logologo
プロジェクトマネージャ試験の勉強方法とは?ロードマップも解説
thumb_prjmngroadmap_01

プロジェクトマネージャ試験の勉強方法とは?ロードマップも解説

アンドエンジニア編集部
2025.02.25
この記事でわかること
最初は参考書に目を通し、読み終えたら問題集で過去問を解いていくのがおすすめ
休日に長時間勉強するよりも、毎日少しずつ継続することが挫折しないコツ
資格を活かして転職するなら転職エージェントを活用するのがおすすめ

プロジェクトマネージャ試験の勉強方法とは?

img_prjmngroadmap_01

プロジェクトマネージャ試験は、プロジェクトマネージャーとして働く上で必要な知識やスキルを証明してくれる資格です。しかし、出題範囲が幅広く、試験区分も多いため勉強方法が分からない方も多いのではないでしょうか。

この記事では、プロジェクトマネージャ試験について試験区分ごとの具体的な勉強方法や、プロジェクトマネージャーを目指すロードマップを紹介します。

プロジェクトマネージャー試験とは?難易度や勉強方法、おすすめの参考書
プロジェクトマネージャーとは?仕事内容や必要なスキルを徹底解説
プロジェクトマネージャーの役割とは?求められるスキルや資質を解説
エンジニア転職を成功させるため
ぜひ『マイナビIT エージェント』をご活用ください!

プロジェクトマネージャ試験の概要

img_prjmngroadmap_02

プロジェクトマネージャ試験とは、IPA(独立行政法人情報処理推進機構)が認定する国家資格で、高度IT人材としてシステム開発プロジェクトの目的の実現に向けてマネジメントを行うスキルがあることを証明します。

そのため、既にプロジェクトマネージャーとして働いている人はもちろん、これからプロジェクトマネージャーを目指すエンジニアにとっても最適な試験と言えます。

プロジェクトマネージャ試験は「午前Ⅰ・午前Ⅱ・午後Ⅰ・午後Ⅱ」の4つの区分に分かれており、それぞれ出題範囲や出題形式が異なります。いずれの試験も実施は秋期のみです。

【参考】:プロジェクトマネージャ試験 | IPA(独立行政法人情報処理推進機構)

各試験区分に共通する勉強方法は、参考書に一通り目を通してから問題集の過去問を繰り返して解いていくことです。また、休日にまとめて長時間勉強するよりも、隙間時間を活用して毎日少しずつでも継続して勉強する方が挫折しにくいのでおすすめです。

ここでは、各試験区分ごとの出題形式や範囲、勉強方法、合格率などを紹介します。

午前Ⅰ試験

午前Ⅰ試験は、応用情報技術者試験の午前問題から30問が出題され、制限時間は50分です。出題範囲はテクノロジ系17問、マネジメント系5問、ストラテジ系8問程度の割合で、基本知識を問う問題が中心です。

勉強法としては、過去問を中心に出題されるため、応用情報技術者試験の過去問を繰り返し解くことが得点アップに繋がります。

なお、2年以内に他のIPA高度試験の午前Ⅰ区分または応用情報技術者試験に合格している場合は免除されますので、先に応用技術者試験に合格しておくのもおすすめです。

【参考】:応用情報技術者試験 | IPA(独立行政法人情報処理推進機構)

応用情報技術者試験におすすめの参考書13選!過去問・問題集を紹介

午前Ⅱ試験

午前Ⅱ試験では、数行程度の問題文に対して解答を選択する小問形式で、25問が出題されます。出題範囲は「プロジェクトマネジメント」「セキュリティ」「開発技術」「ソフトウェア開発管理技術」「サービスマネジメント」「システム企画」「法務」の7分野です。

また、出題の割合は「プロジェクトマネジメント」が15問で最も多く、残る10問は他の6つの分野から1〜2問ずつ出題されます。

勉強法としては、過去問の流用率が20〜40%となるため、午前Ⅰ試験同様過去問を繰り返し解くことが有効です。

午後Ⅰ試験

午後Ⅰ試験では、分量と配点が大きい大問形式で3問が出題され、2問を選択して解答します。制限時間は90分です。「プロジェクトの立ち上げ」や「実行・コントロール」など、実際のプロジェクトで直面する様々な場面を題材に、プロジェクトマネジメントに関する知識や応用力が問われる内容です。

