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インフラエンジニアからフリーランスへの道、実現させる方法とは?
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インフラエンジニアからフリーランスへの道、実現させる方法とは?

アンドエンジニア編集部
2024.01.14
この記事でわかること
インフラエンジニアとは、サーバやネットワークインフラの設計・構築、保守・運用に関わるITエンジニア
インフラエンジニアから独立してフリーランスを目指すには、スキルアップを含めまざまな準備が必要
インフラエンジニアとして育成に熱心な優良企業への転職がフリーランスへの第1歩

インフラエンジニアとしてフリーランスを目指す

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インフラエンジニアを目指す方の中には、フリーランスのインフラエンジニアを目指している方も少なくないのではないでしょうか。インフラエンジニアとしての経験やスキルがない方が、いきなりフリーランスを目指すのは難しいかもしれません。

目指す職種は何か、どのような資格を身に付けるのか、どのような企業で経験を積むのかなどを明確にしておく必要があります。また、フリーランスのインフラエンジニアにはメリットがある一方でデメリットもあります。

この記事では、フリーランスのインフラエンジニアを目指す上で知っておきたいこと、必要な知識やスキル、経験を積むために適した企業選択などについて解説します。フリーランスのインフラエンジニアを目指す方はぜひ参考にしてください。

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インフラエンジニアの仕事と種類

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一口にインフラエンジニアと言っても、いくつかの職種に分かれます。インフラエンジニアの仕事範囲を大別すると、ネットワーク関係、サーバ関係、保守・運用の3つに分かれます。自分はどの分野に興味や適性があるのか、どの職種を目指したいのかについて明確にしておきましょう。

インフラエンジニアとは

インフラエンジニアのインフラとは、基盤を意味するインフラストラクチャー(Infrastructure)の略語です。インフラエンジニアとは、サーバやネットワークなどのITに関わるインフラの設計、構築、運用や保守にかかわるエンジニアの総称です。

インフラエンジニアの種類とは?適性や興味から目標分野を定めよう!

インフラエンジニアの種類

インフラエンジニアは大別すると「ネットワークエンジニア」「サーバーエンジニア」「保守・運用エンジニア」に分かれ、それぞれの仕事や担当範囲が異なります。以下、それぞれの職種について簡単に解説します。

■ ネットワークエンジニア:   ネットワークエンジニアはネットワーク分野に特化したインフラエンジニアです。具体的にはコンピュータネットワークシステムの設計や構築、運用と保守、ネットワークに関するプログラミングなどを行うエンジニアです。

効率的な通信環境を構築すること、その維持を図ることがネットワークエンジニアに課せられた役割です。

■ サーバーエンジニア:   サーバーエンジニアは、アプリケーションサーバ、Webサーバ、メールサーバなどのサーバの構築や導入、その運用・保守に関わるエンジニアです。

仮想化・クラウド化・ビッグデータ解析・セキュリティ強化など課題は多様化しており、それらの解決に向けて、最適なサーバ環境の構築や維持を行うのがサーバーエンジニアの役割です。

■ 保守・運用エンジニア:   保守・運用エンジニアはネットワークやサーバなどのITインフラの維持管理、障害防止と障害対応、復旧業務などを担当します。保守と運用の範囲には特に線引きはなく、保守と運用を兼務する場合と、それぞれの担当が分かれる場合があります。

ネットワークエンジニアになるには?未経験者にオススメの勉強法や役立つ資格を解説
サーバーエンジニアの仕事は楽しい?仕事内容やキャリアパスを解説

インフラエンジニアに向いている人

インフラエンジニアは興味とともに適性が重要です。インフラエンジニアに向いている人の特徴を以下に挙げますので、該当する項目が多い方は適性があると言えます。

▪細かいことによく気が付く ▪クイズやパズルが好き ▪機械などのハードに触るのが好き ▪コミュニケーションが苦手ではない ▪好奇心や探求心が強い ▪問題が起きても慌てない ▪工夫や改善することが好き

インフラエンジニアは機械を相手にするため、コミュニケーション能力は不要と考えがちですが、実はITインフラと関係者を繋ぐ役割が重要であり、コミュニケーションがインフラエンジニアにとって重要な能力と言えます。

インフラエンジニアに向いている人とは?適性やスキルを徹底解説!

