JavaScriptは初心者におすすめの言語だが、何ができるのか?
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JavaScriptは初心者におすすめの言語だが、何ができるのか?
プログラミング言語
アンドエンジニア編集部
2021.09.19
この記事でわかること
JavaScriptは、Webサイト上で主にWebページに動きをつけるための言語だったが、今はさまざまな分野で利用されている
JavaScriptはOSやマシン環境への依存度が低く、ハイブリッド言語とも呼ばれ、スマホやゲームアプリの開発にも使われている
活躍できるフロントエンドエンジニアを目指すには、JavaScriptを必須言語として積極的な習得がおすすめ

初心者におすすめの言語、JavaScriptとは?

初心者におすすめの言語、JavaScriptとは?

今人気の言語の中で、JavaScriptは初心者の方におすすめしたい言語の1つです。ここでは、JavaScriptの特徴やできることを解説しながら、皆さんがJavaScriptに関心を持ち、学習していく上で参考になる事柄をお伝えしていきます。

JavaScriptとは

Web全盛の時代、JavaScriptを知らないエンジニアはいないでしょう。JavaScriptは動きのあるWebページの開発に使用される言語です。皆さんがよく目にする動きのあるバナー広告や、写真がスライドするページなどはJavaScriptで作成されています。JavaScriptが登場する前のHTMLで作成されたWebページは動きがなく、静的画面が当たり前でしたが、JavaScriptの登場でWebページの概念が大きく変わりました。

JavaScriptは、単にWebに動きをつけるだけのプログラミング言語というイメージが強いですが、実際にはさまざまな分野で利用されています。この記事では、JavaScriptの特徴に加え、活用範囲や将来性などについて解説します。

JavaScriptは人気のプログラミング言語

プログラミング言語人気ランキング2020(日経×TECH)の「普段使用しているプログラミング言語ランキング」では、JavaScriptはC/C++やPythonに次いで3位にランクインしているように、非常に人気の高い言語です。世界では今注目のPythonと並ぶほどの人気言語で、U/Iが重視される今、その必要性がさらに高まっています

JavaScriptとJavaとの違い

JavaScriptとJavaを混同する人もおり、両者は同じ系統のプログラミング言語と思われがちですが、それぞれは全く別ものですJavaScriptは主にWebページに動きを与えるためのプログラミング言語ですが、Javaはあらゆるマシンで動く汎用言語です。Javaは主にサーバーサイドで使われるプログラミング言語ですが、JavaScriptは主にクライアント側(端末側)で動くという点でも異なります。ネーミングが似ているのは、JavaScriptが人気のJavaにあやかりたいとの思いで、Javaを冠したからです。

JavaScriptを初心者におすすめする理由

JavaScriptを初心者におすすめする理由

JavaScritは特別やさしい言語というわけではありませんが、初心者の方には習得をおすすめしたい言語の1つです。以下にその理由を述べたので、参考にしてみてください。

インストール不要で特に準備するものがない

プログラミングを学ぶ際に、準備すべきものが多いとスタートのハードルが上がってしまいますが、JavaScriptは学習時に環境構築が不要の言語です。普段使っているPCがあれば直ぐにスタートできます。JavaScriptはブラウザ上で動くスクリプト言語のため、インストールの必要がありません。

PC以外に必要なものは、普段利用しているEdgeやChromeなどのブラウザと、メモ帳などのテキストエディタだけで、改めて環境を作る必要がない点は初心者におすすめです。

プログラムの結果が目で見て分かる

JavaScriptは、自分でコーディングしたプログラムの動作が直ぐに確認できます。「結果がすぐに分かる」というのは仕事や学習のモチベーションに必要です。後ほど実際に演習で確認していただきますが、視覚的に動作をすぐに確認できるという点は、初心者におすすめできる点です

用途が広い

JavaScriptは静的なWebページを動的なページに変える役割がメインですが、実はそれ以外にもさまざまなことができます。用途が広いという事は、多様な仕事で利用できるということです。その汎用性もおすすめできる点です。次の章では、JavaScriptでできることを挙げていきます。

JavaScriptでできること

JavaScriptでできること

JavaScriptの概要や特徴について述べてきましたが、続いてJavaScriptを使うと何ができるのかということについて見ていきましょう。

動的なWebサイトを作れる

これは最大の特徴とも言えますが、JavaScriptは世に知られた言語の中では唯一Webサイトに動きを付けることができます。静的なWebサイトを作るだけなら、HTMLとCSSで作れますが、動きのあるWebサイトを作るにはJavaScriptが欠かせません。また、裏側でデータの処理などを行う場合には「PHP」などが必要です。

練習問題(デジタル時計)

ではここで、試しにJavaScriptを使って、動きのあるWebページを作ってみましょう

初心者でも簡単に作れるものとしてデジタル時計を選んでみました。JavaScritを多少かじった経験のある方は、まず回答を見ずに自身で現在時刻を表示するWebページを作ってみてください。 初めての方は、JavaScriptの簡便さを体験するために、以下の手順を試してみてください。

HTMLファイルからJavaScriptファイルを呼び出す「外部スクリプト」という方式で行っています。

1.以下のコードをメモ帳にコピペし、demo.htmlのファイル名で任意のフォルダに保存します。

----------------------------------ここから------------------------------

<!DOCTYPE html> <html lang="ja"> <head> <meta charset="UTF-8"> <title>Document</title> <style> div { text-align: center; } </style> </head> <body> <div>

