ITスペシャリストとは?仕事内容や将来性、おすすめの資格を紹介
cover
ITスペシャリストとは?仕事内容や将来性、おすすめの資格を紹介
キャリア・働き方
アンドエンジニア編集部
2021.02.21
この記事でわかること
ITスペシャリストとはITスキルの専門家として、プロジェクトにおける技術面をサポートしていく役割をもつ職種!
ITスペシャリストの専門分野は6つ存在する!
ITスペシャリストの需要や将来性、年収は高い!

そもそもITスペシャリストとは?

image

ITスペシャリストとはITスキルの専門家として、プロジェクトにおける技術面をサポートしていく役割をもっている職種です。そのためITのスキルにおいて周囲より秀でていることが期待されます。ここからは、ITスペシャリストの役割と仕事内容、専門分野について詳しく解説しましょう。

ITスペシャリストの役割と仕事内容

まず前提として、ITスペシャリストと認められるには、ITSS(ITスキル標準)が定めた専門分野において、レベル3以上のスキルをひとつでも習得している必要があります。レベル3の技術者とは、ITスペシャリストとして任された範囲の仕事を自ら責任もって計画や遂行できる方のことです。

ITスペシャリストの役割は、システムを開発・構築もしくは保守・運用する段階において、専門性の高いIT技術に関する知識・スキルを提供し、プロジェクトの土台を作ることです。そのため、専門分野に関しての深い知識やスキルに加え、プロジェクトを俯瞰できる幅広い視点も求められます。

仕事内容については、自身の専門分野に関する要件定義・設計から保守・運用までのシステム開発工程一連の流れの中で専門的な技術面のサポートを行います。ITスペシャリストは、システム基盤の設計・構築を実施し、その性能や機能性、可用性などに責任を持つことが重要な責務と言われています。したがって、ITスペシャリストは基本的なIT技術全般における知識やスキルは備えつつも、専門分野に特化した仕事を行う職種だと言えるでしょう。

【保守・運用】仕事内容や将来性、必要なスキルについて徹底解説!

ITスペシャリストの6つの専門分野

ここからは、ITスペシャリストの専門分野について紹介しましょう。これまでに紹介したITTSでは、6つの専門分野に区分されています。それでは1つずつ見ていきましょう。

1.プラットフォーム プラットフォームとは、システムを開発する際の土台部分を意味します。システムを構築する上での枠組みとなるのがプラットフォームです。プラットフォームの分野では、ITスペシャリストはシステムを動作させるための基盤となるOSやミドルウェアの選定や設計から保守・運用までの工程に携わり、システムの基盤に不具合が生じないようにするのが仕事です。また、システム開発が完了した後の障害対応や性能管理などの業務も行います。

2.システム管理 システム管理の分野では、ITスペシャリストはシステムの開発の設計から携わり、保守・運用及び管理を行っていきます。またハードウェアやソフトウェア、アプリなどの導入の部分にも関わり、システム全体をサポートしていくのが仕事です。プラットフォームと同様でシステムが正常に稼働するかどうかやシステムに不具合が生じた場合の対応などの業務も行います。

3.ネットワーク ネットワークの分野では、ITスペシャリストはネットワークの構成要素の選定から携わり、設計や構築、保守・運用を行います。さらに、ローカルエリアネットワーク(LAN)の構築なども含め、ネットワークの設計や構築、保守・運用も行います。また、ITスペシャリストは、不具合が生じた場合の障害対応手段についても検討する役割もあります。IT技術においてネットワークは必要不可欠です。快適なネットワーク環境を常に安定した状態で提供するのがITスペシャリストの役割です。

「オワコン」と言われるネットワークエンジニアの将来性を徹底解説

4.セキュリティ セキュリティの分野では、ITスペシャリストは企業内や企業間の個人情報の流出から守るために、セキュリティ機能やセキュリティを担保するための機器を設計、構築を行い、運用していきます。セキュリティが甘くなってしまうと、情報流出が起こり、企業の社会的信用を下げかねない状況を招く可能性があります。そのため、企業にとって大切な情報を管理するためにも適切なセキュリティ機能を構築する必要があるでしょう。

5.データベース データベースの分野では、ITスペシャリストはアプリやシステムに関するデータを管理するデータベースを設計、構築します。また、データベース構築後のテスト計画の作成や不具合対応も行います。データベースは、企業の重要なデータを管理していく中で必要不可欠なものです。ITスペシャリストは、システムを運用する際に、不具合が生じないように設計することや、機能性や可用性などが担保されたデータベースの作成を目標とて業務を行います。

データベースとは?今更聞けないその内容をITエンジニアとして改めて学ぶ

6.アプリケーション共通基盤 アプリケーション共通基盤の分野では、ITスペシャリストは導入するシステムに適したソフトウェア、フレームワークの選定や、ツールの開発・導入を行い、システムの枠組みを作成します。ITスペシャリストは、開発するシステムの意図や目的を把握し、それに適したフレームワークを作成するのが大切でしょう。

ITスペシャリストの将来性

image

これまでに、ITスペシャリストの詳細や専門分野の領域について紹介してきました。ここからは、ITスペシャリストの将来性や年収、ITスペシャリストにおすすめの資格について解説しましょう。