インフラエンジニアの年収

インフラエンジニアはネットワークエンジニア、サーバーエンジニア、保守・運用エンジニアと様々な職種がありますが、ここではインフラエンジニアの代表的職種であるサーバーエンジニアの年収について見ていきましょう。

「マイナビエージェント 職種図鑑」によると、サーバーエンジニアの平均年収は429万円(※2023年2月執筆時点)、経済産業省2017年発表の「IT関連産業の給与等に関する実態調査結果」から、比較的近しい職種であるSE・プログラマ(顧客向けシステムの開発・実装)を参考にすると、平均年収は593万円と分かりました。

国税庁2020年発表の「民間給与実態統計調査」の民間企業平均年収は433万円ですので、マイナビ調査でのサーバーエンジニアの年収は一般平均年収と同程度、経済産業省の調査ではやや高めであることが分かります。

また、IT職種術系全体から見るとインフラエンジニアの平均年収は中位にありますが、プロジェクトマネージャーやITアーキテクトなどの上位のポジションやフリーランスへのキャリアアップによって、平均年収で600万円を超えるのは難しいことではありません。

インフラエンジニアの年収は決して低くはなく、スキルアップやキャリアアップ、フリーランスへの転職などによって十分高収入が狙える職種です。

【参考】:マイナビエージェント 職種図鑑 ※【平均年収 調査対象者】2019年12月~2020年5月末までの間にマイナビエージェントサービスにご登録頂いた方 【参考】:IT関連産業における給与水準の実態① ~ 職種別(P7) 【参考】:民間給与実態統計調査-国税庁

インフラエンジニアのデメリット

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ITインフラは基本的に1年365日、24時間稼働していることから、インフラエンジニアは職種によって休日出勤や夜勤があります。

また、インフラエンジニアを雇用する企業には下請け、孫請けの中小企業もあり、一部には働き方改革やコンプライアンスの整備が遅れた、いわゆるブラック企業が残っている場合もあります。こうしたリスクやデメリットがあることをあらかじめ知っておくことは、進路選びで大切なことです。

1.休日出勤や夜勤がある

インフラエンジニアはメンテナンスやシステム障害の対応を行うため、休日出勤や夜勤を命じられることもあります。このような変則的な勤務体系が、不満や不安の要因になっている可能性はあります。

一方では「平日に休める」「時間外や休日手当がもらえる」「障害などがなければ楽すぎ」といったポジティブな声もあるため、一概にデメリットとは言い切れないようです。

2.一部にブラック企業が存在する

インフラ関連の請け負い企業の中には、下請けや孫請けによる受注企業が少なくありません。これを多重請負構造と称し、低マージンで業務を請け負う企業の中には、低賃金や過重労働といった問題を抱える企業があります。

近年ではかなり減少していますが、まだ一部の請け負い企業の中にはブラックと呼ばれる企業が残る可能性を否定できません。ITインフラ系の企業に転職する際は、健全な就労環境が整備された企業を選ぶことが転職の重要なポイントです。

しかし、一個人では企業の内情は分かりにくいため、有力な転職エージェントに相談するのも企業選びにおいては有効です。

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インフラエンジニアのメリット

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ここまでデメリットについて紹介しましたが、それを上回るメリットがインフラエンジニアにはあります。ここでは、インフラエンジニアの仕事のメリットを紹介していきます。

1.実力中心の職種である

インフラエンジニアは実力中心の職種です。インフラエンジニアが活躍する上で求められるのはITインフラに関する知識やスキル、経験であり、性別や学歴などは関係ありませんが、スキル証明となる保有資格があればアドバンテージになります。

また急速なIT化の進展に伴い、ITインフラは社会や企業の重要な資産であるという認識から、ITインフラの保全やセキュリティ対策でインフラエンジニアを正社員採用する企業が増えています。また、インフラエンジニアは実力が重視されるため、独立してフリーランスになりやすい職種と言えます。

