JavaScriptとは、Webサイトに動きを付けるために使用されるプログラミング言語を指します。JavaScriptを使ってできることは多く、HTMLやCSSなどのプログラミング言語と比較すると習得難易度は高いため、勉強しなければならないことは多いです。ここでは、JavaScriptの概要と勉強におすすめの本の選び方について詳しく紹介します。
JavaScriptは、Webサイトを表示するためのブラウザ上で動作するプログラミング言語です。例えばJavaScriptを使用して、「ポップアップウィンドウの表示」「ブラウザ上で表示される画像の拡大」「パスワード入力フォームの設置」などを行うことができます。近年のWebサイト作りではJavaScriptを使用するのが一般的になってきており、需要が高いプログラミング言語です。2021年6月のTIOBEインデックスが公表したデータに基づくと、プログラミング言語ランキングでJavaScriptは7位に位置しています。 ( 参考:https://www.tiobe.com/tiobe-index/ )
JavaScriptはWebサイトで使用されることが多いですが、Webサービス・スマホアプリ・ゲームなどのさまざまな開発を行うことも可能です。ただし、スマホアプリやゲームの開発は、Swift・Kotlinなどの他のプログラミング言語が向いているため注意する必要があります。ここからは、JavaScriptを勉強するにあたっておすすめの本の選び方について詳しく紹介します。
プログラミング言語やWebデザインを初めて勉強する場合、デザインやITに関する専門用語の知識がほとんどない状態であることが多いでしょう。それにも関わらず、専門用語が頻繁に出現する本を選択してしまうと、繰り返し専門用語を調べなければなりません。もちろんスキルアップには適していますが、初心者の場合はモチベーションが維持できず、挫折してしまう可能性も少なくありません。
近年ではインターネット上に情報が多くありますが、インターネットの情報よりも専門用語に対する解説がきちんと記載している本で勉強した方が正しい知識を身に付けることができます。また、JavaScriptには公式リファレンスがあるため、本と同時にこちらも活用しましょう。 ( 参考:https://developer.mozilla.org/ja/ )
知識がない状態で、Web制作に関するコードがテキストのみで記載されていると、理解するのが比較的難しく、退屈で勉強が捗らない可能性もあります。そのため実際に操作する画面が記載されていたり、図説や漫画形式などでコーディングに関する説明が理解しすく表現されていたりする本がおすすめです。
本屋に出向いて手に取って確認し、自分のレベルに合う本を選ぶのがベストですが、近年ではECサイトなどを利用して本を購入する方が増加しています。商品ページには本の内容の一部が公表されているものも少なくありません。そのためECサイトで本を購入する場合には、できる限り内容を確認してから購入しましょう。表紙やタイトルのみで本を購入してまうと、自分のレベルに合わず勉強を辞めてしまう可能性もあります。
JavaScriptなどのプログラミング言語を学習する場合に限らず、勉強する本を選ぶ際には出版日が比較的新しいものにしましょう。特にIT業界では技術の発展が他の業界と比較して非常に早いため、出版日が古い本を選んでしまうと、現在ではあまり使用されていない技術が記載されていることも少なくありません。トレンド技術が記載されている本を選んでください。
またJavaScriptを勉強する場合、前提知識としてHTML・CSSの知識が必要です。HTMLやCSSを学習する場合、最新のバージョンはHTML5・CSS3であるため、これらが含まれている本を選びましょう。
プログラミング言語を学ぶ際には、実際に手を動かして学習するのがおすすめです。そのため、本とPCを用意して勉強を進めるのが良いと言えます。本を読み進めながら、サンプルコードが記載されていたらPCを利用して打ち込み、実際の挙動を確認すると知識が定着しやすいです。またサンプルコードの一部に、自分なりのアレンジを加えてみるとより知識が深まります。
JavaScriptを学習する際の本を選ぶ基準は理解できたでしょうか。ここでは、本でプログラミング言語を学習する際のポイントについて詳しく紹介します。