</p> </div> </body> <script src="demo.js"></script> </html>

----------------------------------ここまで------------------------------

2.続いて、JavaScriptファイルを作成します。 次のコードをメモ帳にコピペし、ファイル名をdemo.jsにして先ほどのHTMLファイルと同じフォルダに保存します。

----------------------------------ここから------------------------------

  let ret;   if (num < 10) { ret = 0 + num; }   else { ret = num; }   return ret; } function showClock() {   const nowTime = new Date();   const nowHour = set2(nowTime.getHours());    const nowMin = set2(nowTime.getMinutes());   const nowSec = set2(nowTime.getSeconds());   const msg = 現在時刻は、 + nowHour + : + nowMin + : + nowSec +  です。;   document.getElementById(showTime).innerHTML = msg; } setInterval('showClock()', 1000);

----------------------------------ここまで------------------------------

3.demo.htmlファイルをダブルクリックします。 これだけで現在時刻をリアルタイムで表示するWebページが表示されるのを確認できればOKです。

イベント処理を作れる

イベント処理とは、何らかの動作:「○○ボタンをクリックする」に対するアクション:「〇〇を実行する」の一連の流れのことです。JavaScriptを用いると、たとえばユーザーアカウントを新規に登録する画面で、「そのアカウントはすでに使われています」といったイベントの表示をすることが可能です。これにより、あたかも人とコンピューターが対話しているような場面を作ることができます。

スマホアプリも作れる

JavaScriptはWebページに動きを付けたり、双方向のWebサービスを作ったりする際に利用されますが、それ以外にはスマホアプリやゲームを作ることができます

しかも、HTML5や新たなプラットフォームの出現によって、JavaScriptはAndroid、iPhoneを問わずスマホアプリの開発ができるようになりました。これはハイブリッドアプリとも呼ばれています。

JavaScriptが苦手なこと

JavaScriptはWebページに動きを付ける目的以外にも、その汎用性からさまざまな分野で利用されていますが、残念ながら苦手なこともあります。JavaScriptエンジニアを目指す皆さんは、この弱点についても理解しておきましょう。

ブラウザによって動作が変わる

Javascriptはブラウザ上で動くため、「Safari」「Microsoft Edge」「GoogleChrome」などのブラウザで挙動が違うことがあります。あるブラウザでは、正しく動作していても、他のブラウザでは動かないということも起こり得ます。

そのため、主要なブラウザで正しく動作するかをあらかじめ確かめる必要があります。開発者にとっては、この確認作業が大きな負担になります。

ページの読み込み速度が遅い

JavaScriptはあらかじめコンパイル(機械語への翻訳)を必要としないスクリプト型言語です。実行の都度、コンパイルが行われるため、コンパイル型言語と比べて処理速度が遅くなります。JavaScriptで書かれたWebページはどうしても読み込みが遅くなる傾向があり、レスポンスの遅さがユーザーの不満を招く要因になります。

JavaScriptエンジニアを目指そう

JavaScriptエンジニアを目指そう

Webシステムの開発において、特にフロントエンドでJavaScriptはHTMLやCSSと並ぶ必須のスキルとなりました。

ここでは、JavaScriptを学ぶ上で役立つ入門本、JavaScript関連の資格試験、JavaScriptエンジニアの将来性について解説します。

JavaScript習得におすすめの入門本

確かな力が身につくJavaScript「超」入門 第2版豊富なサンプルを利用してしっかり基礎から学べる入門本です。技術本にありがちな堅さは少なく、手を動かして楽しみながら進められる内容です。入門者にとって、とっつきやすい本としておすすします。

JavaScript関連の資格

JavaScriptエンジニアとして活躍する上で、資格取得は大きな強みとなるでしょう。JavaScriptに関係する資格試験としては、よく知られたものとして以下の2つの資格試験があります。資格取得に向けた学習は目標が明確になり、効果的な勉強方法としてもおすすめします。

1.『CIW JavaScript Specialist

JavaScriptに関する世界的な資格で、海外でも通用するため、外資系のIT企業などへの就職には有利でしょう。

2.『HTML5プロフェッショナル認定試験

JavaScriptは必ずHTMLやCSSと組み合わせて利用するため、JavaScriptエンジニアにはHTMLのスキルが必要です。この認定試験ではHTML5の知識に加え、JavaScriptに関する知識が問われます。レベル1から2までありますので、初心者の方はレベル1から挑戦してみましょう。

JavaScriptエンジニアの将来性

フロントエンドエンジニアはWebアプリケーションの旺盛な開発需要により、引き続き高年収が期待できます。フロントエンドエンジニアを目指す方はHTML+CSSに加え、JavaScriptの習得が必須です。 AIやDXの進展により、Webの重要性が再認識され、フロントエンドエンジニアに対する期待と需要がさらに高まっていくことでしょう。

ユーザーとの主要な接点となるWebシステムはこれからもさらに利用がすすめられ、様々なプロジェクトでJavascriptが使用されることが想定されるため、JavaScriptエンジニアの将来性は高いと考えられます。

この記事でJavaScriptに興味を抱いた初心者エンジニアの皆さんは、ぜひJavaScriptの習得に努めてください。きっと明るい未来が待っていることでしょう。

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