2.AIへの代替が難しい安定職種である

AIの進化は著しく、IT分野でもAIに置き換わると言われる職種があります。プログラミングもある程度AIで代用することができますが、インフラエンジニアの仕事をAIに置き換えるのは難しいと考えられます。

AIそのものかITインフラによって成り立っており、インフラエンジニアの存在が欠かせません。一部のインフラ監視業務はAIへの代替は可能ですが、障害復旧などはエンジニアの出動は必要不可欠です。

仕事の内容が変わる可能性はありますが、インフラエンジニアの仕事そのものがAIに置き換わる可能性は低く、インフラエンジニアは需要が旺盛で、引き続き将来性のある安定職種です。

3.キャリアパスが豊富な職種である

インフラ全般を対象とするインフラエンジニアは、システムエンジニアと比較して仕事の幅が広い職種です。そのため、キャリアパスとしては「クラウドエンジニア」「ITスペシャリスト」「ITコンサルタント」「プロジェクトマネージャー」などがあります。

またスキルや経験を生かして、将来的にフリーランスとして活躍する道も想定できます。

4.フリーランスになれる職種である

インフラエンジニアは実力が重視されるため、企業で経験を積み、知識とスキルを身に付けることでフリーランスとして独立することが可能です。フリーランスは自分で好きな案件を選べ、働く場所や時間を選択できるため、さらに高収入を得られる可能性が高まります。

またリモートワーク環境が進化し一般化したことから、在宅での受注も可能になっており、フリーランスの働き方に自由度が高まっています。

フリーランスのインフラエンジニアになる方法

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フリーランスのインフラエンジニアになるには、どのような手続きが必要なのでしょうか。フリーランスの働き方や手続き、準備しておくべきことについて解説をします。

フリーランスとは       

フリーランスとは会社などの組織に属さず、個人で仕事を請け負う人のことです。フリーランスとしてはライターやカメラマン、デザイナーなどの職種がよく知られていましたが、最近ではIT系のフリーランスが増加しています。

システムエンジニア、プログラマーからITコンサルタントまで様々な職種の人がフリーランスを選択されています。          

フリーランスのITエンジニアは厳しい?メリット・デメリットを解説

フリーランスは個人事業主     

「フリーランス」と「個人事業主」、同義で使われているケースが少なくありませんが、フリーランスは「働き方」を表す言葉で、「個人事業主」は税法上の区分であり、大半のフリーランスは個人事業主に含まれます。

フリーランスとして継続的に仕事を行う場合には、個人事業主として各都道府県の税務署に「個人事業の開廃業届出書」を提出します。これにより、税法上の優遇措置を受けることができ、多くの経済的メリットがあります。

ただし、確定申告は自ら行う必要があり、健康保険は国民健康保険に加入し、年金は国民年金に加入します。給与天引きだった住民税や所得税は自ら納付せねばなりません。

【参考】:[手続名]個人事業の開業届出・廃業届出等手続|国税庁

フリーランスを目指す前に準備しておきたいこと

フリーランスのインフラエンジニアを目指すには、知識を高め、経験を積むことが求められますが、それらと併せて、フリーランスになるために準備しておきたいことが幾つかあります。以下に挙げる点はぜひ今から準備を進めておくと良いでしょう。

■ クレジットカード作成など 多くの方はすでにクレジットカードを持っているかもしれませんが、サラリーマンは信用力が高く、クレジットカードの作成や、ローンを組むことが比較的容易です。フリーランスは信用度が下がりやすいため、金融機関の審査が厳しくなります。

クレジットカードの作成や住宅ローンを組む手続きはサラリーマンの内に済ませておくことをおすすめします。

■ 人脈づくり フリーランスになっても、いきなり仕事がやってくることは稀です。ツテや実績がなければ、仕事を受注できないこともあります。独立当初は知り合いや前職時代の取引先から仕事を貰って生計を立てていくことも多いため、今から様々な機会をとらえて人脈を作っておくことをおすすめします。

