
AWSの試験申し込み

AWSは最大ユーザ数を誇るクラウドサービスです。AWS認定制度では役割や専門分野に応じて試験区分を設定しています。
参考:AWS 認定
AWS認定試験は18歳以上であればどなたでも受験できます。腕に自信のある方はすぐ申し込みできます。試験のスケジューリング方法は以下のサイトに掲載されています。


AWS認定の想定職種は?
AWS認定制度では、クラウドサービスの役割を以下のように想定し分類しています。
・クラウドプラクティショナー
AWSのサービス利用者を想定しており、AWSクラウドの基礎知識が求められます。名称は「AWS クラウドプラクティショナー」となります。
・アーキテクト
AWSサービスを活用するために、コンピューティング・ネットワーキング・ストレージ・データベースサービスの実践力が評価されます。難易度に応じて「AWS ソリューションアーキテクト ー アソシエイト」「AWS ソリューションアーキテクト ー プロフェッショナル」があります。
・デベロッパー
AWSでのアプリケーション開発者を想定しており、サービス開発や開発プロセスについてのスキルが求められます。名称は「AWS デベロッパー ー アソシエイト」で、上位認定の「AWS DevOps エンジニア ー プロフェッショナル」は運用と共通です。
・運用
AWSでのデプロイ・管理・運用担当者で、AWSの運用管理担当者を想定しています。 名称は「AWS SysOps アドミニストレータ ー アソシエイト」で、上位認定の「AWS DevOps エンジニア ー プロフェッショナル」はデベロッパーと共通です。
AWS認定の想定スキルレベル
AWS認定は難易度別に、認定レベルに応じたスキルを能力基準として設定しています。
・基礎レベル
基礎レベルでは、AWSクラウドのコアサービスが説明できることを基準としています。およそ6ヶ月程度の経験者を対象としており、難易度は低めです。
・アソシエイト
アソシエイトレベルでは、AWSを使用したシステムやアプリケーションの構築ならびにデプロイ知識を基準としています。およそ1年程度の経験者を対象としており、難易度は中程度です。
・プロフェッショナル
プロフェッショナル認定では、AWSサービス全般について最新サービスをカバーした設計知識を基準としています。およそ2年程度の経験者を対象としているため、難易度は高めです。
上記の他専門知識認定では高い専門性が求められ、難易度はプロフェッショナル認定同様に高めの設定です。


AWS認定試験の申し込み方法
AWS認定は、ピアソンVUEとPSIにより実施されています。試験日は受験者の都合に合わせて受験することができます。認定試験を予約する際にはAWS認定アカウントが必要となります。
AWS認定ではテストセンターに加えてオンライン受験(オンライン監督試験)が選択可能となっており、自宅やオフィス等で試験を受けることが可能です。日本語と英語の試験監督員が選択でき、全てのAWS試験科目がオンライン受験の対象となります。
参考:オンライン試験: Amazon Web Services (AWS) | AWS 認定
PSIの場合は、AWS クラウドプラクティショナー試験がオンライン試験監督対象で、試験監督とのやり取りは英語となります。
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AWS認定試験の確認事項
試験申し込みについて、よく聞かれる事項をピックアップしておきます。
・トレーニング受講は必須か?
必須条件はありません。
・認定試験の前提となる認定は?
現在前提条件はありません。
アソシエイト認定を受けずに、プロフェッショナル認定を受験することができます。
・受験申し込みは何日前までに必要か?
テストセンター受験は24時間前までに申し込みを行います。
申し込み後、受験できない場合は24時間前までにキャンセル可能です。
日程変更の再予約も24時間前までであれば可能です。
オンライン試験は24時間365日可能で、当日でも予約の空きがあれば受験可能です。
・受験資格は?
13歳から17歳は親または法定後見人の同意の下、受験できます。
18歳以上は特に制限はありません。
上記の他にもAWSの認定試験公式サイトでは多くのFAQが掲載されていますので、必要に応じてご確認ください。
AWS試験受験の準備

AWS試験受験の準備として試験ガイドの活用をおすすめします。
試験範囲は試験ガイドに記載されており、出題範囲が設定されています。入門資格となる「AWS クラウドプラクティショナー」の場合、試験ガイドは以下のリンクに掲載されています。
参考:AWS Certified Cloud Practitioner(CLF-C01) 試験ガイド
「AWS クラウドプラクティショナー」の試験時間は90分で、費用は100USドルとなります。設問は65問で1000点満点中700点以上の正答率で合格となります。
参考:AWS Certified Cloud Practitioner
AWS認定試験の試験対策
AWSでは試験対策として試験問題サンプルと公式問題集を提供しています。「AWS クラウドプラクティショナー」の場合は、以下のリンクをご確認ください。他の資格に関してもそれぞれの認定資格のページから入手できます。
参考:AWS Certified Cloud Practitioner(CLF-C01) 試験問題サンプル
参考:AWS Certified Cloud Practitioner 公式練習問題集
この他にも多くのデジタルトレーニングが無料提供されています。こちらもそれぞれの認定資格のページに詳細が掲載されています。「AWS クラウドプラクティショナー」の場合は、「AWS Cloud Practitioner の基礎知識のデジタルトレーニング 」やウェビナー・トレーニングの情報が掲載されています。英語のコンテンツが多いですが、ウェビナーは日本語コンテンツが掲載されています。
参考:AWS Cloud Practitioner の基礎知識のデジタルトレーニング
さらに試験区分によっては模擬試験が設定されています。模擬試験は無料ではありませんが、事前に公式問題を確認できるメリットがあります。
AWS認定試験での公式情報の活用
AWS認定試験対策は一般書籍やウェブで多数掲載されていますが、最初に公式情報を活用することをおすすめします。AWS認定試験対策ホワイトペーパーやオンラインセミナー・ウェビナーを活用するのが効果的です。
参考:AWS サービス別資料
AWSブラックベルトというオンラインセミナーは無料で提供されており、試験対策に活用できます。利用制限は設けられておらず、コンテンツはライブ配信の他、日本語資料や動画コンテンツが提供されています。このほかクラウドサービス活用資料集として、AWSサービス活用の資料を公開していますのでご活用ください。

AWS試験の対策をしっかり行い、実力を発揮しましょう

近年クラウドサービスの活用が増加しており、今後も利用が拡大する見込みです。AWSは最大のクラウドサービス事業者ですので、認定資格取得者の価値が一層高まるでしょう。高まるクラウド需要を担う技術者として共通の技術知識を持つことは重要となります。
しっかりとした準備・対策をし認定資格を取得することをおすすめします。
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