ITパスポートの試験日は?申し込み方法や変更方法、当日の流れも解説
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ITパスポートの試験日は?申し込み方法や変更方法、当日の流れも解説
アンドエンジニア編集部
2024.02.21
この記事でわかること
ITパスポート試験は毎月複数回に分けて試験日が設けられている
ITパスポート試験に申し込むには「利用者ID」と「パスワード」が必要
ITパスポート試験を受験する際には「利用者ID」「受験番号」「確認コード」「本人確認書類」が必要

ITパスポートの試験日はいつ?

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ITパスポート試験とは、独立行政法人情報処理推進機構であるIPAが主催している国家試験の1つで、「iパス」と呼ばれることもあります。ITパスポートの資格を取得することによって、ITに関する基礎的な知識をもっていることが証明できます。

ITの業務に携わる方やITリテラシーを高めたい方におすすめの資格です。

【参考】:iパスとは

ITパスポートの受験を検討するにあたって、年に何回開催されているのか、試験日はいつなのかが気になるところでしょう。ここでは、ITパスポートの試験日について紹介します。

ITパスポートとはどんな資格?メリットや難易度、合格率を解説!

通年方式でいつでも受験可能

ITパスポート試験は、いつでも受験ができる通年方式であり、自分の都合の良い日に試験日を設定することができます。申し込みの際に、最寄りの受験会場と空いている試験日を選択する形です。実施時間は午前と午後に分かれています。

試験日は会場ごとに3ヶ月先まで確認することが可能です。また、試験日ごとに受験人数は限られており、締切直前で申し込みをしても空席がない可能性があるため、受験したい日が定まっている方は早めに申し込みを行いましょう。

【参考】:ITパスポート試験 開催状況

ITパスポート試験とは

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ITパスポートはIT業界のみに必要な資格だと思われがちですが、職業を問わずIT知識を身に着けたい方全員におすすめです。ここでは、ITパスポートの試験概要や申し込み方法、出題範囲などについて紹介します。

試験の概要

ITパスポートの試験概要は、以下の通りです。

・試験開催時期:随時開催(通年式) ・開催場所:47都道府県 ・受験資格:誰でも受験可能 ・試験実施方法:CBT方式 ・試験時間:120分(4肢択一式) ・合格率:50.5%(2024年1月度)

【参考】:ITパスポート試験ー試験結果

CBT試験とは?概要やメリット、採用されている資格一覧を紹介!

受験料

ITパスポート試験の受験料は、7,500円(税込)です。受験料は理由に関わらず返還されないため注意しましょう。支払い方法は「クレジットカード払い」「コンビニ支払い」「バウチャー」から選択できます。

バウチャーとは前売りチケットのようなもので、1度の購入で9,999枚購入でき、学校や企業で多くの受験者がいる場合にとても便利です。

【参考】:多人数による一斉受験をお考えの方へ

出題範囲

ITパスポート試験の合格基準は、1,000点満点中600点以上かつ3つの分野別の得点率がそれぞれ30%以上必要です。

3つの分野とは「ストラテジ系」「マネジメント系」「テクノロジ系」のことで、テクノロジ系がITに関する問題、ストラテジ系とマネジメント系がビジネス・経営に関する問題になります。

【参考】:試験内容・出題範囲

必要な勉強時間

ITパスポート試験に合格するために必要な時間は、一般的には平均100時間程度とされています。ITに関する知識を既に持っている方は、さらに勉強時間を短縮することができるでしょう。

ITパスポート試験の受験日を先に決めてから、学習を開始することも1つの方法です。事前に受験日が決まっていることで目標が定まるため、モチベーションが高まり勉強プランが設定しやすくなります。

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ITパスポートを取得するメリット

ITパスポートを取得することで、どのようなメリットがあるでしょうか。

ITパスポートはIT系国家資格の中でも入門編となっており、すべてのIT上位資格取得において、基礎として役立ちます。一般企業で事務職や営業職に勤めている場合、IT系資格は不要であると感じるかもしれません。

しかし、既に生活基盤や世界中に組み込まれたITはビジネスにおいて深い関わりがあるのです。ITの基礎知識を活かして業務の効率化を図れることや、各種セキュリティやコンプライアンスに関する知識が付くため、どの業種に就いてもメリットがあると言えるでしょう。

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ITパスポート試験の申し込み方法

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ここでは、2024年段階でのITパスポート試験への申し込み方法について解説します。ITパスポート試験を受験するためには「利用者ID」と「パスワード」を事前に登録する必要があります。

利用者IDの登録

既に利用者IDを取得している場合は新規登録は不要ですが、ここではID登録から説明していきます。

利用者IDとは、受験の申し込みや試験結果の確認に必要な、個人を識別するためのIDです。「受験申込み」ページの「初めて受験する方はこちら」から「利用者ID登録」を選択し、任意の利用者IDと自身のメールアドレスを登録します。その後、登録したメールアドレス宛てに利用者IDと仮パスワードの通知が届きます。

なお、最終受験日から1年以上経過した場合はIDが無効となってしまうため、その場合は再登録を行ってください。

本パスワードと利用者情報の登録

メールが届いたら、次は本パスワードと利用者情報の登録に進みます。「受験申込み」ページの「すでに利用者IDをお持ちの方」を選択し、メールに記載されている利用者IDと仮パスワードを入力してログイン、利用者関連メニューの「利用者情報の登録」から本パスワードと個人情報を登録します。