■ 環境づくり サラリーマンであれば会社が用意してくれたデスクやパソコン、インターネット環境、仕事に必要なアプリ、メールアドレス、名刺などをすべて自前で用意する必要があります。すべて1度に用意するのは大変なため、少しずつ用意していきましょう。

フリーランス向けに作業場所、打ち合わせ場所をレンタルで提供するサービスなどもありますので、今から少しずつ調べておくと良いでしょう。

フリーランスエンジニアになるメリット・デメリット、年収や将来性

インフラエンジニアのスキル証明となる資格

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インフラエンジニアを目指す上では、インフラ関係のスキル証明になる資格の取得が、転職活動を有利に進めたり、目的の職種に就いたりするための近道です。ここでは、インフラエンジニアのスキル証明として有効な資格を紹介します。

IT全般に有効なスキル証明

インフラエンジニアに関わらず、ITエンジニアを目指す方に人気の資格試験である「基本情報技術者試験(FE)」を紹介します。

基本情報技術者試験(FE)は、独立行政法人のIPAが主催する国家試験です。ITエンジニアを目指す方の多くが挑戦する初級レベルの資格ですが、この資格を取得することでIT全般に関する基礎的な知識を有する証明になります。

基本情報技術者試験ではIT全般に関する幅広い知識を問うため、その出題範囲は広く、サーバやネットワーク、セキュリティ、プログラミングなど広範囲に出題されます。また資格取得に向けた勉強を行うことで、インフラエンジニアに求められる基本知識が身に付きます。

【参考】:基本情報技術者試験(FE)

2023年から基本情報技術者試験が変わる?変更点を確認して対策しよう!

ネットワークエンジニアに適したスキル証明

インフラエンジニアの中でも、ネットワークエンジニアを目指す方には「シスコ技術者認定資格(CCNA)」をおすすめします。

CCNA(シーシーエヌエー)は世界的に知られたネットワーク関連機器やシステムを販売するシスコシステムズ社が主催する、世界に通用する民間資格試験です。インフラエンジニアにもよく知られた資格で、その取得は1つのステイタスになります。

CCNA資格の取得はネットワークに関するスキル証明になりますので、ネットワークエンジニアを目指す方には特におすすめしたい資格の1つです。

【参考】:CCNA - Training & Certifications | Cisco

CCNAとは?詳細や試験概要、勉強方法について徹底解説!

サーバーエンジニアに適したスキル証明

インフラエンジニアの中でも、サーバーエンジニアを目指す方には「LinuCレベル1」をおすすめします。

LinuC(リナック)は、LPI-JAPANが主催する民間資格です。特にサーバーエンジニアはLinuxサーバを取り扱うケースが多いため、サーバーエンジニアにはLinuC取得を推奨したり、求める企業が多くあります。

LinuCの資格取得は、インフラエンジニアに必要なLinuxサーバについてのスキル証明になりますので、特にサーバーエンジニアを目指す方には取得をおすすめします。

【参考】:LinuCレベル1  | Linux技術者認定試験 リナック | LPI-Japan

LinuCとは?LPICとの違い・難易度・試験日・勉強方法を解説

クラウドに関するスキル証明

インフラエンジニアがクラウド移行に関わるケースが増えています。クラウドのスキル証明となる資格には「AWS認定資格」があります。

AWS認定は、世界最大のクラウド事業者、AWS主催の民間認定資格です。その資格取得により、AWSクラウドに関する利活用スキルの証明になりますので、クラウド技術を強みとしたい方には取得をおすすめします。

【参考】:AWS 認定 – AWS クラウドコンピューティング認定プログラム | AWS

AWS認定試験を11種類解説!AWS認定資格に挑戦するメリット

未経験からインフラエンジニアを目指すには

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ここまで、インフラエンジニアとして転職やフリーランスを目指す方に向け、インフラエンジニアの仕事や種類、年収、インフラエンジニアのデメリット、メリット、フリーランスになる方法、取得が役立つ資格などについて解説しました。

インフラエンジニアの募集では未経験者歓迎の企業が少なくありませんが、将来フリーランスのインフラエンジニアとして活躍するには、インフラエンジニアとして成長できる優良企業、ホワイト企業を見つける必要があります。

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