Django入門|PythonのWebアプリ開発ツールを学ぼう!
Django
Django入門|PythonのWebアプリ開発ツールを学ぼう!
開発ツール
アンドエンジニア編集部
2021.11.12
この記事でわかること
「Django」は、プログラム言語であるPythonのフルスタック(重装備)Webアプリケーションフレームワークで、軽量なFlaskと対比される。
「Django」は機能が豊富なフレームワークで、大規模で多機能なWebアプリの開発などに適している。
「Django」はまだ日本では知名度が高くないが、Python人気もあり、将来有望なフレームワークである。

Django入門

フレームワーク

「Django」についてPythonエンジニアの方ならよくご存知かと思いますが、Djangoは「Flask」と並ぶPythonのWebアプリケーションフレームワークの1つです。 ここではDjango入門編として、Pythonエンジニア、フロントエンドエンジニアを目指す皆さんに必要な情報をわかりやすく説明していきます。

Djangoとは

DjangoはPython上で動くフルスタックWebアプリケーションフレームワークの名称です。DjangoはPythonで実装され、オープンソースで無料公開されています。

フレームワークとは、アプリケーション開発で頻繁に使われる機能が集約されたソフトウェアです。フレームワークを導入することで、幅広いWebアプリケーションの開発に対応可能で、効率よく開発を進められます。 DjangoではORM(互換性のない型のシステム間でデータを変換する手法)・管理画面・認証機能・データベース管理など、Webアプリ開発に必要なものが一通り揃っており、すぐに使えるのが大きな利点です。

DjangoとFlaskの違い

DjangoとFlaskはどちらもPythonのWebアプリケーションフレームワークであり、Pythonエンジニアの間では人気を二分しています。

フルスタックフレームワークと称されるだけあり、Djangoは機能の豊富さが特徴で、Webアプリの開発に必要な機能はほぼ備わっています。 その豊富な機能を覚えるには学習時間が必要ですが、大規模Webアプリの開発では自作部分を大きく減らすのが可能で、開発の効率アップに大きく貢献するでしょう。

一方、Flaskは軽量さとシンプルさが売りで、マイクロフレームワークと称されるようにDjangoと比べて機能面で劣るものの、使いやすさでは上回っています。簡単なWebアプリであれば数行のコーディングで作成が可能で、小規模Webアプリの作成ならFlaskがあれば十分でしょう。

以上、DjangoとFlaskの特徴から違いを解説しましたが、それぞれの特徴を生かせるよう、開発するWebアプリや納期などの視点から、その時にあったフレームワークを選択すると良いでしょう。

Djangoが採用されるシーン

では、実際にDjangoはどんな場面で採用されることが多いのでしょうか。Djangoは多機能であることや、大規模Webアプリの開発に対応できる点が特徴ですが、それを生かして次のようなニーズから採用される傾向があります。

1.本格的なWebアプリケーションを開発したい

2.管理機能や認証機能を設け、セキュリティを重視したWebアプリケーションを求められている

3.大規模Webアプリケーション開発で工期とコストを抑えたい

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Djangoでできること

認証

Djangoでは主にWebアプリの開発をサポートするフレームワークですが、具体的には何ができるのでしょうか。Djangoによって作れるアプリと、実際の活用例を見ていきましょう。

Djangoで作れるもの

DjangoはPythonで作られたWebアプリケーションフレームワークで、小規模なWebアプリから大規模WebアプリまであらゆるWebアプリを作れる機能を備えており、次のような画面やページを簡単に作れます。

▪ユーザー認証

▪管理画面

▪サイトの案内ページ

▪RSSフィード

これら定番画面をDjangoで簡単に作れます。アプリの独自部分の開発に集中できるため、開発がスピーディに行えます

Djangoで作られたサイトやアプリ

「Django」を利用して作られたWebアプリケーションを見てみましょう

Pinterest(お洒落なインテリアやレシピなど、暮らしのヒントが見つかる画像探索アプリ)

ワシントンポスト(ワシントンポストのニュースメディアアプリ)

NASA(アメリカ航空宇宙局の公式アプリ)

Prezi(クラウド上のプレゼン作成サービス)

それぞれ特徴のあるWebアプリですが、Djangoを利用することでここまでのWebアプリが作成できるのは驚きです。

Djangoを利用するメリット

メリット

Djangoがよく利用される理由は何でしょうか。それは次のようなメリットがあるからです。ここでは、Djangoの主なメリットを3つ挙げていきます。

開発の負荷を軽減できる

フレームワークの主なメリットは、開発の負荷軽減にあります。フレームワークにはよく使う機能や処理があらかじめ用意されているため、それらを新たに実装しなくとも済みます。 何も手を加えず、そのまま利用する場合もありますが、ユーザー側で手を入れる前提で汎用的な形で用意されているものもあり、柔軟な利用ができるようになっています。