仮パスワードは2時間以内に利用者情報が登録されない場合、無効となってしまうため注意が必要です。また、仮パスワードの入力に5回失敗すると登録した利用者IDが無効となってしまうため、入力時は気をつけましょう。

受験の申し込み

登録が全て完了したら、いよいよ受験申し込みです。受験の申し込みは空きがあれば前日の正午までできます。利用者メニューにログインした状態で「受験申込」を選択し、「試験会場」「試験日」「試験開始時間」「受験料の支払い方法」などを自身の希望に合わせて選びます。

前述したように支払い方法は「クレジットカード払い」「コンビニ支払い」「バウチャー」から選択できますが、コンビニ支払いの場合は申込み日を含めて3日目の23:59までに店舗で支払いを済ませなければなりません。これを過ぎると、再度の受験申込みが必要になります。

支払い手続きまで終われば、これで受験の申し込みは完了です。受験票がメールアドレス宛てに送付されるため、確認票を自身でダウンロードして印刷を行い、試験日に持参しましょう。

【参考】:【ITパスポート試験】受験申込み 【参考】:試験の流れ 【参考】:受験申込手順

ITパスポート試験を受験する際の注意点

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申し込み方法や受験する際の注意点について、不安を抱えている方は多いかもしれません。ここでは、ITパスポート試験の申し込みと受験についての注意点を詳しく解説します。

試験日変更は3日前まで

ITパスポートの試験会場や試験日などの申し込み内容の変更は、試験日の3日前まで可能です。2日前・1日前や当日の変更申し込みは、いかなる理由であっても受理されないため注意しましょう。

試験日を変更する際の手順は以下の通りです。

①利用者メニューへのログイン  ログイン後、利用者画面を表示します。

②受験関連メニューから、「受験申込内容の表示・変更」を選択  「申込情報変更」を選択します。(変更しない申込情報についても再度選択)

③地域と試験会場を選択  受験を希望する地域と試験会場を選択します。

④受験日と試験開始時間を選択  カレンダーが表示されたら受験希望日と、試験開始時間を選択します。

⑤変更内容を確認、完了  赤字で表示された変更内容を確認し、「変更」を選択したら完了です。

【参考】:【ITパスポート試験】受験申込内容の変更

試験当日に持参するもの

ITパスポート試験を受験する際には、「確認票」と「顔写真付きの本人確認書類(原本)」が必要です。ITパスポート試験では受験票は送付されませんので、確認票をダウンロードして印刷を行い、試験会場へ持参しましょう。

どうしても印刷やダウンロードができない場合は「受験番号」「利用者ID」「確認コード」の3点を控えていれば受験することができます。

ITパスポート試験は学生が受験することが多い試験でもあります。学生証を本人確認書類として利用する方も少なくありません。在籍年次以外の学生証は、本人確認書類としては無効となってしまうため注意が必要です。また、スマートフォンのアプリなどの電子機器で提示された学生証も使用できません。

【参考】:【ITパスポート試験】試験当日(CBT試験)

試験会場へ持ち込み不可のもの

ITパスポートの試験会場には、腕時計やスマートフォン等の持ち込みを禁止しています。荷物を保管するロッカーが設備されているので、そちらに預けましょう。ロッカーは受付が完了次第利用できます。

持ち込みできるものは、受験票・ハンカチ・ティッシュ、医薬品は目薬のみです。他に持ち込みたい常備薬がある場合は、事前に問い合わせて確認しておきましょう。また、筆記用具やメモ用紙は、受験する各席にあらかじめ用意されているのでそちらを利用します。

【参考】:【ITパスポート試験】試験当日(CBT試験)

ITパスポート試験の受験当日の流れと合格発表について

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受付は試験開始の30分前から実施されます。会場では、確認票と本人確認書類を提示しなければなりません。受験会場へ案内されたら、受験用PCに「受験番号」「利用者ID」「確認コード」を入力しログインすることで、試験が開始できます。

試験が終了するとリアルタイムで採点され、試験結果が画面に出力されます。ここでの合否はまだ分かりません。

合否の結果は、翌々月の月初に公式サイトで発表されます。合格証書は合格発表が実施された翌月に簡易書留で郵送されます。不合格であった場合、通知はありません。また、合格証書の再交付は実施されないため失くさないよう注意してください。

合格証書とは別に合格証明書を発行したい方は、改めて申請する必要があります。合格証明書はITパスポート試験に合格されたことをIPAが証明し、理事長の名前付で発行されるものです。交付を受ける際の手数料は1通あたり700円で、合格発表日の2週間後程度より発行することができます。

また申請書などを提出後、入金の確認ができてから合格証明書の送付までには1週間程度かかります。送付日や到着日の指定はできません。

【参考】:合格証明書について

ITパスポート試験の合格率は?受験者層や難易度なども解説!

好きな試験日を選んでITパスポート試験に挑戦しよう

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ITパスポート試験の概要や受験する際の注意点・合格発表について解説しました。ITパスポート試験とはIPAが主催している国家試験の1つです。合格率は50%程度で比較的難易度が低い試験といえます。

ITパスポートを取得しておくと、学生であれば単位や学費を免除される場合があり、また、社会人としてもセキュリティやコンプライアンス、各種情報活用力が付くため就職にも有利です。現代では日常的にもIT化が進んでいるため、基礎知識を得るためにもITパスポートを取得しておくと良いでしょう。

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