ゲームプログラマー向けの資格とは?未経験から目指す方法も紹介
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ゲームプログラマー向けの資格とは?未経験から目指す方法も紹介
アンドエンジニア編集部
2023.04.13
この記事でわかること
ゲームプログラマーはプログラミングだけでなく、ゲーム企画の実現性検討も行う必要がある
ゲームプログラマー向けの資格にはゲームエンジンUnityの資格やCやJavaなど言語の資格がある
ゲームプログラマーを未経験から目指すなら未経験者採用企業を狙うのがおすすめ

▼ITエンジニアにおすすめの資格一覧をご紹介!

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ゲームプログラマーになるための資格とは?

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家庭用ゲームからスマートフォン向けゲームまで様々なゲームが世の中にある中、そういったゲームを自分の手で作りたいと思っている方も多いのではないでしょうか。特に、ゲームのメインプログラムを設計する「ゲームプログラマー」という職種に興味がある方は少なくないはずです。

本記事では、ゲームプログラマーになりたいと考えている方向けに、その仕事内容を説明するとともにおすすめの資格を紹介していきます。

Unity認定資格のほか言語特化の資格もおすすめ

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結論から言うと、ゲームプログラマーを目指すのにおすすめの資格には、ゲームエンジンの使いこなしに関する資格や、ゲーム製作で使われるプログラミング言語に特化した資格があります。前者にはUnity認定資格があり、後者にはOracle認定JavaプログラマやC言語プログラミング能力検定試験があります。

このあと、ゲームプログラマーについての基礎知識を説明したのち、これらの資格の詳細を解説していきます。また、ゲームプログラマーを目指すにあたって資格は必須ではなく、未経験者を採用する優良企業に転職するという手段もあります。

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ゲームプログラマーとは

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まずはゲームプログラマーの基礎知識を説明していきます。ゲームに興味はあるけれど、ゲームのプログラムを作成する職種がどのような仕事をするかは、詳しく知らない方もいるでしょう。ここでは、ゲームプログラマーの仕事内容や向いている人、年収についても解説します。

ゲームプログラマーの仕事内容

ゲームプログラマーの仕事内容はその名の通り、プログラミングがメインです。しかし、プログラミングだけをすればよいわけではなく、上位職であるディレクターやプランナーとの仕様の擦り合わせも行わなければなりません。具体的な仕事の流れは以下のような形です。

■要件定義 まずはゲームディレクターやプランナーが検討したゲームの企画が技術的に実現できるかを検討します。そして、どのようなプログラム構成にするかの要件を定義し、仕様書を作成します。後戻りがないよう入念な検討が必要であり、最も重要なフェーズと言えます。

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■プログラミング 次に要件定義に基づいて実際にプログラミング作業を行います。多くはゲームの開発環境の整備からスタートし、仕様書をもとにプログラミング作業を行っていきます。無駄な処理がなく、見やすいコードを作成できるかが、プログラマーとしての腕の見せ所です。

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■テスト 完成したプログラムに対してテストを行い、仕様書通りのプログラムになっているかを確認していきます。ゲームの内容によっては無数のテストパターンを検証する必要があり、不具合が発見された場合はすぐさま原因究明と修正を行わなければなりません。

バグの数が多いと修正に時間がかかり、長時間労働になることもあります。

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ゲームプログラマーに向いている人

続いて、ゲームプログラマーに向いているのはどのような人なのでしょうか。以下のようなタイプが向いていると思われます。

■ゲームが好きな人 1番の前提としてゲームが好きなことが挙げられます。仕事の中で常にゲームと向き合わないといけませんが、好きであればそれがモチベーションの維持になるでしょう。

■プログラミングが好きな人 プログラマーとして働くにあたり、プログラミング自体が好きであることは大きなアドバンテージです。ゲームが好きなことと同じで、仕事自体のモチベーションを高められるでしょう。

■好奇心が旺盛で新しいものが好きな人 ゲーム業界では、VR技術のように日々新しい技術が取り入れられ、新たなゲームが生まれています。そのため、プログラマーの仕事も日々新しいことの連続です。そういった仕事は好奇心旺盛な人には向いているといえます。

ゲームプログラマーの年収

ゲームプログラマーの年収はどの程度なのでしょうか。ここでは、プログラマーという括りで見ていきます。

プログラマーの年収は「マイナビエージェント職種図鑑」での平均年収は344万円(※2023年3月執筆時点)、経済産業省2017年発表の「IT関連産業の給与等に関する実態調査結果」から近い職種のSE・プログラマ(ソフトウェア製品の開発・実装)を参考にすると、平均年収568万円と分かりました。

国税庁2020年発表の「民間給与実態統計調査」における民間企業平均年収は433万円なので、マイナビにおいてプログラマーは一般平均年収よりもやや低めでありますが、経済産業省のデータでは高めに出ています。調査媒体によって年収にはバラつきがあることが分かります。

ゲームプログラマーといってもUnityに特化した仕事、C++やJavaを駆使しないといけない仕事など、求められるスキルは様々です。こうした仕事内容で年収は異なってくるでしょう。

また、プログラマーとして経験を積めば、上位職であるディレクターやプランナーへキャリアアップ可能ですので、さらなる年収アップも目指すことができます。

【参考】:マイナビエージェント/職種図鑑 ※【平均年収 調査対象者】2020年1月~2020年12月末までの間にマイナビエージェントサービスにご登録頂いた方 【参考】:IT関連産業における給与水準の実態① ~ 職種別(P7) 【参考】:民間給与実態統計調査-国税庁