本を通して学習すれば、体系的な知識を吸収することができますが、1つの本ではカバーできない部分があったり、違った視点で記載されていたりするのも事実です。例えば、Web制作に特化して記載された本があれば、スマホアプリ開発やゲーム開発向けに記載された本もあります。プログラミング初心者の場合は、基礎を網羅している本を徹底的に学習するのがおすすめです。しかし、多角的な視点で勉強したい場合には、複数の本を活用して勉強すると良いでしょう。
本を利用して正確な知識を身に付けることは重要ですが、プログラミング言語を学習する際は手を動かして勉強するのも大切です。近年では無償でも勉強できる学習サイトが増えてきています。例えば、ドットインストールやProgateなどの学習サイトを活用すれば、本でインプットした知識をアウトプットすることが可能です。まずは学習サイトに無料登録して中身を確認してみましょう。
プログラミングを勉強する場合に、全てを暗記しようとすると挫折してしまうことが多いです。数学や物理などを勉強するときと同様で、最低限必須な知識のみを暗記し、JavaScriptの仕組みを理解することに力を入れて学習することが重要です。そこで、サンプルコードを活用しながら勉強するのがおすすめと言えます。そのため、サンプルコードが充実している本を選択しましょう。
サンプルコードを書き写し、文法を身に付け、エラー発生時には原因を追及する。この繰り返しを行うことで、徐々にプログラミングスキルが習得できます。
これまでにも説明しましたが、本を読みこむだけでは役立つスキルは身に付きません。本で知識をインプットして、実際に学んだ知識をアウトプットする機会を設けることが大切です。サンプルサイトを制作しながら学習できる本を選び、実際にコーディングして学ぶのも良いでしょう。この場合、サンプルサイトは実務で制作されているようなものがおすすめです。
ここでは、具体的にJavaScriptを勉強する際におすすめの本を詳しく紹介します。
「本当によくわかるJavaScriptの教科書」は、JavaScriptの基礎を学べる本です。プログラミング初心者からプログラミングに1度挫折した方までをターゲットとしており、比較的初心者向けの本と言えるでしょう。
この本を読めばスライドショーやハンバーガーメニューなど、Webサイトでよく見る機能を作ることができるようになります。図解解説や専門用語の丁寧な説明があるため、プログラミング初心者でもスムーズに勉強することが可能です。またサンプルコードを豊富にあるため、インプットした知識をアウトプットできるのも特徴と言えます。 ( 参考:https://www.amazon.co.jp//dp/479739515X/ )
「改訂新版JavaScript本格入門 ~モダンスタイルによる基礎から現場での応用まで」は、プログラミング経験者でJavaScriptの知識を深めたい人向けの本です。初心者向けというよりは中級者と言えます。本のバージョン更新を行っているのが特徴で、最新の知識を勉強することが可能です。この本を読めば、JavaScriptを使用して実務のエンジニアとして活躍できるような知識を習得することができるでしょう。 ( 参考:https://www.amazon.co.jp/dp/B01LYO6C1N/ )
「Effective JavaScript JavaScriptを使うときに知っておきたい68の冴えたやり方」は、実務でJavaScriptを使用している方向けの本のため、上級者向けの本です。この本を読めば、JavaScriptの新たな知見を手に入れたり、挙動の悩みを解消できたりすることができるでしょう。 (参考 https://www.amazon.co.jp/dp/B00EESW7JQ/ )
これまでに、JavaScriptの勉強におすすめな本の選び方・本で学習する上で重要なポイント・JavaScriptを学習するにあたっておすすめの本について解説しました。JavaScriptとは、主にWebサイトに動きを付けるために使用されるプログラミング言語であり、需要が高い言語の1つです。
JavaScriptを勉強するにあたり、初心者の場合であれば、専門用語を丁寧に解説していたり、図説が数多くあったりする本がおすすめです。本で学習する場合の懸念点として、途中で挫折してしまうことが挙げられます。本で知識をインプットするだけではなく、実際に手を動かしながら学んだ知識をアウトプットすることが重要なため、学習サイトなどと併用して勉強しましょう。
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