ゲームプログラマーはきつい?その理由とは
ゲームプログラマーは、テレビ・スマートフォン・パソコン・ゲームセンターなどのさまざまなゲームを作成します。ゲームが好きな人からすると、自分の手でゲームを作るゲームプログラマーは憧れの職種です。
しかし、「ゲームプログラマーはきつい」との声も多いです。その理由は、他の職種と比べて納期が厳しい・人間関係のストレスが大きい・ユーザーからのゲームへの批判が辛いなどがあります。ゲームプログラマーになるには、ゲームが好きという気持ちだけでは難しいでしょう。
また、ゲーム業界は変化が激しいため、常に新しいプログラミング言語や開発手法を学び続ける必要があります。仕事をしながら最新技術を学ぶのは体力的にも大変で、ゲームプログラマーがきついと言われる一因となっています。
ゲームプログラマーはデメリットもあるが魅力も多い
ゲームプログラマーはデメリットばかりが目立ちますが、魅力も多い職種です。一般的なプログラマーは成果物を自分の目で見て確かめる機会が少ないですが、ゲームプログラマーの仕事の成果物は、自分が作ったゲームです。
そのため、自分が苦労して作ったゲームを見ると達成感も大きいです。また、ゲームプログラマーは作成するゲームの種類や担当する分野によって、開発言語や開発手法が異なります。そのため、さまざまなプログラミングスキルを身に着けることができ、プログラマーとして常に成長できます。
ゲームが好きなだけではゲームプログラマーとして働き続けることは難しいですが、常に成長したいと考えている人や探求心が強い人であれば、ゲームプログラマーに向いているでしょう。デメリットとメリットを比較し、適正があるかどうかを見極めることが大切です。
ゲームプログラマーの仕事とは?
ゲームプログラマーの仕事は、ゲームのプログラミング・デバッグ・運用保守の3つがメインです。一般的なシステム開発と流れはほぼ同じで、仕様どおりにプログラミングを行い、テスト・修正を繰り返します。ゲームのリリース後も、トラブル対応やバグの修正などを継続的に行います。
なお、ゲームの種類や担当分野によって開発言語が異なります。例えば、「コンシューマーゲーム」と呼ばれる任天堂などの家庭用ゲーム機・ゲームセンターで使われるゲーム機では、C系のプログラミング言語を使用することが多いです。
また、ゲームのデータを保存するサーバー側の開発ではRuby・PHP・Pythonが使われることが多いです。ユーザーが実際に操作するUIの開発では、ブラウザゲームではJavaScript、アプリゲームではJava・Swift・C・C++などが使用されます。
ゲームプログラマーの年収
マイナビエージェントでは職種別の年収ランキングを公開しています。ゲームプログラマーの年収はランキングに含まれていませんが、似た職種であるシステムエンジニア・プログラマーの平均年収は443万円となっています。これはあくまで平均であり、業種・業界によっては平均年収がさらに高い可能性もあります。
【参考】:職種別平均年収ランキング|求人・転職エージェントはマイナビエージェント
ゲームプログラマーがきついと言われる3つの理由
ここでは、ゲームプログラマーがきついと言われる3つの理由を紹介します。ゲームプログラマーに転職・就職しようか悩んでいる人は、デメリットも理解した上で検討してください。
納期へのプレッシャーが大きい
ゲームはリリース日が事前に告知されている場合が多く、一般的なプログラマーが手がけるシステムよりも納期がシビアであることが多いです。特に、大きなバグの発見や急な仕様変更などが納期の直前に入ると、スケジュールが非常にタイトになり残業も多くなります。
品質を落とさず納期を厳守する必要があるため、速く正確な作業が求められます。その分プレッシャーも大きく、精神的につらいと感じる人も多いです。
人間関係のストレスがある
ゲームプログラマーはチームで仕事をするため、さまざまな人とコミュニケーションを取る必要があります。同じゲームプログラマーはもちろん、ゲームを企画する人・ゲームのシナリオを作る人・ゲームのキャラクターをデザインする人などです。
中にはプログラマーとしての仕事の理解が乏しい人もいるため、無理難題を言われることもあるでしょう。人と関わる機会が多い分、ストレスを感じやすいのもゲームプログラマーのデメリットです。
ユーザーからの反応が厳しい
苦労して作ったゲームも、ユーザーから厳しい批判やクレームを受けることがあります。特に、ゲームのシナリオやデザインといったゲームプログラマーとは関係のないことも対象となるため、不満に感じる方も多いでしょう。
しかし、ユーザーの声はゲームの改善や質の向上につながるため、前向きにとらえることが大切です。ゲームプログラマーは、批判やクレームを気にし過ぎない精神力が必要でしょう。
ゲームプログラマーの3つの魅力
ゲームプログラマーはデメリットもありますが、魅力も多い職種です。ここでは、ゲームプログラマーの魅力を3つ紹介します。ゲームプログラマーとして活躍したい方は、参考にしてください。
ゲームを作った達成感がある
ゲームプログラマーは作成したゲームを自分の目で見ることができるため、達成感を感じやすいです。作成したゲームが店頭に並んでいたり、テレビCMに流れていたりするのを見ると、苦労したことが報われたように感じるでしょう。
また、街中で実際にプレイされている様子を見ると、特に喜びを感じることができます。自分自身がプレイすることもできるため、ゲームの改善点を見つけて次につなげることもできます。
自分の成長を感じることができる
ゲームプログラマーはゲームの種類や担当する分野によって、使用するプログラミング言語や開発手法を使い分ける必要があります。そのため、さまざまなプログラミング言語のスキルや開発スキルを身に着けることが可能です。
特にゲーム業界は変化が激しいため、常に新しい技術を習得することを求められます。その分苦労はしますが、プログラマーとしてのスキルを向上させることができるでしょう。
キャリアパスが豊富にある
ゲームプログラマーは、キャリアパスが豊富にあることも魅力の1つです。ゲームプログラマーはさまざまなプログラミング言語を扱うため、サーバーエンジニア・フロントエンジニア・Webプログラマーといったほかの職種に必要なスキルを自然と身に着けることができます。
ゲームプログラマーとして活躍し続けるのも良いですが、転職に有利であることは非常に有利です。ゲームプログラマーからほかの職種に転職したい場合は、転職したい職種に必要な資格を取ることも考えましょう。
ゲームプログラマーは将来性がありキャリアパスも多い
ゲームプログラマーは納期が厳しい・人間関係のストレスが大きいなどのデメリットもありますが、達成感を味わえる・キャリアパスが豊富であるなどのメリットも多いです。
「ゲームプログラマーはいらない」とのネガティブな声もありますが、実際はIT人材の不足やゲーム業界の成長に伴って、ゲームプログラマーは今後需要が高まると予想されます。
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