プログラミングには向き不向きがある?それぞれの特徴を理解してスキルアップを目指す方法
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プログラミングには向き不向きがある?それぞれの特徴を理解してスキルアップを目指す方法
アンドエンジニア編集部
2022.04.05
この記事でわかること
プログラミングにおいて、向き不向きを決定付けるものはない
エンジニア職の経験者や講師から見ると、経験則でプログラミングの向き不向きは存在する
プログラミングに不向きなのは周りに助けを求めない人、向いている人はロジカルシンキングができる人

プログラミングには向き不向きがある?

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プログラミングをこれから学ぼうとしている人や、すでにプログラマーとして勤めている人が、ふと自分はプログラミングに向いていないのでは?と適性への疑問を感じることがあります。プログラミングの仕事でうまくいかない時や、学習でつまずいた時などのタイミングでプログラミングの向き不向きについて考えてしまう人が多くいるようです。巷では「60%の人間はプログラミングの素質がない」といった噂もあります。

そこで、今回はプログラミングにおいて向き不向きは存在するのか・そもそも不向きだと考えてしまう理由・プログラミングに向いている人の特徴・適性診断テストについて、1つずつわかりやすく解説します。現在プログラミングで悩みを抱えている人は、ぜひ参考にしてください。

プログラミングの向き不向きを決定付けるものはない

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結論から言うと、プログラミングにおいて「向き不向きがある」とはっきりと決定付けるものはありません。というのも、これは個人の考え方や捉え方で大きく左右されるため、「プログラミングをするなら〇〇がないと駄目だ」と断定できないからです。多くのプログラミング経験者や講師などは、「プログラミングには適性がある」としていますが、それを論理付ける統計やソースなどが存在しません。

とはいえ、プログラミングをする上である程度の「プログラミングが不向きだと感じる人の傾向」や「向いているとされる人の特徴」をピックアップすることはできます。まずは、自分がどういった部分で「プログラミングに向いていないのかも知れない」と感じるのかを自己分析し、その上でこの記事を参考に適性があるのかチェックしてください。

仮に、向いていないと結論が出た場合でも、せっかく培ったスキルを手放すのは勿体ないので、何を補えばうまくいくようになるのかを1つずつ紐解いていきましょう。

プログラミングでできる仕事とは?

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プログラミングを活用して行えるプログラマーの仕事は、ソフトウェア開発・アプリ開発・ゲーム制作などさまざまです。ここでは、どのような業種でプログラミングが役立つのか、また職種別に扱う主な言語をまとめました。

プログラマーの職種

プログラミングを駆使するプログラマーの職種には、以下のようなものがあります。

・オープン系プログラマー UNIX/Linux/Windows等のx86プロセッサで稼働する環境における、ソフトウェア製造とデバッグ・テストを担当しています。主な言語は、Java・PHP・Ruby・Python・C+・C#です。

・Web系プログラマー スマートフォンやPCで動作するWebクライアントを活用し、業務端末として表示・操作させたり、Web表示の電子商取引やショッピングサイトを構築したりします。主な言語は、HTML・CSS・JavaScript・Java・PHP・Rubyです。

・汎用系プログラマー 汎用機と呼ばれる汎用系システム上で業務アプリケーションを、COBOLやPL/IやRPGで開発したり、科学技術計算用にFORTRANやPL/Iを用いて計算処理をさせたりします。COBOL・Java・FORTRAN・RPG・PL/SQL・Cなどの言語が使われます。

・ゲーム系プログラマー ゲーム処理のプログラムを担当しています。具体的には、シナリオライターと連携し、キャラクターの動作やBGMを連携させるものが多いです。主な言語は、C#・C++・Unity・JavaScript・Ruby・Swiftです。

・制御系・組み込み系プログラマー コンピュータシステムを動作機器に組み込んで活用する形式を取り、C言語やC++あるいはJavaを用いて機能を実装したり、外部ネットワークとの通信を行ったりします。C・C++・Python・MicroPython・Javaなどの言語が使われます。

・通信系プログラマー ネットワーク機器を実装するためにソフトウェアモジュールを開発したり、ネットワーク機器のアクセスプログラムを開発します。主な言語は、Java・C・C++です。

オープン系プログラマーとは?プログラマーの職種や将来性について解説!
制御系エンジニアとは?広がる制御システムの市場性や活用領域を解説!
通信系プログラマーとは?求められるスキルや市場性について解説!