勉強法としては、制限時間があるため「いかに速く解けるようになるか」が重要です。問題文を丁寧に全文読んでいると時間が足りなくなってしまうため、要点を素早くくみ取ることを意識しましょう。

特に、「~していない」などの否定箇所、「~している」と強調している箇所、「なお」「ところで」などの付け足している情報、他と明らかに粒度が違う情報などが要点になっていることが多いです。

午後Ⅱ試験

午後Ⅱ試験では、プロジェクトマネジメントに関する2つのテーマから出題され、1つを選択して解答します。制限時間は120分です。1問の中に3つの設問が含まれており、それぞれ問題文が示す文字数などの条件に従って文章を作成し、解答します。

採点は設問が要求する項目に対する充足度や論述の具体性、内容の妥当性、論理の一貫性、洞察力や行動力、独創性や先見性、表現力や文章作成能力など、様々な観点で総合的に判断されます。

勉強法としては、論文試験であるため、採点者に伝わりやすい表現を意識して問題に取り組むことです。また、回答は基本的に「テーラリング」を意識するようにします。

「テーラリング」とは、洋服の仕立て直しを意味する言葉で、プロジェクトの標準プロセスを個別のニーズに合わせてカスタマイズすることを指します。例えば、「今回は〇〇であるため、通常なら△△のところを、××とした。」のように表現します。

合格実績と合格率

各試験区分ごとの合格ラインは、午前Ⅰ・午前Ⅱ・午後Ⅰ試験が100点満点中60点以上、午後Ⅱ試験はランクAとなっています。プロジェクトマネージャ試験に合格するためには、すべての試験区分で合格基準を満たす必要があります。

IPAの統計によると、令和5年度秋期におけるプロジェクトマネージャ試験では、受験者数7,888名に対して合格者数が1,066名であり、合格率が13.5%であったため、難易度の高い試験であると言えます。

【参考】:令和5年度秋期情報処理技術者試験(応用情報技術者試験、高度試験)及び情報処理安全確保支援士試験の合格発表について

プロジェクトマネージャ試験の難易度は?合格率やメリットも解説

プロジェクトマネージャ試験を役立てられる職種の年収

img_prjmngroadmap_03

プロジェクトマネージャ試験を役立てられる代表的な職種であるプロジェクトマネージャーの平均年収は「マイナビエージェント 職業別年収ランキング」によると、670万円(※2025年2月執筆時点)と算出されています。

また、経済産業省2017年発表の「IT関連産業の給与等に関する実態調査結果」における「プロジェクトマネージャ」の平均年収を参考にすると、891万円でした。

国税庁2020年発表の「民間給与実態統計調査」における民間企業平均年収は433万円なので、プロジェクトマネージャーは国内の平均年収を大幅に上回る年収が設定されていると言えます。

また、特定の技術領域や業界で専門性を磨き、有識者として認知されれば年収の交渉がしやすくなり、さらに高い年収を得ることも可能です。

【参考】:マイナビエージェント職業別年収ランキング ※【平均年収 調査対象者】2019年12月~2020年5月末までの間にマイナビエージェントサービスにご登録頂いた方 【参考】:IT関連産業における給与水準の実態① ~ 職種別(P7) 【参考】:民間給与実態統計調査-国税庁

プロジェクトマネージャーの年収・向いている人・資格・将来性を解説

プロジェクトマネージャーを目指すロードマップ

img_prjmngroadmap_04

プロジェクトマネージャーを目指す場合、資格を取得する以外にも様々なアクションが必要になります。ここでは、プロジェクトマネージャーになるために必要となるアクションの一例をロードマップとして紹介します。

あなたに合った企業選びをサポート致します。
エンジニア転職のご相談はぜひ
『マイナビIT エージェント』へ!