テンプレートエンジンなどが不要

DjangoはフルスタックのWebアプリケーションフレームワークのため、必要なテンプレートエンジンも実装されています。 フルスタックではないフレームワークを採用すると、別途導入したテンプレートエンジンとの相性が合わず、その調整に手間取るケースがありますが、Djangoはほぼ全ての機能が備わっているために、そうした問題に直面することがありません。

ネットに情報が多く、安心して使える

DjangoはPythonユーザーの多くが利用しており、Djangoに関する情報はネット上に豊富にあります。そのため安心して使えるのがメリットと言えます。

Djangoをインストールする

インストール

Djangoを学ぶにあたっては、最初に学習環境を整えましょう自ら例題を解いたり、手を動かしたりすることでスキルが早く身に付きます。*Windows10を搭載したパソコンとネットワークがあるという前提で、以下、手順を説明していきます。 最新のPythonのインストールが済んでいる方は、『3:Djangoをインストールする』から始めてください。

1:Pythonをダウンロードする

まず初めに、Python のダウンロードから行います。

1.Python をダウンロードをするには、Python公式サイト へアクセスします。 画面上部表示の「メニュー」の中から「Download」にカーソルを合わせると、その下にメニューが表示されます。

2.Windows を選択し、「Windows用のPythonリリース」の直下、「最新のPython3リリース-Python3.10.0」をクリックしてください。

3.「Python 3.10.0」のページが表示されたら、ページの最下部「ファイル」に1番下、「Windowsインストーラー(64ビット)」をクリックします。ダウンロードが開始されるので任意の場所に保存しておきます。以上でダウンロードは終了です。

2:Pythonをインストールする

ダウンロードしたファイルをダブルクリックし、インストーラー画面が表示されたら「Install Now」をクリックするとインストールが始まります「Setup was successful」の表示でインストールは終了です。

3:Djangoをインストールする

無事に最新のPython(3.10.0)がインストールされていたら、ここからのDjangoのインストールは拍子抜けするほど簡単です。コマンドプロンプト(デスクトップ画面左下「ここに入力して検索」に"cmd"と入れると表示)で、下記のpipコマンドを入れるだけでインストールは完了します。

pip install django

4:Djangoのバージョンを確認する

では、実際にDjangoがインストールされたか確認してみましょう。

コマンドプロンプトで

python -m django --version

と入力してみてください。

"3.2.8"というように表示がされれば正常にインストールが済んでいます

Djangoの入門におすすめのチュートリアルと入門書

チュートリアル

Djangoを学ぶ環境が整ったところで、Djangoの入門者向けにおすすめのチュートリアルと入門書を紹介しておきます。

Django公式チュートリアル

Pythonプログラミングの勉強をした人、多少経験がある人はDjangoの公式チュートリアルを利用して学習しましょう。「Django 公式サイトドキュメンテーション」は英文で書かれていますが、ブラウザの日本語表示をオンにすると、違和感なく利用できます。Djangoの概要から機能解説までかなり細かく書かれており、分からない事を調べる際の辞書としても役立つでしょう。 ただ、Django自体がフルスタックのフレームワークであることから、学ぶべきことが多過ぎて、途中で挫折する可能性があります。そんな不安がある方は次の入門書による学習と公式チュートリアルの併用をおすすめします。

おすすめのDjangoの入門書

Python Django 3超入門

「Python Django3 超入門」は実際に手を動かしながら学習を進める方式の入門書です。Djangoは特有のMTVモデルが知られていますが、MTVモデルは公式ドキュメントを読んでもなかなか理解できません。本書では図解入りの丁寧な解説のおかげで理解しやすくなっています。 この書を読破する頃には、実際にDjangoを使ってWebアプリを作成できるようになっているはずです。

Djangoの将来性

将来性

Djangoはまだ日本ではそれほど浸透しておらず、知名度も高くはありませんが、Djangoの良さが知れ渡るにつれてDjangoエンジニアの需要も増加していくと考えられます。 日本は欧米に後れてPythonの人気が高まっており、PythonのWebアプリケーションフレームワークであるDjangoの人気もPython人気とともに高まると予想されます。

また、DjangoがGoogleでも採用されるなど、大規模・多機能のWebアプリ開発によく利用されています。まだDjangoが使いこなせるエンジニアが多くはいない今だからこそ、先手を打ってDjangoの習得をおすすめします。

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