プログラミングが不向きだと考えてしまう理由

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ここでは、プログラミングが不向きだと感じる人の傾向や特徴を解説します。自分が当てはまるのかチェックしましょう。

難易度の高いプログラミング言語を選択している

プログラミング言語は、マイナーな言語を含めると200種類以上あります。選ぶ言語によって作れるものやできることが異なるので、どういった職種で何を作りたいかによって言語を選択します。初心者であれば、HTMLやCSSなどの簡単な言語からスタートするのがベストですが、自分のスキルに反して難しい言語や難易度の高い言語を習得すると、なかなかうまくいかないことも多いです。

慣れないうちにいきなりゲームを作ろうとしても、学習量の多さによっては挫折しやすくなり、「プログラミングに向いていないのかも」と自信を失くしてしまいます。難易度の低い言語から少しずつ始めていき、苦手意識を克服していきましょう。

ある程度プログラミング言語を習得している場合は、1度現時点で自分の市場価値を確認し、足りない言語を補うようにして学習しましょう。

【参考】:マイナビIT エージェント

プログラミング言語を一覧でチェック!種類別・難易度別で紹介

勉強が苦手

プログラミングをする上では学習が欠かせません。もともと勉強が苦手な人は挫折する可能性が高くなるかも知れません。特に、プログラミングは数学・英語の知識や学習が必要になることもあり、その分野が苦手な人からすると難しく考えてしまいます。

最近では参考書や学習サイトの種類も豊富でわかりやすく解説している媒体が多いため、勉強が苦手な人でもプログラミングの学習ができる環境が整っています。

以下におすすめの参考書と学習サイトを紹介しますので、ぜひ1度チェックしてみてください。

【参考】:増補版 教養としてのプログラミング講座

【参考】:Progate

自分1人だけで解決しようとする

プログラミングは1人だけではできません。趣味程度、学習用として行うなら1人でも制作物を完成させられますが、仕事においてプログラミングをする際はチームで動きます。仕事上で何かトラブルを抱えたりうまく行かなかったりした時などに、全て自分1人だけで解決しようとすると辛さを感じ、向いていないのかも知れないと思うようになります。困った時はチームの人と情報を共有し、早期解決に努めましょう。

プログラミングに向いている人の特徴

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ここでは、プログラミングに向いているとされる人の特徴をピックアップします。最後にプログラミング適性テストを掲載しているので、ぜひ1つずつ読み進めていってください。

プログラミングが好き

そもそもプログラミングが好きな人にとっては、プログラマーは天職と言えます。好きなことを仕事にでき、なおかつ続けることでどんどんプロフェッショナルとして給与もキャリアも上がっていきます。辛くて大変なことも多いエンジニア職ですが、「プログラミングが好き」というのは原動力として1番大きいものといっても過言ではありません。

好きこそ物の上手なれで、センスがあるないに関わらず将来的に大きく成長するには好きという気持ちがとても重要です。

ロジカルシンキングができる

プログラミングにおいて、論理的思考つまりロジカルシンキングは欠かせません。プログラミングに限らずですが、感情を抜きにして論理的に物事を考える力があるかないかでは、仕事で大きく差が出ます。エンジニアの世界では、システムやプログラムを作成する上で論理的に考える場面が非常に多く、例えば上司やクライアントからシステムについて質問があった際に、論理的に答えられるかどうかが試されます。

協調性がある

プログラマーに限らず、エンジニア職は黙々と作業を行うようなイメージですが、実はチーム制で動くため頻繁にコミュニケーションを取る機会が多い職種です。プログラマーやSEはシステム構築に密に関わっているため、他のエンジニアやプロジェクトリーダー・マネージャーなどに仕様や進捗について聞かれることも多いです。協調性があることで、円滑なコミュニケーションが取れ、仕事をしやすくなります。

プログラミング適性の診断テスト

プログラミングに適性があるかどうかは、「CAB適性検査」で確認できます。CAB適性検査とは、「Computer Aptitude Battery」の略で、日本エス・エイチ・エル株式会社によって考案された、コンピュータ職適性診断テストのことです。CAB適性検査の目的は、SEやプログラマーなどコンピュータ職を志望している学生の適性を測ることですが、経験者や社会人でも適性テストとして行う人も多いです。

テストの内容は、暗算・法則性・命令表・暗号・性格診断の5項目から成り立っており、テストはマークシート形式・Webテスト形式で行われます。CAB適性検査においてはさまざまな対策本やサイトが豊富にあるため、勉強の一環として受けてみましょう。

【参考】:日本エス・エイチ・エルの商品

CAB適性検査は難しすぎ?テスト形式の解説や対策法について

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