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バックエンドエンジニア向けの資格とは?取得のメリットも解説
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バックエンドエンジニア向けの資格とは?取得のメリットも解説

アンドエンジニア編集部
2025.04.09
この記事でわかること
バックエンドエンジニアには、サーバーサイドの開発を行うためインフラの知識が必要
バックエンドエンジニアになるには、実務経験のない領域の知識を資格で補強するのがおすすめ
バックエンドエンジニアは、IT全般・プログラミング・インフラの資格をバランスよく取得するのがおすすめ

バックエンドエンジニア向けの資格とは?

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バックエンドエンジニアとは、システムやアプリケーション開発におけるサーバーサイドを担当する専門職です。業務内容はプログラマーと似通っていますが、インフラ領域の知識も必要となり、より専門性の高い職種と言えます。

プログラマーやインフラエンジニアが、キャリアアップのためにバックエンドエンジニアを目指す場合や、バックエンドエンジニアになったばかりの場合は、実務経験のない領域の知識・スキルを補完する必要があるため、関連資格を取得するのがおすすめです。

この記事では、バックエンドエンジニアを目指す人や、現役のバックエンドエンジニアが取得すべきおすすめの資格を紹介します。

バックエンドエンジニアとは?必要な言語、仕事内容について解説!
バックエンドエンジニアのロードマップとは?必要なスキルを紹介!
エンジニア転職を成功させるため
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バックエンドエンジニアが資格を取得する意味

ネット上などでは、バックエンドエンジニアが資格を取得する意味について疑問視する声も聞かれます。確かに、資格取得だけでは技術力が上がるわけではないため、未経験者の場合と比較して資格は評価されない可能性があります。

しかし、資格は一定水準の知識や技術を有しているという客観的な証明となるため、有資格者に限定した求人が見つかる場合や、採用の選考や関連する案件のアサインで有利になる場合もあります。

また、資格を取得するために勉強することで実務では得られなかった知識が身に付き、スキルアップできることもあるため、ぜひ積極的にチャレンジするのがおすすめです。

バックエンドエンジニアの年収

資格を取得してバックエンドエンジニアになると、どの程度の年収を得られるのか気になるのではないでしょうか。

バックエンドエンジニアの平均年収は「マイナビエージェント 職種図鑑」で紹介されている近い職種であるプログラマーを参照すると、344万円(※2025年2月執筆時点)と算出されています。また、経済産業省2017年発表の「IT関連産業の給与等に関する実態調査結果」における「エンジニア/プログラマ」の平均年収を参考にすると、592万円でした。

国税庁2020年発表の「民間給与実態統計調査」における民間企業平均年収は433万円なので、バックエンドエンジニアの年収は平均より低く思われるかもしれません。しかし、プログラマーと比較して専門性の高い職種のため、より高い年収を得られる可能性があります。

【参考】:マイナビエージェント 職種図鑑 ※【平均年収 調査対象者】2020年1月~2020年12月末までの間にマイナビエージェントサービスにご登録頂いた方 【参考】:IT関連産業における給与水準の実態① ~ 職種別(P7) 【参考】:民間給与実態統計調査-国税庁

バックエンドエンジニアにおすすめの資格

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バックエンドエンジニア向けの資格は、大きく3種類に分けられます。1つ目はIT全般の幅広い知識を身に付けられる資格、2つ目はサーバーサイドの開発に必要なインフラ領域の知識を身に付けられる資格、そして3つ目はプログラミング言語などの開発領域の資格です。

ここでは、それぞれの技術領域ごとにおすすめの資格を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

IT全般

バックエンドエンジニアはサーバーサイドの開発を担当する職種ですが、専門的な知識やスキルを評価されるのは、IT全般の幅広い知識を持っていることが前提となります。

IT全般の幅広い知識を身に付けたい場合は、IPA(情報処理推進機構)が提供する国家資格の取得を目指すのがおすすめです。国家資格は一般的に民間資格と比較して権威性が高く、転職でも評価されやすい傾向があります。

また、ここで紹介する資格はシステムエンジニアとして活躍したい場合にも有効です。

SE・システムエンジニアの転職・求人情報を見る >

■基本情報技術者・応用情報技術者 IPAの資格で最も代表的なものが、「基本情報技術者試験」および「応用情報技術試験」です。これらの資格の取得を目指すことで、ITシステムの開発において要件定義から設計・開発・運用にいたるまで、すべてのフェーズで役立つ基礎となる知識を習得できます。

【参考】:基本情報技術者試験 【参考】:応用情報技術者試験

基本情報技術者試験とは?試験概要や合格率、ITパスポートとの違い
応用情報技術者試験とは?申し込み方法や合格率、過去問などを解説

■システムアーキテクト試験 システムアーキテクト試験は、システムの要件定義や基本設計のような上流工程を担当する高度IT人材に必要な知識を習得していることを証明する国家資格です。既に基本が身に付いていて、よりスキルアップ・キャリアアップしたい場合におすすめの資格です。

