プログラミング学習はハードルが高いと感じる人が多い
プログラミング学習はハードルが高いと感じる人が多いです。特にパソコンに慣れていない人から見ると、コマンドプロンプトに入力したりソースコードを記述したりする作業は、とても難しいことをやっていると思いがちです。
しかしプログラミングは1度勉強を始めてしまえばそこまで難しくはありません。最初に行わなくてはいけない、プログラミングを自分でパソコンでもできるようにするための環境構築が少し難しいだけで、プログラミング言語の文法を覚えるのは簡単です。最近では初心者向けの簡単なプログラミング言語も多くあるからです。
プログラミングは簡単なことから取り組むことが大切
プログラミング学習は挫折率が高いと言われています。挫折する人が多い理由は、いきなりアプリやシステムを作ろうと考えるからというのが大きいと予想されます。文法の理解があやふやなうちからアプリ開発に取り組むと、分からないことがある度に調べなくてはならず、時間がかかってしまいます。
まずは文法やフレームワークの使い方をしっかり覚えることが大切です。
プログラミング・プログラマーとは?
プログラミングやプログラマーの定義について初心者向けに解説します。プログラマーの平均年収に関しても説明します。
プログラミングとは?
プログラミングとはコンピュータに命令するための記述文を書く作業のことです。プログラミング言語というコンピュータでも分かる言語を使って、コンピュータに特定の動作を行わせます。プログラミング言語には数多くの種類があり、それぞれ開発できるものが異なります。
プログラミングを行いコンピュータに作業を行わせることで、人間がやるべき作業を自動化することが可能です。たとえば、エクセルに文章をコピーするプログラムを作成すれば、コンピュータが毎日その作業を繰り返してくれるため、人間はその作業をやらなくて良くなります。
また、プログラミングでWebアプリやスマホアプリなどを開発することも可能です。アプリを開発して公開すれば収入を得ることもできます。
プログラマーとは?
プログラマーはプログラミングを行いアプリやシステムを開発する仕事です。システムエンジニアが作成した設計書を元に、プログラムを作成し問題なく動作するかテストするところまで行います。
昨今システム開発の需要が高まっているため、プログラマーは市場価値の高い仕事と言えます。マイナビエージェントでは職種別の平均年収ランキングを算出していますが、システムエンジニア・プログラマーの平均年収は443万円となっており比較的高めです。
【参考】:職種別平均年収ランキング|求人・転職エージェントはマイナビエージェント
基本的なプログラミング学習ルート
基本的なプログラミング学習ルートについて解説します。どのプログラミング言語を選ぶ場合でも、以下の手順に従って勉強していくのが一般的です。
作りたいものを決める
まずは、作りたいものを決める必要があります。プログラミングによってWebアプリやスマホアプリ、ゲーム、人工知能などを開発することが可能です。開発難易度が高いものも中にはあるので、初心者の方は注意が必要です。何を作るべきか決まらない場合、Webアプリが比較的作りやすいでしょう。
開発環境を構築する
続いて、開発環境を構築します。プログラミングを自分のパソコンで行うには、ソースコードを書くためのエディタとプログラムを実行する(コンピュータに読み込ませる)ためのソフトウェアが必要になります。
開発環境の構築は初心者には難しい場合も多いです。どうしても難しい場合はブラウザでプログラムを実行できるツールを活用するのも手でしょう。ある程度文法を習得したら自分のパソコンでも実行できるようになれば良いです。
プログラミング言語の文法を学ぶ
続いて、プログラミング言語の文法を学ぶ必要があります。学習サイトや参考書などを活用し、1つ1つの文法を丁寧に覚えていくことが大切です。分からなくなったら前の単元からやり直した方が、途中で学習を挫折する可能性が低くなります。
フレームワークを学ぶ
文法をマスターしたら次はフレームワークを学びます。フレームワークを使うことで、アプリを簡単に開発することが可能です。フレームワークの使い方も学習サイトや参考書などで学ぶことができます。
簡単なシステム・アプリを作る
フレームワークを学んだら、簡単なシステムやアプリを作ってみましょう。1から自分で作ることで実践的なプログラミングスキルを培うことが可能です。また、作成したアプリやポートフォリオを掲載することができ、転職時にスキルをアピールすることにも使えます。
目的別のプログラミングを勉強する順番
プログラミングを学習する目的は人それぞれです。そこで、目的別にプログラミングを勉強する順番を解説します。
Webアプリ開発
Webアプリを開発したいならまずはHTML・CSSを学ぶ必要があります。その後、JavaScriptを学びフロントエンド開発のスキルを身につけるのが良いでしょう。JavaScriptは環境構築不要で使えるため初心者におすすめしやすいです。
その後はPHPを学び、バックエンド開発もできるようになると良いです。最後にMySQLを学んだデータベースを扱えるようになれば1人でWebアプリ開発ができるレベルに到達します。
【参考】:PHP: Hypertext Preprocessor
【参考】:MySQL
スマホアプリ開発
スマホアプリ開発にはAndroidアプリ開発とiPhoneアプリ開発の2種類があります。
*Androidアプリ開発ではKotlinとJavaが多く使われています。
Androidアプリ開発を行う場合、Android Studioという開発環境が必要です。Android Stuidoのインストールを行っておきましょう。
【参考】:Kotlin Programming Language
【参考】:Download Android Studio and SDK tools
ゲーム開発
ゲーム開発を行いたい場合はC#というプログラミング言語を学ぶのがオススメです。C++などもゲーム開発で多く使われていますが、最初であればC#が比較的簡単なのでおすすめできます。ゲームを開発するにはUnityという統合開発環境を使うのが一般的ですので、Unityのインストールを行っておきましょう。
【参考】:Unity のリアルタイム開発プラットフォーム | 3D/2D、VR/AR のエンジン
初心者におすすめのプログラミング勉強方法
最後に、初心者におすすめのプログラミング勉強方法についてまとめました。これらのやり方なら初心者でも無理なく上達していくことが可能です。
プログラミングスクールに通う
1つ目はプログラミングスクールに通うことです。スクールではエンジニア講師が分かりやすく基礎を教えてくれます。また、講師は学習スケジュールを立ててくれたり、転職サポートを行ってくれたりもします。独学よりも効率的に習得できる反面、月額料金が掛かる有料のスクールも多いでしょう。
学習サイトを活用して勉強する
2つ目は学習サイトを活用することです。最近では月額1,000円程度で活用できる学習サイトが増えています。学習サイトは参考書に比べると基礎にフォーカスされてまとめられていることが多いため、初心者におすすめできます。
参考書で学習する
3つ目は参考書を購入して学習することです。参考書を購入して独習することが最も一般的な学習方法で、自分のペースで学習を進められることがメリットです。プログラミングスクールは学習ペースが決まっているため、自分のペースで学習を進めたいという方にとってもおすすめと言えます。
プログラマーに転職を目指すなら
本記事ではプログラミングの勉強の順番について解説しました。プログラミング初心者の方は何から勉強を行うべきかご理解いただけたかと思います。
しかしプログラミングスキルを身につけられても、必ずしもIT企業に転職できるとは限りません。未経験から転職するには、未経験でも業務をこなせるだけのスキルがあることを面接で証明する必要があります。
そこで利用を推奨するのが、マイナビIT エージェントです。
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