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単価の高いプログラマはどんな仕事をしているのか?分かりやすく解説
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単価の高いプログラマはどんな仕事をしているのか?分かりやすく解説

アンドエンジニア編集部
2022.02.16
この記事でわかること
プログラマの仕事は、設計を基にプログラミングを行い、要件を実現させることです
プログラミング知識だけでなく、円滑なチーム開発のためのコミュニケーション力も必要です
AIやノーコードツールの台頭がある昨今ですが、当分プログラマの仕事は無くならないことが想定されます

プログラマの仕事内容

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皆さんがいるIT業界には、様々な職種があります。ITコンサルタント/プロジェクトマネージャなどの上流職種から、プログラマ/テスター/システム運用といった下流職種まで、数多くの担当業務があります。

その中でも本記事では「プログラマ」に焦点を当て、具体的な担当業務、必要なスキル、将来性について分かりやすく説明します。

プログラマとは?

一般的に「プログラマ」とは、設計書を基に、プログラミング言語を用いて要件を満たすコードを書く人を指します。ここで言う「設計書」は「システムをこういう風に作りましょう」と定義したドキュメントのことで、大きく「基本設計書」と「詳細設計書」に別れます。

プロジェクトや個人の技量によっては、プログラマが設計書の作成も同時に担当することがあります。

また自動単体テストが導入されているプロジェクトでは、要件を実現させるコードだけでなく単体テストコードもプログラマが書くことがあります。テストコードの有無は継続的なシステム保守に重要な要素の一つであり、これもプログラマの大事な仕事の一つです。

エンジニアとの違いは?

IT業界の職種を指す言葉として「プログラマ」と「エンジニア」という2つの言葉があり、様々な定義、使われ方があるので混乱する方も多くいらっしゃると思います。

この2つの間に明確な定義の違いはありません。一般的に「プログラマ」が実装工程をメインで担当するのに対し、「システムエンジニア」が要件定義、基本設計をメインで担当することが多いようです。

ただし、プログラマが設計を担当することも当然ありますし、その逆でシステムエンジニアが実装を担当することもあり、定義は会社やプロジェクトによってまちまちです。

また、単に「エンジニア」や「ITエンジニア」という言葉を使う場合は、上記のような工程による分類ではなく、「システムの開発に携わる人」という大きな定義で使われることが多いです。

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主なプログラマの種類

一口にプログラマと言っても、どういったシステムの機能を実現させるかによって、更に細分化することができます。

Webプログラマ

Webサイトの機能を実現するためのプログラミングを行います。Webサイトへのログイン機能、検索機能など、ユーザが快適にWebサイトを利用できるような機能を実現させます。

アプリケーションプログラマ

主にITシステムの中で利用するアプリケーションの機能を実現するプログラミングを行います。ここでいう「アプリケーション」とは、Webブラウザを用いて利用するアプリケーションだけではなく、AndroidやiOSといったスマホアプリのことも指します。

組み込み系プログラマ

家電製品や電子機器を制御するためのソースコードを書くプログラマを指します。私達が電子レンジを使うときに電力を調節できたり、カーナビがうまく目的地までの道筋を示してくれるのは、組み込み系プログラマが書いたソースコードがうまく動いてくれているからです。

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ゲームプログラマ

その名の通り、ゲームをプレイするのに必要な機能を実現させるソースコードを書くプログラマです。かつては家庭用据え置きゲームやゲームセンターのアーケードゲームなどが主流でしたが、PCやスマホアプリ上で楽しめるゲームも近年増えているため、需要は増えています。

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プログラマの仕事に必要なスキル

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プログラマの仕事を遂行し、より価値提供をするためには、どういったスキルが必要なのでしょうか。日常的なプログラマの業務に触れつつ、以下では5つ挙げて解説します。

言語知識、フレームワーク知識

まずは、自らの仕事道具であるプログラミング言語に関する知識を深めましょう。いきなり複数の言語に手を出さず、1つの言語を極めることをお勧めします。

バックエンド担当のプログラマならJava、Ruby、PHP…などのサーバサイド言語を、フロントエンド担当のプログラマならJavaScriptを初めとしたフロントエンド言語を学習しましょう。

言語、または現場によってはアプリケーションを作りやすいようにフレームワークが導入されている場合があります。現在広く利用されているものだと、JavaならSpring Boot、RubyならRuby on Rails、JavaScriptならReact…というように、様々なフレームワークがあります。

うまく利用すればより工数を減らしてシステムを構築することができるので、フレームワークについての知識も学んでいきましょう。

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保守しやすいコードを書くスキル

ソースコードは「一度書いてリリースしたら終わり」ではありません。ユーザからの要望やチーム内で見つけたバグに対し改修を加え、システムをユーザに長く使ってもらえるようにする必要があります。この過程を「保守・運用」と呼びます。

保守の中で改修を加えた際には、既存の処理に影響はないか調査し、もし仮にあるのならどのように回避するかを考えるのもプログラマの仕事です。

こういった保守作業を楽にするため、他人にも読みやすいコードの書き方やデザインパターンを学び、あらかじめ保守しやすいコードを書いておくことが重要です。「デザインパターン」とは、オブジェクト指向言語におけるクラスを再利用しやすくするための考え方、設計手法です。