開発メンバーを1~3年ほど経験する

プロジェクトマネージャーになりたい場合、一般的には開発メンバーとしての経験を積むところからスタートします。基礎的な開発技術の習得や下流工程の作業を理解することは、プロジェクト管理の解像度を高めるのに役立ちます。

プロジェクトマネージャーに必要なスキルとは?エージェント活用法も紹介
プログラマ・システムエンジニア(オープン・WEB)の転職・求人情報を見る >

プロジェクトリーダー(PL)を経験する

開発メンバーとして一定以上の経験を積んだら、プロジェクトリーダーへの昇格を目指します。プロジェクトマネージャーがプロジェクト全体を管理するのに対して、プロジェクトリーダーは複数の開発メンバーのまとめ役となり、チームのタスクに責任を持つ立場です。

プロジェクトリーダーとして小規模なチームのマネジメントを経験しておくことで、大規模なチームを管理するプロジェクトマネージャーの業務にも活かされます。

プロジェクトリーダーの役割と必要なスキルは?平均年齢や年収情報も
プロジェクトマネージャ・プロジェクトリーダの転職・求人情報を見る >

プロジェクトマネージャ試験に合格する

プロジェクトマネージャーには資格がなくてもなれますが、能動的にキャリアアップを目指す場合にはスキルの証明になる資格が有効です。プロジェクトマネージャーを任せて欲しいという意向と合わせて、能力を証明する資格を提示することでキャリアアップのチャンスを掴みましょう。

プロジェクトマネージャーに必要な資格とは?種類・難易度・年収を紹介
プロジェクトマネージャ試験におすすめの参考書10選!選び方も紹介

現職でチャンスがない場合は転職も視野に入れる

資格を取得し、プロジェクトマネージャーになりたい意向を伝えてもポジションに空きがないなどの理由でキャリアアップのチャンスが得られないことがあります。そのような時は、転職も視野に入れてみるのがおすすめです。

転職にはリスクが伴いますが、転職活動にはリスクはありません。気になる企業の求人を調べたり、面接を受けてみたりすることで自身の市場価値を知ることができ、より良いキャリアプランが描ける可能性が高まります。

プロジェクトマネージャーに向いてる人は?未経験から転職する方法!
プロジェクトマネージャーの仕事がしんどい…。辞めたい場合の解決策

プロジェクトマネージャ試験を活かしてキャリアアップしよう

img_prjmngroadmap_05

プロジェクトマネージャ試験は、プロジェクト管理のスキルがあることを証明する国家資格で、既にプロジェクトマネージャーとして働いている人はもちろん、これからプロジェクトマネージャーを目指す人にも最適な資格です。

プロジェクトマネージャ試験の勉強法は試験区分ごとに異なりますが、共通する勉強法は参考書に目を通して過去問を繰り返し解いていくことです。午後Ⅱ試験は論文試験となるため表現力が問われますが、テーラリングを意識してAランクを目指しましょう。

プロジェクトマネージャ試験を活かして転職する場合は、転職エージェントの活用がおすすめです。

企業選びや資格を含めた自己アピールへのアドバイスの他、企業への推薦文を送ってもらうなどのサポートを受けることで、選考通過の可能性を高めることができます。

そこでぜひご活用いただきたいのがマイナビIT エージェントです。

マイナビIT エージェントは、IT・Webエンジニア向けの無料の転職⽀援サービスです。

IT・Webエンジニアの転職事情に詳しいキャリアアドバイザーが、あなたのご経験やスキルをお伺いし、転職活動のプランをご提案致します。

アドバイザーは企業側の人事担当者と直接連携を取れますので、求人票に載っていない企業情報も確認することができます。残業時間や給与面など、働き方などをしっかり確認の上で応募企業を選んでいくのが良いでしょう。

・資格やプログラミングの勉強をしているけれど、企業が求めるレベルに達しているのかわからない ・スキルアップをして市場価値を上げていける企業の選び方を知りたい ・数多くあるITエンジニアの職種の中で、自分に向いている仕事は何か知りたい

こうした悩みを抱えていらっしゃる方は、まずは無料登録でキャリアカウンセリングをおすすめ致します。

\転職するか迷っていてもOK!/
マイナビエージェントに無料登録して
転職サポートを受ける
気になる人のXをフォローしよう!
公式LINE
公式YouTube
マイナビITエージェント

編集部オススメコンテンツ

Sponsored
【年収±診断】6つの質問に答えて、真の市場価値をチェック!
マイナビITエージェント
Sponsored

アンドエンジニアへの取材依頼、情報提供などはこちらから

お問い合わせ・情報提供

カテゴリー

編集部おすすめコンテンツ

Sponsored
【年収±診断】6つの質問に答えて、真の市場価値をチェック!
マイナビITエージェント
Sponsored

アンドエンジニアへの取材依頼、情報提供などはこちらから

logologo
Powered by マイナビ AGENT