ゲームプログラマーにおすすめの資格

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ここからは本題となる、ゲームプログラマーを目指すにあたっておすすめできる資格を紹介していきます。ゲームに関するものからある言語に特化したものまで4種類を紹介します。

Unity認定資格

ゲーム関連の資格の中で最も代表的なものが「Unity認定資格」です。

Unityはユニティ・テクノロジーズが開発しているゲームエンジンであり、PCやスマートフォンなど様々なプラットフォームに対応しているという特徴があります。開発の敷居の低さから、様々なゲームで使用されており、Unityを使いこなせれば活躍のチャンスも広がります。

Unity認定資格は、Unityに関する技術力を問う資格試験であり、開発公式であるユニティ・テクノロジーズが主催しています。4つのレベル区分があり、さらにそれぞれの区分の中には合わせて9つの種類があります。

初心者におすすめなのはユーザーレベルのプログラマー試験ですが、Unity自体の知識に加えてC#も使いこなせる前提である点に注意しましょう。

【参考】:Unity認定資格ユーザーレベルプログラマー

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CGエンジニア検定

ゲームプログラマーはプログラミングをするだけが仕事とはならず、グラフィック作成なども担当しなければならない場合があります。そういった場面を想定した上でおすすめなのはCGエンジニア検定です。

本試験では、ゲームに限らずCG作成全般に関する知識や技術が問われます。プログラミングだけでなくグラフィック作成のスキルも身につけておけば、ゲームプログラマーとしてのスキルアピールにもなるでしょう。

【参考】:CGエンジニア検定

Oracle認定Javaプログラマ

スマートフォンを含めて多くのゲームではJavaが使われています。Javaは非常にメジャーな言語であり、Javaのスキルはゲームプログラマーとしての力量をアピールする材料にもなるでしょう。そんなJavaの資格が「Oracle認定Javaプログラマ」です。

Oracle社が認定する本資格では、Javaプログラマとしてのスキルが問われており、ブロンズ、シルバー、ゴールドの3段階のレベルが存在します。ブロンズは国内のみの資格でアピールするには弱いため、初心者であってもシルバーレベルの資格を目指して頑張るとよいでしょう。

【参考】:Java SE 11 Programmer I

C言語プログラミング能力検定試験

C言語はコンピュータが実行する機械語に最も近い言語であり、処理速度が高速であるため、ゲーム開発においても重宝されています。一方、C言語はかなり難易度の高い言語であるとも言われています。

そんなC言語のスキルをアピールできれば、ゲームプログラマーとしての技術力を示すことにもなるでしょう。そのための資格が「C言語プログラミング能力認定試験」です。3級から1級までレベルがあり、3級は基礎的な内容で非常に簡単であるため、未経験者の方でも安心して臨むことができます。

【参考】:C言語プログラミング能力認定試験

ゲームプログラマーになるためには

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ここまででゲームプログラマーを目指すのにおすすめの資格を紹介してきました。しかし、実際のところゲームプログラマーに資格は必須ではありません。資格を取得しなくとも就業する道はいくつかあり、ここではその手段を紹介していきます。

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独学でスキルを身に付ける

ゲームプログラマーに必要なプログラミングスキルは独学によっても身に付け、アピールすることができます。具体的には、自らゲームを製作し、それをポートフォリオとする方法です。

個人製作であれば、無料でゲーム製作を行うことができるツールや開発環境も世の中には多々あり、それらを活用することで様々なゲームを製作可能です。この場合、書籍や学習サイトなどを駆使した地道な努力が求められるためハードルは高めと言えます。

未経験者採用の優良企業を目指す

ゲーム製作経験や資格がなくともゲームプログラマーになる方法として、おすすめできる方法が、未経験者採用を行う優良企業に就職することです。

こういった企業では前職でのプログラマーやエンジニア全般のスキルが重視されるため、ITエンジニアとしてどれだけのスキルを持っているかが重要なポイントです。一方、エンジニアとして未経験であっても採用を行っている企業も存在するため、多くの方にチャンスがある方法と言えます。

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スクールに通う

まだエンジニアとしての知識にも自信がない方におすすめできるのが、スクールに通う方法です。スクールでは、例えば代表的なゲームエンジンのUnityに特化したコースがあり、一からスタートして自作ゲームの開発までを行うこともできます。

こうしたスクールの1つにTECH STADIUMがあり、UnityコースではオンラインでUnityによるゲーム開発を学ぶことができます。

【参考】:TECH STADIUM Unityコース

未経験からゲームプログラマーを目指すために

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本記事では、ゲームプログラマーの仕事内容を解説するとともに、目指すにあたっておすすめできる資格を紹介しました。ここで挙げた具体的な資格の勉強を頑張るのもよいですが、上述したように、業界未経験者であれば、未経験者を採用する優良企業に転職することが大きな近道です。しかし、数ある求人の中から、そういった優良企業を探すことは非常に難しいでしょう。

そこで利用を推奨するのがマイナビIT エージェントです。

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未経験からのキャリアチェンジは心身ともに本当に大変だと思います。少しでもご自身の負担を減らすべく、エージェントサービスを活用して、失敗のない転職活動に臨んでいただければ幸いです。

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