「プログラミングはやめとけ」って本当?
プログラミングの学習を始めようと思うものの、「プログラミングはやめとけ」とネットに書かれていることもあり、どうしようか悩んでいる方も多いかと思います。
確かに、プログラミングやプログラマーにマイナスイメージを持っている方はいるかもしれませんが、早々に判断する前にまずはプログラミングについて知っておくことが重要です。しっかり現状を知ったうえで、プログラミングを勉強すべきか判断することが大切でしょう。
プログラミング学習にはメリットが多い
プログラミング学習にはデメリットよりもメリットが多くあります。プログラミングに興味があるなら、未経験でも学習することをおすすめします。
昨今は、プログラミングを学ぶことの重要性が高まっています。Webアプリやスマホアプリなどを日常的に使う人は多く、システム開発の案件は豊富です。また、文部科学省がプログラミング教育を推進していることからも、プログラミングは今後の社会において必要性が強いことが分かります。
【参考】:プログラミング教育:文部科学省
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プログラミングに関する基礎知識
ここでは、プログラミングの学習を始める前に知っておきたい基礎知識についてまとめました。プログラミングとはそもそも何かという点や、プログラマーの年収について解説します。
そもそもプログラミングとは?
プログラミングとは、コンピュータに命令を出すための指示書を書く作業のことを言います。コンピュータは人間の言葉を理解することができないため、指示書を書く際はプログラミング言語という専用の言語を使います。
プログラミングを行うことで、コンピュータに同じ作業を繰り返し行わせることが可能です。また、複数のプログラムを組み合わせ、Webアプリやスマホアプリといったものも開発することができます。
プログラマーの年収
プログラミングを行う職業の代表例であるプログラマーの年収は「マイナビエージェント職種図鑑」での平均年収は344万円(※2023年3月執筆時点)、経済産業省2017年発表の「IT関連産業の給与等に関する実態調査結果」から近い職種のエンジニア/プログラマを参考にすると、平均年収592万円と分かりました。
国税庁2020年発表の「民間給与実態統計調査」における民間企業平均年収は433万円なので、マイナビの調査では民間企業平均年収よりもやや低く、経済産業省ではやや高いという結果が出ています。
プログラマーが年収アップさせるためには、システムエンジニアやプロジェクトリーダーなどにキャリアアップすることが有効です。
【参考】:マイナビエージェント職種図鑑 ※【平均年収 調査対象者】2020年1月~2020年12月末までの間にマイナビエージェントサービスにご登録頂いた方 【参考】:IT関連産業における給与水準の実態① ~ 職種別(P7) 【参考】:民間給与実態統計調査-国税庁
「プログラミングはやめとけ」と言われる理由と対処方法
ここでは、「プログラミングはやめとけ」と言われる代表的な3つの理由を紹介します。また、それらに対する対処方法に関してもまとめました。
年齢を重ねると厳しくなっていく
プログラマーは30代、40代と年齢を重ねていくと厳しくなるとも言われています。確かに年齢を重ねると記憶力が衰えやすくなり、新しい技術が覚えにくくなることはあるでしょう。また、机に長時間座って作業するのが辛くなる人もいるかもしれません。
対策としては、プログラマーからシステムエンジニアやプロジェクトリーダーなどの上流工程の仕事にキャリアアップすることが挙げられます。
上流工程の仕事はそれまでの開発経験を活かして働くことができるうえに、顧客との打ち合わせなど幅広い業務を行うため、長時間机で作業し続けることも少なくなります。
最新技術を学び続ける必要がある
新しい技術が次々と誕生するため、プログラマーは最新技術を学び続ける必要があります。転職してからも勉強を続けるのが辛いと感じる人も多いです。
そのため、転職後も勉強のモチベーションを維持するためにも、キャリアプランを明確化させておくことが大切です。「今の勉強は〇〇のポジションを目指すために行なっている」と分かれば、学習意欲も湧きやすくなります。
プログラマーは残業が多いこともある
プログラマーは人手不足の傾向が強く、残業が多い職場もあります。残業が多いと、たとえ好きな仕事であっても途中で嫌になってしまうことはあります。
とはいえ、最近は残業規制が厳しくなっていることもあり、長時間残業が発生することは少なくなっています。また、IT企業でも残業がない企業は多くあるため、転職時にそれらの企業を探してみることをおすすめします。
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プログラミング学習のメリット
プログラミング学習はデメリットよりもメリットが多くあります。プログラミング学習のメリットは次の4つです。プログラミングの悪い面だけでなく、良い面にも目を向けることが大切です。
誰でも習得することができる
プログラミングは前提知識をさほど必要としないため、誰でも習得することが可能です。数学や物理といった知識も、開発分野にもよりますが必要ないことが多いです。
また、最近のプログラミング言語はコンピュータの内部処理を理解しなくてもコードが書けることが多く、昔に比べ学習ハードルが低くなっていると言えます。
将来性が高い
システム開発の需要は年々上がっており、プログラミングは将来性が高いのが特徴です。特に最近は、企業のIT化を促進する動きが強まっており、業務を効率化させるための業務システムの開発需要が高まっています。プログラミングを勉強すれば、仕事を失う心配が少なくなると言えます。
論理的思考力が身につく
プログラミングを学ぶことで、物事を道筋立てて考える力を身につけることができます。論理的思考力は、幅広い業務で役立つ能力です。例えば、システム障害が発生した際も、論理的思考力があれば解決策を瞬時に考えることができ、被害を抑えることができるでしょう。
働き方が自由な場合が多い
プログラマーやシステムエンジニアといったプログラミングに関わる仕事は、働き方が自由な場合が多く、在宅でも働ける場合があります。自宅からでも会社のネット環境にリモートで繋げば、プログラミング作業は問題なく行えるためです。
未経験者がプログラミングを学ぶには?
最後に、未経験者がプログラミングを学ぶ方法について解説します。これからプログラミング学習を始める方は参考にしてください。
独学で学ぶ
最近では未経験者向けのオンライン学習サービスも増えており、プログラミング独学のハードルが下がっています。学習サービスは説明が分かりやすいうえに、練習問題も掲載されているため、スキルを身につけやすいです。
研修が手厚い企業に転職する
独学が難しい場合、研修が手厚い企業に転職する選択肢もあります。研修が手厚い企業なら、プログラミングを専門家が1から教えてくれます。そのため、独学よりも挫折する心配が少ないです。
研修が手厚い企業は求職者からの人気も高いため、転職したい方はエージェントのサポートを受けることをおすすめします。
プログラマー求人を探すならエージェントを活用しよう
本記事では「プログラミングはやめとけ」と言われる理由についてまとめました。プログラミングはやめとけと言われる本当の理由や、プログラミング学習のメリットについてお分かりいただけたかと思います。
プログラミング学習はデメリットよりもメリットが多いため、少しでも興味があるなら学習することをおすすめします。
とはいえ、プログラミングを習得できても、プログラマーに転職できるとは限りません。プログラマーの求人には未経験者向けのものも多くありますが、その中から現在伸びており将来性が期待できる企業を探すのは大変でしょう。
また、未経験の場合、面接対策にも苦労するはずです。「学習したことを面接でどうアピールすれば良いのか」など分からないことも多いでしょう。
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