厚生労働省のデータによるとITエンジニアの平均年収は523万円となっており、他の職種に比べて年収が高めであることが分かります。ITエンジニアはスキルが必要であること、人手不足となっていること、システム開発の需要が高まっていること、などが年収が高い要因と言えます。
ITエンジニアに向いていない人の特徴
続いて、ITエンジニアに向いていない人の特徴を紹介します。これらに該当する場合、ITエンジニアに転職することはできても後々苦労する可能性が出てくるため、改善できる箇所は改善することをおすすめします。
勉強意欲が低い
勉強意欲が低い方はITエンジニアに向いていないと言えます。与えられた仕事をこなすだけで新しいことを覚えようとしない方は、評価を上げるのは難しいでしょう。
ITエンジニアは平均年収こそ高めですが、全員が高い給料を得ているわけではありません。勉強意欲が低く、同じ業務ばかり繰り返している人は、30・40代になっても給料が変わらない場合もあります。エンジニアとして高給を得るためには、勉強を継続してスキルアップすることが重要です。
ITに苦手意識がある
ITに苦手意識がある方もITエンジニアには不向きと言えます。たとえばパソコンに触ったことがほとんどない方だと少し厳しいかもしれません。ITエンジニアは1日中パソコンで作業を行うため、ITに苦手意識があると途中で辛くなってしまう可能性が高いです。
給料のため、と割り切って仕事を行うにせよ、全く興味がない状態だと続けることが難しいでしょう。
協調性がない
協調性がない方もITエンジニアには不向きかも知れません。協調性がないとチームメンバーとの連携が上手くいかなかったり、報告や相談をしなかったり、自身の評価を下げる要因となります。いくら優れたITスキルを持っている方でも、協調性がないとエンジニアとして活躍しにくい可能性が高いです。
ITエンジニアに向いている人の特徴
ここでは、ITエンジニアに向いている人の特徴を紹介します。ITエンジニアを目指す方は、これらの特徴に近づけるように努力することが重要です。
IT技術への興味が強い
ITエンジニアを目指すには、まずIT技術への興味が強い必要があります。具体的にはプログラミング・サーバ・ネットワーク・クラウドサービス・OSなどの分野です。どれか1つだけでなく、幅広い興味を持っておくことが大切です。
たとえばプログラマーが効率的なソースコードを書くには、プログラミングスキルだけでなく、インフラ部分もある程度知識を持っておく必要があります。
集中力がある
ITエンジニアは集中力も求められます。1日中机に座って開発作業を行うため、集中力がないと途中で飽きてしまったり、集中力が切れやすかったりします。また、プログラムのソースコードなどは1文字でも誤っていると正しく動かないため、ミスをしないためにも集中力は重要です。
向上心がある
ITエンジニアには向上心も強く求められます。ITエンジニアは転職後も継続して勉強し続ける必要があります。なぜなら、IT技術はかなり奥が深く、何年エンジニアを勤めても学ぶべきことは多くあるためです。
また、IT技術は変化が激しく新しい技術が次々と出てきます。近年だと、人工知能・機械学習・IoTなどは有名でしょう。基本的に新しい技術は需要が高いことが多いため、ITエンジニアは市場価値を高めるために最新技術を勉強し続ける必要があります。
コミュニケーション能力がある
ITエンジニアはコミュニケーション能力がある人の方が向いています。特に大規模なシステム開発では、何十人ものエンジニアが協力して行い、開発の一部を他企業に外注する場合もあります。コミュニケーション能力に欠けているとチーム間での意思疎通が上手くいかず、開発が非効率になってしまう場合もあります。
また、コミュニケーション能力は円滑にプロジェクトを進めるだけでなく、フリーランスとして独立した後にも役立ちます。コミュニケーション能力に長けているとクライアントからの信頼も得やすくなります。
ITエンジニアとして活躍するには?
現状ITエンジニアに向いていないと感じる人でも、工夫次第で向いている人に近づくことは可能です。今後ITエンジニアとして活躍するためには、次の3つを行うと良いでしょう。
勉強会やセミナーに参加する
自身のスキルや知識の向上を図るためには、勉強会やセミナーに参加することがおすすめです。そこで意識の高いエンジニアと交流することで、エンジニアとしての心構えが自然と身につきます。最近ではリモートワークの増加により、オンラインセミナーも増えたことで気軽に参加することが可能です。
SNSで現役エンジニアと交流する
TwitterやFacebookなどのSNSを活用して、現役エンジニアと交流するのもおすすめです。現役エンジニアの日常を知って真似をしてみることで、ITエンジニアに向いている人に近づくことが期待できます。プログラミング言語ごとのコミュニティも多くあるので、そちらに参加してみるのも良いでしょう。
資格の勉強を行う
ITエンジニアは資格の勉強を行うこともおすすめです。資格を獲得することでエンジニアとしての自信がつき「もっと学びたい」という意欲が自然と湧いてきます。また、資格があれば転職で自分のスキルレベルを端的に伝えることができ、選考通過率を高めることが可能です。
IT系資格にはさまざまな種類がありますが、基本情報技術者試験やITパスポートなどは初心者でも獲得しやすくおすすめできます。
【参考】:【ITパスポート試験】情報処理推進機構
【参考】:IPA 独立行政法人 情報処理推進機構:基本情報技術者試験
ITエンジニアへの転職を目指すなら
本記事では、ITエンジニアに向いている人の特徴を解説しました。現状ITエンジニアに向いていないと感じる人でも、勉強会へ積極的に参加したり現役エンジニアの方と交流を図ったりすることによって、活躍できるエンジニアに近づくことが可能です。
大切なのは、目標を明確にして今やるべきことをこなしていくことです。
しかし、ITエンジニアとして転職できるかどうかはまた別の話です。優れたスキルを持っている方でも、面接で的確にアピールできないのでは採用が難しくなるでしょう。特に未経験者の場合、IT企業の選考を突破するコツが分からず苦戦する可能性も高いです。
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