CCNP新試験の特徴や難易度、学習法を徹底解説【2021年最新】
CCNP新試験
CCNP新試験の特徴や難易度、学習法を徹底解説【2021年最新】
資格・試験
アンドエンジニア編集部
2021.11.14
この記事でわかること
CCNP新試験はCISCO認定技術資格の新体系への移行により生まれた試験で、旧試験との変更点が3つある。
CCNP新試験の難易度はレベル3で、国家資格の応用技術者試験のレベルに相当する難関試験。
CCNPの試験勉強は費用をかけることなく、参考書と練習問題集、低料金の学習サイト利用をおすすめする。

CCNPの新試験とは

CCNP新試験

ネットワークエンジニアなら誰もが知るCCNP「Cisco Certified Network Professional」は、CISCO技術者認定資格の、プロフェッショナルレベルの資格です。 CCNP資格の取得は大規模ネットワークの構築・導入・運用・保守などに関する技術の証明となり、ネットワーク分野での活躍を目指すエンジニアならぜひとも取得しておきたいネットワーク資格です。

CCNPはプロフェッショナル資格の位置づけ

CISCO技術者認定資格には5ランクが設けられています。最上位資格のアーキテクトから、それに次ぐエキスパート、そしてプロフェッショナル、アソシエイト、エントリーの5ランクです。 ただし、アーキテクトは新規認定が中止され、エントリー資格CCTも日本語試験の廃止があり、実質的には3ランクと考えてよいでしょう。その3ランクの中で、CCNPは中位のプロフェッショナルレベルの位置づけにあります。

5.アーキテクト(CCAr) 4.エキスパート(CCDE・CCIE) 3.プロフェッショナル(CCNP、DevNet Professional、CyberOps Professional)  (シスコスペシャリスト認定取得) 2.アソシエイト(CCNA、DevNet Associate、CyberOps Associate) 1.エントリー(CCT)※英語試験のみ

CCNP新試験の旧試験との違い

ご承知の通り、シスコ技術者認定試験は2020年2月24日から新体系に移行しました。CCNP(プロフェッショナル資格)においては3点の変更が行われています。以下、要点をまとめます。

1.受験要件の廃止:CCNP試験の受験要件であるCCNA資格取得の要件廃止 2.合格科目数の変更:CCNP資格は、従来の3科目での合格から2科目(コア試験+コンセントレーション試験)に変更 3.コンセントレーション(選択)試験のカテゴリを8種類から5種類に再編

  旧試験                               新試験 CCNP R&S× CCNP Wireless            >  CCNP Enterprise CCDP× CCNP Data Center        → CCNP Data Center CCNP Cloud× CCNP Collaboration      → CCNP Collaboration CCNP Security              → CCNP Security CCNP Service Provider → CCNP Service Provider

【参考】:https://www.cisco.com/c/ja_jp/training-events/training-certifications/certifications/professional.html

新CCNPコア試験の出題範囲と配分

新CCNP資格では受験者全員に必須のコア試験「350-401 CCNP」が設けられました。コア試験の出題範囲と配分は以下の通りです。

▪デュアルスタック(IPv4 および IPv6)アーキテクチャ:20% ▪仮想化:10% ▪インフラストラクチャ:30% ▪ネットワークアシュアランス :10% ▪セキュリティ:20% ▪自動化:10%

3年間で失効する(再認定ポリシー)

シスコ技術者認定資格はすべてのレベルにおいて、3年間の再認定要件が設けられています。再認定を受ける条件ですが、

▪継続教育プログラムのアクティビティ完了 ▪試験に合格する ▪あるいはその両方を組み合わせる

のいずれかで再認定を受けられます。

つまり、3年間何もアクションをしなければ、認定資格は自動的に失効するということです。

CCNPの難易度は高い 

シスコ自体は難易度や合格ラインなどの発表をしていないため、企業が支給する資格手当の面から見てみましょう。資格手当は求人サイトやIT系企業のホームページなどに公表されており、CCNPの資格手当は概ね1~2万円(月)であることが分かります。

また求人情報では「CCNP資格取得者優遇」といった文言を見かけるケースもあり、CCNP資格取得者に対する企業側のニーズの高さからもその高い難易度が推察できます

マイナビITエージェント

CCNP新試験の概要

概略説明

CCNP資格の概要が分かったところで、次にCCNPの新試験に関する概要や難易度などを見ていきましょう。いくつかあるCCNP資格のうち、最も人気が高いのは「CCNP Enterprise」です。ここでは「CCNP Enterprise」を例として解説をしていきます。

試験時間・出題形式など

以下、CCNP試験の概要です。

▪試験時間:210分(コア試験120分+選択試験90分) ▪問題数:非公開 ▪受験方式:CBT方式(コンピュータテスト) ▪出題形式:選択問題(単一・複数選択)、解答入力、ドラッグアンドドロップ問題、長文シナリオ問題、ネットワーク機器操作(シミュレーター) ▪受験場所:会場受験とオンライン受験(自宅や職場)の選択可能 ▪受験資格:特になし(但し13歳以上で、17歳までは保護者の同意が必要) ▪試験日:2021年の試験日は、下記の「ピアソンVUE」のサイトで確認できます。