【参考】:システムアーキテクト試験

システムアーキテクト試験とは?難易度・年収・勉強法を解説

インフラ関連資格

バックエンドエンジニアはプログラマーの1種ですが、サーバーサイドの開発を担当するためサーバーやネットワーク、クラウドなどのインフラ領域の知識や技術が必要です。

また、ここで紹介する資格はインフラ関連の実務経験を積むためにインフラエンジニアやクラウドエンジニアを目指す場合にも有効です。

インフラエンジニアの転職・求人情報を見る >
クラウドエンジニアの転職・求人情報を見る >

■CCNA ネットワーク関連の資格としては、世界的なネットワーク機器メーカーであるシスコ社が提供するCCNAを取得するのがおすすめです。

CCNAは業界標準として広く認知されており、ネットワークエンジニアに人気の資格ですが、サーバーサイドに関わるバックエンドエンジニアにとっても、ネットワークの基礎的な知識は役立つ場面が多いです。

【参考】:CCNA - Training & Certifications - Cisco

CCNAとは?試験概要や難易度、勉強方法についてわかりやすく解説

■LinuC サーバー関連の資格としては、システム開発で広く採用されているOSS(オープンソースソフトウェア)のOSであるLinuxに関する知識・技術を持つことを認定する、LinuCの習得を目指すのがおすすめです。

LinuCはレベル1〜3とシステムアーキテクトの4つに分かれており、取得を目指すことで物理マシン・仮想マシン・コンテナ・クラウドといった、インフラ領域の基礎から応用にいたるまでの知識を習得できます。

【参考】:LinuC

LinuCとは?LPICとの違い・難易度・試験日・勉強方法を解説

■AWS認定資格 バックエンドエンジニアはサーバーサイドの開発を担当する職種ですが、近年クラウドサービスのシェアが高まっているため、AWSやAzure、Google Cloudといったクラウドサービスの知識を求められる機会が増えています。

各クラウドベンダーの認定資格を取得することで、基本的なクラウドサービスの用途やベストプラクティスを理解し、適切に扱うことができるようになります。

【参考】:AWS Certified Solutions Architect - Associate

AWS資格の難易度は高すぎる?資格別の内容やおすすめの勉強方法を解説

開発関連資格

バックエンドエンジニアはプログラマーの1種であるため、前提としてプログラミングのスキルを求められます。すべてのプログラミング言語を網羅する必要はありませんが、得意と言える言語をいくつか習得しておくと、希望する案件を獲得できるチャンスを獲得しやすくなります。

また、ここで紹介する資格はバックエンドエンジニアだけでなく、マークアップエンジニアやフロントエンドエンジニアなどプログラミング技術を求められる様々な職種で有効になります。

マークアップエンジニア・コーダー・フロントエンジニアの転職・求人情報を見る >

■Oracle認定Javaプログラマ Javaはシステム開発における定番のプログラミング言語の1つであるため、習得していると参画できるプロジェクトの幅が広がります。Web系のアプリ開発を始め、組み込みやソフトウェア開発でも使用されているため、様々な種類のシステム開発を経験したい人におすすめです。

【参考】:Oracle認定Javaプログラマ

oracle認定Javaプログラマとは?資格の取得と活かす方法

■PHP技術者認定試験 PHPは主にWebサイトの開発に使用される言語で、同じくWebサイト制作で使用されるCMSであるWordPressがPHPで作られていることもあり、サーバーサイドの開発でも使用率は70%を超えます。

他のサーバーサイド言語と比較してApacheなどのソフトウェアと互換性があり、運用しやすい点が評価されており、企業からのニーズも高い言語です。

【参考】:PHP技術者認定試験

PHP技術者認定試験とは?おすすめ参考書や難易度・メリットを解説

■Python3エンジニア認定基礎試験 Pythonは近年注目を集めているAI分野やデータ分析で主に使われている言語で、今後も需要が高まることが期待されています。コードがシンプルで読みやすく、習得しやすいのも人気の理由です。

AI開発やデータサイエンティストを目指す人に人気の資格ですが、他の言語と同じくシステムやアプリケーションの開発でも利用される汎用性があるため、バックエンドエンジニアが習得するのもおすすめです。

【参考】:Python3エンジニア認定基礎試験

Python3エンジニア認定基礎試験とは?受験メリットや勉強方法を解説

資格の勉強を通じてスキルアップしよう

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バックエンドエンジニアはサーバーサイドの開発を担当する性質上、インフラ・開発という2つの領域に関する知識や技術を求められる職種です。

実務経験が足りない領域の知識を身に付けるには、資格の取得がおすすめです。まずは本記事で紹介した資格の中から必要なものを選び、取得のための勉強を始めてみましょう。

資格が取得できたら、更なるキャリアアップを目指して転職活動をしてみるのもおすすめです。転職活動では企業選びや書類選考、面接の対策が必要となるため、独学で対応すると苦戦するかもしれません。そのような時は、IT業界の知識が豊富な転職エージェントに相談するのがおすすめです。

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