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Excelの表の作り方!基本から応用まで表の作成方法を図解
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Excelの表の作り方!基本から応用まで表の作成方法を図解

アンドエンジニア編集部
2024.11.08
この記事でわかること
表を作成するには、集計の対象となる項目、集計のデータ、集計の単位を事前に決めておきます
表の作成では項目と単位を行と列に配置し、データを入力していきます
テーブル機能は自動的にデザインを設定し、集計機能を割り当てるため便利です

Excelの表の作り方

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Excel(エクセル)は、PCで用いる代表的な表計算ソフトです。WindowsやmacOSで動作するほか、iOSやAndroidではモバイルアプリの定番に位置付けられます。表計算ソフトでは、表を作成して合計を求めたり、グラフ化したりするなどに使用します。この記事では、表の作成方法を基本から応用まで図解していきます。

Excelで表を作成するには

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Excelで表を作成するには、セルと呼ばれる入力欄(マス目)を使って項目やデータを入力するなど基本的な操作だけで表を作成できます。ここでは、基本編として一連の操作を学び、応用編としてテーブル機能を使って見栄えのする表を作成していきます。

Excelで表を作成に必要な考え方

初めに、Excelで表を作成するために必要な考え方を学んでいきます。

表計算では、表を使って必要な項目を見やすく集計するために使用します。必要な項目とは集計の対象となる項目で、家計簿の場合は品目、職場の名簿であれば従業員番号などです。

集計するデータには、家計簿の場合は品目の金額、職場の場合は従業員の出勤記録や営業成績、支払い給与などがあります。そのデータの集計を日別や月別、年別などにまとめて小計や合計を求めていきます。

表を作成するには、上記で示した集計の対象となる項目、集計のデータ、集計の単位を事前に決めておく必要があります。

Excelで表を作成する(基本編)

続いて、Excelで表を作成するために必要な基本手順と操作を学んでいきます。表を作成するための考え方で学んだ、集計の対象となる項目、集計のデータ、集計の単位を整理すると、次のように表に割り当てることができます。

ここでは家計簿とし、項目を購入した品目(①)、購入金額を月別に入力し(②)、全体の期間の合計を求めます(③)。

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 【図】:表の作成の基本レイアウト

なお、月別ではなく日別に集計する場合は、日別入力に必要な365日分を列に入れると横長になって見にくくなります。この場合は、行と列を入れ替えて縦の行に日別データを入れ、品目を横の列に集計すると見やすくて良いでしょう。

表の作成の基本レイアウトが決まったら、購入金額を入力していきます。各セルに金額データを入力しますが、次のように入力範囲をマウスで指定しておくと便利です(①)。

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 【図】:マウスでデータの入力範囲を指定する

この例では、「B2:G6」の範囲を指定しています。左上のB2セルだけが、白色になっていることに気が付きます。B2セルのデータを入力し、「Enter」を入力するとB3セルが白くなります。そこで入力を終えると次のセルが白くなります。

続けていくと、次の図のように指定した範囲を順にデータ入力していくことができ、キーボードのデータ入力だけで入力が可能となり、マウス操作やカーソル移動はする必要がありません。

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 【図】:カーソル移動せずにセルの範囲を順にデータ入力する

データ入力が終了したら、SUM関数を使って合計を自動計算します。H列を合計値の入力欄とします。最初のデータH2セルに、「=SUM(B2:G2)」と入力していきます。入力中は、次のようにデータ範囲が示されるとともに、SUM関数の用法がポップアップ表示されます(①②)。

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 【図】:SUM関数を使って合計を自動計算する

H2セルの入力が完了したら、セルの内容を6行目までドラッグアンドドロップし数式をコピーします。その結果、オートフィル機能によって各品目の合計値が集計されます(①)。

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 【図】:オートフィル機能によって各品目の合計値を集計する

合計値が求められたので、表の体裁設定を行って見栄えを高めます。具体的には、該当範囲を右クリックし、右クリックメニューでセルの色の指定(①)、フォントの色の指定(②)、罫線の追加などを行います(③)。