以下に保守に必要な知識を得られる書籍を紹介しておくので、是非参考にしてください。

【参考】Java言語で学ぶ デザインパターン入門

【参考】リーダブルコード

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コミュニケーション力

個人開発の場合を除き、システム開発はほとんどの場合チーム単位で行われます。そのため、他人とのコミュニケーション力が不可欠です。

もしチームで毎日の進捗確認のため朝会を行っているなら、持っているタスクが「何日までに終わる予定で」「現在の進捗が何%で」「スケジュール通りなのか、早まっているのか、遅れているのか」「遅れているなら、どのようにリカバリするのか」を簡潔に報告する必要があります。

システム上でバグが起きた際には、その原因調査や回避方法調査などもプログラマが担当します。その際、マネージャに簡潔に分かりやすく調査結果を報告する力も必要です。

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コードレビューしてもらいやすい環境づくり

プログラマはGitなどのバージョン管理ツール上でコードを他人にレビューしてもらう機会が多いです 。そのため、レビュワーがレビューしやすいように予め動いておくのもプログラマの仕事です。

レビューの際、レビュワーは「事前に仕様に関する相談のない、大規模なプルリクエスト」や「何を実現したいのか、コードをよく読まないと分からないプルリクエスト」を嫌う傾向にあります。

逆に「プルリクエストを出す前に、設計書の記載に疑問を感じたら予めチームリーダと相談しておく」「変更内容を簡単に言語化してプルリクエストに付け加えておく」などが自然にできるようになると、重宝されるプログラマになれます。

プログラマの仕事は今後なくなるのか?

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「近年のAIやノーコードツールの発達により、プログラマは不要になる!」という言葉を聞いたことがあるかもしれません。この言葉により、IT業界への転職に足踏みしている方も多いと思います。

結論から言うと、プログラマの仕事は当分無くなりません。安心してください。

当然、既存の設計書をなぞったソースコードを書いて提出することしかできないプログラマの需要は低く、今後も低下していくでしょう。日々台頭するAIやノーコードツールに取って代わられることもあります。

一方で上記に書いたような「仕様について上位者と相談できる」「コミュニケーションが取りやすい」「保守・運用に強いコードが書ける」「レビューしやすい」などのスキルがあるプログラマならば、継続的に仕事依頼をもらえる可能性が高いです。

システム開発では、思った以上に言葉によるコミュニケーションが大事です。プログラマの本来の仕事は、実現したい機能について詳細なニュアンスも含め理解し、チームで開発を進めていくことです。これは想像以上に難しく、AIに取って代わられることは当分ないでしょう。

プログラマにはどうすればなれるのか

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プログラマの仕事内容、必要なスキルについてここまで解説してきました。では、実際にあなたがプログラマになるにはどうすれば良いのでしょうか。既にIT業界にいらっしゃる方、IT業界未経験の方向けにそれぞれ解説していきます。

既にIT業界にいる方向け

あなたがシステムエンジニアとして数年のシステム設計経験があったり、チームのマネジメント経験があるとします。そういった方が「やっぱりコード書きたいな...」と思いプログラマにキャリアチェンジするのは珍しいことではありません。

その場合、現在の業務を引き継いだ上で業務変更を行っても良いし、思い切って転職を行っても良いでしょう。

IT業界に長く居るとはいえ、現在の業務から離れてプログラミングをメイン業務とする以上は、改めて現場で用いる言語知識を深めていくことが必須です。

その際、是非「これまでIT業界で働いていた経験を、プログラマとして良いコードを書くために生かせる」ことをアピールしてみてください。

サービスデスクなどシステム運用に関わっていた人なら「顧客からどんなクレームが来やすいか」についての知見が深いため、よく来るクレーム回避のためにどんなコードを書けば良いか考えることができます。SEやマネージャなど上流の人なら「プロジェクト全体のタスクを見ながら進捗報告ができる」ことを強みにしても良いでしょう。

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IT未経験の方がプログラマになるには

非IT業界からプログラマを目指すためには当然ながら「現職に勤めつつ、プログラミング学習を行う」という工程が必要であり、相応の努力が要ります。

まずは現職を続けながら、平日夜やお休みの時間を使い「Progate」などの学習ツールを使ってプログラミングに触れてみてください。

【参考】Progate

ある程度書けるようになったら、自分でWebアプリやスマホアプリを作ってみて、それをポートフォリオとして求人応募してみてください。

あなたが自分で作ったアプリやシステムについて、「自分なりに工夫したところ」や「どのようにユーザに使って欲しいか」を面接で簡潔に語ることができれば、面接官に好印象を与え、内定を貰うることができるでしょう。

参考:エンジニアのポートフォリオは必要?作り方のポイントやメリットについて

チーム内で価値を発揮できるプログラマになろう

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プログラマは一般的に、「下流工程」と呼ばれる立ち位置の職務です。一方で、求められているのは単なる作業員としての仕事ではありません。努力次第でより良い仕事をして単価を上げていくこともできます。

この記事を読んで、「プログラマの仕事内容や必要なスキルについてイメージが深まった!」という方が居れば幸いです。

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