ITスペシャリストの需要と今後の展望

ITスペシャリストになるためには、IT技術に関する深い知識とスキルが必要です。またIT業界全体として人手不足な状況から、ITスペシャリストの数も不足しているのが現状です。そのため、ITスペシャリストの需要は非常にあります。さらに、急激なIT技術の発展に伴い、今後もさらに需要は拡大していくことが予想されるため、ITスペシャリストの将来性は高いと言えるでしょう。

ITスペシャリストの平均年収は、およそ500~600万円と言われています。技術系(IT/通信) 全体の平均年収は452万と言われており、地方別にみて最も年収の高い関東の全職種の平均年収は429万円と言われています。以上より、ITスペシャリストは、スキルを磨き、キャリアアップを重ねていくことで高収入を目指せる職種と言えるでしょう。

特に、最先端のシステム開発に関する技術をもっている方や、近年需要が高まっているセキュリティに関する知識やスキルをもっている方の市場価値はかなり高いです。また、ITスペシャリストのキャリアプランとしては、プロジェクトを統括していく「プロジェクトマネージャー」や複数の専門技術をもつ「フルスタックエンジニア」などがあるでしょう。

フルスタックエンジニアとは?仕事内容や将来性、必要なスキルを解説

ITスペシャリストを目指す方におすすめの3つの資格

これまでに、ITスペシャリストの需要や将来性、年収それぞれが高いことを説明しました。ここからは、ITスペシャリストを目指す方におすすめの3つの資格について紹介しましょう。

1.基本情報技術者試験 IPAという独立行政法人情報処理推進機構が主催する試験で、IT業界への登竜門ともいえる基礎・基本の資格となっており、ITスペシャリストを目指していく方が最初に取得しておきたい資格です。基本情報技術者試験ではITに関する知識はもちろん、経営や管理の分野についてもある程度出題されます。専門的な知識というよりは、IT関連の知識やスキルを幅広く問われると言っていいでしょう。 合格率は20%~30%程度、試験は年2回・4月と10月に実施されます。IT業界が未経験者の方でも十分に合格を目指せる資格であり、今後ITスペシャリストを目指す人にとっても他の上位資格取得するための前提となるような資格になるので、ぜひ取得しておきたいところです。

基本情報技術者試験とは?資格のメリットや学習方法を解説!

2.応用情報技術者試験 こちらも、IPAという独立行政法人情報処理推進機構が主催する試験で、基本情報技術者試験の上位の試験となっており、よりITに関する応用的な知識を幅広く問われる試験となっています。試験の合格率は20%程度で、試験は4月と10月に実施されます。IT業界が未経験である方が受ける基本情報技術者とは異なり、応用情報技術者試験は、ある程度SEとして現場で経験を積んだ上で受験することが多いでしょう。 また、ITSSによると応用情報技術者試験はレベル3相当に対応するため、この資格を取得することができればITスペシャリストと名乗ることができます。基本情報技術者試験を取得後は応用情報技術者試験の取得を目指し、さらに上位の専門的資格の取得を目指しましょう。

3.情報処理安全確保支援士試験 情報処理安全確保支援士試験はITスペシャリストの専門分野における、セキュリティに関する資格です。「情報セキュリティスペシャリスト」に代わり、2017年より実施されています。合格率は15%前後で、試験は4月と10月に実施されます。暗号化に関する技術やセキュアプログラミングなど、セキュリティに関する問題が多く出題されます。 またネットワークに関する知識を要求される問題もあります。セキュリティ関連の資格の中では最難関の資格となっており、専門的で難易度の高い資格です。ITスペシャリストとして、セキュリティを専門としていくならば、ぜひ取得を目指したい資格でしょう。これまでに説明したように、セキュリティは現在のトレンド技術であるため、情報処理安全確保支援士試験の資格を取得することで、ITエンジニアとしての市場価値を高めることもできるでしょう。

仕事内容や将来性、必要な資格を理解しITスペシャリストを目指しませんか?

image

ITスペシャリストは、ITスキルの専門家として、プロジェクトにおける技術面のサポートしていく役割をもつ職種であり、システムの性能や機能性、可用性などにおいて責任を担っています。よって、開発したシステムが正常に稼働したときは、達成感や喜びなどの「やりがい」が感じられる仕事と言えるでしょう。

ITスペシャリストになるためには、IT技術に関する深い知識とスキルが必要です。そのため、資格の取得を目指しながらスキルを磨いていくことが重要です。またITスペシャリストは現状として人手不足です。さらに、急激なIT技術の発展に伴い、今後もITスペシャリストの需要は拡大していくことが予想されるでしょう。

ITスペシャリストの仕事内容や将来性、必要な資格を理解した上で、興味をもった方は、ぜひITスペシャリストを目指してみてはどうでしょうか?

ITエンジニアはきついがやりがいがある!その仕事内容や年収、求められるスキルを解説
Twitterをフォローしよう!
アンドエンジニアの公式LINEができました! ピッタリの記事や役立つ情報が届きます!

編集部オススメコンテンツ

eyecatch_visual_coder
Adobe製品を使わない"デザイナー"?「ビジュアルコーダー」が考える、自己満足で終わらないWebデザインとは
三角
2020.06.16

アンドエンジニアへの取材依頼、情報提供などはこちらから

お問い合わせ・情報提供
この記事をシェア
Twitter
Facebook
LINE
Hatena
アンドエンジニアの公式LINEができました! ピッタリの記事や役立つ情報が届きます!

編集部おすすめコンテンツ

アンドエンジニアへの取材依頼、情報提供などはこちらから