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 【図】:表の体裁設定を行って見栄えを高める

上記の他に、「セルの書式設定」から表示形式を変更するなど自由にカスタマイズできます。SUM関数は合計を求める基本関数ですので、ここで覚えておくと良いでしょう。

【参考】:Microsoft サポート: SUM 関数

Excelで表を作成する(応用編)

ここからは、応用編としてより見栄えのする表を作成していきます。応用編と言ってもExcelが提供するテーブル機能を使用しますので、簡単に表を作成できます。

テーブル機能を使用するには、最初にデータの範囲を指定します。ここでは、1行目の見出し行を範囲に入れておきます(①)。その後、メインタブの「挿入」から「テーブル」をクリックします(②③)。「テーブル」をクリックすると、「テーブルの作成」がポップアップ表示されます。

ここで、「先頭行をテーブルの見出しとして使用する」にチェックし(④)、「OK」をクリックします(⑤)。

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 【図】:テーブル機能を使って表を作成する

「テーブルの作成」が終了すると、次のように色付けされた表がすぐに出来上がります。

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 【図】テーブル機能を使った表が出来上がる:

この状態で、さらにカスタマイズを行います。セルが選択された状態では、メインタブに「テーブルデザイン」が表示され、その項目を必要に応じて選択します。

具体的には、「テーブルスタイルのオプション」に表示される「集計行」をチェックすると、表の下部7行目に集計行が表示されます(①)。同様に「最初の列」をチェックすると、先頭のA列が強調表示され(②)、「最後の列」をチェックすると、最終H列も強調表示されます(③)。

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 【図】:作成したテーブルをカスタマイズする

このように、チェックボタンをチェックするだけで、表の見栄えを簡単にカスタマイズできます。

最後に、7行目の集計行を指定していきます。7行目の各セルは空欄の状態ですが、集計機能が登録されています。次のようにB7セルをクリックすると、登録されている集計機能が表示されます(①)。

ここでは合計をクリックしますが、希望に合わせて選択が可能です。H7セルは、あらかじめ合計の集計が設定されていますので、集計の要望がなければ指定は不要です(②)。

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 【図】:集計行の集計機能を選択する

この操作をB7〜G7セルまで行いますが、同一の集計方法であればB7をコピーするだけで完成します。合計の集計のほか、平均なども良く用いますので、必要とする集計方法を選択します。この集計は内部でSUBTOTAL関数を用いています。

SUBTOTAL関数は、一覧表やフィルター抽出データいずれも集計が可能で、上級者も覚えておくべき関数です。

フィルター抽出を行うには、フィルターボタンで選択します。すでに1行目にフィルターボタンがついていることに気づいているかもしれません。

例えば、品目で「牛乳」と「コーヒー」のみを集計したい場合は、A1セルのフィルターボタンで品目を指定するだけで、7行目の集計行に小計を表示することができ、とても便利です。

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 【図】:テーブル機能を使った表が完成する

このように、簡単な手順でテーブル機能を使った表が完成します。この表をゼロから作成し、SUBTOTAL関数やフィルターボタンの追加などすると、それなりの工数がかかりますので、テーブル機能を使うと集計作業の生産性向上が期待できます。

作成したテーブルのカラーデザインが気に入らない場合は、メインタブの「テーブルデザイン」「テーブルスタイル」で「クイックスタイル」からデザインテンプレートを指定することもできます。

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 【図】:「クイックスタイル」からデザインテンプレートを指定する

初期設定では、水色のデザインテンプレートが指定されています(②)。「淡色」「中間」「濃色」に分類されたデザインテンプレートから選んだり、「新しいテーブルスタイル」で書式を設定したりすることができます。

【参考】:Microsoft サポート: テーブルを作成する 【参考】:Microsoft サポート: Excel のテーブルの概要 【参考】:Microsoft サポート: SUBTOTAL 関数

Excelの表の作り方は簡単で高度な集計機能が実装できる

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今回はExcelの表の作成方法を、基本から応用まで図解してきました。操作はシンプルで、簡単に、見やすい表が作れます。表計算ではデータを時系列に蓄積し、集計表示させるのに役立ちます。見やすい表が完成したら、テンプレート化しておくと再利用性が高まり、おすすめです。

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