CCNPの試験申込み方法

CCNP試験はシスコの業務委託先「ピアソンVUE」のサイトで申込みを行います。試験は、全国にあるピアソンVUE指定の試験会場、もしくは自宅や職場などオンライン環境のある場所で受験が可能です。

【参照】:「ピアソンVUE|シスコ技術者認定」

CCNP資格の有効期間は3年

シスコ技術者認定資格には3年間の再認定要件があります。再認定を受けるための条件は、

▪継続教育プログラムのアクティビティ(1科目合格)を完了する ▪同一レベル以上の試験に合格する ▪あるいはその両方を組み合わせる

のいずれかで再認定を受けられます。資格を取得しても3年間放置すれば認定資格は自動的に失効するため、資格維持には注意が必要です。

【参考】:シスコ継続教育プログラム

新CCNP合格に必要な勉強時間は?

Ping-t』というIT資格受験者向けの学習サイトがあります。ここに合格体験記が掲載されていますが、旧CCNP試験合格者の平均勉強期間は8カ月です。1日2時間、月に20日勉強した場合、40時間/月×8カ月=320時間です。

CCNA資格を取得し、初級ネットワークエンジニアレベルの知識を有する人であれば、300時間前後の勉強時間が必要と考えてください。初学者の場合には400時間程度は必要でしょう。

CCNP新試験に向けた勉強法

勉強法

CCNP資格はネットワークに強い方でも勉強をせずに受験すれば、合格は難しいでしょう。したがって資格取得には勉強が欠かせません。そこで、これから短い期間でCCNP資格取得を実現するための効率的・効果的な学習方法を解説していきます。 学習法では、学習に大きな費用は掛けられないという前提に立ち、受講費用が数十万円も要するスクール利用は除外して紹介します。これから費用をかけない、時間にしばられない勉強方法を2つ紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

参考書や問題集を利用する

これまで新CCNP対応のテキストは英語版しかありませんでしたが、ようやく日本語版の参考書・問題集が出版されました。対応する試験は、「300-410 ENARSI」であるため、CCNP Enterpriseを受験予定の人に適していますが、日本語版おすすめの参考書として紹介します。

1.シスコ技術者認定教科書 CCNP Enterprise 完全合格テキスト&問題集

▪対応試験:コンセントレーション試験「ENARSI」(300-410) ▪著者:林口 裕志、川島 拓郎 ▪監修:中道 賢 ▪出版社:翔泳社 ▪発売日:2021年8月30日 ▪価格:5,500円(税込) ▪ページ数:864ページ

効率よく基礎力を身に付けるのに適したテキストといえます。ダウンロード利用の模擬試験2回分が読者特典として付録し、余分な問題集やテキスト不要の充実の1冊としておすすめします。

2.350-401: Implementing Cisco Enterprise Network Core Technologies (ENCOR) 資格問題集 - CCNP 問題集

CCNP Enterpriseのコア試験向け練習問題集です。問題は102問掲載され、繰り返しチャレンジできますが、トレーニングモードでは1度正解した問題は再度出題されないため、全問正解に向けて効率的に勉強が行えます。 テストモードでは本番さながらに、制限時間内で解答をしなければなりません。また本番試験問題の高い的中率を誇っており、試験対策にも有効な問題集です。

オンライン学習サイトを利用する

オンライン学習は時間や場所を選ばず、移動中やスキマ時間に手軽に学べるというメリットがあります。ここでは無料もしくは低料金で学べるオンライン学習サイトを2つ紹介します。ぜひ実際にアクセスしてみてください。

1.CCNPイージス 『CCNPイージス』は、CCNP専門の個人運営Web教科書サイトです。CCNP EnterpriseのENARSI(300-410)とENCOR(350-401)の試験範囲を無料で学べるのが強みです。

2.Ping-t 『Ping-t』は主にIT系資格の取得を目的としたオンライン学習サイトです。最強WEB問題集と題してCCNP ENCOR(350-401)がリリースされています。 有料サイトですが、登録すれば「新CCNPを受けてみた」という方の詳細な合格体験記も読めます。一部無料コンテンツもあり、またコンテンツに関わりなく月額課金制で1ヶ月2,400円、2カ月3,200円、3ヶ月3,800円…最長36ヶ月で12,800円とリーズナブルです。

ここまで、シスコCCNP資格の新試験の概要・難易度・勉強法などについて解説してきました。CCNP新試験は難易度の高い試験ですが、取得することによって活躍の機会が広がり、転職の際には大幅な年収アップが期待できる資格です。エンジニアの皆さんは当記事を参考に、ぜひCCNP資格の取得を目指してみてください。

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